1961 三機工 2019-05-14 15:00:00
中期経営計画策定のお知らせ [pdf]

                                                       2019 年 5 月 14 日
 各   位
                                    会   社   名   三 機 工 業 株 式 会 社
                                    代   表 者 名   代表取締役社長       長谷川 勉
                                                (コード番号 1961)
                                    問   合 せ 先   取締役専務執行役員
                                                経営企画室長        石田 博一
                                                (TEL   03-6367-7041)


                      中期経営計画策定のお知らせ


 当社は、2019 年度を初年度とする 3 カ年の新たな中期経営計画を下記のとおり策定しましたので
お知らせいたします。
 本計画は、2016 年度に策定した創立 100 周年までの 10 年間の長期ビジョン“Century 2025”の中間
の Phase2(4 年目~6 年目)の計画となります。


 当社グループは、来るべき創立 100 周年を見据え、環境変化に柔軟に対応できる企業体制を構築し
ながら、新技術の開発、コーポレートガバナンスの一層の強化およびコンプライアンスの徹底を土台
として、持続的な成長と中長期的な企業価値向上の実現に向け、さらに努力を重ねて参ります。


                               記


1.長期ビジョン “Century 2025”
 当社は 2025 年 4 月に創立 100 周年を迎えます。これを「2025 年に三機工業は一世紀」という意味
を込めて、長期ビジョンを“Century 2025”と名付けました。


(1)
  「選ばれる会社」
  当社グループは、2016 年度から 10 年間をかけて、直接的な発注者のみならず、建築主、エンド
 ユーザー、株主、協力会社、取引先、学生、地域社会など、全てのステークホルダーの皆さまから
 選ばれる企業グループを目指します。


(2)3 フェーズ
  10 年間を 3 つの期間に分け、それぞれに重点テーマを設定して中期経営計画を策定し、「選ばれ
 る会社」に向けた取り組みを進めます。
     中期経営計画               期間                重点テーマ
         Phase1   2016 年度~2018 年度     「質」を高める 3 年間
         Phase2   2019 年度~2021 年度     「信頼」を高める 3 年間
         Phase3   2022 年度~2025 年度     「選ばれる」4 年間




                                1/2
2.新中期経営計画 “Century 2025” Phase2(2019 年度~2021 年度)


(1)基本方針
  Phase1 の重点テーマ「技術と人の質の向上」を継続しつつ、新たな取り組みにより、さらなる
  「信頼」をいただけるよう努めます。


(2)重点施策
  ①Phase1 の継続
    ・コア事業の強化・・・・・三機テクノセンター、大和プロダクトセンターの活用
    ・成長戦略の推進・・・・・将来に向けた研究開発投資と新事業分野の開拓
    ・三機ブランドの向上・・・技術と人の「三機らしさ」を追求
  ②新たな取り組み
    企業活動はもとより、財務・資本政策の基本方針、ESG 方針等を開示し、情報発信力を強化す
    ることで、三機ブランドの浸透を図ります。


(3)経営目標
  ①業績
    Phase1 からの持続的な成長を目指します。
                             Phase1 実績                         Phase2 目標
                 2016 年度      2017 年度     2018 年度    2019 年度    2020 年度    2021 年度
      売上高        1,685 億円     1,701 億円    2,123 億円              2,000 億円
      売上総利益         225 億円     250 億円      316 億円     300 億円     310 億円     320 億円
      経常利益          68 億円       74 億円      112 億円      90 億円      95 億円     100 億円
      目標設定の考え方:2018 年度は、期中の旺盛な当社製造業顧客の設備投資により、好業績となりました。
                    2019 年度以降は、それらの減速の可能性も考慮し目標設定しております。
  ②Phase2 最終年度
    ・経常利益率 5.0%以上
    ・ROE   8.0%以上
  ③Phase2 期間中
    ・配当 1 株当たり年間配当金 60 円以上
    ・自己株式取得 500 万株程度
    ・総還元性向 70%以上


  添付資料 三機工業グループ中期経営計画 “Century 2025” Phase2                         一式


※将来の見通しに対するご留意事項
 本資料の記載内容は、過去または現在の事実以外は現時点で入手可能な情報に基く当社の計画です。
今後の経営環境の変化により、将来の結果が本資料の記載内容と異なる可能性があります。
                                                                             以上




                                         2/2
2019~2021年度 三機工業グループ中期経営計画



 “Century 2025”Phase2
< 「信頼」を高め もっと 「選ばれる会社」へ >


                                      1
         SANKI ENGINEERING CO.,LTD.       1
目 次



 ●    長期ビジョンとPhase2の関係
 ●    Phase1の振り返り
 ●    Phase2での取り組み
 ●    三機スタンダード
 ●    当社グループのSDGsへの貢献
 ●    おわりに




          SANKI ENGINEERING CO.,LTD.   2
 長期ビジョンとPhase2の関係
 私たちは、長期ビジョン“Century 2025”で、「質」と「信頼」をさらに高め
 ステークホルダーの皆さまからもっと「選ばれる」会社を目指しています。
 Phase2では、Phase1の「質」を高める取り組みを継続しつつ、
 新たに「信頼」を高める取り組みを進めていきます。 Phase3(2022~2025年度)

                                                  『選ばれる』
                         Phase2(2019~2021年度)


                                     『信頼』を高める
   Phase1(2016~2018年度)


                              『質』を高める

   2016年度            2019年度              2022年度            2025年度

■Phase1⇒変化に対応できる土台として 技術と英知を磨き 人を育て 「質」を高めます
                                            2025年度
 ■Phase2⇒高い「質」がステークホルダーの皆さまの満足を生み 満足・安心から「信頼」へと前進します
   ■Phase3⇒高めた「信頼」で より多くのステークホルダーの皆さまから「選ばれる」会社に進化します


                         SANKI ENGINEERING CO.,LTD.                 3
Phase1の振り返り




SANKI ENGINEERING CO.,LTD.   4
Phase1の振り返り(重点施策の各項目)
                  施   策                             成    果                        Phase2での取り組み
         コ
         ア                      電子調達の導入、現場支援組織の立上げ、設計支援体制の整備、現場支
         事 建築設備事業               援施策「スマイル・サイト・プラン」実施により施工現場の生産性向上
                                                                 実効性向上
 強       業
 化                              ロボット組込システム・物流施設向けシステム投入により省力化ニーズに
 の           機械システム事業                                                            導入実績積み上げ
                                対応
 施
 策                              DBO案件受注、バイオマス発電市場への本格参入により社会的構造変化
             環境システム事業                                             着実な実績積み上げ
                                や省エネ・創エネニーズに対応
                                三機テクノセンター構築、機械システム部門の大和プロダクトセンター建設、
     成       大和地区の再開発                                              本格運用
     長                          賃貸用土地整備を実施
     戦                          R&Dセンター(旧技術研究所)の再構築により新たな技術開発環境を整備、 オープンイノベーションの
     略       事業領域拡大・新技術への挑戦
     推                          施工省力化を実現するアルミ冷媒配管工法等の新技術開発          推進
     進
     の                          大型新築案件の積極的な受注やごみ焼却施設のDBO案件への挑戦によ
             ストックビジネスの推進                                         着実な実績積み上げ
     施                          り、将来のストック案件を確保しLCEを推進
     策
             ファシリティシステム事業の領域拡大 PM、CM、スマートビルディング事業(計装・情報通信)の実績積み上げ                営業領域拡大
         三
         機 グループ社員の「三機らしさ」の向上 従業員と経営陣(社長や部門長)による意見交換会(CCU)開催など社内コ 継続
          ブ                  ミュニケーションをつうじて意識改革
 向       ラ
 上       ン                      独自の長時間労働対策「スマイル・プロジェクト」の一連の取り組み、多様
 の       ド より働きやすく              な働き方に対応した制度改革
                                                                                 さらなる制度整備
 施
 策                              多様な安全衛生関連ツールの導入・教育の充実、ベテランによる若手育成 三機テクノセンターの活
             ダラリ(ムダ・ムラ・ムリ)の改善
                                でスキルアップ                           用

【注記】
 ・DBO(Design Build Operate)とは、設計・建設と運営・維持管理を民間事業者に一括発注するもので、公設民営の一つの方式
 ・LCE(Life Cycle Engineering)とは、新築、保守・メンテナンス、リニューアル、建替えといった建築物のライフサイクル全体を通じてサービスを提供する当社グループの事業コンセプト
 ・PM(Property Management)とは、個別不動産物件の資産価値最大化を目指す一連の業務。当社は特に設備管理の観点から資産価値向上を提案
 ・CM(Construction Management)とは、建設工事において、発注者から委託を受け、中立的にプロジェクト全体を管理し工事を円滑に進める一連の業務
 ・CCn(Century Communication np)とは、当社グループ独自のコミュニケーション方法のこと。社長と従業員、部門長とその部下、女性同士など様々なコミュニケーションを実施



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Phase1の振り返り(連結業績)
 (億円)                      売上高                                 (億円)             売上総利益
 2,500                                                         350                                 316
                                                       2,123
           1,850            1,900              1,950           300
 2,000             1,685            1,701                                              250   240
                                                               250    220 225    230
 1,500                                                         200
 1,000                                                         150
                                                               100
  500
                                                               50
       0                                                        0
           2016年度           2017年度             2018年度                 2016年度     2017年度      2018年度

                           目標    実績                                             目標     実績



 (億円)                      営業利益                                (億円)             経常利益
 120                                                           120                                 112
                                                       106
 100                                                           100
                                               75                                75          80
  80                        70                                 80     70               74
           65                       65                                     68
                   60
  60                                                           60
  40                                                           40
  20                                                           20
   0                                                            0
           2016年度           2017年度             2018年度                 2016年度     2017年度      2018年度

                           目標    実績                                             目標     実績



                                            SANKI ENGINEERING CO.,LTD.                                   6
Phase1の振り返り(連結業績)
                                              <売上総利益率>
 18.0%                          前中期経営計画期間                                             Phase1

 16.0%                                                                                 14.7%          14.9%
                                                                         13.4%
 14.0%                                                      12.8%
         12.3%
                    11.4%
 12.0%                            10.7%
                                               10.0%
 10.0%

  8.0%
          2011年度




                     2012年度




                                   2013年度




                                                2014年度




                                                             2015年度




                                                                          2016年度




                                                                                         2017年度




                                                                                                       2018年度
                                                                                                                      「質」の向上の施策推進


                                               <経常利益率>                                                              売上総利益率、経常利益率とも、
                                                                                                                    前中期経営計画期間に比べ上昇
  7.0%                          前中期経営計画期間                                             Phase1
  6.0%                                                                                                 5.3%
                                                             4.5%                        4.4%
  5.0%                                                                    4.1%
  4.0%
  3.0%                                          2.1%
                     1.7%          1.8%
          1.5%
  2.0%
  1.0%
  0.0%
           2011年度




                       2012年度




                                     2013年度




                                                   2014年度




                                                                2015年度




                                                                             2016年度




                                                                                             2017年度




                                                                                                           2018年度
                                            SANKI ENGINEERING CO.,LTD.                                                                7
Phase2での取り組み




SANKI ENGINEERING CO.,LTD.   8
【Phase2】 基本方針
Phase2では、Phase1での施策が着実に効果を表してきているため
 ①Phase1での施策 「技術」と「人」の「質」へのさらなる追求に加え
 ②「財務・資本政策」と「ESG方針」の開示、「情報発信力の強化」による企業理解の促進
に取り組むことで「信頼」を高め、次なるPhaseでより「選ばれる」会社を
目指します。                                Phase3
                       Phase2         「選ばれる」
    Phase1            「信頼」を高める
   「質」を高める
                                                          「信
◆コア事業の強化              「技
                                                          頼
 要素技術を高め
      安定成長
                        術         「質」へのさらなる追求             」を
                        」と
                 「質              ・施工の生産性向上                高
◆成長戦略の推進                「人       ・省エネ、省力化ニーズへの対応          め
 未来に向けた
                 」を                                       、    長期ビジョン
   技術と領域の成長
                        」を       ・技術開発の推進                 よ
                 高               ・ストック物件の継続受注                  “Century 2025”
                 め      磨                                 り
                                 ・働きやすい環境の整備                   ステークホルダーの皆さま
◆三機ブランドの向上       る      き                                 「選   からもっと「選ばれる」
                                 ・社内コミュニケーションの向上
 「三機らしい」人財の育成と                                            ば    会社の実現
        社会貢献
                                                          れ
                                                          る
                                                          」会
                 ◆財務・資本政策とESG方針の開示                        社
                 ◆情報発信力の強化                                へ


                             SANKI ENGINEERING CO.,LTD.                         9
【Phase2】 事業環境と課題
●当社グループにおける社会的環境
             社 会 的 環 境                                 課    題
◆パリ協定達成に向けた世界的な脱炭素化の動き                      省エネ・創エネシステムの導入促進

◆日本では少子高齢化、人口減少の傾向                          省力化・自動化ニーズの獲得、技術者・技能員の確保

◆働き方改革の進展                                   生産性向上による総労働時間の抑制

●当社グループのセグメントにおける事業環境
セグメント              事 業 環 境                             課    題
        ◆都市部の大型再開発や                         ◆将来のLCE事業のためストック案件の受注と
                        製造業の設備投資など需要は堅調                長時間労働・過重労働の回避
 建築     ◆社会構造変化や技術革新などを背景に                  ◆専門知識と要素技術の向上
 設備                            急変する社会的ニーズ
 事業     ◆i-ConstructionやBIMなどの実用化           ◆ICT、AI、クラウド技術の開発加速化

        ◆日系製造業のグローバル化                       ◆海外拠点の堅実な経営基盤の構築
 機械     ◆省力化・自動化の動き                         ◆ロボットと搬送設備を組み合わせた
 システム                                              「ハイブリッドシステム」の営業領域拡大
 事業     ◆物流市場の拡大                            ◆物流施設向け搬送システムの市場開拓

        ◆人口構成変化に伴うインフラ施設の規模変化               ◆処理量変動に対応できる新たなシステムの開発
 環境
 システム   ◆環境関連施設の老朽化更新、効率化のニーズ               ◆省エネ、省力化を目指した技術の修得
 事業
        ◆民間活用による施設計画・運営の推進                  ◆DBO案件等の受注拡大のための応札資格の取得


                       SANKI ENGINEERING CO.,LTD.                        10
【Phase2】 コア事業の強化
                コア事業強化の施策
                 【要素技術を高め 安定成長】

   セグメント                            施    策

               全社の協力会社を含めた施工体制整備と
                    「三機テクノセンター」活用による生産性向上と利益率の高水準維持
建築設備事業
               ICT、BIMなどデジタルツールの活用による施工品質の向上

               社内外コミュニケーションの活性化による営業・設計の質向上

ファシリティシステム事業   新たなコンサルティングサービスの提供

               省力化・自動化ニーズに対応したハイブリッドシステムの製品・サービスの拡充
機械システム事業
               新工場「大和プロダクトセンター」の生産管理体制の確立および生産性向上

               人口減少など社会・環境の変化に対応したインフラ施設の積極受注
環境システム事業
               バイオマス発電設備等、省エネ・創エネ事業領域への展開




                SANKI ENGINEERING CO.,LTD.            11
【Phase2】 成長戦略の推進
                       成長戦略推進の施策
                       【未来に向けた技術と領域の成長】

      項   目                                  施        策

R&Dセンターによる
             オープンイノベーションを活用した ICT、AI、クラウドなどデジタル分野の技術開発
     次世代技術開発

省力化・自動化ニーズ
                     新工場「大和プロダクトセンター」から次世代技術を創出
    へのさらなる追求

海外事業の着実な展開           提携・M&Aも視野に入れた現地体制の基盤構築


厨房設備事業の再構築           蓄積された厨房計画・運用ノウハウを活用


将来に備えた
             LCE案件の拡充のため、大型新築案件やDBO案件の積極受注
 ストックビジネスの推進

 【注記】
  ・ストックビジネスとは、LCE事業を中心に、当社グループの豊富な工事ストックをベースとした事業
   加えて、将来的に増加すると予想されるPFI手法に基づく長期運転管理契約など、長期的に安定的な収入を見込める事業を含む



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【Phase2】 三機ブランドの向上
                     三機ブランド向上の施策
                      【「三機らしい」人財育成と社会貢献】

     項     目                                 施             策


                    「三機テクノセンター」を活用し、技術、安全、倫理、マネジメント、マナーなど
                          新入社員からベテラン社員、協力会社を含めたきめ細やかな研修を実施

人と技術の「質」向上
                    コミュニケーションをつうじて、人事・給与・福利厚生などのさらなる制度整備


                    「スマイル・ワーク・ガイドライン」に基づく健全な人財の育成および多様な人財の共存

                    事業活動をつうじた地球環境問題解決への貢献
社会貢献活動
                    環境活動をはじめ、文化・スポーツ支援等の積極的な実施
 【注記】
  ・スマイル・ワーク・ガイドラインとは、多様な働き方を推進するための心得を示した当社グループ独自のガイドライン




                         SANKI ENGINEERING CO.,LTD.            13
【Phase2】 財務・資本政策
                   財務・資本政策
                 【中長期的な企業価値の向上】
       働き方改革を
                                              収益力の維持・向上
       考慮した仕事量

                         利益の創出



   項   目                          施     策
将来への投資      R&D・設備投資・教育等、将来の成長のための投資を強化

ステークホルダーへ   ・総還元性向を目標値として定め、安定的かつ継続的な株主還元を実現
の還元         ・支払条件改善等により、取引先への資金還元を実施

            ・政策保有株式の継続的縮減
資本効率の向上     ・自己資本の構成を見直し、資本政策の柔軟性と機動性の確保



                       ROE 8.0%以上

                 SANKI ENGINEERING CO.,LTD.               14
【Phase2】 ESG方針
                    ESG方針
                【持続的な社会価値の創造】

     項     目                     施          策


               ・脱炭素化、省エネルギー、創エネルギー等の
                                地球環境課題解決への事業活動をつうじた貢献
E ( 環境 )       ・「SANKI YOU エコ貢献ポイント」の継続
               ・「三機の森」育成、植林プロジェクトへの継続参画


               ・「スマイル・プロジェクト」および「スマイル・サイト・プラン」の継続による
                                              働き方改革の推進
S ( 社会 )       ・コミュニケーション向上施策の推進
               ・環境活動をはじめ、文化・スポーツ支援等の積極的な実施


               「三機工業コーポレートガバナンス・ガイドライン」に基づく、
G ( 企業統治 )                    より良いガバナンスに向けた取り組みの継続




               SANKI ENGINEERING CO.,LTD.                15
【Phase2】 情報発信力の強化

              積極的な情報発信
           【三機ブランドの社内外への より一層の浸透】

   項   目                     施       策



            ・財務・資本政策の基本方針の開示
            ・株主、投資家向けの対話の機会継続創出(各種見学会の実施など)
 IR活動の充実    ・個人投資家向け展示会出展の継続
            ・統合報告書「SANKI REPORT」の充実




            ・営業効果の高い展示会への出展継続
 広報活動の拡充    ・コーポレートメッセージや広告の発信による 企業理解の促進
            ・多種多様な媒体を利用した幅広い層へのアピール




               SANKI ENGINEERING CO.,LTD.     16
【Phase2】 業績目標
持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指します。

                Phase1(2016~2018年度) 実績値                          Phase2(2019~2021年度) 目標値

             2016年度            2017年度        2018年度            2019年度          2020年度          2021年度

   売上高        1,685億円          1,701億円       2,123億円                           2,000億円
 売上総利益         225億円            250億円         316億円            300億円               310億円           320億円
    (率)          (13.4%)           (14.7%)      (14.9%)          (15.0%)            (15.5%)         (16.0%)

  経常利益          68億円             74億円         112億円             90億円               95億円            100億円
    (率)          ( 4.0%)           ( 4.4%)      ( 5.2%)           ( 4.5%)           ( 4.8%)         ( 5.0%)
 目標設定の考え方:2018年度は、期中の旺盛な当社製造業顧客の設備投資により、好業績となりました
          2019年度以降は、それらの減速の可能性も考慮し目標設定しております
                                                                            経常利益(億円)      Phase1からの
                                                                                          持続的な成長を目指す
          Phase2 経         営   目   標           120                           112
                                                                                              95      100
                                               100                                   90
 経常利益率       5.0 %以上(最終年度)
                                                80                74
                                                          68
   配   当     1株当たり年間配当金 60円以上                   60

 自己株式取得      500万株程度                            40
                                                20
 総還元性向       70 %以上
                                                 0
    ROE      8.0 %以上(最終年度)                           2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度

                                                                             実績      計画


                           SANKI ENGINEERING CO.,LTD.                                                         17
三機スタンダード


  三機工業グループ経営理念                       お客さまに満足していただける         お客さまに選んでいただける


   <三機スタンダード>                    三機の技術が                    三機の技術だけでは

                                 お客さまの生み出す商品や サービスの品質向上の   まだ不十分です

                                 お役に立てること                  人と人との信頼 互いを思いやる心

                                                           共に成長する心が大切です
 エンジニアリングをつうじて快適環境を創造し           これは 三機工業グループ経営理念          「コミュニケーションを重視し、相互に尊重する」

     広く社会の発展に貢献する                「エンジニアリングをつうじて快適環境を創造し    これを実践できる 三機らしさを 育てることです

                                  広く社会の発展に貢献する」

                                 を具現化した例の一つですが             すべてのお客さまに

                                 これこそ 信頼のカタチだと思います         すべてのステークホルダーのみなさまに
  技術と英知を磨き、顧客満足の向上に努める
                                                           選んでいただけるために もうひとつ

  コミュニケーションを重視し、相互に尊重する          そのために やるべきことは     技術を高め   三機グループ全体が 信頼できる会社であること

                                 あらゆるニーズに 技術で対応できること       コンプライアンスも 安定経営も 企業風土も
  社会の一員であることを意識し、行動する            「技術と英知を磨き、顧客満足の向上に努める」    安心のブランドであること

                                 を   愚直にすすめることです           「社会の一員であることを意識し、行動する」

                                                           継続的 計画的に取り組みます



                                                           長期ビジョン “Century 2025” は

                                                           三機工業グループ経営理念 そのものです


                                                              代表取締役社長         長谷川 勉




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当社グループのSDGsへの貢献
         未来のためのサステナブルな4つの取り組み


     1
   Amenity
                     2
                    Industry
                                       3
                                    Eco&Energy
                                                       4
                                                    Environment


 人間の活動において、暑さ寒   クリーンルーム技術、搬送技     世界的な環境問題の取り組    新鮮な水、安全な水をすべて
 さに代表される不快要因を取   術など三機工業独自の技術      みを受けて、社会的要求とし   の人に届けます。汚れた水は
 り除き、活動に適した環境を   で、最先端産業を支えていま     て企業の地球温暖化対策が    きれいにして自然に還しま
 提供するための技術は欠か    す。                必須となってきています。三   す。
 せないものです。        半導体や医療医薬分野で求      機工業はエネルギー診断か
 また、これらの技術は、健康   められる高い基準のクリーン     ら計画・設計施工まで、建築   三機工業は独自のエンジニ
 的な生活を確保し、福祉や質   性能と省エネ・省スペースを     物の省エネ対策を総合的に    アリングを展開することで、環
 の高い教育を推進すること    兼ね備えたクリーンシステ      サポートいたします。高効率   境を保全し、循環型社会を形
 や、それらの基盤となる環境   ム、自動車業界で不可欠な      システム・最適制御の導入か   成し生物多様性を保護するこ
 を維持することのために必要   全天候を具現化できる環境      ら未利用熱の活用や創エネ    とに努め、自然の豊かさを持
 な技術ともいえると考え、三   試験装置や排ガス処理装       ルギーまで、お客様のニーズ   続させることに貢献します。
 機工業は、エンジニアリング   置、そして国際空港を支える     と地域の特性をマッチングさ
 を通じて快適環境を創造し、   高度な手荷物搬送技術によ      せた幅広い対策をコーディ
 広く社会の発展に貢献しま    り日本の最先端産業を支え      ネートすることで、地球温暖
 す。              ています。             化防止に貢献します。




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おわりに



三機工業グループは

全てのステークホルダーの皆さまに
  確かなエンジニアリングの提供と
   コミュニケーションの充実により「信頼」される会社を目指します

  その結果、 長期ビジョンに掲げる「選ばれる」会社に
                    成長していくものだと信じています

       そして、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現します




             SANKI ENGINEERING CO.,LTD.   20
                     将来の見通しに対するご留意事項
本資料における記述のうち、過去または現在の事実に関するものを除いては、現時点で入手可能な情報に基づいてなされた当社の予測、
想定、評価および判断によるものです。
従いまして、かかる予測等に含まれる不確定要素や将来の経済環境の変化などを含む種々の要因によって影響を受ける可能性があり、
ゆえに、当社の将来の業績、経営結果等と異なる結果をもたらす可能性があります。
         <主な要因>
         ●取引先の信用リスク
         ●資機材価格および労務費の急激な変動
         ●株式相場の変動
         ●退職給付費用および債務の増加
         ●カントリーリスク
         ●設備工事等における事故及び災害
         ●不採算工事の発生
         ●不動産事業におけるリスク
         ●訴訟等に関するリスク
         ●法的規制等によるリスク
         ●災害等に関するリスク




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