1954 日工営 2020-08-31 15:00:00
2020年6月期決算補足資料 [pdf]
2020年6月期
決算補足資料
2020.8.31
日本工営株式会社
IRに関するお問い合わせ : 経営企画部 コーポレートコミュニケーション室 c-com@n-koei.co.jp
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に
基づいており、実際の業績は経済情勢等様々な不確定要因により、これらの予想数値と異なる場合があります。
2020年6月期 実績
受注高・売上高は過去最高を更新、営業利益も増益
前期比 2020.6期 見通し対比
2019.6期 2020.6期
見通し※
(単位:百万円) 実績 実績 増減 比率 ※5/14発表 増減 比率
受注高 118,085 141,632 23,547 119.9% 136,800 4,832 103.5%
売上高 108,589 112,604 4,014 103.7% 115,800 △3,195 97.2%
売上総利益 32,962 34,238 1,276 103.9% 33,400 838 102.5%
営業利益 5,110 5,372 261 105.1% 4,600 772 116.8%
経常利益 5,584 5,384 △199 96.4% 5,000 384 107.7%
親会社株主に
3,318 3,315 △2 99.9% 2,700 615 122.8%
帰属する当期純利益
2020年6月期の要点 新型コロナウイルス影響
◼ コンサルタント国内、コンサルタント海外で ◼ 主に4Q(4月~6月)で影響発生
過去最高受注高更新
• コンサルタント国内は影響少、コンサルタント海外の渡
航制限が大きく影響
◼ コンサルタント国内、都市空間で過去最高
売上高更新
◼ 新型コロナ売上高影響額: 約50億円
◼ コロナ影響等を織り込み2020年5月に見通
し修正、売上高未達も利益上振れで着地 ◼ 受注獲得と案件進捗の延期が発生
• 売上高はコンサルタント海外の想定以上のコロナ影
響により未達
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2020年6月期 セグメント別実績 (受注高)
2019.6期 2020.6期 前期比 2020.6期 見通し対比
実績 実績 見通し※
(単位:百万円) 増減 比率 ※5/14発表 増減 比率
受注高 118,085 141,632 23,547 119.9% 136,800 4,832 103.5%
コンサルタント国内 52,855 56,184 3,328 106.3% 56,500 △315 99.4%
コンサルタント海外 28,482 47,508 19,025 166.8% 44,700 2,808 106.3%
電力エンジニアリング 15,411 19,829 4,418 128.7% 24,300 △4,470 81.6%
都市空間 20,510 17,874 △2,636 87.1% 12,800 5,074 139.6%
エネルギー 723 156 △566 21.7% 100 56 157.0%
■コンサルタント国内 ■コンサルタント海外 ■電力エンジニアリング ■都市空間 ■エネルギー
56,184
52,855
47,508
28,482
19,829 20,510 17,874
15,411
723 156
19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6
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2020年6月期 セグメント別実績 (売上高)
2019.6期 2020.6期 前期比 2020.6期 見通し対比
実績 実績 見通し※
(単位:百万円) 増減 比率 ※5/14発表 増減 比率
売上高 108,589 112,604 4,014 103.7% 115,800 △ 3,195 97.2%
コンサルタント国内 49,593 51,333 1,740 103.5% 51,500 △ 166 99.7%
コンサルタント海外 24,928 24,508 △419 98.3% 27,800 △ 3,291 88.2%
電力エンジニアリング 16,531 16,137 △394 97.6% 16,700 △ 562 96.6%
都市空間 15,359 18,160 2,800 118.2% 17,500 660 103.8%
エネルギー 719 1,187 468 165.1% 1,100 87 108.0%
不動産他 1,456 1,276 △179 87.7% 1,200 76 106.4%
■コンサルタント国内 ■コンサルタント海外 ■電力エンジニアリング ■都市空間 ■エネルギー
49,593 51,333
24,928 24,508
16,531 16,137 15,359 18,160
719 1,187
19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6
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2020年6月期 セグメント別実績 (営業利益)
2019.6期 2020.6期 前期比 2020.6期 見通し対比
実績 実績 見通し※
(単位:百万円) 増減 比率 ※5/14発表
増減 比率
営業利益 5,110 5,372 261 105.1% 4,600 772 116.8%
コンサルタント国内 4,990 5,227 237 104.8% 5,300 △ 72 98.6%
コンサルタント海外 841 684 △ 157 81.3% 700 △ 15 97.7%
電力エンジニアリング 2,089 1,856 △ 233 88.8% 1,500 356 123.7%
都市空間 151 917 765 603.8% 800 117 114.6%
エネルギー △ 365 △ 383 △ 18 - △ 400 16 -
不動産・全社 △ 2,597 △ 2,929 △ 332 - △ 3,300 370 -
■コンサルタント国内 ■コンサルタント海外 ■電力エンジニアリング ■都市空間 ■エネルギー
4,990 5,227
2,089 1,856
841 684 917
151 19/6 20/6
△ 365 △ 383
19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6 19/6 20/6
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2020年6月期 セグメント別概況
コンサルタント国内事業
◼ 良好な事業環境を背景に受注高・売上高・営業利益とも過去最高更新
◼ 受注高は、大型案件の受注、グループ会社の新規サービス受注が寄与
◼ 売上高は、国土強靭化に係る事業への取り組みなどの順調な進捗、進行基準の適用範囲拡大により
増収、ほぼ計画通り進捗
2020.6期 ◼ 一部業務の工期延長が発生したものの、業績への影響はほぼ無し
コロナ影響 ◼ 海外人財の国内案件での稼働開始
コンサルタント海外事業
◼ 受注高は、19/6期から期ずれしていた大型案件受注、20/6期獲得の大型案件などが寄与し、
過去最高更新
◼ 売上高はコンサルタント海外の想定以上のコロナ影響、セグメント内グループ会社のうち
2社の市場環境変化が継続、減収減益、計画未達
◼ 売上高影響額:推計 約△40億円
◼ JICA業務は2020年3月に原則全員帰国・海外渡航禁止を発出、他業務でもロックダウン
2020.6期 等に伴う事業延期発生
コロナ影響
◼ 年間契約稼働率は過去5年間で最低
◼ 3月より海外要員の国内業務稼働を推進
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2020年6月期 セグメント別概況
電力エンジニアリング事業
◼ 受注高は、官公庁や民間の大型案件受注が寄与し、前期を大幅に上回る
見通しに対しては4Qで入札手続き・交渉遅れ等で期ずれが発生し未達
◼ 売上高は、生産部門での水車発電機案件の工期延期、作業進捗遅れ等が発生し減収、
見通し未達
◼ 営業利益は前期比減益したものの、業務効率化が進み計画達成
2020.6期 ◼ コンサルティング(プラント)部門の海外案件進捗遅れが発生
コロナ影響 ◼ 業務効率見直しが進捗
都市空間事業
◼ 受注高は、前年同期は下回るものの、4Q英国内ロックダウン期間中も既存顧客の追加受注等を獲得し、
見通し達成。
◼ 売上高は、ウエストミンスター改修事業をはじめとする手持ちの案件が順調に推移し、増収(過去最高)、
見通し達成。
◼ 営業利益は、BDP社の収益性改善、カナダの新規連結会社Quadrangle社の好調により大幅増益(過去
最高)、見通し達成。
◼ BDP社、Quadrangle社ともテレワーク活用により業務対応
2020.6期
◼ 工事が行われている現場では進捗遅延発生
コロナ影響
◼ BDP社はコロナ患者受入病院建設を受注、英国コロナ対策に貢献
※ 2020年6月期実績レート 1£=136.25円 (2020年6月期計画レート 1£=144.27円)
※ 都市空間事業の2020年6月期償却費 約10億円(のれん:約4億円、その他無形固定資産:約5億円)
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2020年6月期 セグメント別概況
エネルギー事業
◼ 受注高は、予定していた欧州蓄電池関連の受注遅れにつき前年同期を下回る
◼ 売上高は、前期受注の英国蓄電池EPC業務、国内公共の水力発電設備維持管理業務などを推進し
増収、見通し達成
◼ 営業利益は、先行投資である欧州拠点費用により赤字継続
2020.6期 ◼ 影響は限定的
コロナ影響 ◼ 欧州拠点でのテレワーク推進
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2021年6月期 計画の考え方
現状認識 マクロでのインフラ需要は引き続き活況だが、当面の新型コロナウイルス感染
拡大により業績へのインパクトが大きくなる可能性が高い
FY2021 新型コロナ影響が最大の状況(2020年4~5月頃の全世界の状況:緊急事態宣言・ロ
見通し
ックダウン・渡航制限・外出規制)が期中1年間継続することを想定
前提条件
「守りの策」を確実に実行すると共に、来期(FY2022)から始まる
新・長期経営戦略のスタートダッシュを実現するための戦略を実行
FY2021の ▪ 人財の流動性を高めることによる業績確保
対応 ▪ 販管費・間接費の徹底したコスト削減
▪ 財務規律の保持(手元流動性の確保)
▪ DX推進(次世代基幹技術開発を加速、生産性向上)
▪ 働き方改革の推進(コロナ危機対応からWLB確保に向けて)
FY2021の コロナ影響を最大限に考慮した事業見通しを必達ラインとし、実態と状況を
対応姿勢 精査しながら、コロナ影響無しと想定した場合の目標を追求する
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2021年6月期 計画
見通し前提条件 今期の対応姿勢
新型コロナ影響が最大の状況※が期中1年間継続 コロナ影響を最大限に考慮した事業見通しを必達ライン
することを想定 とし、実態と状況を精査しながら、コロナ影響無しと想定
※2020年4~5月頃の全世界の状況:緊急事態宣言・ロックダウン・渡航制限・ した場合の目標を追求
外出規制等
コロナ影響無しと
FY2021 見通し 前年同期比 FY2021 見通し
想定した場合の目標値
(単位:百万円)
(日本基準) (%) (参考/日本基準)
(IFRS)
)
受注高 104,900 74.1% 123,400 104,900
売上高 102,600 91.1% 128,300 102,600
営業利益 1,500 28.2% 7,600 3,000
受注高 売上高 営業利益
豊富な受注残を
進捗させ、積み上げ目指す
128,300
123,400
7,600
コロナ影響無しと想定した場合の
目標値(参考/日本基準)
141,632
118,085 108,589 112,604
104,900 102,600
コロナ影響を最大限に 5,110 5,322
考慮した事業見通し・必達ライン
(日本基準) 1,500
19/6 20/6 21/6 19/6 20/6 21/6 19/6 20/6 21/6
実績 実績 計画 実績 実績 計画 実績 実績 計画
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2021年6月期 見通し 2021年6月期よりIFRS適用(実績は期末決算から開示)
2020.6期 2021.6期 2021.6期
(単位:百万円) 前期増減 前期比率
実績 見通し(日本基準) 見通し(IFRS)
受注高 141,632 104,900 △ 36,732 74.1% 104,900
コンサルタント国内 56,184 49,800 △ 6,384 88.6% 49,800
コンサルタント海外 47,508 23,900 △ 23,608 50.3% 23,900
電力エンジニアリング 19,829 13,000 △ 6,829 65.6% 13,000
都市空間 17,874 16,000 △ 1,874 89.5% 16,000
エネルギー 156 2,200 2,043 1401.6% 2,200
売上高 112,604 102,600 △ 10,004 91.1% 102,600
コンサルタント国内 51,333 41,700 △ 9,633 81.2% 41,700
コンサルタント海外 24,508 22,100 △ 2,408 90.2% 22,100
電力エンジニアリング 16,137 18,000 1,862 111.5% 18,000
都市空間 18,160 18,300 139 100.8% 18,300
エネルギー 1,187 1,100 △ 87 92.6% 1,100
不動産他 1,276 1,400 123 109.7% 1,400
営業利益 5,372 1,500 △ 3,872 27.9% 3,000
コンサルタント国内 5,227 2,100 △ 3,127 40.2% 2,100
コンサルタント海外 684 300 △ 384 43.8% 300
電力エンジニアリング 1,856 1,800 △ 56 97.0% 1,800
都市空間 917 400 △ 517 43.6% 700
エネルギー △ 383 △ 700 △ 316 - 300
不動産・本社 △ 2,929 △ 2,400 529 81.9% △ 2,200
経常利益 5,384 2,100 △ 3,284 39.0% -
親会社株主に帰属する当期純利益 3,315 500 △ 2,815 15.1% 1,200
営業利益率(%) 4.8 1.5 2.9
ROE(%) 5.6 0.8 1.9
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