1969 高砂熱 2020-06-12 15:00:00
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年6月12日
上 場 会 社 名 高砂熱学工業株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 1969 URL https://www.tte-net.com/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長COO (氏名) 小島 和人
問合せ先責任者 (役職名) コーポレート本部長 (氏名) 伊藤 淳 (TEL) 03‐6369‐8215
定時株主総会開催予定日 2020年6月29日 配当支払開始予定日 2020年6月30日
有価証券報告書提出予定日 2020年7月27日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期の連結業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 320,893 0.3 17,900 4.0 19,286 5.0 13,231 4.9
2019年3月期 319,834 10.3 17,219 5.2 18,359 5.1 12,609 6.8
(注) 包括利益 2020年3月期 7,702百万円( △23.9%) 2019年3月期 10,120百万円( △29.7%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2020年3月期 186.49 - 10.8 7.1 5.6
2019年3月期 173.29 173.08 10.4 6.8 5.4
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 203百万円 2019年3月期 244百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 265,649 125,861 46.0 1,757.68
2019年3月期 279,743 126,208 43.6 1,704.31
(参考) 自己資本 2020年3月期 122,091百万円 2019年3月期 122,060百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 △6,369 △8,187 △4,199 36,526
2019年3月期 14,892 △6,069 △7,928 55,226
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年3月期 - 25.00 - 27.00 52.00 3,803 30.0 3.1
2020年3月期 - 26.00 - 30.00 56.00 3,976 30.0 3.2
2021年3月期(予想) - - - - - -
※2021年3月期の配当予想につきましては、現時点では未定です。
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
2021年3月期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症拡大による影響を現時点において合理的に算
定することが困難なことから未定としております。業績予想の開示が可能となった段階で速やかに公表いたします。
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
詳細は、添付資料18ページ「5.連結財務諸表および主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変
更)」をご覧ください。
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 79,765,768株 2019年3月期 79,765,768株
② 期末自己株式数 2020年3月期 10,304,056株 2019年3月期 8,146,716株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 70,947,777株 2019年3月期 72,764,808株
(参考) 個別業績の概要
1.2020年3月期の個別業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 242,951 △0.9 14,878 4.6 17,169 8.3 12,278 8.0
2019年3月期 245,126 12.7 14,225 4.8 15,850 5.5 11,366 10.3
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期 172.42 -
2019年3月期 155.64 155.46
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 228,283 110,140 48.2 1,579.62
2019年3月期 240,694 109,375 45.4 1,521.56
(参考) 自己資本 2020年3月期 110,140百万円 2019年3月期 109,375百万円
2.2021年3月期の個別業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
2021年3月期の個別業績予想については、新型コロナウイルス感染症拡大による影響を現時点において合理的に算
定することが困難なことから未定としております。業績予想の開示が可能となった段階で速やかに公表いたします。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績の見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であ
ると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績
等は様々な要因により異なる可能性があります。業績予想の前提となる仮定および業績予想のご利用にあたっての
注意事項等については、添付資料4ページ「今後の見通し」をご覧ください。
また、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から2020年3月期に係る決算説明会(機関投資家および証券アナ
リスト向け)は開催いたしません。決算説明資料につきましては、準備ができ次第当社ホームページに掲載いたし
ます。
高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………… 2
(1) 当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………… 2
(2) 当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………… 2
(3) 当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………… 3
(4) 今後の見通し ………………………………………………………………………………… 4
(5) 利益配分に関する基本方針および当期・次期の配当 …………………………………… 4
2.企業集団の状況 ………………………………………………………………………………… 5
3.経営方針 ………………………………………………………………………………………… 7
(1) 会社の経営の基本方針 ……………………………………………………………………… 7
(2) 目標とする経営指標 ………………………………………………………………………… 7
(3) 中長期的な会社の経営戦略 ………………………………………………………………… 7
(4) 会社の対処すべき課題 ……………………………………………………………………… 8
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………… 8
5.連結財務諸表および主な注記 ………………………………………………………………… 9
(1) 連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 9
(2) 連結損益計算書および連結包括利益計算書 ……………………………………………… 11
(3) 連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………… 14
(4) 連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………… 16
(5) 連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 18
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………… 18
(会計方針の変更) …………………………………………………………………………… 18
(追加情報) …………………………………………………………………………………… 18
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………… 18
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………… 22
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………… 23
6.個別財務諸表および主な注記 ………………………………………………………………… 24
(1) 貸借対照表 …………………………………………………………………………………… 24
(2) 損益計算書 …………………………………………………………………………………… 28
(3) 株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………… 30
7.その他 …………………………………………………………………………………………… 34
(1) 受注および販売の状況(連結) ……………………………………………………………… 34
(2) 受注および販売の状況(個別) ……………………………………………………………… 35
(3) 連結業績の推移 ……………………………………………………………………………… 36
(4) 個別業績の推移 ……………………………………………………………………………… 37
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益および雇用・所得環境の改善を背景に緩やか
な回復基調で推移しましたが、本年度終盤における新型コロナウイルス感染症拡大の影響によ
り、景気は急速かつ大幅に下押しされ厳しい状況となりました。
建設業界および当社関連の空調業界におきましては、大都市圏を中心とした大型再開発案件の
進展に加え、製造業・非製造業ともに事業拡大に向けた投資が継続するなど、建設需要は総じて
底堅い状況を維持する一方、施工従事者不足による労務費の上昇が顕著となるなど、事業運営に
は慎重な取り組み姿勢と生産性向上が求められる状況で推移いたしました。
このような経営環境のもと、当社は2017年度より開始した3か年グループ中期経営計画
“iNnovate on 2019 just move on!”の最終年度において、「空調工事を核とした総合設備工事
業への飛躍」に向けた体制構築を進めるとともに「新たな事業創出に向けた活動」と「更なる成
長に向けた投資」を継続実施してまいりました。
その結果、当社グループの当期の売上高は、国内・海外ともに設備工事事業が順調に進捗した
こともあり、3,208億93百万円(前期比+0.3%)となりました。
利益につきましては、主として国内における設備工事事業の採算性が向上したことにより、営
業利益は179億円(前期比+4.0%)、経常利益は192億86百万円(前期比+5.0%)、親会社株主
に帰属する当期純利益は132億31百万円(前期比+4.9%)となりました。
また、受注高につきましては、国内・海外ともに施工体制を考慮した計画的な受注活動を展開
したことから、2,978億83百万円(前期比△10.8%)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。(セグメントごとの業績については、セグメ
ント間の内部売上高等を含めて記載しております。)
(設備工事事業)
売上高は3,141億65百万円(前期比+0.4%)、セグメント利益(営業利益)は174億18百万
円(前期比+5.7%)となりました。
(設備機器の製造・販売事業)
売上高は74億68百万円(前期比△11.3%)、セグメント利益(営業利益)は4億17百万円
(前期比△37.3%)となりました。
(その他)
売上高は1億71百万円(前期比+3.5%)、セグメント利益(営業利益)は73百万円(前期
比+14.7%)となりました。
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末における総資産は、現金預金が減少したことなどにより、前連結会計年度末
に比べて140億93百万円減少し、2,656億49百万円となりました。
負債合計は、支払手形・工事未払金等が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べて
137億47百万円減少し、1,397億87百万円となりました。
また、純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益を計上し利益剰余金が増加したもの
の、自己株式が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて3億46百万円減少し、
1,258億61百万円となりました。
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金および現金同等物は、前連結会計年度末に比べ187億円減少し、
365億26百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、63億69百万円の支出(前連結会計年度末は148億92百
万円の収入)となりました。これは主に仕入債務の減少などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、81億87百万円の支出(前連結会計年度末比△21億17百
万円)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出によるものでありま
す。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、41億99百万円の支出(前連結会計年度末比+37億28百
万円)となりました。これは主に配当金の支払および自己株式の取得による支出によるものであ
ります。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
自己資本比率 45.8% 46.9% 45.7% 43.6% 46.0%
時価ベースの自己資本比率 46.5% 49.3% 54.5% 45.6% 43.4%
キャッシュ・フロー対有利子
9.4年 0.2年 1.2年 0.9年 9.5年
負債比率
インタレスト・カバレッジ・
16.9倍 507.2倍 94.8倍 110.2倍 8.4倍
レシオ
(注) 1 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値で下記の基準により算出しております。
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/
営業キャッシュ・フロー(利払いおよび法人税等控除前)
インタレスト・カバレッジ・レシオ:
営業キャッシュ・フロー(利払いおよび法人税等控除前)/利払い
2 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式を除く)により算出して
おります。
3 営業キャッシュ・フロー(利払いおよび法人税等控除前)は、連結キャッシュ・フロー
計算書の営業活動によるキャッシュ・フロー(利息の支払額および法人税等の支払額控
除前)を使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のう
ち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また利払いにつきましては、
連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(4)今後の見通し
事業環境の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、国内外とも
に景気は急速に悪化しており、極めて厳しい状況が続くものと思われます。
建設業界および当社関連の空調業界におきましては、大都市圏の再開発事業等による建設需要
は高い水準で推移することが期待されますが、感染症拡大の影響を受けた企業収益の悪化に伴う
設備投資の動向などを十分注視する必要があります。
このような状況のなか、現時点においては、感染症拡大防止を背景とした工事の中断・延期に
伴う業績への影響、また感染症拡大が収束する時期や建設投資の抑制規模等を見通すことは難し
く、当社グループの業績予想を合理的に算定することが困難であるため、2021年3月期の連結業
績予想および個別業績予想は未定とさせていただきます。
今後において、業績予想の合理的な算定が可能となった時点で速やかに開示いたします。
(5)利益配分に関する基本方針および当期・次期の配当
当社は、株主への利益還元を経営上の最重要課題の一つと位置づけ、収益性と資本効率性を高
めつつ、安定した配当を行うことを基本方針として、連結配当性向30%を基準とし、かつ連結純
資産配当率(DOE)2%を下限に実施してまいりました。
また、当社は、配当と自己株式の取得を合わせた総還元の考えを有しており、大型の資金需要
がない場合等は、自己株式取得を含めた総還元性向を意識して、株主還元を推進してまいりま
す。
当社の剰余金の配当は、中間配当および期末配当の年2回を基本的な方針としております。配
当の決定機関は、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会であります。
当連結会計年度における当社の期末配当金につきましては、普通株式1株につき30円を予定し
ております。中間配当金として、26円をお支払いしておりますため、1株当たり年間配当金は56
円となります。
また、当社は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を現時点で合理的に算定することが困難
なことにより、2021年3月期の業績予想について未定としております。これに伴い次年度におけ
る当社の配当金も、現時点では未定とさせていただきます。
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
2.企業集団の状況
当社グループは、当社、連結子会社15社、持分法適用関連会社1社、持分法非適用非連結子会社10
社、持分法非適用関連会社3社で構成され、設備工事事業、設備機器の製造・販売事業を主な事業内
容としております。
当社グループの事業に係る位置付けおよび事業のセグメントとの関連は、次のとおりであります。
設備工事事業 当社は空調設備の技術を核として、その設計・施工を主な事業としており、高砂
丸誠エンジニアリングサービス㈱(連結子会社)および同社の連結子会社である㈱
丸誠サービスは、設備の保守メンテナンス、設備総合管理等を行っており、㈱清田
工業(連結子会社)は空調・衛生工事の調査・設計・監理・施工を行っておりま
す。また、持分法適用関連会社である日本設備工業㈱は、空調・給排水設備の設
計・施工を行っております。一方、海外においては、連結子会社である高砂建築工
程(中国)有限公司、タカサゴシンガポール Pte. Ltd.、高砂熱学工業(香港)有
限公司、タカサゴベトナムCo., Ltd.、タイタカサゴCo., Ltd.、T.T.E.エンジニア
リング(マレーシア) Sdn.Bhd.、タカサゴエンジニアリングメキシコ,S.A.de C.V.
が空調設備の設計・施工等を行い、当社はこれら在外子会社に対して技術援助を行
っております。また、連結子会社であるインテグレーテッド・クリーンルーム・テ
クノロジーズPvt.Ltd.は、クリーンルーム向け関連機器・内装材の製造・販売・取
付事業を行っております。
設備機器の製 日本ピーマック㈱(連結子会社)は、空調機器等の設計・製造・販売の事業を行
造・販売事業 っております。
その他 日本開発興産㈱(連結子会社)は、不動産の売買・賃貸、保険代理店等の事業を
行っております。
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
事業の系統図は次のとおりであります。
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
3.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
当社は、空気調和設備をはじめとする熱とエネルギーに関する「最高の品質創り」と「特色あ
る技術の開発」、「それを支える人材の育成」等を通じて、顧客のニーズに対応した環境ソリュ
ーションを提供し、社業の発展を図り、事業活動そのものを通じて社会に貢献することを経営の
基本としております。こうした考えのもと、株主、顧客、取引先、従業員、地域社会などステー
クホルダーの期待と信頼に応えるべく、持続的な企業の成長と中長期的な企業価値の向上に挑戦
しております。
(2)目標とする経営指標
当社グループは、2017年度を初年度とする3か年の前中期経営計画において、最終年度である
2019年度(2020年3月期)には連結業績として売上高3,200億円、経常利益185億円を数値目標と
しておりましたが、売上高3,208億円、経常利益192億円という結果となり、掲げた数値目標を達
成することができました。新たに、2020年度から2023年度にわたる4か年の中期経営計画を策定
し、さらなる飛躍を目指してまいります。
当社グループは、引き続き収益性の向上を最重要課題の一つとするとともに、保有資産の見直
し等により資本効率・資本構成の改善に取り組み、その結果として連結自己資本当期純利益率
(ROE)を意識し、中長期的に企業価値を高めてまいります。
(3)中長期的な会社の経営戦略
当社は、当社が企業価値ひいては株主共同の利益を継続的かつ持続的に確保、向上していくこ
と を 実 現 す る た め に、2014 年 2 月、2023 年 の 創 立 100 周 年 に 向 け た 長 期 経 営 構 想 「GReeN
PR!DE100」を策定しました。その中で、「顧客の期待に応え信頼・信用され続ける企業グルー
プ」「グローバル市場で存在感を認められる環境企業」「地球環境に貢献する環境ソリューショ
ンプロフェッショナル」を長期ビジョンとしております。
その第1ステップとして、「変革の基礎づくり」として位置付けた2014年4月からの3か年中
期経営計画「iNnovate on 2016」を開始しました。「顧客最優先」「現場第一主義」の考えに基
づき、「現場力の強化」「人財育成至上主義」「安定的な収益確保」を重点取り組み課題とし、
採算性重視の受注活動の推進と重点分野への経営資源集中により、収益の拡大と持続的な成長を
実現すべく事業構造改革を進めてまいりました。そして、その成果等を踏まえ、2017年4月から
の3か年を第2ステップ「成長に向けた変革の断行」とする中期経営計画“iNnovate on 2019
just move on!”を策定・推進してまいりました。
前中期経営計画においては、①空調工事を核とした総合設備工事業への飛躍、②第2・第3の
事業の柱の創造を掲げ、「現場力の強靭化」「グループ連携の強化」「国際事業の再構築」「非
請負・非下請工事業への進出」「新サービスの創造」「ワークライフバランスを実現する職場環
境の構築」「多様な人財の育成」「変革への投資と経営基盤の強化」の8つを重点取り組み事項
とし、鋭意取り組んでまいりました。
コーポレート・ガバナンスにつきましては、取締役の人数適正化・任期短縮を行うとともに、
経営の意思決定・監督機能と業務執行機能を明確にし、迅速かつ機動的な経営を行うため、執行
役員制度を導入しております。当社は、業務執行部門である取締役および執行役員が機動的な業
務執行を行うこと、また、監査役、会計監査人および内部監査室が相互に連携をとり、実効性の
ある監査を行うことにより経営の透明性確保に努めています。具体的には、取締役会の監督機能
を強化すべく取締役11名のうち4名を社外取締役とし、また、監査機能を強化すべく監査役5名
のうち3名を社外監査役としております。
2015年4月1日以降、会社法および関連法務省令の改正ならびにコーポレートガバナンス・コ
ードの適用等を踏まえ、経営体制の更なる整備、強化に取り組んでおります。
具体的には、一定事項の経営会議への委任や、企業集団を横断した内部統制システムの充実強
化を目的にした内部統制委員会の設置などであります。また、指名報酬委員会は、客観性・透明
性を高めるために委員の過半数となる4名を社外取締役で構成し、取締役の報酬については、株
主との認識等を合わせるべく、制度を変更いたしました。
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
この他、取締役および監査役へは、弁護士等の社外専門家によるコーポレート・ガバナンスや
コンプライアンス等に関する研修を定期的に開催し、研鑽に努めております。加えて、代表取締
役は社外取締役および社外監査役で構成するアドバイザリー会議において、直接当該自己評価内
容に関する指摘および意見を受けた後、取締役会全体として実効性についての分析および評価を
行っております。さらに、代表取締役および取締役は、機関投資家および個人投資家を対象にし
た各種説明会等を通じて株主との建設的な対話に努めております。このほか、株主の視点に立
ち、株主総会における権利行使にかかる適切な環境整備に取り組んでおります。
当社は、引き続き、コーポレート・ガバナンスの強化を経営の重要課題の一つと捉え、実効性
のあるコーポレート・ガバナンスの実践を通じて、持続的な成長および中長期的な企業価値の向
上に取り組んでまいります。
(4)会社の対処すべき課題
新型コロナウイルス感染症拡大が世界経済に深刻な打撃をもたらすなど、国内外の経済および
景気動向は一転して不透明感を強めており、今後も予断を許さない状況が続くものと認識してお
ります。こうした環境下において、当社グループにおきましても、様々なリスクに対処しなが
ら、1年の延期が決定した東京オリンピック・パラリンピックの関連需要およびその開催後を見
据え、総合設備工事事業の拡充に取り組むとともに、国際事業や環境ソリューション事業など中
長期的な視点からの経営資源投入が重要課題となっております。
当社では1923年の創業以来、「人の和と創意で社会に貢献」を社是に、空調設備を中心とする
技術力やノウハウ、実績を蓄積し、空間創りのパイオニアとして、最高の品質提供と創意工夫に
よる技術開発、そして、それを可能とする“人財”の育成に取り組んできました。2023年の創立
100周年を目指し、2014年2月にグループを挙げた長期経営構想“GReeN PR!DE 100”を発表しま
したが、この実現に向けて、新たに『総合設備工事業への確実な進化』・『第2・第3の柱とな
る事業を構築』・『社員エンゲージメントの更なる向上』を基本方針とする新中期経営計画
“iNnovate on 2023 go beyond!”の策定を進めております。引き続き、当社の経営理念である
“最高の品質創り”をお客さまに提供し続ける企業へと成長するとともに、働く社員が幸福感を
体感できるような会社の風土を作り、“夢の実現と更なるステップへ”飛躍してまいります。
成長・財務戦略に関しましては、成長に向けた投資として、2019年度までにM&A、グローバ
ル化の加速、情報処理プラットフォーム等のIT基盤強化、新事業の創造推進、経営基盤強化と
いった5つのテーマに対して、投資を行ってまいりました。2020年度から始まる新中期経営計画
におきましても、事業の生産性向上およびグループの更なる成長に向けて計画的に投資を検討し
てまいります。また、財務戦略につきましては、健全性を維持しつつ成長に向けた投資を実践
し、資本効率の向上を引き続き図ってまいります。
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性および企業間の比較可能性を考慮し、当面は、
日本基準で連結財務諸表を作成する方針であります。
なお、国際財務報告基準の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応してい
く方針であります。
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
5.連結財務諸表および主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金預金 57,939 39,268
受取手形・完成工事未収入金等 132,270 138,499
電子記録債権 10,155 8,456
未成工事支出金等 4,684 4,599
その他 7,402 6,765
貸倒引当金 △235 △225
流動資産合計 212,218 197,363
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 9,009 16,608
機械装置及び運搬具 1,681 1,842
工具器具・備品 3,536 4,079
土地 5,046 8,810
建設仮勘定 1,554 27
使用権資産 - 732
減価償却累計額 △8,651 △9,362
有形固定資産合計 12,176 22,737
無形固定資産
のれん 2,511 2,080
その他 777 1,698
無形固定資産合計 3,288 3,779
投資その他の資産
投資有価証券 39,746 32,348
長期貸付金 1,877 1,898
退職給付に係る資産 3,481 2,225
繰延税金資産 942 1,036
差入保証金 3,197 3,154
保険積立金 3,626 1,818
その他 654 766
貸倒引当金 △1,467 △1,479
投資その他の資産合計 52,058 41,768
固定資産合計 67,524 68,285
資産合計 279,743 265,649
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形・工事未払金等 70,515 61,921
電子記録債務 28,697 21,393
短期借入金 6,613 6,194
未払金 3,130 5,313
未払法人税等 4,493 2,664
未成工事受入金 4,567 5,049
賞与引当金 - 4,886
役員賞与引当金 111 109
完成工事補償引当金 976 1,074
工事損失引当金 1,953 2,778
その他 16,606 10,025
流動負債合計 137,666 121,411
固定負債
社債 10,000 15,000
長期未払金 65 65
退職給付に係る負債 1,189 1,188
株式給付引当金 456 517
役員退職慰労引当金 107 112
繰延税金負債 2,828 263
その他 1,220 1,227
固定負債合計 15,867 18,375
負債合計 153,534 139,787
純資産の部
株主資本
資本金 13,134 13,134
資本剰余金 12,730 12,730
利益剰余金 94,659 104,065
自己株式 △9,437 △13,360
株主資本合計 111,087 116,570
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 11,075 7,194
為替換算調整勘定 △612 △1,077
退職給付に係る調整累計額 510 △595
その他の包括利益累計額合計 10,973 5,521
非支配株主持分 4,147 3,770
純資産合計 126,208 125,861
負債純資産合計 279,743 265,649
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書および連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 319,834 320,893
売上原価 277,956 277,517
売上総利益 41,877 43,376
販売費及び一般管理費
従業員給料手当 9,710 8,346
賞与引当金繰入額 - 1,746
退職給付費用 278 197
株式給付引当金繰入額 129 138
事務用品費 2,298 2,422
貸倒引当金繰入額 195 173
地代家賃 2,444 2,373
減価償却費 396 840
その他 9,204 9,237
販売費及び一般管理費合計 24,657 25,476
営業利益 17,219 17,900
営業外収益
受取利息 221 252
受取配当金 671 723
保険配当金 152 170
持分法による投資利益 244 203
不動産賃貸料 512 706
その他 216 259
営業外収益合計 2,018 2,315
営業外費用
支払利息 186 275
社債発行費 - 34
貸倒引当金繰入額 256 9
不動産賃貸費用 235 414
損害補償費用 35 101
為替差損 87 28
その他 76 64
営業外費用合計 878 928
経常利益 18,359 19,286
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
特別利益
固定資産売却益 4 15
投資有価証券売却益 270 1,142
違約金収入 883 -
退職給付制度改定益 328 -
その他 115 1
特別利益合計 1,602 1,159
特別損失
固定資産売却損 76 23
固定資産除却損 7 11
減損損失 870 388
投資有価証券評価損 70 945
株式報酬制度移行損 139 -
その他 5 52
特別損失合計 1,169 1,420
税金等調整前当期純利益 18,792 19,025
法人税、住民税及び事業税 6,949 6,323
法人税等調整額 △1,044 △571
法人税等合計 5,905 5,752
当期純利益 12,887 13,272
非支配株主に帰属する当期純利益 277 41
親会社株主に帰属する当期純利益 12,609 13,231
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益 12,887 13,272
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △2,152 △3,835
為替換算調整勘定 △360 △583
退職給付に係る調整額 △246 △1,107
持分法適用会社に対する持分相当額 △6 △44
その他の包括利益合計 △2,766 △5,570
包括利益 10,120 7,702
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 9,952 7,779
非支配株主に係る包括利益 168 △77
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 13,134 12,730 89,839 △8,789 106,916
当期変動額
剰余金の配当 △4,433 △4,433
親会社株主に帰属す
12,609 12,609
る当期純利益
自己株式の取得 △4,047 △4,047
自己株式の処分 3 39 42
自己株式の消却 △3,359 3,359 -
利益剰余金から資本
3,356 △3,356 -
剰余金への振替
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - 4,819 △648 4,171
当期末残高 13,134 12,730 94,659 △9,437 111,087
その他の包括利益累計額
その他有価証券 為替換算 退職給付に係る その他の包括 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
評価差額金 調整勘定 調整累計額 利益累計額合計
当期首残高 13,230 △360 760 13,630 228 3,708 124,484
当期変動額
剰余金の配当 △4,433
親会社株主に帰属す
12,609
る当期純利益
自己株式の取得 △4,047
自己株式の処分 42
自己株式の消却 -
利益剰余金から資本
-
剰余金への振替
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △2,154 △252 △250 △2,657 △228 438 △2,447
額)
当期変動額合計 △2,154 △252 △250 △2,657 △228 438 1,724
当期末残高 11,075 △612 510 10,973 - 4,147 126,208
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 13,134 12,730 94,659 △9,437 111,087
当期変動額
剰余金の配当 △3,825 △3,825
親会社株主に帰属す
13,231 13,231
る当期純利益
自己株式の取得 △4,000 △4,000
自己株式の処分 76 76
自己株式の消却 -
利益剰余金から資本
-
剰余金への振替
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - 9,406 △3,923 5,482
当期末残高 13,134 12,730 104,065 △13,360 116,570
その他の包括利益累計額
その他有価証券 為替換算 退職給付に係る その他の包括 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
評価差額金 調整勘定 調整累計額 利益累計額合計
当期首残高 11,075 △612 510 10,973 - 4,147 126,208
当期変動額
剰余金の配当 △3,825
親会社株主に帰属す
13,231
る当期純利益
自己株式の取得 △4,000
自己株式の処分 76
自己株式の消却 -
利益剰余金から資本
-
剰余金への振替
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △3,880 △465 △1,105 △5,451 - △377 △5,829
額)
当期変動額合計 △3,880 △465 △1,105 △5,451 - △377 △346
当期末残高 7,194 △1,077 △595 5,521 - 3,770 125,861
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 18,792 19,025
減価償却費 824 1,299
減損損失 870 388
のれん償却額 200 180
貸倒引当金の増減額(△は減少) 318 6
完成工事補償引当金の増減額(△は減少) 20 100
工事損失引当金の増減額(△は減少) △221 822
役員賞与引当金の増減額(△は減少) △25 △2
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) 4 5
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △475 △382
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △5 48
株式給付引当金の増減額(△は減少) 456 61
受取利息及び受取配当金 △892 △975
支払利息 186 275
社債発行費 - 34
持分法による投資損益(△は益) △244 △203
為替差損益(△は益) △8 △48
投資有価証券売却損益(△は益) △270 △1,097
投資有価証券評価損益(△は益) 70 945
固定資産売却損益(△は益) 72 7
違約金収入 △883 -
売上債権の増減額(△は増加) △12,536 △4,303
未成工事支出金等の増減額(△は増加) △598 21
仕入債務の増減額(△は減少) 13,602 △15,888
未成工事受入金の増減額(△は減少) △3,137 545
賞与引当金の増減額(△は減少) - 4,886
未払費用の増減額(△は減少) △2 △4,763
未払消費税等の増減額(△は減少) 1,492 △651
未収消費税等の増減額(△は増加) 1,845 297
その他 △1,464 657
小計 17,993 1,295
利息及び配当金の受取額 931 1,002
利息の支払額 △187 △272
違約金の受取額 883 -
法人税等の支払額 △4,733 △8,403
法人税等の還付額 5 9
営業活動によるキャッシュ・フロー 14,892 △6,369
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △6,669 △4,393
定期預金の払戻による収入 4,625 4,408
有形及び無形固定資産の取得による支出 △4,041 △11,516
有形及び無形固定資産の売却による収入 21 64
投資有価証券の取得による支出 △164 △485
投資有価証券の売却による収入 1,021 2,863
関係会社株式の取得による支出 △1,312 △666
差入保証金の差入による支出 △423 △211
差入保証金の回収による収入 97 153
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
507 -
る収入
貸付けによる支出 △633 △39
保険積立金の積立による支出 △34 △168
保険積立金の払戻による収入 973 1,978
その他の支出 △189 △258
その他の収入 150 80
投資活動によるキャッシュ・フロー △6,069 △8,187
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 381 △464
長期借入れによる収入 486 82
長期借入金の返済による支出 △224 △285
リース債務の返済による支出 △77 △368
社債の発行による収入 - 4,965
自己株式の取得による支出 △4,047 △4,000
配当金の支払額 △4,433 △3,825
非支配株主への配当金の支払額 △14 △303
その他 0 -
財務活動によるキャッシュ・フロー △7,928 △4,199
現金及び現金同等物に係る換算差額 △225 57
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 668 △18,700
現金及び現金同等物の期首残高 54,558 55,226
現金及び現金同等物の期末残高 55,226 36,526
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
国際財務報告基準を適用している子会社は、当連結会計年度より、国際財務報告基準第16号「リ
ース」(以下「IFRS第16号」という。)を適用しております。これにより、リースの借手は、原則と
してすべてのリースを貸借対照表に資産および負債として計上することとしました。IFRS第16号の
適用については、経過的な取扱いに従っており、本基準の適用による累積的影響額を適用開始日に
認識する方式を採用しております。
この結果、当連結会計年度における連結貸借対照表の「有形固定資産」が456百万円増加し、流
動負債の「その他」が260百万円および固定負債の「その他」が195百万円増加しております。
当連結会計年度の連結損益計算書および1株当たり情報に与える影響は軽微であります。
当連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書は、営業活動によるキャッシュ・フローが291百
万円増加し、財務活動によるキャッシュ・フローが同額減少しております。
(追加情報)
(賞与にかかる表示方法)
前連結会計年度においては、従業員賞与を未払費用として流動負債の「その他」に含めて計上し
ておりましたが、人事制度を改訂したことに伴い、当連結会計年度末は支給額が確定していないた
め、流動負債の「賞与引当金」として計上しております。
(セグメント情報等)
1 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社およびグループ各社の構成単位のうち分離された財務情報が
入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検
討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、空調設備の技術を核として、一般設備と産業設備の設計・施工、保守等を
行う設備工事事業および空調機器等の設計・製造・販売を行う設備機器の製造・販売事業で構
成されております。
したがって、当社グループにおいては、「設備工事事業」と「設備機器の製造・販売事業」
の2つを報告セグメントとしております。
2 報告セグメントごとの売上高、利益、資産およびその他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表を作成するために採用さ
れる会計処理の原則および手続に準拠した方法であります。なお、報告セグメント間の取引は、
連結会社間の取引であり、市場実勢価格に基づいております。
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
3 報告セグメントごとの売上高、利益、資産およびその他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
調整額
その他 財務諸表
設備工事 設備機器 合計 (注2)
(注1) 計上額
の製造・ 計 (注4)
事業 (注3)
販売事業
売上高
外部顧客への売上高 312,964 6,713 319,677 156 319,834 - 319,834
セグメント間の内部売上高
7 1,703 1,711 9 1,720 △1,720 -
又は振替高
計 312,972 8,416 321,388 165 321,554 △1,720 319,834
セグメント利益 16,487 665 17,152 64 17,216 2 17,219
セグメント資産 270,598 8,980 279,579 1,758 281,338 △1,595 279,743
その他の項目
減価償却費 685 110 795 24 819 4 824
有形固定資産および
3,890 64 3,954 8 3,963 - 3,963
無形固定資産の増加額
(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産の売買・賃貸、保険代理
店等であります。
2 セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去であります。
3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
4 セグメント資産の調整額は、セグメント間取引消去であります。
当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
調整額
その他 財務諸表
設備工事 設備機器 合計 (注2)
(注1) 計上額
の製造・ 計 (注4)
事業 (注3)
販売事業
売上高
外部顧客への売上高 314,151 6,588 320,740 153 320,893 - 320,893
セグメント間の内部売上高
13 879 893 18 911 △911 -
又は振替高
計 314,165 7,468 321,634 171 321,805 △911 320,893
セグメント利益 17,418 417 17,836 73 17,910 △9 17,900
セグメント資産 256,394 8,334 264,729 1,640 266,369 △720 265,649
その他の項目
減価償却費 1,144 127 1,271 24 1,296 2 1,299
有形固定資産および
13,203 100 13,303 4 13,307 - 13,307
無形固定資産の増加額
(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産の売買・賃貸、保険代理
店等であります。
2 セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去であります。
3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
4 セグメント資産の調整額は、セグメント間取引消去であります。
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
【関連情報】
前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1 製品およびサービスごとの情報
製品およびサービスの区分が報告セグメント区分と同一であるため、記載を省略しておりま
す。
2 地域ごとの情報
① 売上高
(単位:百万円)
日本 東南アジア その他 合計
272,407 21,035 26,390 319,834
(注)1 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。
2 東南アジアには、タイ、シンガポール、マレーシア、ベトナムおよびインドネシアを含んでおります。
② 有形固定資産
(単位:百万円)
日本 東南アジア インド その他 合計
10,679 117 1,348 30 12,176
(注)1 有形固定資産は資産の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。
2 東南アジアには、タイ、シンガポール、マレーシアおよびベトナムを含んでおります。
3 主要な顧客ごとの情報
特定の顧客に対する売上高が、外部顧客への売上高合計の10%未満のため、記載を省略して
おります。
当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1 製品およびサービスごとの情報
製品およびサービスの区分が報告セグメント区分と同一であるため、記載を省略しておりま
す。
2 地域ごとの情報
① 売上高
(単位:百万円)
日本 東南アジア その他 合計
273,144 23,793 23,955 320,893
(注)1 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。
2 東南アジアには、タイ、シンガポール、マレーシア、ベトナムおよびミャンマーを含んでおります。
② 有形固定資産
(単位:百万円)
日本 東南アジア インド その他 合計
20,529 398 1,592 217 22,737
(注)1 有形固定資産は資産の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。
2 東南アジアには、タイ、シンガポール、マレーシアおよびベトナム含んでおります。
― 20 ―
高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
3 主要な顧客ごとの情報
特定の顧客に対する売上高が、外部顧客への売上高合計の10%未満のため、記載を省略して
おります。
(報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報)
前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結
設備機器 その他 合計 全社・消去 財務諸表
設備工事
の製造・ 計 計上額
事業
販売事業
減損損失 870 - 870 - 870 - 870
当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結
設備機器 その他 合計 全社・消去 財務諸表
設備工事
の製造・ 計 計上額
事業
販売事業
減損損失 388 - 388 - 388 - 388
(報告セグメントごとののれんの償却額および未償却残高に関する情報)
前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結
設備機器 その他 合計 全社・消去 財務諸表
設備工事
の製造・ 計 計上額
事業
販売事業
当期償却額 200 - 200 - 200 - 200
当期末残高 2,511 - 2,511 - 2,511 - 2,511
当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結
設備機器 その他 合計 全社・消去 財務諸表
設備工事
の製造・ 計 計上額
事業
販売事業
当期償却額 180 - 180 - 180 - 180
当期末残高 2,080 - 2,080 - 2,080 - 2,080
(報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報)
前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
重要性が乏しいため、記載を省略しております。
当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 1,704円31銭 1,757円68銭
1株当たり当期純利益金額 173円29銭 186円49銭
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 173円08銭 -銭
(注) 1 当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載してお
りません。
2 前連結会計年度より「役員報酬BIP信託」を設定しており、当該信託が保有する当社株式を連結貸借対照
表において自己株式として計上しております。これに伴い、当該信託が保有する株式を、1株当たり純資産
額の算定上、「1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数」の計算において控除する自己
株式に含めております(前連結会計年度544,700株、当連結会計年度504,698株)。また、1株当たり当期純
利益の算定上、「普通株式の期中平均株式数」の計算において控除する自己株式に含めております(前連結
会計年度335,200株、当連結会計年度516,060株)。
3 算定上の基礎
(1) 1株当たり純資産額
前連結会計年度 当連結会計年度
項目
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
純資産の部の合計額 (百万円) 126,208 125,861
純資産の部の合計額から控除する金額 (百万円) 4,147 3,770
(うち新株予約権) (百万円) (-) (-)
(うち非支配株主持分) (百万円) (4,147) (3,770)
普通株式に係る期末の純資産額 (百万円) 122,060 122,091
1株当たり純資産額の算定に用いられ
(株) 71,619,052 69,461,712
た期末の普通株式の数
(2) 1株当たり当期純利益金額および潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 12,609 13,231
普通株主に帰属しない金額 (百万円) - -
普通株式に係る
(百万円) 12,609 13,231
親会社株主に帰属する当期純利益
普通株式の期中平均株式数 (株) 72,764,808 70,947,777
潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益
(百万円) - -
調整額
普通株式増加数 (株) 88,789 -
(うち新株予約権) (株) (88,789) (-)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当
たり当期純利益金額の算定に含めなかった潜在株式 - -
の概要
― 22 ―
高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(重要な後発事象)
(社債の発行)
当社は、2020年4月17日開催の取締役会において、下記のとおり国内無担保普通社債の発行に関
する包括決議を行いました。
1 発行総額 10,000百万円以下
2 発行価格 各社債の金額100円につき金100円
3 発行時期 2020年5月15日から2021年3月31日まで
4 償還期限 10年以内
5 償還方法 満期一括償還
6 資金使途 運転資金に充当予定
7 その他 募集社債の総額、利率、発行時期、払込期日、その他発行に必要な一切の事
項の決定については、CFOに一任する。
(自己株式の消却)
当社は、2020年6月12日開催の取締役会において、会社法第178条の規定に基づき、下記のとおり
自己株式の消却を行うことを決議いたしました。
1 消却する株式の種類 当社普通株式
2 消却する株式の数 2,500,000株
(消却前発行済株式総数に対する割合 3.13%)
3 消却予定日 2020年6月30日
(ご参考)消却後の発行済株式総数は、77,265,768株となります。
― 23 ―
高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
6.個別財務諸表および主な注記
(1)貸借対照表
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金預金 42,760 26,246
受取手形 2,500 1,353
電子記録債権 9,388 7,660
完成工事未収入金 109,574 115,518
未成工事支出金 3,150 2,815
商品及び製品 22 24
材料貯蔵品 27 19
前払費用 152 236
未収入金 1,850 1,557
立替金 2,152 1,372
その他 255 895
貸倒引当金 △125 △127
流動資産合計 171,710 157,573
固定資産
有形固定資産
建物 5,959 12,655
減価償却累計額 △3,123 △3,419
建物(純額) 2,836 9,236
構築物 267 808
減価償却累計額 △207 △216
構築物(純額) 59 592
機械及び装置 115 224
減価償却累計額 △76 △115
機械及び装置(純額) 39 109
工具器具・備品 1,951 2,396
減価償却累計額 △1,108 △1,040
工具器具・備品(純額) 842 1,355
土地 3,499 7,278
建設仮勘定 1,376 -
有形固定資産合計 8,652 18,571
無形固定資産
ソフトウエア 322 1,250
電話加入権 94 94
その他 1 0
無形固定資産合計 418 1,345
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
投資その他の資産
投資有価証券 34,199 26,130
関係会社株式 15,955 15,942
出資金 5 5
長期貸付金 2,332 2,606
破産更生債権等 48 45
長期前払費用 132 211
前払年金費用 2,640 3,023
差入保証金 2,306 2,332
保険積立金 3,499 1,660
その他 260 233
貸倒引当金 △1,467 △1,399
投資その他の資産合計 59,913 50,792
固定資産合計 68,983 70,710
資産合計 240,694 228,283
― 25 ―
高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形 9,500 5,360
電子記録債務 29,327 21,568
工事未払金 52,037 48,065
短期借入金 2,300 1,950
未払金 2,518 4,619
未払費用 4,372 203
未払法人税等 4,042 2,041
未成工事受入金 2,363 3,056
預り金 8,843 7,336
賞与引当金 - 3,982
役員賞与引当金 57 60
完成工事補償引当金 700 745
工事損失引当金 1,907 2,728
その他 34 32
流動負債合計 118,006 101,751
固定負債
社債 10,000 15,000
長期未払金 27 27
リース債務 173 163
株式給付引当金 389 434
繰延税金負債 2,450 392
その他 270 373
固定負債合計 13,312 16,391
負債合計 131,319 118,142
― 26 ―
高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 13,134 13,134
資本剰余金
資本準備金 12,853 12,853
資本剰余金合計 12,853 12,853
利益剰余金
利益準備金 3,283 3,283
その他利益剰余金
配当平均積立金 656 656
退職給与積立金 940 940
別途積立金 42,878 42,878
繰越利益剰余金 33,962 42,415
利益剰余金合計 81,720 90,174
自己株式 △9,263 △13,187
株主資本合計 98,445 102,975
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 10,929 7,165
評価・換算差額等合計 10,929 7,165
純資産合計 109,375 110,140
負債純資産合計 240,694 228,283
― 27 ―
高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(2)損益計算書
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
完成工事高 245,126 242,951
完成工事原価 215,010 211,374
完成工事総利益 30,115 31,576
販売費及び一般管理費
役員報酬 341 360
役員賞与引当金繰入額 57 60
従業員給料手当 5,697 4,558
賞与引当金繰入額 - 1,421
退職給付費用 178 86
株式報酬費用 4 -
株式給付引当金繰入額 112 121
法定福利費 925 786
福利厚生費 307 338
修繕維持費 100 152
事務用品費 1,993 2,118
通信交通費 866 819
動力用水光熱費 98 124
調査研究費 629 669
広告宣伝費 304 416
貸倒引当金繰入額 13 3
交際費 398 369
寄付金 25 47
地代家賃 1,906 1,981
減価償却費 162 385
租税公課 701 785
保険料 285 255
雑費 777 837
販売費及び一般管理費合計 15,889 16,698
営業利益 14,225 14,878
営業外収益
受取利息 17 29
有価証券利息 5 5
受取配当金 1,531 1,914
受取保険金 26 20
保険配当金 143 166
不動産賃貸料 512 706
貸倒引当金戻入額 - 68
その他 59 92
営業外収益合計 2,297 3,003
営業外費用
支払利息 61 72
社債発行費 - 34
貸倒引当金繰入額 256 -
不動産賃貸費用 235 414
損害補償費用 35 101
為替差損 9 32
その他 73 56
営業外費用合計 672 713
経常利益 15,850 17,169
― 28 ―
高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
特別利益
固定資産売却益 - 15
投資有価証券売却益 270 1,142
違約金収入 883 -
退職給付制度改定益 328 -
その他 76 -
特別利益合計 1,558 1,158
特別損失
固定資産売却損 53 14
固定資産除却損 3 8
減損損失 870 388
投資有価証券評価損 70 945
株式報酬制度移行損 126 -
その他 3 52
特別損失合計 1,127 1,408
税引前当期純利益 16,280 16,918
法人税、住民税及び事業税 5,975 5,129
法人税等調整額 △1,061 △489
法人税等合計 4,914 4,639
当期純利益 11,366 12,278
― 29 ―
高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金
資本金
資本準備金 その他資本剰余金 資本剰余金合計
当期首残高 13,134 12,853 - 12,853
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分 3 3
自己株式の消却 △3,359 △3,359
利益剰余金から資本
3,356 3,356
剰余金への振替
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - - -
当期末残高 13,134 12,853 - 12,853
株主資本
利益剰余金
その他利益剰余金
利益準備金 利益剰余金合計
配当平均積立金 退職給与積立金 別途積立金 繰越利益剰余金
当期首残高 3,283 656 940 42,878 30,385 78,144
当期変動額
剰余金の配当 △4,433 △4,433
当期純利益 11,366 11,366
自己株式の取得
自己株式の処分
自己株式の消却
利益剰余金から資本
△3,356 △3,356
剰余金への振替
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - - - 3,576 3,576
当期末残高 3,283 656 940 42,878 33,962 81,720
― 30 ―
高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
株主資本 評価・換算差額等
その他有価証券 評価・換算差額等 新株予約権 純資産合計
自己株式 株主資本合計
評価差額金 合計
当期首残高 △8,615 95,517 13,061 13,061 228 108,806
当期変動額
剰余金の配当 △4,433 △4,433
当期純利益 11,366 11,366
自己株式の取得 △4,047 △4,047 △4,047
自己株式の処分 39 42 42
自己株式の消却 3,359 - -
利益剰余金から資本
- -
剰余金への振替
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △2,131 △2,131 △228 △2,360
額)
当期変動額合計 △648 2,928 △2,131 △2,131 △228 568
当期末残高 △9,263 98,445 10,929 10,929 - 109,375
― 31 ―
高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金
資本金
資本準備金 その他資本剰余金 資本剰余金合計
当期首残高 13,134 12,853 - 12,853
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
自己株式の消却
利益剰余金から資本
剰余金への振替
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - - -
当期末残高 13,134 12,853 - 12,853
株主資本
利益剰余金
その他利益剰余金
利益準備金 利益剰余金合計
配当平均積立金 退職給与積立金 別途積立金 繰越利益剰余金
当期首残高 3,283 656 940 42,878 33,962 81,720
当期変動額
剰余金の配当 △3,825 △3,825
当期純利益 12,278 12,278
自己株式の取得
自己株式の処分
自己株式の消却
利益剰余金から資本
剰余金への振替
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - - - 8,453 8,453
当期末残高 3,283 656 940 42,878 42,415 90,174
― 32 ―
高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
株主資本 評価・換算差額等
その他有価証券 評価・換算差額等 新株予約権 純資産合計
自己株式 株主資本合計
評価差額金 合計
当期首残高 △9,263 98,445 10,929 10,929 - 109,375
当期変動額
剰余金の配当 △3,825 △3,825
当期純利益 12,278 12,278
自己株式の取得 △4,000 △4,000 △4,000
自己株式の処分 76 76 76
自己株式の消却 - -
利益剰余金から資本
- -
剰余金への振替
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △3,764 △3,764 - △3,764
額)
当期変動額合計 △3,923 4,529 △3,764 △3,764 - 765
当期末残高 △13,187 102,975 7,165 7,165 - 110,140
― 33 ―
高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
7.その他
(1)受注および販売の状況(連結)
① 受注高
(単位:百万円、%)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
増減額 増減率
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
区 分 金額 構成比 金額 構成比
一般設備 192,721 57.7 164,062 55.1 △ 28,658 △ 14.9
設備工事事業 産業設備 134,551 40.3 126,538 42.4 △ 8,013 △ 6.0
計 327,272 98.0 290,600 97.5 △ 36,671 △ 11.2
設備機器の製造・販売事業 6,457 1.9 7,129 2.4 671 10.4
その他 156 0.1 153 0.1 △ 3 △ 2.2
合 計 333,887 100.0 297,883 100.0 △ 36,003 △ 10.8
(うち海外) (50,871) (15.2) (47,460) (15.9) (△3,411) (△6.7)
(うち保守・メンテナンス) (22,956) (6.9) (24,638) (8.3) (1,682) (7.3)
② 売上高
(単位:百万円、%)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
増減額 増減率
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
区 分 金額 構成比 金額 構成比
一般設備 194,658 60.9 188,968 58.9 △ 5,690 △ 2.9
設備工事事業 産業設備 118,305 37.0 125,183 39.0 6,877 5.8
計 312,964 97.9 314,151 97.9 1,187 0.4
設備機器の製造・販売事業 6,713 2.1 6,588 2.1 △ 124 △ 1.9
その他 156 0.0 153 0.0 △ 3 △ 2.2
合 計 319,834 100.0 320,893 100.0 1,059 0.3
(うち海外) (47,360) (14.8) (47,749) (14.9) (389) (0.8)
(うち保守・メンテナンス) (23,632) (7.4) (25,056) (7.8) (1,424) (6.0)
③ 繰越高
(単位:百万円、%)
前連結会計年度末 当連結会計年度末
(2019年3月31日) (2020年3月31日) 増減額 増減率
区 分 金額 構成比 金額 構成比
一般設備 167,741 68.6 142,836 64.5 △24,905 △ 14.8
設備工事事業 産業設備 75,602 31.0 76,957 34.8 1,354 1.8
計 243,344 99.6 219,793 99.3 △23,551 △ 9.7
設備機器の製造・販売事業 927 0.4 1,468 0.7 541 58.4
その他 - - - - - -
合 計 244,271 100.0 221,261 100.0 △23,010 △ 9.4
(うち海外) (28,362) (11.6) (28,073) (12.7) (△289) (△1.0)
(うち保守・メンテナンス) (2,184) (0.9) (1,766) (0.8) (△418) (△19.1)
(注) 受注高、売上高および繰越高のセグメント間取引については、相殺消去しております。
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高砂熱学工業株式会社(1969) 2020年3月期 決算短信
(2) 受注および販売の状況(個別)
① 受注高
(単位:百万円、%)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
増減額 増減率
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
区 分 金額 構成比 金額 構成比
一般設備 170,058 66.9 140,456 63.1 △29,601 △ 17.4
設備工事事業
産業設備 83,983 33.1 82,069 36.9 △1,914 △ 2.3
合 計 254,042 100.0 222,526 100.0 △31,515 △ 12.4
② 完成工事高
(単位:百万円、%)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
増減額 増減率
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
区 分 金額 構成比 金額 構成比
一般設備 173,935 71.0 165,256 68.0 △8,679 △ 5.0
設備工事事業
産業設備 71,190 29.0 77,695 32.0 6,504 9.1
合 計 245,126 100.0 242,951 100.0 △2,175 △ 0.9
③ 繰越高
(単位:百万円、%)
前事業年度末 当事業年度末
(2019年3月31日) (2020年3月31日) 増減額 増減率
区 分 金額 構成比 金額 構成比
一般設備 164,885 77.4 140,086 72.7 △24,799 △ 15.0
設備工事事業
産業設備 48,101 22.6 52,476 27.3 4,374 9.1
合 計 212,987 100.0 192,562 100.0 △20,424 △ 9.6
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(3) 連結業績の推移(2015年度~2019年度実績)
金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 (単位:百万円、%)
実 績
年 度 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度
対前年 対前年 対前年 対前年 対前年
比率 比率 比率 比率 比率
項 目 増減率 増減率 増減率 増減率 増減率
251,291 260,204 289,933 319,834 320,893
売上高
3.2 100.0 3.5 100.0 11.4 100.0 10.3 100.0 0.3 100.0
29,526 34,082 39,550 41,877 43,376
売上総利益
6.2 11.8 15.4 13.1 16.0 13.6 5.9 13.1 3.6 13.5
20,237 21,699 23,187 24,657 25,476
販売費及び一般管理費
0.8 8.1 7.2 8.3 6.9 8.0 6.3 7.7 3.3 7.9
9,289 12,383 16,362 17,219 17,900
営業利益
20.2 3.7 33.3 4.8 32.1 5.6 5.2 5.4 4.0 5.6
営業外収益 2,066 1,891 1,879 2,018 2,315
営業外費用 753 846 781 878 928
営業外損益 +1,313 +1,044 +1,098 +1,140 +1,386
10,602 13,427 17,461 18,359 19,286
経常利益
23.5 4.2 26.7 5.2 30.0 6.0 5.1 5.7 5.0 6.0
特別利益 309 1,460 526 1,602 1,159
特別損失 472 1,306 841 1,169 1,420
特別損益 △163 +153 △314 +432 △261
税金等調整前 10,438 13,581 17,146 18,792 19,025
当期純利益 19.5 4.2 30.1 5.2 26.2 5.9 9.6 5.9 1.2 5.9
法人税、住民税
3,470 5,631 5,031 6,949 6,323
及び事業税
法人税等調整額 293 △732 △41 △1,044 △571
当期純利益 6,674 8,683 12,157 12,887 13,272
非支配株主に帰属する
24 18 352 277 41
当期純利益
親会社株主に帰属する 6,650 8,665 11,804 12,609 13,231
当期純利益
28.0 2.6 30.3 3.3 36.2 4.1 6.8 3.9 4.9 4.1
265,301 273,464 288,646 333,887 297,883
受注高
3.8 3.1 5.6 15.7 △10.8
218,245 231,505 230,218 244,271 221,261
繰越高
6.9 6.1 △0.6 6.1 △9.4
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(4) 個別業績の推移(2015年度~2019年度実績)
金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 (単位:百万円、%)
実 績
年 度 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度
対前年 対前年 対前年 対前年 対前年
比率 比率 比率 比率 比率
項 目 増減率 増減率 増減率 増減率 増減率
199,204 200,945 217,474 245,126 242,951
完成工事高
10.4 100.0 0.9 100.0 8.2 100.0 12.7 100.0 △0.9 100.0
21,467 25,726 28,917 30,115 31,576
完成工事総利益
9.1 10.8 19.8 12.8 12.4 13.3 4.1 12.3 4.9 13.0
13,338 14,198 15,347 15,889 16,698
販売費及び一般管理費
5.0 6.7 6.4 7.1 8.1 7.1 3.5 6.5 5.1 6.9
8,129 11,527 13,570 14,225 14,878
営業利益
16.4 4.1 41.8 5.7 17.7 6.2 4.8 5.8 4.6 6.1
営業外収益 1,796 1,832 2,100 2,297 3,003
営業外費用 719 657 647 672 713
営業外損益 +1,076 +1,175 +1,453 +1,624 +2,290
9,206 12,703 15,023 15,850 17,169
経常利益
16.4 4.6 38.0 6.3 18.3 6.9 5.5 6.5 8.3 7.1
特別利益 293 1,460 352 1,558 1,158
特別損失 690 1,224 973 1,127 1,408
特別損益 △397 +235 △621 +430 △250
8,808 12,939 14,402 16,280 16,918
税引前当期純利益
13.5 4.4 46.9 6.4 11.3 6.6 13.0 6.6 3.9 7.0
法人税、住民税
2,887 5,013 4,132 5,975 5,129
及び事業税
法人税等調整額 116 △680 △36 △1,061 △489
5,804 8,606 10,306 11,366 12,278
当期純利益
18.6 2.9 48.3 4.3 19.8 4.7 10.3 4.6 8.0 5.1
214,489 203,262 216,133 254,042 222,526
受注高
2.8 △5.2 6.3 17.5 △12.4
203,094 205,412 204,071 212,987 192,562
繰越高
8.1 1.1 △0.7 4.4 △9.6
以 上
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