2020年12月期
決算説明資料
2021年2月
株式会社福田組
証券コード︓1899
目次
1. 会社概要 P3
2. 2020年12月期決算概要 P6
3. 2021年12月期通期⾒通し P13
4. 中⻑期経営計画の現状と今後 P18
2
会社概要
会社概要︓100年以上の歴史を持つ新潟県の建設会社
商号 株式会社福田組（Fukuda Corporation)
・新潟県を地盤として全国展開する総合建設（土木・建築）会社
・当社の企業集団は、当社、子会社26社、関連会社6社で構成
事業 ・優良⼯事表彰・優良建設技術者表彰を数多く受賞
＊平成26年度以降、国土交通省「⼯事成績優秀企業」認定を継続
創業 1902年（明治35年）1月 （創業118年）
設⽴ 1927年（昭和2年）12月 （設⽴92年）
業績 売上高1,857億円、営業利益89億円（2020年12月期）
資本⾦ 51億円（2020年12月末現在）
本社所在地 新潟県新潟市中央区一番堀通町3-10
東京本社 東京都千代⽥区九段北3-2-4
支店・営業所 新潟県以外に北海道、東北、名古屋、⼤阪、九州など、全国
従業員数 2,109名 （連結︓2020年12月末日現在）
4
売上高構成比
売上構成比
福田組単体の売上高連単倍率は60％台で推移 売上高構成比
福田道路、その他の業績は安定的に推移 （2020年12月期）
（億円） 売上高連単倍率 売上高構成比
その他
63.3% 60.8%
2,000 64.2% 61.9% 61.0% 23.4%
409 450
357 369 404
1,500
284 286 304
299 302
1,000 福田組
福田道路
1,152 1,199 1,170 60.8%
500 1,084 1,103 15.8%
0
2016 2017 2018 2019 2020
福⽥組売上 福⽥道路売上 その他売上
※各構成比にあたっては、連結調整前の個別数値を
使用しています。
5
2020年12月期決算概要
2020年12月期決算サマリー
前期を上回る業績を達成︓増収、増益
売上高 1,857億円（前期比＋ 2.0％）
営業利益 89億円（前期比+10.6％）
売上高増加： 福⽥組単体は減少だったものの、福⽥道路以下
主要子会社が大幅に増加。
売上総利益増加︓ 福⽥組の大型工事の採算性が向上、グループ
各社の売上増加に伴い、増益確保。
営業利益増加︓ 販管費は人件費等で増加するも増益確保。
7
2020年12月期決算︓予想を上回る業績
売上高・営業利益・経常利益・当期純利益すべて予想比増
単位︓百万円
2019/12 2020/12 増減 2020/12
増減率
① ② ②-① 業績予想
売上高 182,088 185,764 3,675 2.0% 17６,000
18,069 19,071
売上総利益 1,001 5.5% -
（9.9％） (10.3%)
販管費及び 10,014 10,165
151 1.5% -
一般管理費 （5.5％） (5.5%)
8,055 8,905
営業利益 850 10.6% 6,800
（4.4％） (4.8%)
経常利益 8,350 9,038 687 8.2% 7,000
親会社株主帰属
当期純利益
5,475 5,979 503 9.2% 4,600
＊カッコ内は対売上高比率
8
2020年12月期決算概要︓セグメント別売上
建設事業（土木・建築）、不動産事業ともに売上高増加
単位︓百万円
単位︓百万円
2019/12 2020/12 増減
売上高 増減率
① ② ②-①
＋
＋ ＋
建設 178,925 181,568 2,642 1.5%
不動産 2,511 3,541 1,029 41.0%
その他 651 654 3 0.6%
合計 182,088 185,764 3,675 2.0%
＜建設＞
・コロナ禍の中、手持ち工事が順調に進捗。加えて子会社の大型工事が貢献。
＜不動産＞
・不動産販売物件が伸⻑。
＜その他＞
・横ばいに推移。
9
2020年12月期決算概要︓セグメント別営業利益
建設事業が堅調に推移
単位︓百万円
単位︓百万円
2019/12 2020/12 増減
営業利益 増減率
① ② ②-① ＋ ＋
建設 7,886 8,747 861 10.9％
不動産 312 263 △48 △15.6%
その他 43 33 △9 △22.5%
連結調整額 △186 △138 47 △25.6%
合計 8,055 8,905 850 10.6%
＜建設＞
・売上高増加に加え、採算性が向上。
＜不動産＞
・売上増加するも販売⽤不動産の評価損計上によりマイナス。
＜その他＞
・コロナ禍で子会社の受託運営事業が減収減益。
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2020年12月期決算概要︓貸借対照表
流動資産・負債が減少 単位︓百万円
2019/12末 2020/12末 増減
備考
① ② ②-①
売上債権△227
流動資産 104,203 102,288 △1,914 販売用不動産△1,056
固定資産 35,343 35,273 △69
資産合計 139,546 137,562 △1,984
仕入債務△2,953
流動負債 62,880 58,717 △4,162 短期借入⾦△1,175
固定負債 8,531 7,508 △1,023 ⻑期借入⾦△815
負債合計 71,412 66,226 △5,185
純資産 68,134 71,335 3,200
⾃⼰資本比率（％） 48.4 51.4 3.0
負債純資産合計 139,546 137,562 △1,984
＜流動資産＞
・不動産の売却及び評価減により販売⽤不動産が減少
＜流動負債＞
・期末の稼働工事減少により仕⼊債務が減少。返済に伴い短期借⼊⾦が減少。
11
2020年12月期決算概要︓キャッシュ・フロー
営業CF大幅改善 単位︓百万円
2019/12 2020/12 増減
① ② ②-①
現⾦同等物
期初残高
22,858 23,171 313
営業活動ＣＦ △1,151 6,909 8,061
投資活動ＣＦ △1,849 △2,193 △344
フリーＣＦ △3,001 4,715 7,716
財務活動ＣＦ 3,314 △4,680 △7,994
連結範囲減少額 － △90 △90
現⾦同等物
期末残高
23,171 23,116 △54
＜営業活動CF＞ ・仕⼊債務減少するもそれ以上に売上債権の回収が進み営業CFは改善。
＜投資活動CF＞ ・有形固定資産の売却収入が減少。
＜フリーCF＞ ・⼤きく改善。
＜財務活動CF＞ ・借⼊⾦返済、⾃⼰株式取得によりマイナス。
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2021年12月期通期⾒通し
2021年12月期業績⾒通し
減収減益を予想
単位︓百万円
2020/12① 2021/12② 増減
増減率
（実績） （計画） ②－①
売上高 185,764 175,000 △10,764 △5.8％
営業利益 8,905 7,800 △1,105 △12.4％
経常利益 9,038 8,000 △1,038 △11.5％
親会社株主帰属
当期純利益
5,979 5,300 △679 △11.4％
＜売上高＞
・新型コロナウイルス感染症拡大の⻑期化により⾜元の受注時期が不透明につき減少を想定。
＜営業利益＞
・売上減少に加え働き方改革及び人財育成投資により減益を想定。
14
（個別）受注高 ⾒通し
前期比12％増加を目指す
単位︓百万円
2020/12① 2021/12② 増減
（実績） ②-① 増減率
（計画）
受注高 98,354 111,000 ＋12,646 ＋12.9％
＜土木＞
・地元の新潟、⺠間インフラ拡大の東京、九州の土木開発で増加を⾒込む。
＜建築＞
・⾸都圏を中⼼に大型工事受注で増加を⾒込む。
＜不動産事業＞
・販売物件の受注増を⾒込む。
（百万円）
（百万円） セグメント別受注高（単体・実績）
通期・半期受注高(単体・実績)
280,000 749
160,000
240,000 151,387 1,408 634
1,212
3,109 53,680
200,000 116,450 122,680 120,847 120,000 1,872
110,090 27,164 37,311 31,025
160,000 98,354 26,507
80,000 23,061
120,000
80,000 88,073 96,956 89,186
40,000 80,472 83,959 73,420
40,000 74,245 67,682 83,843 65,720
60,174 52,665
0 0
2015/12 2016/12 2017/12 2018/12 2019/12 2020/12 2015/12 2016/12 2017/12 2018/12 2019/12 2020/12
第2四半期 通期 建築 土木 不動産
15
（個別）土木・建築の受注高・繰越⼯事高
受注高減少、繰越⼯事高前期比△12.9％
単位︓百万円
2018/12 2019/12 2020/12 増減
増減率
① ② ②-①
受注高＊ 150,637 120,212 96,481 △23,730 △19.7％
（土木） （53,680） （31,025） （23,061） （△7,963） △25.7％
（建築） （96,956） （89,186） （73,420） （△15,766） △17.7％
繰越⼯事高＊ 143,674 144,558 125,859 (△18,698) △12.9％
（土木） （60,884） （62,791） （52,232） (△10,558） △16.8％
（建築） （82,790） （81,766） （73,626） （△8,140） △10.0％
＊不動産開発の受注は、除く。
16
安定・継続的な配当・株主還元を実施
株主還元︓内部留保の充実を図りながら安定的な還元
⾃社株買により総還元性向54.7％
2020年12月期（予定）︓110円
2021年12月期（予想）︓110円
（％）
ROE(⾃⼰資本利益率) （円）
配当⾦・配当性向
25.0 120 17.8 20.0
17.1 17.2 17.7
15.9
20.0 100
16.8 15.0
80
15.0
60 9.5 10.0
9.2 9.3 8.6 110 110 110 110
10.0 8.4 100
40 90
5.0
5.0 20
0.0 0 0.0
2016/12 2017/12 2018/12 2019/12 2020/12 2016/12 2017/12 2018/12 2019/12 2020/12 2021/12
(予)
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中⻑期経営計画の現状と今後
⻑期ビジョン2025 〜10年後のあるべき姿〜
１００年の歴史の伝承と次の１００年に向けた挑戦
（2016年2月発表）
あるべき姿
• 強いグループ経営で地方ゼネコンの枠を超えた全国展開
• 品質と安全で顧客満足の創造
• 高い技術⼒・高い提案⼒ある企業集団
• 優秀な人材の確保と活躍できる環境の整備
• 全てのステークホルダーとWIN-WINの関係を構築
収益性目標 ROE8.0％程度
マルチ・ステークホルダーの満足度ナンバーワン企業へ
株主還元 純資産配当率2.0％ 〜「持続的成⻑企業」となるために〜
又は配当性向20％ 環境や社会へ企業としての責任を果たし、
ステークホルダーから最高の評価を得て、
進化し続ける企業へ
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中期経営計画2021の位置づけ
◆社会情勢 2021.2
・アベノミクス ・消費税増税 ・高齢化・人口減少による国内市場の縮小
・少子高齢化の進展 ・労働人口の減少 ・AI技術の浸透
・再生可能エネルギー ・IT技術導入の加速 ・社会ニーズの多様化
・防災・減災ニーズ ・働き方改革 ・環境問題
◆建設業界の⾒通し
2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025
安定的な需要 競争激化・受注減少・人⼿不⾜
公共工事の発注形態の変化
社会インフラ・マンション等の⽼朽化への対応・環境問題
◆当社の目指すべき姿
前中計2018 phase1 現中計2021 phase2 継続的成⻑の実現
・業績回復 ・事業のポートフォリオ変革 ・強い連結経営で地方ゼネコンの枠を超えた全国展開
・受注取り込み ・新たな収益基盤 ・高い技術⼒・高い提案⼒のある企業集団
・財務基盤の安定化 ・人材の確保・多様化 ・全てのステークホルダーとWIN-WINの関係
⻑期ビジョン2025 次の100年へ「伝承と進化」
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2021中期経営計画︓最終業績目標及び経営数値目標
を軌道修正
新型コロナウイルス感染症拡大の影響をふまえ2021年業績目標と経営数値目標を軌道修正
業績目標 （2021年2月時点） 経営数値目標
（2019年2月公表） （2021年2月時点）
（2019年2月公表）
項目 2021/12 2021/12 項目 2021/12 2021/12
業績目標 ⾒通し 経営数値目標 ⾒通し
売上高 1,890億円 1,750億円 有利子負債残高 20億円 20億円
福⽥組単体 1,235億円 1.087億円 ⾃⼰資本比率 50.0％ 50.0％
（建築・土木） （1,200億円） （1,063億円） ROE 8.0％ 8.0％
（開発事業） （35億円） （24億円） 純資産配当率 1.6％ 1.6％
グループ会社 655億円 663億円 配当性向 20.0％ 17.7％
営業利益 79億円 78億円
（営業利益率） （4.2％） （4.5％） 業績目標︓営業利益4％以上
福⽥組単体 58億円 53億円 働き方改⾰、慢性的な人材不⾜の解消
を⾏いながら、持続的安定成⻑
（建築・土木） （95億円） （85億円）
（開発事業） （8億円） （7億円）
経営数値目標︓
販管費 （△45億円） （△39億円） 経営基盤を維持しながら、
グループ会社 21億円 25億円 安定・継続的な株主還元を実施
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（ご参考） 主要業績指標の推移
売上高・売上高総利益率 営業利益・営業利益率
（百万円） （％） （％）
（百万円）
200,000 182,088 185,764 20.0 12,000 10.0
172,749 167,659 173,928
9,695
154,067 8,905 8.0
150,000 15.0 9,000 8,166 7,991 8,055
8,055
11.5 5.6
10.7 10.2 10.3 5.3
9.9 4.8 4.8 6.0
4.6 4.4
100,000 10.0 6,000
11.2
4.0
50,000 5.0 3,000
2.0
0 0.0 0 0.0
2015 2016 2017 2018 2019 2020 2015 2016 2017 2018 2019 2020
（百万円）
経常利益・経常利益率 （％）
有利子負債・⾃⼰資本比率
（百万円） （％）
12,000 10.0
51.4
10,500 60
9,888 49.8 48.4
8,746 45.1 47.0
9,038
8,363 8,190 8,410 8,350 8.0 41.8 50
9,000 8,089
5.4 5.7 7,000 40
4.9 4.8 4.9 6.0
4.6 6,099
6,000 30
3,632 3,645
4.0 3,099
3,500 20
3,000
2.0 10
0 0.0
0 0
2015 2016 2017 2018 2019 2020 2015 2016 2017 2018 2019 2020
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、
本資料の発表⽇、現在において⼊⼿可能な情報から得られた判断に基づいており、
実際の業績は、様々な不確定要素により異なる場合がございますことをご了承くださ
い。
株式会社福田組 証券コード︓1899
2020年12月期決算説明資料
2021年2月
連絡先︓経営企画部 経営管理室 TEL 025-266-9199（⼤代表）
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