1954 日工営 2020-05-14 15:00:00
2020年6月期 第3四半期 決算補足資料 [pdf]
2020年6月期 第3四半期
決算補足資料
2020.5.14
日本工営株式会社
IRに関するお問い合わせ : 経営企画部 コーポレートコミュニケーション室 c-com@n-koei.co.jp
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に
基づいており、実際の業績は経済情勢等様々な不確定要因により、これらの予想数値と異なる場合があります。
2020年6月期 第3四半期実績
コンサルタント国内事業、都市空間事業が好調に推移し増収増益
2019.6期 2020.6期 前年同期比
第3四半期 第3四半期
(単位:百万円) 実績 実績 増減 比率
受注高 71,995 96,635 24,640 134.2%
売上高 74,162 84,129 9,967 113.4%
売上総利益 22,697 25,994 3,297 114.5%
営業利益 2,936 4,965 2,028 169.1%
経常利益 2,704 5,119 2,415 189.3%
親会社株主に
帰属する四半期純利益
1,468 3,408 1,940 232.2%
■第3四半期までの新型コロナ影響は限定的で、好調に推移。
■受注高はエネルギー事業以外の全セグメントで前年同期を上回る。
■売上高は全セグメントで増収。
■営業利益は、コンサルタント国内事業、都市空間事業が寄与し増益。
■四半期純利益は、営業外費用の増加はあるものの営業利益増により増益。
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セグメント別実績 (受注高)
2019.6期 2020.6期 前年同期比
第3四半期 第3四半期
(単位:百万円) 実績 実績 増減 比率
受注高 71,995 96,635 24,640 134.2%
コンサルタント国内 32,283 35,645 3,361 110.4%
コンサルタント海外 17,775 30,909 13,134 173.9%
電力エンジニアリング 9,619 17,173 7,554 178.5%
都市空間 11,771 12,750 979 108.3%
エネルギー 470 95 △ 375 20.2%
■コンサルタント国内 ■コンサルタント海外 ■電力エンジニアリング ■都市空間 ■エネルギー
35,645
32,283 30,909
17,775 17,173
11,771 12,750
9,619
470 95
19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6
3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q
3
セグメント別実績 (売上高)
2019.6期 2020.6期 前年同期比
第3四半期 第3四半期
(単位:百万円) 実績 実績 増減 比率
売上高 74,162 84,129 9,967 113.4%
コンサルタント国内 33,189 39,398 6,209 118.7%
コンサルタント海外 16,384 16,690 306 101.9%
電力エンジニアリング 11,942 12,399 456 103.8%
都市空間 11,074 13,796 2,722 124.6%
エネルギー 577 854 276 147.9%
不動産他 994 990 △4 99.6%
■コンサルタント国内 ■コンサルタント海外 ■電力エンジニアリング ■都市空間 ■エネルギー
39,398
33,189
16,384 16,690
11,942 12,399
13,796
11,074
577 854
19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6
3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q
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セグメント別実績 (営業利益)
2019.6期 2020.6期 前年同期比
第3四半期 第3四半期
(単位:百万円) 実績 実績 増減 比率
営業利益 2,936 4,965 2,028 169.1%
コンサルタント国内 2,806 4,447 1,641 158.5%
コンサルタント海外 286 174 △ 112 60.8%
電力エンジニアリング 1,676 1,682 5 100.3%
都市空間 74 763 688 1028.4%
エネルギー △ 173 △ 287 △ 114 -
不動産・全社 △ 1,733 △ 1,814 △ 80 -
■コンサルタント国内 ■コンサルタント海外 ■電力エンジニアリング ■都市空間 ■エネルギー
4,447
2,806
1,676 1,682
763 19/6 20/6
286 174 74 3Q 3Q
19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6 △ 173 △ 287
3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q 3Q
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セグメント別概況
コンサルタント国内事業
– 受注高は、大型案件の受注が寄与し前年同期を上回る。
– 売上高は、国土強靭化に係る事業への取り組みなどの順調な進捗に加え、進行基準の
適用範囲拡大により、増収。
– 営業利益は、売上高の増収に伴い増益。
コンサルタント海外事業
– 受注高は、前期獲得を予定していた大型案件の受注、今期獲得の大型案件などが寄
与し前年同期を上回る。
– 売上高、営業利益は、セグメント内グループ会社のうち2社(Nippon Koei LAC、コーエイ
リサーチ&コンサルティング)の市場環境変化により、前年同期並み。拠点間の連携に
よる収益性の確保を図る。
電力エンジニアリング事業
– 受注高は、官公庁や民間の大型案件の受注が寄与し、前年同期を上回る。
– 売上高、営業利益は、生産部門での水車発電機案件の工期延期、設計遅れ等が発生
し前年同期並み。進捗管理の強化等、対策を図る。
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セグメント別概況
都市空間事業
– 受注高は、小型案件の積み上げにより前年同期を上回る。
– 売上高は、ウエストミンスター改修事業をはじめとする手持ちの案件が順調に推移し、
増収。
– 営業利益は、BDP社の収益性改善、カナダの新規連結会社の好調により増益。
※ 2020年6月期第3四半期実績レート 1£=137.39円 (2020年6月期計画レート 1£=144.27円)
※ 都市空間事業の2020年6月期償却費 約10億円(のれん:約4億円、その他無形固定資産:約5億円)
エネルギー事業
– 受注高は、予定していた欧州蓄電池関連の受注遅れにつき前年同期を下回る。
– 売上高は、公共の水力発電維持管理業務などを推進し増収。
– 営業利益は、先行投資である欧州拠点費用により赤字幅拡大。
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事業トピックス (コンサルタント国内)
首都高速道路 横浜北西線関連事業 青葉JCT
発注者 首都高速道路(株)神奈川建設局
業務概要 ⚫ 横浜市北西部と横浜都心・湾岸エリアとの連
絡による沿線道路の交通環境改善、それを通
じた地域の国際競争力の強化を目的に計画
港北JCT
⚫ 青葉JCT、港北JCTの施工法基本検討、連結
路(高架橋)の概算・実施設計を実施
⚫ その他付帯施設の設計や東名高速道路との
近接施工影響(FEM)解析を実施
那覇空港滑走路増設事業
発注者 内閣府 沖縄総合事務局
那覇港湾・空港整備事務所
業務概要 ⚫ 沖縄県の持続的振興発展へ寄与、将来にわた
る国内外航空ネットワークにおける拠点性発揮
のため、沖合に2本目の滑走路を計画
⚫ 埋立面積約160ha,滑走路長2,700m,護岸延長
約8.5kmの空港用地を造成
⚫ 滑走路等の施設配置計画から沖合埋立にか
かる護岸設計・施工計画、滑走路・誘導路等の
出典:沖縄総合事務局 那覇港湾・空港整備事務所
空港土木施設設計、用地造成設計等を実施
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事業トピックス (コンサルタント海外)
ケニア国モンバサゲートブリッジ建設事業
発注者 JICA
受注額 15.5億円(NK分)
業務概要 ⚫ 東アフリカ地域の玄関口であるモンバサの交通
渋滞緩和のための事業
⚫ 当社はモンバサ島と南部のリコニ地区をつなぐ
橋梁(鋼斜張橋/約1.3km/片側2車線)建設事
業の詳細設計を実施
⚫ 交通渋滞緩和及び交通の円滑化を図り、域内
経済活動の活性化及び当国・周辺国の経済発
展に寄与
パナマ首都圏都市交通3号線整備事業
発注者 JICA
受注額 22.4億円(NKG分)
業務概要 ⚫ パナマ国初のモノレール方式(路線長24.14km,
全14駅)整備事業
⚫ 当社は建設の施工監理、第4橋事業とのイン
ターフェース調整、事業実施に係る関係機関と
の調整支援業務を実施
⚫ 都市部の交通機能の改善、二酸化炭素排出削
減を図り、同国の持続可能な経済成長に寄与
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事業トピックス (電力エンジニアリング)
水力土木監視制御システム更新
発注者 東京電力リニューアブルパワー(株)
業務概要 ⚫ ダム設備操作(水力発電用取水のゲート操作
や降雨・融雪時の放流など)を遠隔監視制御
する水力土木監視制御システムの再構築
⚫ 当社は群馬管内を始め4か所の監視制御拠
点に監視制御システムを納入
⚫ 操作性やシステム構成の統一などの標準化
を指向し、運転員のダムゲート誤認等による
誤操作を防ぎ、安全性と操作性向上を実現
蔵前変電所66kV開閉設備更新工事
発注者 東京電力パワーグリッド(株)
業務概要 ⚫ 都内屋内変電所の老朽化した66kV開閉設備
をガス絶縁方式に更新する業務
⚫ 隅田川に隣接するため、開閉設備基礎工事
では事前に土壌調査を行い周辺環境に配慮
⚫ 2015年からの長期工事を発注者および関連
施工会社と協力し、2020年3月竣工
ガス絶縁開閉装置
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事業トピックス (都市空間/エネルギー)
新型コロナ対応の仮設病院設計
業務概要 ⚫ BDPが新型コロナに対応する仮設病院建築の
設計を実施
⚫ イギリス・ロンドン東部の大型展示場を再利用
し、工事開始から9日間で500床を設置、その
後4,000床まで増設
⚫ BDPではこの他にマンチェスターやブリストル、
バーミンガム等イギリス各地で緊急医療施設
を建設中、計約12,000床を設置予定
郡山市上下水道局小水力発電事業
業務概要 ⚫ 郡山市上下水道局が自然環境配慮の一環と
して行う官民連携の小水力発電事業
⚫ 標高500メートル超の猪苗代湖から浄水場に
延びる導水管の一部を活用し、小水力発電所
を設置
⚫ 2020年3月より発電開始、発電設備の所有・
売電事業運営は日本工営のグループ会社、
工営エナジーが担う
⚫ 年間発電量は、一般家庭約1,100世帯分に相
当する約4,050MWh
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2020年6月期見通し 修正内容
新型コロナによる遅延に加え、海外グループ会社の市場環境変化、電力エンジニアリング
事業の工期変更、生産体制再構築により下方修正
期首計画 修正後 予想
(日本基準) (日本基準)
(単位:百万円) ()内は前期差、前期比
)
受注高
137,400 △600 136,800
(+19,314、+16.4%) (+18,714、+15.8%)
売上高
127,700 △11,900 115,800
(+19,110、+17.6%) (+7,210、+6.6%)
営業利益
5,800 △1,200 4,600
(+689、+13.5%) (△510、△10.0%)
⚫ 新型コロナ影響での契約工期の延長、事業進捗の遅れを織り込む。
⚫ コンサルタント国内事業は順調に推移しているものの、コンサルタント
海外事業のグループ会社の市場環境変化、電力エンジニアリング事
修正内容 業の契約工期の延長や生産体制の再整備、都市空間事業の英国の
為替変動を想定。
⚫ 新型コロナ影響により決算関連業務が遅延し、IFRS適用を2021年6
月期期末決算へ延期。
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2020年6月期見通し セグメント別修正内容
(単位:百万円) ■=新型コロナが強く影響
修正後 当初
セグメント 要因
予想 計画差
受注高 56,500 4,100
コンサルタント 新型コロナ影響は現時点では軽微、受注高・売上高・営業利
売上高 51,500 200
国内 益とも上方修正
営業利益 5,300 1,100
受注高 44,700 △ 3,400 JICA案件の渡航制限による契約工期や事業進捗の遅延
コンサルタント 売上高 27,800 △ 6,700 セグメント内グループ会社の市場環境変化
海外 (Nippon Koei LAC:サービス提供地域の政権交代、コーエイ
営業利益 700 △ 2,200 リサーチ&コンサルティング:公示案件内容の変化)
受注高 24,300 8,300 大型案件受注により受注高は上方修正
電力エンジニア 売上高 16,700 △ 2,900 東電PGでの当社領域外事業(台風15号による送配電網整
リング 備)の優先、オリパラによる工期変更案件の通常化遅延
営業利益 1,500 △ 700 生産部門での生産体制の再整備
受注高 12,800 △ 5,800
都市空間 売上高 17,500 △ 1,300 英国ロックダウンによる受注遅延、為替変動
営業利益 800 200
受注高 100 △ 2,000
△ 1,100
欧州(NIPPON KOEI ENERGY EUROPE)の蓄電池関連案件開
エネルギー 売上高 1,100
発の遅延
営業利益 △ 400 400
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2020年6月期 見通し (5/14修正)
2019.6期 2020.6期
(単位:百万円) 当初計画差 前期増減 前期比率
実績 予想(日本基準)
受注高 118,085 136,800 △ 600 18,714 115.8%
- コンサルタント国内 52,855 56,500 4,100 3,644 106.9%
- コンサルタント海外 28,482 44,700 △ 3,400 16,217 156.9%
- 電力エンジニアリング 15,411 24,300 8,300 8,888 157.7%
- 都市空間 20,510 12,800 △ 5,800 △ 7,710 62.4%
- エネルギー 723 100 △ 2,000 △ 623 13.8%
売上高 108,589 115,800 △ 11,900 7,210 106.6%
- コンサルタント国内 49,593 51,500 200 1,906 103.8%
- コンサルタント海外 24,928 27,800 △ 6,700 2,871 111.5%
- 電力エンジニアリング 16,531 16,700 △ 2,900 168 101.0%
- 都市空間 15,359 17,500 △ 1,300 2,140 113.9%
- エネルギー 719 1,100 △ 1,100 380 152.9%
- 不動産他 1,456 1,200 △ 100 △ 256 82.4%
営業利益 5,110 4,600 △ 1,200 △ 510 90.0%
- コンサルタント国内 4,990 5,300 1,100 309 106.2%
- コンサルタント海外 841 700 △ 2,200 △ 141 83.2%
- 電力エンジニアリング 2,089 1,500 △ 700 △ 589 71.8%
- 都市空間 151 800 200 648 526.7%
- エネルギー △ 365 △ 400 400 △ 34 -
- 不動産・本社 △ 2,597 △ 3,300 0 △ 702 -
経常利益 5,584 5,000 △ 1,200 △ 584 89.5%
親会社株主に帰属する当期純利益 3,318 2,700 △ 900 △ 618 81.4%
営業利益率(%) 4.7 4.0
ROE(%) 5.7 -
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株主還元
■配当予想の修正
当社は成長投資・財務健全性の確保・資本効率の向上の3つのバランスをとりながら事業を推進し、
安定的な配当と利益水準の上昇に応じた株主還元の充実に努めています(配当性向の目安は30%
)。
この方針のもと、当期の期末配当は、業績予想の修正および新型コロナ影響による事業進捗の不確
実性が高まっていることを勘案し、当期の配当(期末)予想を修正することにいたしました。
年間配当金(円)
第2四半期末 期 末 合 計
前 回 予 想 ― 100.00 100.00
今 回 修 正 予 想 ― 75.00 75.00
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