1963 日揮HD 2021-07-30 15:05:00
特別損失の計上及び通期業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]
2021 年 7 月 30 日
各 位
会社名 日 揮 ホ ー ル デ ィ ン グ ス株 式 会 社
代表者名 代表取締役会長 CEO 佐藤 雅之
(コード番号 1963 東証第 1 部)
問合せ先 グループ経営推進部
コーポレートコミュニケーション
グループマネージャー 山上 晃弘
(電話 045-682-8026)
特別損失の計上及び通期業績予想の修正に関するお知らせ
当社は、2022 年 3 月期第 1 四半期連結累計期間において、イクシスLNGプロジェクトに
関する特別損失を計上する見込みとなり、これに伴い本年 5 月 12 日に開示した 2022 年 3
月期(2021 年 4 月 1 日~2022 年 3 月 31 日)の通期業績予想を修正することといたしまし
たので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.特別損失の計上
(1)概要及び経緯
当社グループは、米国 KBR 社及び千代田化工建設株式会社と共同でジョイントベンチ
ャー(以下、
「JV」といいます。
)を組成し、株式会社INPEXの持分法適用関連会社で
あるICHTHYS LNG PTY Ltd(以下、「顧客」といいます。)から 2012
年に液化天然ガス等を生産する陸上ガス液化プラントの設計・調達・建設役務(以下、
「本
プロジェクト」といいます。)を受注し、2018 年にプラント設備を完成、引渡しました。
本プロジェクト遂行の過程では、役務範囲の増加及びその他の要因によるコストの発
生に関して契約上償還されるべきもののほか、契約金額が調整されるべきものの一部に
おいて、JV と顧客との間で合意に至らず、仲裁と並行して交渉を継続してきました。
また、 は、
JV 本プロジェクトの一部である複合サイクル発電設備の設計 建設を General ・
Electric Company、General Electric International, Inc.、UGL Engineering Pty
Limited 及び CH2M Hill Australia Pty. Limited から成るコンソーシアム(以下、「コン
ソーシアム」といいます。)に固定金額契約で発注しました。しかし、コンソーシアムは、
役務遂行途中に一方的に契約を破棄し追加支払いを求めて仲裁に入ったため、JV はコン
ソーシアムに代わるサブコントラクターを起用して複合サイクル発電設備の建設を行う
一方、コンソーシアムに対して反訴の上、建設コストの負担を求めています。
今般、交渉の進展、将来見通しの変化等に伴い、未回収となっている契約金額等につい
て回収可能性を慎重に見直した結果、2022 年 3 月期第 1 四半期連結累計期間において特
別損失 594 億円を計上する見込みとなりました。
(2)今後の予定
顧客との交渉は最終的な合意に向けて継続しており、今後、開示すべき事項が生じた場
合には、速やかにお知らせいたします。
なお、今回の特別損失は一過性のものであり、当社グループの資金の流動性に影響はな
く、健全な財政状態を維持できる見通しです。当社グループは、長期経営ビジョン「2040
年ビジョン」に向けて引続き中期経営計画「BSP2025」を着実に進めてまいります。
2.通期業績予想の修正
(1) 当期の連結業績予想数値の修正(2021 年 4 月 1 日~2022 年 3 月 31 日)
(金額単位:百万円)
親会社株主 1 株当たり
売上高 営業利益 経常利益 に帰属する 当期純利益
当期純利益 (円)
前回発表予想 (A)
470,000 16,000 19,000 13,000 51.50
(2021 年 5 月 12 日発表)
今回修正予想 (B) 470,000 16,000 19,000 △46,000 △182.20
増減額 (B-A) - - - △59,000 -
増減率 (%) - - - - -
(参考) 前期連結実
績 (2021 年 3 月 433,970 22,880 25,506 5,141 20.37
期)
(2) 業績予想修正の理由
イクシス LNG プロジェクトに関する特別損失の計上に伴い、親会社株主に帰属する当
期純利益が、460 億円の損失となる見通しとなりました。
なお、2022 年 3 月期の株主配当金につきましては、本年 5 月 12 日に開示した年間配当
金(1 株当たり 15 円)を維持する予定です。
(注)上記の予想は、当社が本業績予想修正の発表日において入手可能な情報に基づき作成
しており、実際の業績等は様々な要因により予想値と異なる結果となる場合がありま
す。
以上