1899 福田組 2019-02-13 15:00:00
中期経営計画(2019~2021)の策定について [pdf]
平成 31 年 2 月 13 日
各 位
会 社 名 株式会社福田組
代 表 者 名 代表取締役社長 太田 豊彦
(コード番号 1899 東証第一部)
問 合 せ 先 取締役管理部長 山本 武志
(TEL 025-266-9111)
中期経営計画(2019∼2021)の策定について
当社は、本日開催された取締役会において、「中期経営計画(2019∼2021)」を決議いた
しましたので、お知らせいたします。
建設業を取り巻く事業環境は、企業の設備投資の増加を背景に建設投資額は前年度比プ
ラスで推移し、政府建設投資についても昨年度を上回る水準が予想され、投資環境は今後も
緩やかに増加するものと予想されます。手持ち工事は高水準で推移していますが、投資環境
の増加による競争激化や原材料費の高騰、働き方改革への取組みなどにより利益率低下の
傾向が今後も強まることが予想され、事業環境は決して楽観視できません。
このような状況下、フクダグループでは「長期ビジョン 2025(2016 年 2 月公表)」にて
10 年後のあるべき姿の実現に向けて、継続的かつ安定的な成長を目指し、主な施策を「強
い連結経営で地方ゼネコンの枠を超えた全国展開」としております。
フクダグループの連結経営は、連単倍率(連結売上÷親会社単体売上)が同業他社と比し
て高いこと、 及びその事業内容をほぼ建設とその周辺事業に集中していることから、 建設に
おける高い総合力が特徴となっています。 この特徴を前提に、 グループ各社が個々に収益を
増加させる戦略を実施し成長していくこと、さらに各社の技術やノウハウの融合を強力に
進めていくこと、グループ全体がより一層成長していくことを目指します。
また、2018 年度を最終年度とする中期経営計画(フェーズ1)においては、5項目から
なる基本方針、①既存事業における「安定的な収益基盤」の構築②将来に向けた「収益基盤
の多様化」への準備③グループの連携による売上と利益の確保④人材の確保と成長⑤信頼
されるFUKUDAグループ のもと各施策に取り組み、建設市場の活況な追い風もあり、
概ね業績目標・経営数値目標ともに達成いたしました。
今回策定した新中期経営計画は、 「長期ビジョン 2025」の実現に向けたフェーズ2として
「マルチ・ステークホルダーの満足度ナンバーワン企業へ」とのスローガンのもと、①既存
事業におけるポートフォリオ変革②グループ企業の新たな収益基盤の絞り込み③人材の確
保と多様化④高品質で安全なサービスを提供できる現場づくり⑤信頼されるフクダグルー
プ の 5 項目を基本方針とし、持続的成長企業として更なる強固な経営基盤の構築を目指
します。
本計画の達成に向け、フクダグループ一丸となって努めていく所存でございますので、株
主様をはじめステークホルダーの皆様におかれましては、今後とも一層のご支援を賜りま
すようお願い申し上げます。
以 上
中期経営計画2021
2019年1⽉〜2021年12⽉
「マルチ・ステークホルダーの満⾜度ナンバーワン企業へ」
2019年2⽉
目 次
Ⅰ. フクダグループが目指すべきもの ・・・・・・・・・・ P2
Ⅱ. 前中期経営計画2018の振り返り ・・・・・・・・・・ P3
Ⅲ. 取り巻く環境と経営計画の位置づけ ・・・・・・・・・・ P6
Ⅳ. ⻑期ビジョン2025 ・・・・・・・・・・ P7
Ⅴ. 新中期経営計画2021 ・・・・・・・・・・ P8
1)スローガン
2)基本方針
3)業績目標
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⇒
Ⅰ. フクダグループが目指すべきもの
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・フクダグループの誠実とは、かげがえのない人を愛するように、誠心誠意尽くすことである
グループ ・誠実を貫き、⼤切な人たちとのとの強いきずなをつくりあげ、そのいのちと暮らしを守る
スピリット ・我々はグループの総⼒を結集し、この使命を果たし、100年先もつなげていく
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10年後のあるべき姿として、継続的かつ安定的な成⻑のために
⻑期ビジョン2025 主に「強い連結経営で地方ゼネコンの枠を超えた全国展開」を
(2016〜2025) 目指します
2016年2月公表
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中期経営計画 10年後のあるべき姿の実現に向け、
3ヵ年毎の中期経営計画を策定し、
Phase3 2022〜2024
◆Phase2 2019〜2021 取組んでいきます
Phase1 2016〜2018 ⇒ 2016年2月公表
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Ⅱ.前中期経営計画2018の振り返り (1/3)
◆業績目標と達成状況【連結】 ●売上高の推移
2015年 1,750億円 1,739億円
2018年度 1,727億円
中期経営計画
項 目 達成状況
2018作成時の 1,677億円
実 績
計 画
売上高 1,750億円 1,739億円 △11億円 1,541億円
福田組単体 1,120億円 1,104億円 △16億円
(建築・土木) (1,100億円) (1,096億円) (△4億円)
(開発事業) (20億円) (8億円) (△12億円)
実績 実績 実績 計画 実績
グループ会社 630億円 635億円 5億円
2015年 2016年 2017年 2018年
営業利益 81億円 81億円 -
福田組単体 52億円 60億円 8億円
(建築・土木) (90億円) (97億円) (7億円)
●営業利益の推移
(開発事業) (5億円) (2億円) (△3億円)
(販管費) (△43億円) (△39億円) (4億円) 97億円
82億円 80億円 81億円 81億円
グループ会社 29億円 21億円 △8億円
・復興関連、東京五輪やインバウンド需要に⽀えられ、受注は堅
調に推移。しかし、着⼯の時期ずれや慢性的な人⼿不⾜など
から、売上高は若⼲の未達となったものの、⼿持⼯事のコスト
管理などの徹底により営業利益は達成した。
・今後、働き方改⾰への取り組み、慢性的な技術者不⾜などに 実績 実績 実績 計画 実績
より更なるコストの上昇が懸念されるため、⼀層の効率化と
ICT施⼯が急務である。 2015年 2016年 2017年 2018年
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Ⅱ.前中期経営計画2018の振り返り (2/3)
◆経営数値目標と達成状況【連結】 ●⾃⼰資本⽐率の推移
2015年
2018年度 49.8%
中期経営計画
項目 達成状況
2018作成時の 48.0%
実 績 47.0%
計 画
45.4%
⾃⼰資本⽐率 48%以上 49.8% 1.8%
42.0%
有利⼦負債残高 50億円程度 36億 △14億円
純資産配当率 1.5%程度 1.6% 0.1%
・期間利益の順調な積上げにより、有利⼦負債削減と⾃⼰資本 実績 実績 実績 計画 実績
⽐率は計画達成。
2015年 2016年 2017年 2018年
・純資産配当率も計画達成。
・今後、創出した利益ついては、有益な投資と株主還元のバラン
スを総合的に検討する。
がある。
●有利⼦負債残高の推移 ●純資産配当率の推移
87億円
1.6% 1.6% 1.5% 1.6%
50億円 1.1%
31億円 36億円 36億円
実績 実績 実績 計画 実績 実績 実績 実績 計画 実績
2015年 2016年 2017年 2018年 2015年 2016年 2017年 2018年
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(2/3)
Ⅱ.前中期経営計画2018の振り返り (3/3)
成 果
・⾸都圏での⼯事量増⼤への対応
・優良顧客との営業基盤強化 受注増加
・⺠間⼟⽊営業の強化
・有利⼦負債の⼤幅削減(実質無借⾦経営)
・強固な経営体⼒の維持
磐石な財務基盤
課 題
・「新設」から「維持更新」への質的変化への対応
・グループ企業の新たな収益基盤の絞込み
・建設技術者不⾜への対応(働き方改⾰への取組み、ICTの推進)
・競争激化や建築コスト、人件費高騰に伴う利益率低下への対応
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Ⅲ.取り巻く環境と経営計画の位置づけ
◆社 会 情 勢
・アベノミクス ・消費税増税 ・高齢化・人口減少による国内市場の縮小
・少⼦高齢化の進展 ・労働人口の減少 ・AI技術の浸透
・再生可能エネルギー ・IT技術導入の加速 ・社会ニーズの多様化
・防災・減災ニーズ ・働き方改革 ・環境問題
◆建 設 業 界 の ⾒ 通 し
2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025
安定的な需要 競争激化・受注減少・人⼿不⾜
公共工事の発注形態の変化
社会インフラ・マンション等の⽼朽化への対応・環境問題
◆当 社 の 目 指 す べ き 姿
前 中計2018 phase1 新 中計2021 phase2 持続的成⻑の実現
・業績回復 ・事業のポートフォリオ変革 ・強い連結経営で地方ゼネコンの枠を超えた全国展開
・受注取り込み ・新たな収益基盤 ・高い技術⼒・高い提案⼒のある企業集団
・財務基盤の安定化 ・人材の確保・多様化 ・全てのステークホルダーとWIN・WINの関係
⻑期ビジョン2025 次の100年へ「伝承と進化」
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Ⅳ.⻑期ビジョン2025 〜10年後のあるべき姿〜 (2016年2⽉公表)
スローガン
・100年の歴史の伝承と次の100年に向けた挑戦
あるべき姿
・強い連結経営で地方ゼネコンの枠を超えた全国展開
・品質と安全で顧客満⾜の創造
・高い技術⼒・高い提案⼒のある企業集団
・優秀な人材の確保と活躍できる環境の整備
・全てのステークホルダーとWIN・WINの関係を構築
目標数値
・収益性指標:ROE 安定的に8%程度
・株 主 還 元:純資産配当率2.0%又は配当性向20%を目安に
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Ⅴ-1.新中期経営計画2021 スローガン
マルチ・ステークホルダーの
満⾜度ナンバーワン企業へ
〜持続的成⻑企業となるために〜
環境や社会へ企業としての責任を果たし、ステークホルダーから
最高の評価を得て、進化し続ける企業へ
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Ⅴ-2.新中期経営計画2021 基本方針
1.既存事業におけるポートフォリオ変⾰
・建築事業・土木事業・舗装事業それぞれの社会ニーズに合わせたウエイトの置換
(新設⇒維持更新・低生産性物件⇒高生産性物件・営業エリアなど)
2.グループ企業の新たな収益基盤の絞り込み
・建設事業・不動産事業のノウハウを活かした新規事業の展開
3.人材の確保と多様化
・知的資本蓄積に向けた多様な人材の採用と教育
・人材確保のためのワークライフバランスの向上
・グループ間の人材交流
4.高品質で安全なサービスを提供できる現場づくり
・協⼒企業と共に顧客や地域社会に質の高いサービス提供
・高付加価値を提供することで、グループブランド⼒の創出
5.信頼されるフクダグループ
・法令遵守感度の向上
・地域社会への適切な還元(納税・雇用・地域貢献・環境問題への取組みなど)
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Ⅴ-3.新中期経営計画2021 業績目標
◆業績目標【連結】 ◆経営数値目標【連結】
2018年度 2021年度 2018年度 2021年度
項目 項目
実績 目標 実績 目標
売上高 1,739億円 1,890億円 有利⼦負債残高 36億円 20億円
福田組単体 1,104億円 1,235億円 ⾃⼰資本⽐率 49.8% 50.0%
(建築・土木) (1,096億円) (1,200億円) ROE 9.3% 8.0%
(開発事業) (8億円) (35億円) 純資産配当率 1.6% 1.6%
グループ会社 635億円 655億円 配当性向 17.2% 20.0%
営業利益 81億円 79億円
福田組単体 60億円 58億円 ・業績目標は、建設事業を取り巻く環境が依然として先
⾏き不透明な状況の中、働き方改⾰や慢性的な人材
(建築・土木) (97億円) (95億円) 不⾜解消に対する取組みを⾏いながら持続的安定成
⻑を目指し、引き続き営業利益率4%以上を維持し
(開発事業) (2億円) (8億円) ていく。
・経営数値目標は、不透明な経済環境に耐え得る経営
(販管費) (△39億円) (△45億円) 基盤を維持しながら、安定・継続的な株主還元を目
指す。
グループ会社 21億円 21億円
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シンボルマークについて
さらに、形状の変化によって、
FUKUDA GREEN 自然環境への配慮
次のような意識を表現しています。
FUKUDA BLUE より良い社会環境の創造 横への広がり「あらたな事業活動への挑戦
上方へ「飛躍」
真円から楕円へ「たゆまぬ自己改革」
FUKUDA RED 人間と感動の象徴
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注 意 事 項
本資料に掲載されている計画・目標など将来に関する事項は、本資料発⾏時
において入⼿可能な情報に基づき、当社および当社グループが作成したもので
あり、リスクや不確実性を含んでおります。
従って、実際の業績等は記載されている目標等と異なる結果となる可能性が
あることをご承知おきください。
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