1954 日工営 2019-05-14 15:00:00
2019年6月期 第3四半期 決算補足資料 [pdf]
2019年6月期 第3四半期
決算補足資料
2019.5.14
日本工営株式会社
IRに関するお問い合わせ : 経営企画部 コーポレートコミュニケーション室 03-5276-2454
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に
基づいており、実際の業績は経済情勢等様々な不確定要因により、これらの予想数値と異なる場合があります。
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2019年6月期 第3四半期実績
コンサルタント国内が好調に推移し、売上高増収。
営業利益はコンサルタント海外の大型案件開始時期遅れ等により減益。
2018.6期 2019.6期 前年同期比
第3四半期 第3四半期
(単位:百万円) 実績 実績 増減 比率
受注高 70,505 71,995 1,489 102.1%
売上高 67,522 74,162 6,639 109.8%
売上総利益 21,522 22,697 1,174 105.5%
営業利益 3,131 2,936 △ 194 93.8%
経常利益 3,217 2,704 △ 512 84.1%
親会社株主に
帰属する四半期純利益
2,419 1,468 △ 951 60.7%
■受注高は、コンサルタント海外事業、電力エンジニアリング事業が減少するも、コンサルタント国
内事業、都市空間事業が好調に推移し、前年同期並み。
■売上高は、コンサルタント海外事業以外の全事業の増収により、対前年同期比で増収。
■営業利益は、コンサルタント国内事業、電力エンジニアリングが増益となるも、それ以外の事業の
減益が影響し、対前年同期比で減益。
■四半期純利益は、不動産売却益の特別利益があった前年同期と比較し、減益。
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セグメント別実績 (受注高)
2018.6期 2019.6期 前年同期比
第3四半期 第3四半期
(単位:百万円) 実績 実績 増減 比率
受注高 70,505 71,995 1,489 102.1%
コンサルタント国内 30,390 32,283 1,892 106.2%
コンサルタント海外 19,422 17,775 △ 1,647 91.5%
電力エンジニアリング 12,619 9,619 △ 2,999 76.2%
都市空間 8,031 11,771 3,739 146.6%
エネルギー - 470 470 -
■コンサルタント国内 ■コンサルタント海外 ■電力エンジニアリング ■都市空間 ■エネルギー
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セグメント別実績 (売上高)
2018.6期 2019.6期 前年同期比
第3四半期 第3四半期
(単位:百万円) 実績 実績 増減 比率
売上高 67,522 74,162 6,639 109.8%
コンサルタント国内 25,892 33,189 7,297 128.2%
コンサルタント海外 20,077 16,384 △ 3,693 81.6%
電力エンジニアリング 10,972 11,942 970 108.8%
都市空間 9,761 11,074 1,313 113.5%
エネルギー - 577 577 -
不動産他 331 325 △5 98.4%
■コンサルタント国内 ■コンサルタント海外 ■電力エンジニアリング ■都市空間 ■エネルギー
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セグメント別実績 (営業利益)
2018.6期 2019.6期 前年同期比
第3四半期 第3四半期
(単位:百万円) 実績 実績 増減 比率
営業利益 3,131 2,936 △ 194 93.8%
コンサルタント国内 1,239 2,806 1,566 226.3%
コンサルタント海外 2,197 286 △ 1,910 13.1%
電力エンジニアリング 1,254 1,676 422 133.7%
都市空間 145 74 △ 71 50.9%
エネルギー - △ 173 △ 173 -
不動産・全社 297 301 4 101.5%
■コンサルタント国内 ■コンサルタント海外 ■電力エンジニアリング ■都市空間 ■エネルギー
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セグメント別概況
コンサルタント国内事業
– 受注高は、設計変更や災害対応を受け、3Qで過去最高水準の受注高を達成。
– 売上高は、今期受注好調に伴い増収。
– 営業利益は、売上高の増収に伴い増益。
コンサルタント海外事業
– 受注高は、ダッカ都市交通整備事業(1号線)等の大型案件受注はあるものの、
大型案件の受注期ずれおよびベトナム鉄道案件の追加契約遅れにより、前年
同期を下回る。
– 売上高は、上記の追加契約遅れなどにより減収。
– 営業利益は、売上高減収に加え、受注期ずれによる稼働率低下により減益。
電力エンジニアリング事業
– 受注高は、建設部門は計画並みに推移したものの、生産部門の受注契約期ずれ
案件などが影響し、前年同期を下回る。
– 売上高は、前期までの手持ち受注を消化し増収。
– 営業利益は、売上増により増益。
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セグメント別概況
都市空間事業
– 受注高はウエストミンスター関連の本格受注開始、大型案件(アイルランド 病院施
設案件)の追加契約等が寄与し前年同期を上回る。
– 売上高は、今期受注好調に加え、カナダQuadrangle社のグループ入りに伴い増収。
– 営業利益は、ウエストミンスター関連の人件費等コストが先行し減益。
※ 2019年6月期第3四半期実績レート: 1£=144.74円 (2019年6月期計画レート 1£=149.17円)
※ 都市空間事業 2019年6月期償却費: 約10億円(のれん:約4億円、その他無形固定資産:約5億円)
エネルギー事業
– 受注高は、再生可能エネルギー(太陽光)モニタリングサービスや欧州のEPC受
注等は進捗、期中のEPC案件契約を目指す。
– 売上高は、モニタリングサービス、国内発電事業の売電売上を計上。
– 営業利益は、海外エネルギーマネジメント事業の先行費用により赤字。
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事業トピックス
コンサルタント国内事業: ジオプラン・ナムテック社をグループ会社化
上下水道をはじめとするネットワーク型インフラ分野のシス
テム販売・サポートを主業務とするITコンサルティング会社
のジオプラン・ナムテック社のグループ会社化を決定。
ジオプラン社のデータシステムと日本工営グループのコン
サルティングサービスを融合し、アセットデータに基づく維
持管理事業および技術提案営業を推進。
北海道胆振東部地震による災害復旧関連業務
2018年9月の北海道胆振東部地震(M6.7:最大震度7(厚真
町))において被災した厚真川左支川・日高幌内川、厚幌ダ
ム、石狩川放水路、清田区市街地など広範囲に発生した
地すべり等の土砂災害・河道閉塞、液状化被害、築堤・橋
梁の損傷、長期停電による交通障害などの現状把握や監
視、災害復旧のための調査・検討及び設計、関係機関協
議資料作成を実施。
発注者: 北海道開発局、北海道、札幌市など
日高幌内川河道閉塞箇所の対応
受注額: 計4.2億円
出典:国土交通省HPより引用
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事業トピックス
コンサルタント海外事業: ヤンゴン港ティラワ地区多目的ターミナルの整備事業
ヤンゴン港ティラワ地区港湾拡張事業 Phase I
ミャンマーでの貨物量急増に対応するヤンゴン港ティラワ
地区港 多目的ターミナルの整備事業。
日本工営は土木工事(桟橋、渡橋、護岸、埋立、地盤改良
、舗装、排水等)、建築・設備工事、荷役機械の調達に関す
る設計、入札支援、施工監理、瑕疵検査を実施。
海上工事期間の短縮を実現するための工法を採用。災害
時に緊急物資の搬入口としても機能する構造物として設計
し、ガントリークレーンでは免震構造も採用した。
本ターミナルは計画、設計、建設、運営までを一貫して日
ジャケット(250t)据付
本が支援し、ミャンマー政府からは設計や工事の品質の高
さに加えて、施工中の安全管理など様々な点で高い評価を
得ている。
発注者: ミャンマー港湾公社
受注額: 10億円(コンサルタント業務全体)
契約期間: 2014年7月~2019年12月
多目的ターミナル岸壁とヤンゴン川
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事業トピックス
電力エンジニアリング事業: 北陸電力 松ノ木発電所1号発電機更新・水車修理他
松ノ木発電所(富山市)の発電機を更新し、2019年4
月に完成。既設の水車は1号機、2号機とも当社が納
入し、本工事により松ノ木発電所の主機はすべて日本
工営製となった。
更新により同発電所の最大出力は300kW増の
6,200kWと向上。CO2排出量は年間490トンの削減が
期待される。
発注者: 北陸電力
受注額: 3億円
電力エンジニアリング事業: 新坂戸変電所 主変4号単独除却工事
2005年より稼働していた新坂戸変電所
主変4号変圧器において、低稼働率と将
来設備構成に伴う短絡容量対策超過対
策のため除却工事を実施。
発注者: 東京電力パワーグリッド
受注額: 1.6億円
工事前 工事後
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事業トピックス
都市空間事業: ギザ ピラミッド マスタープランプロジェクト
BDPは2019年3月、大規模なプロジェクトコンペティション
を経て、Orascom Investment Holding社からエジプトのギ
ザピラミッド遺跡エリア整備に関するマスタープラン作成
業務を受注。
本マスタープランは、遺跡の東側で現在進行中のカイロ
地下鉄4号線(日本工営が設計)との相乗効果が最大限
に発揮されるよう設計される予定。
都市空間事業: ニュージーランド ダニーデン総合病院基本設計
BDPは2019年3月、プロジェクトコンペティションを経て、
Jacobs Australia社と共同で、ニュージーランド南部ダニ
ーデン市における総合病院の建築設計業務を受注。
BDPの施設設計業務としては、オセアニア地域で初とな
る。
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事業トピックス
エネルギー事業: 100MW大型蓄電池プロジェクトを開始
日本工営の欧州拠点Nippon Koei Energy EuropeとRNA社との間で合弁会社設立を決定。
同合弁会社の第1号・2号案件として、大型蓄電池プロジェクト(約50MW×2件、合計約100MW相当)
を行う特定目的会社2社を、合弁会社傘下に設立予定。
英国での大型蓄電池プロジェクトのアセット保有による事業収益の確保、EPC業務受注、今後の蓄
電池事業開発を目指す。
エネルギー事業: 国産初のらせん水車始動
日本工営が自社開発・製造した、国産初のらせん水車が八
幡沢発電所(岩手県一関市)で 2019年4月に運転開始。
らせん水車は低落差で発電でき、枯葉などのゴミが詰まり
にくい特長があるため、農業用水路を活用した小水力発電
に適している。
発電電力は全て東北電力に売電し、建設コスト回収後は農
業水利施設の維持管理に充て、農業者の負担の軽減を図
る仕組み。
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2019年6月期 見通し 2019年6月期の通期連結業績予想に変更なし。
(単位:百万円) 2018.6期実績 2019.6期計画 前期増減 前期比率
受注高 104,350 125,000 20,649 119.8%
- コンサルタント国内 48,529 46,000 △ 2,529 94.8%
- コンサルタント海外 26,716 44,000 17,283 164.7%
- 電力エンジニアリング 15,943 14,000 △ 1,943 87.8%
- 都市空間 12,855 16,000 3,144 124.5%
- エネルギー 179 4,000 3,820 2,228.6%
売上高 106,023 115,000 8,976 108.5%
- コンサルタント国内 46,595 44,000 △ 2,595 94.4%
- コンサルタント海外 28,889 31,000 2,110 107.3%
- 電力エンジニアリング 15,762 20,000 4,237 126.9%
- 都市空間 13,040 16,500 3,459 126.5%
- エネルギー 354 2,500 2,145 704.6%
- 不動産他 1,381 1,000 △ 381 72.4%
営業利益 6,561 6,200 △ 361 94.5%
- コンサルタント国内 4,279 3,500 △ 779 81.8%
- コンサルタント海外 2,649 2,400 △ 249 90.6%
- 電力エンジニアリング 1,873 2,600 726 138.8%
- 都市空間 173 600 426 345.2%
- エネルギー △ 18 △ 100 △ 81 -
- 不動産・本社 △ 2,396 △ 2,800 △ 403 -
経常利益 6,721 6,100 △ 621 90.8%
親会社株主に帰属する当期純利益 4,555 4,100 △ 455 90.0%
営業利益率(%) 6.2 5.4
ROE(%) 8.1 6.9
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