1885 東亜建 2021-05-24 16:00:00
取締役会の実効性評価結果の概要について [pdf]

                                          2021 年 5 月 24 日
各   位
                             会 社 名   東亜建設工業株式会社
                             代表者名    代表取締役社長     秋山優樹
                             ( コード番号 1885 東証第一部・札証 )
                             問合せ先    管理本部総務部長 木村徹也
                                        TEL 03-6757-3800


           取締役会の実効性評価結果の概要について


 当社では、持続的な企業価値向上のためには、取締役会がその機能を十分に発揮し、ガバナ
ンスの強化を図ることが重要であると認識しており、2015 年度より取締役会の自己評価を実
施して、その実効性の向上に努めております。
 今般、2020 年度における取締役会の実効性の分析・評価を実施しましたので、その結果の
概要をお知らせいたします。


                       記


1.評価の方法について
 全ての取締役 11 名(内、監査等委員である取締役 4 名、その内、独立社外取締役 3 名)に
対して、以下の項目を主な内容とする 3 段階評価及び自由記述による無記名方式のアンケート
を実施し、その回答を集計・分析する自己評価方式により行いました。取締役会は、この分析
結果を基に現状を把握・評価し、取締役会のあり方について意見交換を行い、取締役会におけ
る課題を共有すると共に、今後の取り組み方などについて確認しました。


≪アンケートの主な内容≫
・取締役会の役割・責務
・取締役会の規模・構成
・取締役会の運営状況
・取締役会に対する支援体制
・取締役としての自身の評価・意見


2.分析・評価結果の概要
(1)結 論
 当社取締役会の規模・構成・運営状況、取締役会に対する支援体制等は、概ね適切であり、
取締役会は有効に機能していると評価しました。
(2)分析・評価
 取締役会の役割・責務について、長期ビジョン「TOA2030」及び中期経営計画(2020~2022

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年度)に基づき、取締役会の建設的な議論により経営戦略・経営目標を進めていること、その
計画の達成状況を適切に監視していること、また、多角的なリスク分析や総合的な判断により、
リスクヘッジ及びリスクテイクが適切に行われ、グループガバナンスの強化に向けた環境が整
備されていることを確認しました。
 一方で、株主への説明責任、株主とのコミュニケーションについて、まだ十分ではないとの
意見や、取締役に対するトレーニング、及び将来の取締役候補者の育成のためのサクセッショ
ンプランについて、より充実させるべきとの意見がありました。


3.昨年度に認識した課題への対応状況
 昨年度認識された課題「取締役会は、顕在化した課題とは別に、個々の取締役が考える将来
的な課題、中長期的方向性に対する考え、企業価値向上のための私案等を含め、潜在的なテー
マについてもフリーディスカッションを行うべきであること」に対し、取締役会は、10 年先を
見据えた長期ビジョン「TOA2030」 3 ヵ年の中期経営計画を策定するに当たり、
                   と                     現場や幅広
い年齢層からの声を吟味し、建設的な議論を展開してきたことを確認しました。


4.今後の取り組み
 取締役会は、上記の分析・評価結果を受けて議論した結果、以下の点を課題として認識しま
した。
(1)中長期的な企業価値向上に資する議論の深化
 ・長期ビジョン「TOA2030」の推進と広い視野からの議論の実施
 ・取締役会の相互の意見交換やブレインストーミング、将来を見据えた見解の交流、フリー
  ディスカッションの場としての活用
(2)当社「ESG 経営基本方針」に基づく中長期の視点に立った ESG 経営への取リ組み


 また、本年 6 月開催予定の定時株主総会の承認を経て、取締役会の構成は、監査等委員でな
い取締役 8 名(内、社外取締役 1 名)
                    、監査等委員である取締役 4 名(内、社外取締役 3 名)
の 12 名体制となる予定です。社外取締役を 1 名増員し、取締役会の監督機能をさらに強化す
るとともに、上記の課題に真摯に取り組むことで、取締役会のさらなる審議の充実と実効性の
向上を実現してまいります。


                                             以 上




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