1871 PS三菱 2021-06-01 13:00:00
2021年3月期決算説明会 [pdf]

2021年3月期決算説明会

代表取締役社長
森 拓也
2021年6月1日

新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に
謹んでお悔やみ申し上げますとともに、罹患された方々には
心よりお見舞い申し上げます。
また、医療従事者をはじめとする感染拡大の抑制にご尽力され
ている皆様に深く感謝申し上げます。
目次




     1. 2021年3月期 決算概要   P.2

     2. 2022年3月期 業績予想   P.13

     3. 中期経営計画2019の進捗   P.17

     Appendix ご参考       P.31




                               1
1. 2021年3月期 決算概要




                   2
2021年3月期 トピックス
コロナ禍により民間投資が減少し建設投資は前年比較で減少に転じた、一方で防災・減災、国土強靭化対策は継続推進
    2020年度建設投資額は、前年度比3.4%減の63兆1,500億円となり、増加基調から前年度を下回る水準の見通しに転ずる
       国土強靭化に向け、インフラ老朽化対策などの公共投資は継続、NEXCO大規模更新事業、4車線化・6車線化事業は推進
       政府投資額は前年度比3.2%増の25兆6,500億円となるも、民間投資額の7.4%減の37兆5,000億円の影響により5年ぶりの減少に転じる
    新型コロナウイルス感染症の影響拡大により発注が鈍化、施工体制の維持に各社とも注力
      景気の大幅悪化により民間企業設備投資は、多くの企業で計画の中止や延期が増加
      社会資本整備の担い手として、国、業界団体と足並みを揃え、感染防止に努めつつ事業継続を遂行

売上高は前年同期及び期初計画比で増加し、各利益項目は期初計画より大幅に増加、19.3月期に次ぐ好業績
    売上高は、土木事業は大型新設橋梁の完成及び設計変更獲得等により増加、建築事業は受注予定案件の期ずれ等により減少したものの、
     全体では期初計画より12億円増収
      期初計画比1.1%の増加、前年度比10.9%の増加
    売上総利益率は、大型新設橋梁の完成に伴う設計変更獲得や採算性の向上等により全体で3.3ポイントの改善
      期初計画:11.7%®2021.3期:15.0%
      土木事業の利益率は期初計画よりも4.0ポイント上昇し17.3%、建築事業の利益率は9.8%と0.4ポイント上昇
    各利益項目が期初計画比で大きく改善し、当期純利益が55億92百万円となり、中計2019の2年目の目標達成
      期初計画比増加率:売上総利益+29.7%、営業利益+99.9%、経常利益+103.0%、当期純利益+99.7%


新型コロナウイルス感染症の拡大防止の取り組み
    2020年4月に「新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置
       「新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策ガイドライン」を策定し、警戒地域ごとに内勤、工事作業所に向けて対策・対応を充実
       テレワーク、Web会議等による業務が急速に浸透し、間接部門の従来からの働き方が大きく変化
       「働き方の新しいスタイル」を検討することを目的として、働き方改革実行委員会の傘下に検討チームを組成



                                                                            3
業績サマリー
連結業績サマリー
                                                                                                                                  (単位:百万円、%)
                                    2019.3期                  2020.3期                            2021.3期
                                                                                                                                      コメント
                                実績          前年比           実績          前年比            実績          前年比          期初計画比

                                                                                                                           大型新設橋梁の設計変更獲得
売上高                             110,279       △4.0    105,744              △4.1      117,219           10.9         1.1
                                                                                                                           及び追加契約等により増加

                                                                                                                           設計変更獲得、原価改善の取
売上総利益                            18,059        30.7       14,377       △20.4          17,632           22.6        29.7
                                                                                                                           組み等により向上

                                                                                                                           売上利益の増加により前期比
営業利益                              8,747        60.8        4,881       △44.2           8,396           72.0        99.9
                                                                                                                           増益

                                                                                                                           営業利益増益により前期比増
経常利益                              8,789        64.4        4,897       △44.3           8,422           72.0       103.0
                                                                                                                           益
親会社株主に帰属する                                                                                                                 経常利益増益により前期比増
                                  7,918       106.0        3,214       △59.4           5,592           74.0        99.7
当期純利益                                                                                                                      益

1株当たり年間配当金(円)                   32.0                           20.0                    26.0                                特別配当により増配
                            (特別配当12円含む)                                            (特別配当6円含む)

               <売上高>                                                <営業利益>                                                  <経常利益>
150,000                                         10,000             8,747                        8,396    10,000           8,789                  8,422
            110,279     105,744      117,219
100,000                                                                           4,881                                               4,897
                                                 5,000                                                    5,000
 50,000
          113,000     110,000     116,000                    4,100           3,600         4,200                    3,940          3,500      4,150
     0                                                0                                                       0
            19.3期      20.3期         21.3期                     19.3期          20.3期            21.3期                 19.3期          20.3期      21.3期
               期初計画       実績                                        期初計画          実績                                        期初計画       実績

                                                                                                                                                         4
利益増減分析(前年同期比)
経常利益増減分析
                                       57                 (単位:百万円)
                            259                  △46

                                                          2021/3期
                                                          経常利益
                 3,255
                                                           8,422


     2020/3期
     経常利益      売上総利益      販管費減少      営業外収益     営業外費用
                 増加                    増加        増加
                土木事業       人件費増      受取保険金増     支払利息増
      4,897
                +3,285      △223       +116      △12
                建築事業       物件費減      物品売却益減    支払保証料増
                 +3         +482       △64       △20


    売上高は大型新設橋梁の完成及び設計変更獲得等により前期比1.1%増、売上総利益は設計変更獲得等により前期比32億55百万円
     大幅増加し、利益率は13.6%から15.0%に上昇
      土木事業は、大型新設橋梁の設計変更獲得及び追加契約等により売上高・売上総利益が大幅に増加
      建築事業は、売上高は増加したものの、売上総利益は手持工事の低採算案件の進捗により微増
    販管費が前期比2億59百万円減少
      主に従業員の処遇改善等により人件費が増加、新型コロナウイルス感染症拡大影響により交通費・接待費等が減少
    営業外収益が57百万円増加
      物品売却益の減少があるものの、受取保険金の増加が上回った
    営業外費用が46百万円増加
      支払利息及び支払保証料の増加


                                                                     5
利益増減分析(期初計画比)
経常利益増減分析
                                                             (単位:百万円)
                                        110        △34
                            163                               【実績】
                                                             2021/3期
                                                             経常利益
                 4,032
                                                              8,422


    【期初計画】     売上総利益       販管費減少      営業外収益      営業外費用
     2021/3期     増加                     増加         増加
     経常利益
                土木事業        人件費増      受取保険金増    持分法投資損失増
                +3,813       △320       +106       △18
     4,150      建築事業        物件費減      受取特許料増     支払保証料増
                 △301        +483       +21        △18


   売上高が土木の大型新設橋梁の完成及び設計変更獲得等により増加し、売上総利益が40億32百万円増加、売上総利益率が11.7%から
    15.0%に上昇
      土木事業は、大型新設橋梁の設計変更獲得及び追加契約等により売上総利益が38億13百万円増加し、利益率が13.3%から17.3%に
      上昇
      建築事業は、当期受注予定案件の期ずれ等により売上総利益が3億1百万円減少したものの、利益率が9.4%から9.8%に上昇
   販管費が期初計画比1億63百万円減少
      人財確保のための従業員の処遇改善等により人件費が増加、新型コロナウイルス感染症拡大影響による交通費・接待費等の減少により
      物件費が減少
   営業外収益が期初計画比1億10百万円増加
      主に受取保険金の増加
   営業外費用が期初計画比34百万円増加
      主に持分法投資損失及び支払保証料の増加

                                                                         6
セグメント別業績
セグメント別売上高・売上総利益・受注高
                                                                     (単位:百万円、%)

              2019.3期     2020.3期         2021.3期
                                                                     コメント
               実績          実績         実績            前年比

    土木事業         67,489      63,637    73,916        16.2

    建築事業         40,592      39,431    41,005         4.0   ・土木事業は繰越高の増加、大型新設橋梁の
売                                                            設計変更獲得及び追加契約等により増加
上   製造事業          1,551       1,875     1,529       △18.5
高                                                           ・製造事業は、海外関係会社の売上減等により
    その他兼業事業         644         799      768        △3.9     減少

    合計          110,279     105,744   117,219        10.9

    土木事業         14,118       9,527    12,813        34.5

    建築事業          3,298       3,994     3,998         0.1   ・土木事業の売上総利益は、大型新設橋梁の
売                                                            設計変更獲得及び追加契約等により増加
上   製造事業            207         416      490         17.9
                                                            ・建築事業の売上総利益は、売上高の増加及
総
    その他兼業事業         304         341      267        △21.7    び手持工事の採算改善等により微増
利
益                                                           ・製造事業の売上総利益は、海外関係会社の
    調整額             131         97         63       △35.7    売上減等により減少

    合計           18,059      14,377    17,632        22.6

    土木事業         85,066      73,004    80,221         9.9
                                                            ・土木事業は、大型新設橋梁、設計変更獲得
    建築事業         46,188      41,311    43,887         6.2    及び追加契約等により増加
受
                                                            ・建築事業は、医療・福祉分野への注力、地域
注   製造事業          1,551       1,875     1,529       △18.5
                                                             戦略の推進等により受注獲得の増加
高
    その他兼業事業         644         812      768        △5.4    ・製造事業は、海外関係会社の受注減等により
                                                             減少
    合計          133,451     117,003   126,407         8.0

                                                                                   7
 土木事業
業界環境
   2020年度政府建設投資は、前年度比3.2%増の25兆6,500億円の見込み               出典:「建設経済モデルによる建設投資の見通し」
   _ 民間土木投資は、前年度比2.6%減の5兆6,700億円の見通し                        (一財)建設経済研究所4月発刊
   PC市場は、前年度比6%増の3,395億円

      新設が1,713億円と前年度比81%となったものの、補修・補強が1,682億円と同比152%となった

業績推移
                   <売上高>                            <売上総利益>                                 <受注高>        単位:百万円
80,000                       73,916   20,000                             100,000
          67,489                                                                   85,066             80,221
                    63,637
                                               14,118                                        73,004
                                                                12,813
                                                        9,527
40,000                                10,000                              50,000




      0                                   0                                   0
          19.3期     20.3期    21.3期             19.3期    20.3期   21.3期              19.3期     20.3期    21.3期
     大型新設橋梁の完成及び設計変更獲得、原価改善等により、売上高、売上総利益ともに増加
       大型新設橋梁の設計変更及び追加契約獲得、大規模更新案件の継続契約獲得
     受注高は、PC新設橋梁の大型案件や大規模更新案件の受注獲得等により、前年度から72億円の増加
  _   市場環境の変化に伴い大規模更新事業の受注高が増加し、新設橋梁の受注高を上回った
大型受注案件(受注金額上位3件)
  工事名                                    工事概要
  新名神高速道路 信楽川橋                           PRC5径間連続波形鋼板ウェブラーメン箱桁橋
  北陸自動車道 新手取川橋                           PC8径間連続有ヒンジラーメン橋(現橋)の桁取替 プレキャストPC版468枚
  中国自動車道 上萩原橋他8橋床版取替工事                   床版取替 約11,000㎡ プレキャストPC版582枚


                                                                                                               8
建築事業
業界環境
   2020年度民間非住宅建設投資は、前年度比3.9%減の16兆8,300億円の見込み
     製造業の設備投資の減少傾向に加え、コロナ禍の長期化見込みから経済の先行きに不透明感が広がり、全体的に減少したほか、宿泊施設や
     店舗が大きく減少すると見込む、一方で倉庫・流通施設は堅調                 出典:「建設経済モデルによる建設投資の見通し」
     民間工事発注の減少に伴い、各社受注量の確保に向け公共機関の案件についても競争激化の傾向     (一財)建設経済研究所4月発刊


業績推移
                  <売上高>                              <売上総利益>                            <受注高>        単位:百万円
60,000                              6,000                             60,000
                                                                               46,188             43,887
         40,592   39,431   41,005                     3,994   3,998                      41,311
                                             3,298
30,000                              3,000                             30,000



     0                                 0                                  0
         19.3期     20.3期   21.3期             19.3期    20.3期   21.3期            19.3期     20.3期    21.3期
   下期から低採算案件の進捗が進み、売上高は増加したものの、売上総利益は微増
     売上高は前期からの大型工事の進捗により増加、売上総利益は低採算案件の進捗により前年度より利益率低下(10.1%→9.8%)
   同業他社との競争激化は継続しており、大型受注予定案件の獲得等により前年実績から増加するも、期初計画から未達
     前期実績比 +2,576百万円、期初計画比 △5,612百万円
大型受注案件(受注金額上位3件)
 工事名                                  工事概要
 某病院増築工事                              S造    地上6F       延床面積9,712.6㎡
 某病院増築工事                              RC造 地下1F 地上4F 延床面積9,608.25㎡
 某工場焼却設備等更新工事                         工場棟改修工事、計量棟取り壊し工事、電気設備改修工事、機械設備改修工事


                                                                                                           9
 製造事業及びその他兼業事業
製造事業 ‐ 業績推移
                                                                                                 単位:百万円
                     <売上高>                             <売上総利益>                          <受注高>
  2,000                1,875             600                            2,000            1,875
                                                                490             1,551
             1,551               1,529                                                           1,529
                                                         416
                                         400
  1,000                                                                 1,000
                                                207
                                         200


        0                                 0                                0
             19.3期    20.3期     21.3期          19.3期    20.3期   21.3期           19.3期   20.3期    21.3期




その他兼業事業 ‐ 業績推移
                                                                                                 単位:百万円

                     <売上高>                             <売上総利益>                          <受注高>
1,000                                    500                            1,000
                      799                                                                 812     768
                                768
             644                                         341                     644
                                                304
                                                                 267
 500                                     250                             500




   0                                       0                               0
            19.3期    20.3期     21.3期           19.3期    20.3期   21.3期           19.3期   20.3期    21.3期



                                                                                                         10
貸借対照表
連結貸借対照表の主な項目
                                                                      (単位:百万円)

                   2019.3期   2020.3期   2021.3期
                                                               コメント
                     実績        実績        実績
資産合計               90,196    88,282    95,423

 流動資産              69,796    67,860    73,704    ・買掛債務の支払、借入金の返済等により現金預金が5,027百万
                                                  円減少
   現金預金            14,802    15,484    10,456    ・工事進捗等による工事債権の増加により、受取手形・完成工事
                                                  未収入金等が9,925百万円、電子記録債権が846百万円それぞ
   受取手形・完成工事未収金等   47,560    44,090    54,861     れ増加

 固定資産              20,400    20,421    21,719
                                                 ・建物及び工場用機械等の新規購入等により有形固定資産が
   有形固定資産          13,394    13,813    14,126     312百万円増加
   無形固定資産             176       156       136    ・退職給付信託の拠出等により退職給付に係る資産が766百万円
                                                  増加
   投資その他の資産         6,828     6,451     7,456

負債合計               54,755    51,549    53,206    ・工事進捗に伴う買掛債務の支払等により、支払手形・工事未払
                                                  金等が997百万円減少、電子記録債務が294百万円増加
 流動負債              44,143    44,376    43,378    ・法人所得の増加により未払法人税等が1,968百万円増加
                                                 ・長期借入金の契約更新により500百万円増加し、流動負債から
 固定負債              10,611     7,172     9,828     固定負債に組替え

純資産合計              35,411    36,732    42,216
                                                 ・親会社株主に帰属する当期純利益5,592百万円を計上、配当
 株主資本              33,402    34,831    39,536     金947百万円を支出
                                                 ・退職給付に係る調整累計額が539百万円増加
 その他包括利益累計額         2,038     1,901     2,679

負債純資産合計            90,196    88,282    95,423


                                                                               11
キャッシュ・フロー
連結キャッシュ・フローの主な項目
                                                                    (単位:百万円)
                   2019.3期   2020.3期   2021.3期
                                                             コメント
                    実績        実績        実績
営業活動によるキャッシュ・フロー    7,170     4,630    △3,684
 税金等調整前当期純利益         8,831     4,861     8,227
 減価償却費                768       719        741
 退職給付に係る資産の増減         △20         26     △35
 退職給付に係る負債の増減         192         86   △1,388    ・営業収益の積上げ
 工事損失引当金増減          △776        △86       △41    ・退職給付信託の拠出等による退職給付に係る負債の
 売上債権の増減           △2,858      3,483   △10,801    減少
 たな卸資産の増減             404        △9         72   ・工事進捗による売上債権の増加
 仕入債務の増減           △1,366      1,652     △697
 未成工事受入金の増減         △354        672      △757
 その他営業活動フロー          3,920   △3,717      1,995
 法人税等支払額           △1,570    △3,058    △1,001
投資活動によるキャッシュ・フロー   △1,030    △2,016     △675
                                                 ・建物・構築物、工事用機械更新等による有形固定資
 有形固定資産取得          △1,228    △2,062      △722
                                                  産の取得
 その他投資活動フロー           197         45       47
財務活動によるキャッシュ・フロー   △3,774    △1,932      △664
 短期借入金純増減          △2,587        39       △87
 長期借入れによる収入           300        -         500
 リース債務返済による支出         △66       △44       △55    ・長期借入金の増加
 自己株式の取得による支出          △0     △295         △0    ・配当金の支払
 配当金支払額              △853    △1,516      △947
 その他財務活動フロー          △567      △113       △73
現金及び現金同等物期末残高       14,802    15,484    10,456


                                                                           12
2. 2022年3月期 業績予想




                   13
業績予想
連結業績予想
                                                                                                                         (単位:百万円、%)
                                2020.3期                  2021.3期                     2022.3期
                                                                                                                       コメント
                            実績              前年比      実績             前年比          予想           前年比
                                                                                                      土木事業の大規模更新事業の進捗予想により
売上高                         105,744         △4.1     117,219           10.9      109,700       △6.4
                                                                                                      減収見込む

売上総利益                        14,377         △20.4     17,632           22.6       14,400      △18.3   土木事業の工事完成に伴う設計変更の減少

営業利益                          4,881         △44.2      8,396           72.0        4,900      △41.6   売上総利益の減少

経常利益                          4,897         △44.3      8,422           72.0        4,800      △43.0

親会社株主に帰属する
                              3,214         △59.4      5,592           74.0        3,400      △39.2
当期純利益
1株当たり年間配当金(円)                        20.0                    26.0                      20.0

※2022年3月期は「収益認識に関する会計基準」を適用しております

                  <売上高>                                                <営業利益>                                          <経常利益>
150,000                                             10,000     8,747                                  10,000   8,789
                                                                                   8,396                                       8,422
          110,279 105,744   117,219
                                       109,700
100,000
                                                                         4,881                4,900                    4,897           4,800
                                                     5,000                                             5,000
 50,000


      0                                                 0                                                 0
          19.3期    20.3期     21.3期      22.3期                  19.3期     20.3期     21.3期      22.3期            19.3期   20.3期   21.3期   22.3期

           実績      実績        実績         予想                      実績        実績        実績        予想               実績       実績     実績      予想


                                                                                                                                          14
セグメント別業績予想
セグメント別売上高・売上総利益・受注高
                                                                    (単位:百万円、%)

              2020.3期   2021.3期       2022.3期
                                                                 コメント
               実績        実績        予想           前年比

    土木事業       63,637    73,916    63,400       △14.2

    建築事業       39,431    41,005    44,500         8.5
売                                                       ・土木事業の手持工事のうち大規模更新案件の増
上   製造事業        1,875     1,529     1,400       △8.5     加により、工事進捗の鈍化
高                                                       ・建築事業の当期受注案件の増加
    その他兼業事業       799       768      400        △48.0

    合計        105,744   117,219   109,700       △6.4

    土木事業        9,527    12,813    10,000       △22.0

売   建築事業        3,994     3,998     4,000         0.0
                                                        ・土木事業は、大型工事の完成及び「設計変更が
上   製造事業          416       490      200        △59.2    前年度から減少することを考慮
総
利   その他兼業事業       341       267      200        △25.1   ・建築事業は、前期からの繰越工事で採算低下、
益                                                        当期受注案件で利益回復見込
    調整額            97        63         -           -
    合計         14,377    17,632    14,400       △18.3

    土木事業       73,004    80,221    67,100       △16.4

    建築事業       41,311    43,887    45,000         2.5
受                                                       ・建築事業で受注強化策として早期に案件確保を
注   製造事業        1,875     1,529     1,300       △15.0    計画
高
    その他兼業事業       812       768      400        △48.0

    合計        117,003   126,407   113,800       △10.0



                                                                            15
セグメント別次期繰越高
セグメント別次期繰越高
                                                                                                (単位:百万円、%)

                           2019.3期             2020.3期             2021.3期
                                                                                              コメント
                            実績                  実績           実績              前年比

    土木事業                    76,602              85,980       92,285           7.3
次                                                                                   ・土木事業は計画通り大規模更新案件を受注獲
    建築事業                    37,658              39,526       42,408           7.3
期                                                                                    得し、さらに大型新設橋梁等の受注により、前年
繰   製造事業                         -                   -             -          -      比で上回った
越                                                                                   ・建築事業は年度末に大型案件の受注獲得等に
高   その他兼業事業                      3                  16             16         -
                                                                                     より、前年比で上回った
    合計                     114,264             125,523      134,710           7.3


         百万円
                          <次期繰越高>                                               ■中国自動車道大谷橋床版取替工事
     150,000                                                                     当社独自工法の「半断面床版取替工法」
                                                         134,710                 「MuSSL工法」「フルキャスト壁高欄」を採用
                                     125,523
                114,264
     120,000
                                                         42,408
                                     39,526
                37,658
      90,000


      60,000
                                      85,980              92,285
                76,602
      30,000


           0
           19.3期                     20.3期                    21.3期
               実績                     実績                          実績

                          土木事業   建築事業



                                                                                                           16
3. 中期経営計画2019の進捗




                   17
中期経営計画2019の進捗
2021.3期実績と中計数値目標との対比

                                                                                          (単位:百万円)

                 2021.3期                  2021.3期                2021.3期と中計目標
                                                                                            達成率
                 中計目標                       実績                        との差額
        土木事業       64,900                   80,221                    15,321                      123.6%
        建築事業       48,500                   43,887                   △4,612                        90.5%
受注      製造事業           1,900                    1,529                     △370                     80.5%
        兼業事業            700                      768                        68                    109.8%
         合計       116,000                  126,407                    10,407                      109.0%
        土木事業       63,600                   73,916                    10,316                      116.2%
        建築事業       47,900                   41,005                   △6,894                        85.6%
売上高     製造事業           1,800                    1,529                     △270                     85.0%
        兼業事業            700                      768                        68                    109.8%
         合計       114,000                  117,219                        3,219                   102.8%
        土木事業   13.4%            8,500   18.1%           13,398     4.7%           4,898           157.6%
        建築事業    9.1%            4,340    9.6%            3,919     0.5%           △420             90.3%
売上利益    製造事業    8.9%             160     4.9%              75    △4.0%            △85              47.3%
        兼業事業   14.3%             100    31.1%             239     16.8%            139            239.4%
         合計    11.5%           13,100   15.0%           17,632     3.5%           4,532           134.6%
販売費及び一般管理費      7.9%            9,000    7.9%            9,236   △0.0%             236            102.6%
営業利益            3.6%            4,100    7.2%            8,396     3.6%           4,296           204.8%
経常利益            3.6%            4,100    7.2%            8,422     3.6%           4,322           205.4%
当期純利益           2.5%            2,800    4.8%            5,592     2.3%           2,792           199.7%



                                                                                                      18
 中期経営計画2019の進捗
 2022.3期業績予想の中計数値目標との対比

                                                                                    (単位:百万円)

                 2022.3期                 2022.3期             2022.3期と中計目標
                   予想                    中計目標                     との差額
        土木事業      67,100                 68,200                △1,100
        建築事業      45,000                 49,000                △4,000          民間設備投資の減速による
受注      製造事業       1,300                  2,000                 △700
        兼業事業           400                    800               △400
         合計      113,800                120,000                △6,200
        土木事業      63,400                 66,800                △3,400          大規模更新工事の工期長期化
        建築事業      44,500                 48,500                △4,000
売上高     製造事業       1,400                  1,900                 △500
        兼業事業           400                    800               △400
         合計      109,700                118,000                △8,300
        土木事業   15.8%         10,000   13.5%          9,030     2.3%      970 個別工事の原価見通しの見直し
        建築事業    9.0%          4,000    9.6%          4,680   △0.6%      △680

売上利益    製造事業   14.3%           200     9.5%           180      4.8%       20
        兼業事業   50.0%           200    13.8%           110     36.2%       90

         合計    13.1%         14,400   11.9%         14,000     1.2%      400

販売費及び一般管理費      8.7%          9,500    7.7%          9,100     1.0%      400 人件費、開発費(PSMAX)の見直し
営業利益            4.5%          4,900    4.2%          4,900     0.3%       -
経常利益            4.4%          4,800    4.1%          4,800     0.3%       -
当期純利益           3.1%          3,400    2.9%          3,400     0.2%       -


                                                                                                  19
中期経営計画2019の進捗
                     <受 注>                                                             <売 上>
                                                              億円
 億円
1,400                1,264                                    1,400
         1,170                                    1,200                               1,172                         1,180
                                      1,138                   1,200         1,057                    1,097
1,200
1,000                                                         1,000
         計画値          計画値                                                   計画値       計画値
 800                                                           800
         1,130        1,160                                                 1,100     1,140
 600                                                           600
         達成率          達成率                                                   達成率        達成率
 400                                                           400
        103.5%       109.0%                                                 96.1%     102.8%
 200                                                           200
   0                                                             0
         20.3期       21.3期           22.3期        22.3期                    20.3期      21.3期          22.3期          22.3期
          実績          実績              予想          計画                        実績         実績              予想           計画


                    <売上総利益>                                                          <営業利益>
 億円                                                             億円
                                                                100                                                   10.0%
 200                176                               20.0%                          84
         144                   144         140                   80       4.6%               7.2%                     8.0%
 150                                                  15.0%
                     15.0%                                       60          49                 49           49       6.0%
            13.6%
 100                           13.1%                  10.0%
        計画値      計画値                          11.9%              40                                  4.5%             4.0%
         125      131                                                       計画値     計画値
  50                                                  5.0%                   36      41                       4.2%
         達成率      達成率                                            20                                                   2.0%
        115.2%   134.6%                                                     達成率      達成率
                                                                           135.6%   204.8%
    0                                                 0.0%            0                                               0.0%
        20.3期    21.3期        22.3期      22.3期                             20.3期    21.3期      22.3期        22.3期
         実績         実績        予想           計画                               実績       実績         予想           計画



                                                                                                                             20
中期経営計画2019の進捗
中期経営計画2019の基本方針

 テーマ    さらなる収益基盤の強化と変革による成長分野の拡大


        「安全」・「品質」・「CSR」の徹底で、社会より
          高い信頼と評価を得る
        省人・省力化施工の開発と改善を推進し
         生産性を向上させ、収益基盤を強化する              大規模
        成長分野(大規模更新・PC建築・メンテナンス・海外)       更新
         への取組みを強化し、事業領域を拡大する
        多様な人財の確保・育成を行い職場環境を
基本方針     活性化し、各人の能力向上を図る                 成長分野   メンテ
                                  PC建築
        働き方改革を加速させるとともに、IoT・ICT         の拡大    ナンス
        を最大限活用し業務効率を高める
        技術開発・人財・設備への投資を充実させ、
          他社との差別化を図る
                                          海外
        他業種との協力、協業を推進し、
          建設周辺事業での収益源の多様化を進める




                                                      21
 事業別戦略の進捗状況
土木事業

        事業方針       大規模更新・修繕工事を新設工事と並ぶ主力事業として発展・成長させる


                          大規模更新・メンテナンス分野において多様化する工事内容への体制強化に努める
                       _   大規模更新・修繕工事で受注、売上とも目標数値を大幅に上回る
                       _   工事分野間でのローテーションが進み、大規模更新・修繕工事の経験者率がアップ
                          工事の生産性と利益率を向上させる施策を立案し実行する
        進捗状況
                       _   IoTの活用で要員配置の適正化や自動計測システムなどの活用により現場管理の生産性向上
                       _   プレキャストPC床版の自動製図システムを一部試行運用
                          新設PC橋梁の受注に注力し、PC業界におけるトップランナーの地位を確固たるものにする
                       _   NEXCO発注の新設大型PC橋梁や北陸新幹線関連工事の受注などにより、トップシェアを獲得


            <受 注>                             <売 上>                           億円
                                                                                      <売上総利益>
 億円                                 億円
1,000                              1,000                                     150            134
                 802
          730                                           739
 800                        671     800     636                      634            99                100
                                                                             100
 600                                600
                                                  626         636      668
          628      649       682                                                            85        90
 400                                400                                             82
                                                                             50
 200                                200
   0                                  0                                       0
         20.3期   21.3期     22.3期           20.3期        21.3期       22.3期          20.3期   21.3期   22.3期
          実績   実績     予想                   実績   実績     予想                          実績       実績     予想
           中期経営計画2019                       中期経営計画2019
                                                                                         中期経営計画2019

                                                                                                            22
 事業別戦略の進捗状況
建築事業

      事業方針             PC建築の拡大とエリア展開を進め、受注の強化と収益力の向上を目指す


                               PC技術を核とした元請および設計施工案件の取組みを強化することで受注の拡大を図る
                            _   官庁案件への取組み強化、官庁積算システム運用に加え、官庁積算要員を配置
                               エリアごとのマーケットを見極め、要員を機動的にシフトすることで受注の強化を図る
                            _   顧客情報の整備や営業情報システムの運用を開始、営業力を強化
      進捗状況
                            _   営業所との連携を図り、エリア情報の収集により受注に繋げる。
                                現場力を磨き、コスト競争力をあげて顧客満足度の向上を図る
                            _   工事要員の多能化を図り配置転換を実施、要員配置をシステム化し生産性を向上
                            _   協力会社の評価及び新規業者の開拓を継続して実施


             <受 注>                                   <売 上>                           億円
                                                                                             <売上総利益>
 億円                                      億円
800                                      800                                        100

                                                                                    80
600           480         485      490   600                     479          485
                                                     450
                                                                                    60                     43     46
                                                                                                41
400                                      400
                    439         450                                                 40
       413                                                 410          445
200                                      200   394
                                                                                    20     39         39         40

  0                                        0                                          0
      20.3期         21.3期       22.3期          20.3期       21.3期       22.3期              20.3期      21.3期      22.3期
       実績       実績      予想                     実績   実績      予想                            実績         実績         予想
             中期経営計画2019                          中期経営計画2019
                                                                                                  中期経営計画2019

                                                                                                                        23
事業別戦略の進捗状況
海外事業
  事業方針     海外パートナーの新規開拓と既存パートナーとの連携強化により、海外事業の拡大を目指す

                海外パートナーとの戦略的アライアンスにより営業網の拡大を図る
             _   アライアンス、M&Aの実現に向け、専門性の高い有望な企業の情報を収集
             _   スンマイ社(ベトナム)との包括的事業提携契約を締結し、ベトナム北部への事業展開を図る
                ODA案件のPC橋梁をターゲットにアジア地域を中心に受注拡大を目指す
  進捗状況
             _   ベトナム、インドネシアでローカルスタッフを採用
                建築分野の営業強化により、プレキャスト部材の受注を突破口として、建築事業への参入を図る
             _   ベトナムで現地パートナーと事業協力し、建築部材を受注
             _   日系企業への営業展開を図るため国内建築部門との連携による営業強化


  ■ジャイン・コーカレー橋施工状況【P3‐P4:ED橋中央径間】   ■オンラインによる調印式の様子
  ※奥に見える橋は旧橋                         (握手を交わす森社長とスンマイ社Son会長)




                                                               24
事業別戦略の進捗状況
技術開発
  事業方針      成長分野の強化と新領域への挑戦により優位性を向上させる

               成長分野(大規模更新・PC建築・メンテナンス・海外)の技術開発を強化する
              _ PC梁開孔部補強工法「ダイヤレンPC工法」を共同開発、PC建築市場の拡大を目指す
               生産性向上に向けた技術開発を推進
  進捗状況        _ 「PSMAX推進委員会」の開発案件の        【PSMAX】
                                          ピーエス三菱 Advanced Construction System
 今後の取組み         自動計測システム等は現場で実証確認を終え、
                                          『最大限に進化したピーエス三菱グループの建設システム』
                採用拡大を推進
               環境負荷低減に向けた技術開発を推進する
              _ 高炉スラグ・フライアッシュを使用した早強コンクリートの開発が完了し、実用化へ目処
 ■3Dスキャナーによる自動計測システム                          PC梁の開孔補強工法「ダイヤレンPC工法」




  【レーザースキャナー計測】

 ■デジカメによる計測システム(横締め)




                                                                          25
事業別戦略の進捗状況
人財・組織

  事業方針     経営基盤としての人財、情報技術、企業ブランドの強化を図り、活力ある企業集団を目指す

               多様な人財が活躍できる抜本的な人事制度改革を実行する
            _   2020年度入社は、新卒36名、中途5名
            _   2021年度内定者は、31名
            _   シニア社員制度を改正し、2021年度より「エルダー社員制度」として運用開始
  進捗状況
               働き方改革の推進等により職場環境の向上を目指す
            _   建設キャリアアップシステムは、本社に推進委員会を設置しロードマップを策定し推進中
            _   フレックスタイム制の全内勤職への拡大、総労働時間管理の徹底により、土曜閉所や有給消化が
                促進、働き方への意識改革が進む

  ■新入社員研修「モノづくり」の原点である工場研修の1コマ   ■建設キャリアアップシステムの登録状況(21年3月末時点)

                                   項   目     2020年度実績       目    標

                                  事業者登録        94.1%     2021.3月100%

                                                         2021.9月 80%
                                  技能者登録        92.0%
                                                         2022.3月100%

                                                         2021.9月 90%
                                  作業所登録        100%
                                                         2022.3月100%
                                   (土木)    (一部民間工事は除く)

                                  作業所登録        100%      2021.9月 90%
                                   (建築)     (現行基準以上)     2022.3月100%


                                                                       26
事業別戦略の進捗状況
関係会社

                  架設機材リース業界で、中心的な役割を果たし、戦略性のある機材開発や新製品の開発を進める
  ピーエスケー
               _   各地域の資・機材一括営業による情報の共有化で受注を確保
   (PSK)
               _   吸音パネルシートのNETIS※登録が完了、実績拡大に向けて注力

                補修分野での顧客ニーズを捉えた技術力・施工力の強化を図る
 ニューテック康和      _ コンクリート構造物の電気防食用モバイル型遠隔監視システム「イージーMモニター」は電気防食工
   (NTK)         事の営業と併せ道路管理者へ積極的に提案
               _ グループ会社間の工事案件協力などで技術交流を促進

                設備投資の拡大と品質管理の徹底により、高効率の工場運営を行い、収益力を向上させる
ピー・エス・コンクリート
               _ 水島工場の設備更新などの設備投資を実施
   (PSC)
               _ 同業他社への積極的な営業を図るもグループ外受注比率は低調

                今まで培ってきた経営資源を活かし、不動産投資によるストック事業を拡大していく
   菱建商事        _ 三菱マテリアル社グループの事業所にて太陽光の売電事業に参画
               _ 新型コロナウイルス感染症の拡大により、旅行部門の売上が大幅に減少

                  同業他社とのアライアンス、M&Aを進め、基礎杭での事業領域を拡大する
               _   大阪営業所を開設し、関西圏への事業進出を図る
   菱建基礎
               _   PSK社と共同開発した小型バイブロトレミー工法特許更新申請を実施
               _   基礎杭の事業領域の拡大に向け、パワーブレンダー工法用の機材購入
               ※NETIS:New Technology Information System
               新技術情報提供システム、国土交通省が新技術の活用のため新技術に関わる情
               報の共有及び提供を目的として整備したデータベースシステム
                                                             27
資本政策・経営指標
経営資源の最適化(有効活用)を目指す
                                    16.0%
                                    14.0%                             14.2%
                                    12.0%
                                             8.9%                  9.2%            9.0%
                                    10.0%
       安定した財務基盤の確保を維持しつつ「成長分野の拡大」
                                    8.0%
       に向けた投資を実行する                          6.2%
                                    6.0%                           7.6%
         営業利益率4.2%(最終年度)                    5.5%
                                    4.0%
資本政策      生産性向上による収益の改善を目指す                                    4.4%                5.0%
                                    2.0%       3.8%
         ROE 9.0%以上(最終年度)           0.0%
         ROA 5.0%以上(最終年度)                     20.3期            21.3期              22.3期
       株主資本コストを上回るROEの実現を目指す                   実績                  実績              計画
                                       ROE実績         ROE計画           ROA実績           ROA計画

                                       %                                                倍
                                     50.0                                           0.50
                                                            44.2
                                              41.6
                                                     39.0          39.4     40.0    0.40
                                     40.0
                                               0.30         0.31
       事業特性やリスクを踏まえ更なるい財務基盤の強化と自己                                                   0.30
財務の
       資本の充実を目指す                              0.29
                                                            0.30           0.30
健全性                                  30.0
        自己資本比率40%以上                                                                 0.20
        DEレシオ0.30倍以下
                                     20.0                                           0.10
                                             20.3期          21.3期         22.3期
                                              実績   実績                  計画
                                            自己資本比率実績                  自己資本比率計画
                                            DEレシオ実績                   DEレシオ計画

                                                                                            28
資本政策・経営指標
経営資源の最適化(有効活用)を目指す                        億円       <投資計画>
                                                                                 37
                                          40


                                          20       12              12

       大規模更新事業等に向けた
                                           0
        設備投資・不動産投資 70億円                            20.3期       21.3期           22.3期
 投資    成長分野及び生産性向上への研究開発投資 20億円                     実績          実績              計画
                                   建 物               4           2               27
       人財の確保及び育成のための人財投資 10億円
                                   構築物                  0           0            1
       その他 M&A等
                                   機械装置                 5           5            8
                                   車両運搬具                1           1            -
                                   工具器具備品他              2           4            1
                                   合計                12            12           37


                                                   <配当性向>
                                  40.0
                                                                    25-30%
                                  30.0    平均23%以上
株主還元   継続的かつ安定的な配当を実施する
                                  20.0                      29.0                 27.4
配当性向   3カ年での配当性向 25%~30%                 21.9    23.9                   21.6
                                  10.0
                                               ※(18.9%)
                                   0.0
                                         18.3期   19.3期      20.3期       21.3期    22.3期
                                         実績      実績         実績           実績      予想
                                           中期経営計画2016                   中期経営計画2019
                                   ※繰延税金資産計上による法人税等調整額の影響を織り込み
                                                                                         29
総 括
中期経営計画2019 2年目の振り返り


 2021年3月期においては、好調な土木分野が牽引し、期初予算および中
 計2019の計画値を上まわる業績を達成しました。また、受注活動の健闘に
 より、土木、建築ともに繰越工事量を積み上げることができました。
 今後も土木分野においては堅調な事業環境が見込まれており、大規模更新
 を含む維持・補修分野の拡大への対応を進めてまいります。また、建築分野
 においても、当社の強みを核とし、業容の拡大に努めてまいります。
 一方で、すでに着手している生産性向上を目指したDXをさらに前進させるとと
 もに、新たな社会的要請となりつつあるカーボンニュートラルについても、積極
 的に取り組んでまいります。

                                        代表取締役社長




                                                  30
Appendix. ご参考




                31
会社概要・沿革
会社概要                                          沿 革

名   称    株式会社ピーエス三菱                                         ㈱ピー・エス                 三菱建設㈱

         〒104‐8215                                   東日本重工業(現 三菱重工
本   社    東京都中央区晴海二丁目5番24号                            業㈱)七尾造船所の諸施設及
                                              1952
         晴海センタービル3階 Tel (03)‐6385‐9111               び 従業員を引き継ぎピー・エス・
                                                     コンクリート㈱を設立
設   立    1952年3月1日
                                                                             三菱鉱業㈱ほか三菱系列企
資 本 金    42億1,850万円                           1960                           業10社が発起人となり、新菱
                                                                             建設㈱設立
上   場    東京証券取引所市場第1部                         1969                           三菱建設㈱に社名変更
                                                     インドネシアにて合弁会社
         1.プレストレストコンクリート(PC)工事の請負ならびに企画、設            PT.Komponindo
          計、施工監理                              1989
                                                     Betonjaya(略称:
         2.土木一式工事、建築一式工事の請負ならびに企画、設計、                PT.KOBE)社設立
          施工監理
                                              1991   ㈱ピー・エスに社名変更
         3.土木建築構造物の維持、補修に関する事業
         4.プレストレストコンクリート(PC)製品およびプレキャスト・コンク   2002               合併により㈱ピーエス三菱発足
          リート製品の製造、販売ならびにそれらの製造用具および附属        2004   ベトナムにて VINA‐PSMC Precast Concrete Co., Ltd .設立
          資材部品の製作、販売
事 業内 容                                        2012   インドネシアにてPT. Wijaya Karya Komponen Beton社設立
         5.プレストレストコンクリート(PC)工事用機械器具その他建設
          用機械器具の設計、製作、販売および賃貸                                                長生橋(石川県七尾市)
         6.鉱物の採掘およびその請負
                                                                             1952年に完成したわが国初のプレ
         7.不動産の売買、賃貸およびそれらの仲介ならびに所有管理                                        ストレストコンクリート橋。
         8.運送業および倉庫業                                                         2001年に河川改修に伴って撤去さ
         9.損害保険代理業および生命保険の募集に関する業務ならび                                        れ、一部が希望の丘公園に歩道橋
          に自動車損害賠償保障法に基づく保険代理業                                               として保管されている。
                                                                             海岸線近くの立地条件にありなが
         10.前各号に関連ある一切の業務                                                    ら、撤去時の調査において、驚異的
                                                                             な耐久性が確認された。

                                                                                                 32
 グループネットワーク
   ピーエス三菱グループ(主要国内5社)

                                                PC工事における機材の企画・設計・製作・賃貸・販売、資材の   製
                      株式会社ピーエスケー
                                                造・販売およびこれらの運用・活用に関するエンジニアリング

                      株式会社ニューテック康和              道路・鉄道・港湾等の構造物のメンテナンス、リニューアル

          ・東京土木支店
          ・東京建築支店     ピー・エス・コンクリート株式会社          PC製品の製造販売
          ・札幌支店
          ・東北支店
   支 店
          ・大阪支店       菱建商事株式会社                  建築資材販売、物流、不動産関連など
          ・名古屋支店
          ・広島支店
          ・九州支店
                      菱建基礎株式会社                  土木・建築構造物の基礎工事など地下分野の総合専門工事
   営業所    ・28箇所

   国内工場ネットワーク                                   海外ネットワーク
         (株)ピーエス三菱        ピー・エス・コンクリート(株)

     七尾工場(石川県)
                                    北上工場(岩手県)

 兵庫工場(兵庫県)


                                   茨城工場(茨城県)




水島工場(岡山県)
                            滋賀工場(滋賀県)

                     久留米工場(福岡県)



                                                                                33
事業構成
          建築建設事業                                        土木建設事業
【強み】                                            【強み」
                           セグメント別売上高
 プレキャスト(PCa)工法により高品質・高強                         日本におけるプレストレストコンクリート

  度の部材を安定的に供給が可能                                  (PC)の実用化に初めて成功し、PCのパ
 独創的なPC建築から一般建築まで優れた企
                           製造事業 兼業事業              イオニアとして、多くの橋梁施工実績
                            15    7              PC業界のトップランナーとして、多くの技術
  画提案力で幅広い顧客基盤を持つ
 三菱グループの唯一のゼネコンとして、高度な     1%   1%               を開発し、国土基盤の整備に貢献
                                                 鉄道・空港・港湾・橋梁下部工・上下水
  技術力により様々なニーズに対応した構築物
  を提供                                             道・発電所・防災などPC橋梁のみならず、
                       建築事業
                                                  様々な土木全般の事業を展開
                        410
 PC工事その他一般建築工事の請負                                   PC工事その他一般土木工事の請負
                        35%
 PC製品の製造販売                   合計 1,172               PC製品の製造販売

                                         土木事業
                                          739
                                         63%




                                                         新名神高速道路菰野第二高架橋他3橋
    五十嵐電機製作所 新本社ビル                                       (PC上部工)工事
                          セグメント別売上高・構成比率
           製造事業           (2021.3月期 単位:億円)              その他兼業事業

       コンクリート製品の製造販売                            不動産の販売・賃貸・仲介
                                                 損害保険代理店事業

                                                                         34
プレストレストコンクリート(PC)技術とプレキャスト(PCa)技術とは
プレストレストコンクリート(PC)とは

PCは「あらかじめ(プレ)応力(ストレス)を与えられたコンクリート」のことです
 コンクリートの最大の弱点(引張には弱い)を克服することができます
 圧縮する力を与えることで、大きな引っ張る力が作用してもひび割れを制御することができます
 上記により、柱や梁を細くしたり空間の距離を大きく取ることができます




プレキャスト(PCa)とは

高強度のコンクリートを使用し、あらかじめ工場で製作したコンクリート部材です
 工場で生産されるので、高品質・高精度で、高耐久を有しております
 現場で型枠を組み施工した場合より周辺の環境に優しい工法です
 工場で部材を製作する為、現場作業の省力化・スピード化が図れます




                                                35
     今後の事業環境の見通し
     建設市場の推移(中期経営計画2019策定時)                           PC土木市場の推移(中期経営計画2019策定時)
        建設市場全体(土木・建築)では、2022年に57兆円に減少し、                 PC土木市場は、新設橋梁の減少とともに維持・補修事業が本格化
         GDP予測から59兆円規模へ微増と想定                              と想定                                                                   当社想定
                                  当社想定
     (兆円)                                             3500                                                       3,485 3,395
70                                                                                                                  3,209
                                                              (億円)
                        64                                                                       3,012
                             61
                                                                                                     3,010
                                                      3000
60                                               59
                                  57
                                                                                                                                                                              2,578
                                                                                                          2,650
                                                      2500
50                                        政府土木                                                                                       床版取替:22年以降同水準
                                                                                     2,761

                                        民間土木          2000
40                                                                                                                              メンテ:2013年以降のCAGR+2%

                                                                                                                                           JRTT:22年以降同水準
                                                      1500
30                                                                                                                    高速道路:22年以降同水準
                                        政府建築


                                       民間建築           1000                                                      地方自治体:2017年‐2022年
20
                                                                                                                のCAGR▲1%


10                                                     500
                                                                                                          国交省:2014年以降の
                                                                                                          平均的市場規模で推移

 0                                                        0   2008
                                                              2009
                                                                     2010
                                                                            2011
                                                                                   2012
                                                                                          2013
                                                                                          2014
                                                                                                 2015
                                                                                                        2016
                                                                                                               2017
                                                                                                                      2018
                                                                                                                             2019
                                                                                                                             2020
                                                                                                                                    2021
                                                                                                                                           2022
                                                                                                                                                  2023
                                                                                                                                                         2024
                                                                                                                                                                2025
                                                                                                                                                                2026
                                                                                                                                                                       2027
                                                                                                                                                                              2028
                                                                                                                                                                                     2029
         ※「GDP予測」×「建設投資/GDP比率の予測」から建設投資額を試算。建設投資          ※赤字はPC建協発表のPC市場の実績値(建築含む)
         額は「民間建築の維持修繕市場」を含んでいないため、当該金額を加算したものを
         「建設市場」とした

                                                                                                                                                                                 36
将来予測に関する注意事項

  本資料につきましては投資家の皆様への情報提供のみを目的としたものであり、売買の勧誘を目的としたものではありません。本資料における将来予想
  に関する記述につきましては、目標や予測に基づいており、確約や保証を与えるものではありません。また、将来における当社の業績が、現在の当社の将
  来予想と異なる結果になることがある点を認識された上で、ご利用ください。また、業績等に関する記述につきましても、信頼できると思われる各種データ
  に基づいて作成されていますが、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。本資料は、投資家の皆様がいかなる目的にご利用される場
  合においても、ご自身のご判断と責任においてご利用されることを前提にご提示させていただくものであり、当社はいかなる場合においてもその責任は負い
  ません。このため、実際の結果と大きく異なったり、予告なしに変更される可能性がありますので、あらかじめ御了承ください。


IRに関するお問い合わせ先

  株式会社ピーエス三菱 管理本部 総務部 広報・IRグループ
  〒104‐8215 東京都中央区晴海二丁目5番24号 晴海センタービル
  TEL:03‐6385‐8002 FAX:03‐3536‐6927 メールアドレス:koho.ir@psmic.co.jp