1871 PS三菱 2021-06-01 13:00:00
2021年3月期決算説明会 [pdf]
2021年3月期決算説明会
代表取締役社長
森 拓也
2021年6月1日
新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に
謹んでお悔やみ申し上げますとともに、罹患された方々には
心よりお見舞い申し上げます。
また、医療従事者をはじめとする感染拡大の抑制にご尽力され
ている皆様に深く感謝申し上げます。
目次
1. 2021年3月期 決算概要 P.2
2. 2022年3月期 業績予想 P.13
3. 中期経営計画2019の進捗 P.17
Appendix ご参考 P.31
1
1. 2021年3月期 決算概要
2
2021年3月期 トピックス
コロナ禍により民間投資が減少し建設投資は前年比較で減少に転じた、一方で防災・減災、国土強靭化対策は継続推進
2020年度建設投資額は、前年度比3.4%減の63兆1,500億円となり、増加基調から前年度を下回る水準の見通しに転ずる
国土強靭化に向け、インフラ老朽化対策などの公共投資は継続、NEXCO大規模更新事業、4車線化・6車線化事業は推進
政府投資額は前年度比3.2%増の25兆6,500億円となるも、民間投資額の7.4%減の37兆5,000億円の影響により5年ぶりの減少に転じる
新型コロナウイルス感染症の影響拡大により発注が鈍化、施工体制の維持に各社とも注力
景気の大幅悪化により民間企業設備投資は、多くの企業で計画の中止や延期が増加
社会資本整備の担い手として、国、業界団体と足並みを揃え、感染防止に努めつつ事業継続を遂行
売上高は前年同期及び期初計画比で増加し、各利益項目は期初計画より大幅に増加、19.3月期に次ぐ好業績
売上高は、土木事業は大型新設橋梁の完成及び設計変更獲得等により増加、建築事業は受注予定案件の期ずれ等により減少したものの、
全体では期初計画より12億円増収
期初計画比1.1%の増加、前年度比10.9%の増加
売上総利益率は、大型新設橋梁の完成に伴う設計変更獲得や採算性の向上等により全体で3.3ポイントの改善
期初計画:11.7%®2021.3期:15.0%
土木事業の利益率は期初計画よりも4.0ポイント上昇し17.3%、建築事業の利益率は9.8%と0.4ポイント上昇
各利益項目が期初計画比で大きく改善し、当期純利益が55億92百万円となり、中計2019の2年目の目標達成
期初計画比増加率:売上総利益+29.7%、営業利益+99.9%、経常利益+103.0%、当期純利益+99.7%
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の取り組み
2020年4月に「新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置
「新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策ガイドライン」を策定し、警戒地域ごとに内勤、工事作業所に向けて対策・対応を充実
テレワーク、Web会議等による業務が急速に浸透し、間接部門の従来からの働き方が大きく変化
「働き方の新しいスタイル」を検討することを目的として、働き方改革実行委員会の傘下に検討チームを組成
3
業績サマリー
連結業績サマリー
(単位:百万円、%)
2019.3期 2020.3期 2021.3期
コメント
実績 前年比 実績 前年比 実績 前年比 期初計画比
大型新設橋梁の設計変更獲得
売上高 110,279 △4.0 105,744 △4.1 117,219 10.9 1.1
及び追加契約等により増加
設計変更獲得、原価改善の取
売上総利益 18,059 30.7 14,377 △20.4 17,632 22.6 29.7
組み等により向上
売上利益の増加により前期比
営業利益 8,747 60.8 4,881 △44.2 8,396 72.0 99.9
増益
営業利益増益により前期比増
経常利益 8,789 64.4 4,897 △44.3 8,422 72.0 103.0
益
親会社株主に帰属する 経常利益増益により前期比増
7,918 106.0 3,214 △59.4 5,592 74.0 99.7
当期純利益 益
1株当たり年間配当金(円) 32.0 20.0 26.0 特別配当により増配
(特別配当12円含む) (特別配当6円含む)
<売上高> <営業利益> <経常利益>
150,000 10,000 8,747 8,396 10,000 8,789 8,422
110,279 105,744 117,219
100,000 4,881 4,897
5,000 5,000
50,000
113,000 110,000 116,000 4,100 3,600 4,200 3,940 3,500 4,150
0 0 0
19.3期 20.3期 21.3期 19.3期 20.3期 21.3期 19.3期 20.3期 21.3期
期初計画 実績 期初計画 実績 期初計画 実績
4
利益増減分析(前年同期比)
経常利益増減分析
57 (単位:百万円)
259 △46
2021/3期
経常利益
3,255
8,422
2020/3期
経常利益 売上総利益 販管費減少 営業外収益 営業外費用
増加 増加 増加
土木事業 人件費増 受取保険金増 支払利息増
4,897
+3,285 △223 +116 △12
建築事業 物件費減 物品売却益減 支払保証料増
+3 +482 △64 △20
売上高は大型新設橋梁の完成及び設計変更獲得等により前期比1.1%増、売上総利益は設計変更獲得等により前期比32億55百万円
大幅増加し、利益率は13.6%から15.0%に上昇
土木事業は、大型新設橋梁の設計変更獲得及び追加契約等により売上高・売上総利益が大幅に増加
建築事業は、売上高は増加したものの、売上総利益は手持工事の低採算案件の進捗により微増
販管費が前期比2億59百万円減少
主に従業員の処遇改善等により人件費が増加、新型コロナウイルス感染症拡大影響により交通費・接待費等が減少
営業外収益が57百万円増加
物品売却益の減少があるものの、受取保険金の増加が上回った
営業外費用が46百万円増加
支払利息及び支払保証料の増加
5
利益増減分析(期初計画比)
経常利益増減分析
(単位:百万円)
110 △34
163 【実績】
2021/3期
経常利益
4,032
8,422
【期初計画】 売上総利益 販管費減少 営業外収益 営業外費用
2021/3期 増加 増加 増加
経常利益
土木事業 人件費増 受取保険金増 持分法投資損失増
+3,813 △320 +106 △18
4,150 建築事業 物件費減 受取特許料増 支払保証料増
△301 +483 +21 △18
売上高が土木の大型新設橋梁の完成及び設計変更獲得等により増加し、売上総利益が40億32百万円増加、売上総利益率が11.7%から
15.0%に上昇
土木事業は、大型新設橋梁の設計変更獲得及び追加契約等により売上総利益が38億13百万円増加し、利益率が13.3%から17.3%に
上昇
建築事業は、当期受注予定案件の期ずれ等により売上総利益が3億1百万円減少したものの、利益率が9.4%から9.8%に上昇
販管費が期初計画比1億63百万円減少
人財確保のための従業員の処遇改善等により人件費が増加、新型コロナウイルス感染症拡大影響による交通費・接待費等の減少により
物件費が減少
営業外収益が期初計画比1億10百万円増加
主に受取保険金の増加
営業外費用が期初計画比34百万円増加
主に持分法投資損失及び支払保証料の増加
6
セグメント別業績
セグメント別売上高・売上総利益・受注高
(単位:百万円、%)
2019.3期 2020.3期 2021.3期
コメント
実績 実績 実績 前年比
土木事業 67,489 63,637 73,916 16.2
建築事業 40,592 39,431 41,005 4.0 ・土木事業は繰越高の増加、大型新設橋梁の
売 設計変更獲得及び追加契約等により増加
上 製造事業 1,551 1,875 1,529 △18.5
高 ・製造事業は、海外関係会社の売上減等により
その他兼業事業 644 799 768 △3.9 減少
合計 110,279 105,744 117,219 10.9
土木事業 14,118 9,527 12,813 34.5
建築事業 3,298 3,994 3,998 0.1 ・土木事業の売上総利益は、大型新設橋梁の
売 設計変更獲得及び追加契約等により増加
上 製造事業 207 416 490 17.9
・建築事業の売上総利益は、売上高の増加及
総
その他兼業事業 304 341 267 △21.7 び手持工事の採算改善等により微増
利
益 ・製造事業の売上総利益は、海外関係会社の
調整額 131 97 63 △35.7 売上減等により減少
合計 18,059 14,377 17,632 22.6
土木事業 85,066 73,004 80,221 9.9
・土木事業は、大型新設橋梁、設計変更獲得
建築事業 46,188 41,311 43,887 6.2 及び追加契約等により増加
受
・建築事業は、医療・福祉分野への注力、地域
注 製造事業 1,551 1,875 1,529 △18.5
戦略の推進等により受注獲得の増加
高
その他兼業事業 644 812 768 △5.4 ・製造事業は、海外関係会社の受注減等により
減少
合計 133,451 117,003 126,407 8.0
7
土木事業
業界環境
2020年度政府建設投資は、前年度比3.2%増の25兆6,500億円の見込み 出典:「建設経済モデルによる建設投資の見通し」
_ 民間土木投資は、前年度比2.6%減の5兆6,700億円の見通し (一財)建設経済研究所4月発刊
PC市場は、前年度比6%増の3,395億円
新設が1,713億円と前年度比81%となったものの、補修・補強が1,682億円と同比152%となった
業績推移
<売上高> <売上総利益> <受注高> 単位:百万円
80,000 73,916 20,000 100,000
67,489 85,066 80,221
63,637
14,118 73,004
12,813
9,527
40,000 10,000 50,000
0 0 0
19.3期 20.3期 21.3期 19.3期 20.3期 21.3期 19.3期 20.3期 21.3期
大型新設橋梁の完成及び設計変更獲得、原価改善等により、売上高、売上総利益ともに増加
大型新設橋梁の設計変更及び追加契約獲得、大規模更新案件の継続契約獲得
受注高は、PC新設橋梁の大型案件や大規模更新案件の受注獲得等により、前年度から72億円の増加
_ 市場環境の変化に伴い大規模更新事業の受注高が増加し、新設橋梁の受注高を上回った
大型受注案件(受注金額上位3件)
工事名 工事概要
新名神高速道路 信楽川橋 PRC5径間連続波形鋼板ウェブラーメン箱桁橋
北陸自動車道 新手取川橋 PC8径間連続有ヒンジラーメン橋(現橋)の桁取替 プレキャストPC版468枚
中国自動車道 上萩原橋他8橋床版取替工事 床版取替 約11,000㎡ プレキャストPC版582枚
8
建築事業
業界環境
2020年度民間非住宅建設投資は、前年度比3.9%減の16兆8,300億円の見込み
製造業の設備投資の減少傾向に加え、コロナ禍の長期化見込みから経済の先行きに不透明感が広がり、全体的に減少したほか、宿泊施設や
店舗が大きく減少すると見込む、一方で倉庫・流通施設は堅調 出典:「建設経済モデルによる建設投資の見通し」
民間工事発注の減少に伴い、各社受注量の確保に向け公共機関の案件についても競争激化の傾向 (一財)建設経済研究所4月発刊
業績推移
<売上高> <売上総利益> <受注高> 単位:百万円
60,000 6,000 60,000
46,188 43,887
40,592 39,431 41,005 3,994 3,998 41,311
3,298
30,000 3,000 30,000
0 0 0
19.3期 20.3期 21.3期 19.3期 20.3期 21.3期 19.3期 20.3期 21.3期
下期から低採算案件の進捗が進み、売上高は増加したものの、売上総利益は微増
売上高は前期からの大型工事の進捗により増加、売上総利益は低採算案件の進捗により前年度より利益率低下(10.1%→9.8%)
同業他社との競争激化は継続しており、大型受注予定案件の獲得等により前年実績から増加するも、期初計画から未達
前期実績比 +2,576百万円、期初計画比 △5,612百万円
大型受注案件(受注金額上位3件)
工事名 工事概要
某病院増築工事 S造 地上6F 延床面積9,712.6㎡
某病院増築工事 RC造 地下1F 地上4F 延床面積9,608.25㎡
某工場焼却設備等更新工事 工場棟改修工事、計量棟取り壊し工事、電気設備改修工事、機械設備改修工事
9
製造事業及びその他兼業事業
製造事業 ‐ 業績推移
単位:百万円
<売上高> <売上総利益> <受注高>
2,000 1,875 600 2,000 1,875
490 1,551
1,551 1,529 1,529
416
400
1,000 1,000
207
200
0 0 0
19.3期 20.3期 21.3期 19.3期 20.3期 21.3期 19.3期 20.3期 21.3期
その他兼業事業 ‐ 業績推移
単位:百万円
<売上高> <売上総利益> <受注高>
1,000 500 1,000
799 812 768
768
644 341 644
304
267
500 250 500
0 0 0
19.3期 20.3期 21.3期 19.3期 20.3期 21.3期 19.3期 20.3期 21.3期
10
貸借対照表
連結貸借対照表の主な項目
(単位:百万円)
2019.3期 2020.3期 2021.3期
コメント
実績 実績 実績
資産合計 90,196 88,282 95,423
流動資産 69,796 67,860 73,704 ・買掛債務の支払、借入金の返済等により現金預金が5,027百万
円減少
現金預金 14,802 15,484 10,456 ・工事進捗等による工事債権の増加により、受取手形・完成工事
未収入金等が9,925百万円、電子記録債権が846百万円それぞ
受取手形・完成工事未収金等 47,560 44,090 54,861 れ増加
固定資産 20,400 20,421 21,719
・建物及び工場用機械等の新規購入等により有形固定資産が
有形固定資産 13,394 13,813 14,126 312百万円増加
無形固定資産 176 156 136 ・退職給付信託の拠出等により退職給付に係る資産が766百万円
増加
投資その他の資産 6,828 6,451 7,456
負債合計 54,755 51,549 53,206 ・工事進捗に伴う買掛債務の支払等により、支払手形・工事未払
金等が997百万円減少、電子記録債務が294百万円増加
流動負債 44,143 44,376 43,378 ・法人所得の増加により未払法人税等が1,968百万円増加
・長期借入金の契約更新により500百万円増加し、流動負債から
固定負債 10,611 7,172 9,828 固定負債に組替え
純資産合計 35,411 36,732 42,216
・親会社株主に帰属する当期純利益5,592百万円を計上、配当
株主資本 33,402 34,831 39,536 金947百万円を支出
・退職給付に係る調整累計額が539百万円増加
その他包括利益累計額 2,038 1,901 2,679
負債純資産合計 90,196 88,282 95,423
11
キャッシュ・フロー
連結キャッシュ・フローの主な項目
(単位:百万円)
2019.3期 2020.3期 2021.3期
コメント
実績 実績 実績
営業活動によるキャッシュ・フロー 7,170 4,630 △3,684
税金等調整前当期純利益 8,831 4,861 8,227
減価償却費 768 719 741
退職給付に係る資産の増減 △20 26 △35
退職給付に係る負債の増減 192 86 △1,388 ・営業収益の積上げ
工事損失引当金増減 △776 △86 △41 ・退職給付信託の拠出等による退職給付に係る負債の
売上債権の増減 △2,858 3,483 △10,801 減少
たな卸資産の増減 404 △9 72 ・工事進捗による売上債権の増加
仕入債務の増減 △1,366 1,652 △697
未成工事受入金の増減 △354 672 △757
その他営業活動フロー 3,920 △3,717 1,995
法人税等支払額 △1,570 △3,058 △1,001
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,030 △2,016 △675
・建物・構築物、工事用機械更新等による有形固定資
有形固定資産取得 △1,228 △2,062 △722
産の取得
その他投資活動フロー 197 45 47
財務活動によるキャッシュ・フロー △3,774 △1,932 △664
短期借入金純増減 △2,587 39 △87
長期借入れによる収入 300 - 500
リース債務返済による支出 △66 △44 △55 ・長期借入金の増加
自己株式の取得による支出 △0 △295 △0 ・配当金の支払
配当金支払額 △853 △1,516 △947
その他財務活動フロー △567 △113 △73
現金及び現金同等物期末残高 14,802 15,484 10,456
12
2. 2022年3月期 業績予想
13
業績予想
連結業績予想
(単位:百万円、%)
2020.3期 2021.3期 2022.3期
コメント
実績 前年比 実績 前年比 予想 前年比
土木事業の大規模更新事業の進捗予想により
売上高 105,744 △4.1 117,219 10.9 109,700 △6.4
減収見込む
売上総利益 14,377 △20.4 17,632 22.6 14,400 △18.3 土木事業の工事完成に伴う設計変更の減少
営業利益 4,881 △44.2 8,396 72.0 4,900 △41.6 売上総利益の減少
経常利益 4,897 △44.3 8,422 72.0 4,800 △43.0
親会社株主に帰属する
3,214 △59.4 5,592 74.0 3,400 △39.2
当期純利益
1株当たり年間配当金(円) 20.0 26.0 20.0
※2022年3月期は「収益認識に関する会計基準」を適用しております
<売上高> <営業利益> <経常利益>
150,000 10,000 8,747 10,000 8,789
8,396 8,422
110,279 105,744 117,219
109,700
100,000
4,881 4,900 4,897 4,800
5,000 5,000
50,000
0 0 0
19.3期 20.3期 21.3期 22.3期 19.3期 20.3期 21.3期 22.3期 19.3期 20.3期 21.3期 22.3期
実績 実績 実績 予想 実績 実績 実績 予想 実績 実績 実績 予想
14
セグメント別業績予想
セグメント別売上高・売上総利益・受注高
(単位:百万円、%)
2020.3期 2021.3期 2022.3期
コメント
実績 実績 予想 前年比
土木事業 63,637 73,916 63,400 △14.2
建築事業 39,431 41,005 44,500 8.5
売 ・土木事業の手持工事のうち大規模更新案件の増
上 製造事業 1,875 1,529 1,400 △8.5 加により、工事進捗の鈍化
高 ・建築事業の当期受注案件の増加
その他兼業事業 799 768 400 △48.0
合計 105,744 117,219 109,700 △6.4
土木事業 9,527 12,813 10,000 △22.0
売 建築事業 3,994 3,998 4,000 0.0
・土木事業は、大型工事の完成及び「設計変更が
上 製造事業 416 490 200 △59.2 前年度から減少することを考慮
総
利 その他兼業事業 341 267 200 △25.1 ・建築事業は、前期からの繰越工事で採算低下、
益 当期受注案件で利益回復見込
調整額 97 63 - -
合計 14,377 17,632 14,400 △18.3
土木事業 73,004 80,221 67,100 △16.4
建築事業 41,311 43,887 45,000 2.5
受 ・建築事業で受注強化策として早期に案件確保を
注 製造事業 1,875 1,529 1,300 △15.0 計画
高
その他兼業事業 812 768 400 △48.0
合計 117,003 126,407 113,800 △10.0
15
セグメント別次期繰越高
セグメント別次期繰越高
(単位:百万円、%)
2019.3期 2020.3期 2021.3期
コメント
実績 実績 実績 前年比
土木事業 76,602 85,980 92,285 7.3
次 ・土木事業は計画通り大規模更新案件を受注獲
建築事業 37,658 39,526 42,408 7.3
期 得し、さらに大型新設橋梁等の受注により、前年
繰 製造事業 - - - - 比で上回った
越 ・建築事業は年度末に大型案件の受注獲得等に
高 その他兼業事業 3 16 16 -
より、前年比で上回った
合計 114,264 125,523 134,710 7.3
百万円
<次期繰越高> ■中国自動車道大谷橋床版取替工事
150,000 当社独自工法の「半断面床版取替工法」
134,710 「MuSSL工法」「フルキャスト壁高欄」を採用
125,523
114,264
120,000
42,408
39,526
37,658
90,000
60,000
85,980 92,285
76,602
30,000
0
19.3期 20.3期 21.3期
実績 実績 実績
土木事業 建築事業
16
3. 中期経営計画2019の進捗
17
中期経営計画2019の進捗
2021.3期実績と中計数値目標との対比
(単位:百万円)
2021.3期 2021.3期 2021.3期と中計目標
達成率
中計目標 実績 との差額
土木事業 64,900 80,221 15,321 123.6%
建築事業 48,500 43,887 △4,612 90.5%
受注 製造事業 1,900 1,529 △370 80.5%
兼業事業 700 768 68 109.8%
合計 116,000 126,407 10,407 109.0%
土木事業 63,600 73,916 10,316 116.2%
建築事業 47,900 41,005 △6,894 85.6%
売上高 製造事業 1,800 1,529 △270 85.0%
兼業事業 700 768 68 109.8%
合計 114,000 117,219 3,219 102.8%
土木事業 13.4% 8,500 18.1% 13,398 4.7% 4,898 157.6%
建築事業 9.1% 4,340 9.6% 3,919 0.5% △420 90.3%
売上利益 製造事業 8.9% 160 4.9% 75 △4.0% △85 47.3%
兼業事業 14.3% 100 31.1% 239 16.8% 139 239.4%
合計 11.5% 13,100 15.0% 17,632 3.5% 4,532 134.6%
販売費及び一般管理費 7.9% 9,000 7.9% 9,236 △0.0% 236 102.6%
営業利益 3.6% 4,100 7.2% 8,396 3.6% 4,296 204.8%
経常利益 3.6% 4,100 7.2% 8,422 3.6% 4,322 205.4%
当期純利益 2.5% 2,800 4.8% 5,592 2.3% 2,792 199.7%
18
中期経営計画2019の進捗
2022.3期業績予想の中計数値目標との対比
(単位:百万円)
2022.3期 2022.3期 2022.3期と中計目標
予想 中計目標 との差額
土木事業 67,100 68,200 △1,100
建築事業 45,000 49,000 △4,000 民間設備投資の減速による
受注 製造事業 1,300 2,000 △700
兼業事業 400 800 △400
合計 113,800 120,000 △6,200
土木事業 63,400 66,800 △3,400 大規模更新工事の工期長期化
建築事業 44,500 48,500 △4,000
売上高 製造事業 1,400 1,900 △500
兼業事業 400 800 △400
合計 109,700 118,000 △8,300
土木事業 15.8% 10,000 13.5% 9,030 2.3% 970 個別工事の原価見通しの見直し
建築事業 9.0% 4,000 9.6% 4,680 △0.6% △680
売上利益 製造事業 14.3% 200 9.5% 180 4.8% 20
兼業事業 50.0% 200 13.8% 110 36.2% 90
合計 13.1% 14,400 11.9% 14,000 1.2% 400
販売費及び一般管理費 8.7% 9,500 7.7% 9,100 1.0% 400 人件費、開発費(PSMAX)の見直し
営業利益 4.5% 4,900 4.2% 4,900 0.3% -
経常利益 4.4% 4,800 4.1% 4,800 0.3% -
当期純利益 3.1% 3,400 2.9% 3,400 0.2% -
19
中期経営計画2019の進捗
<受 注> <売 上>
億円
億円
1,400 1,264 1,400
1,170 1,200 1,172 1,180
1,138 1,200 1,057 1,097
1,200
1,000 1,000
計画値 計画値 計画値 計画値
800 800
1,130 1,160 1,100 1,140
600 600
達成率 達成率 達成率 達成率
400 400
103.5% 109.0% 96.1% 102.8%
200 200
0 0
20.3期 21.3期 22.3期 22.3期 20.3期 21.3期 22.3期 22.3期
実績 実績 予想 計画 実績 実績 予想 計画
<売上総利益> <営業利益>
億円 億円
100 10.0%
200 176 20.0% 84
144 144 140 80 4.6% 7.2% 8.0%
150 15.0%
15.0% 60 49 49 49 6.0%
13.6%
100 13.1% 10.0%
計画値 計画値 11.9% 40 4.5% 4.0%
125 131 計画値 計画値
50 5.0% 36 41 4.2%
達成率 達成率 20 2.0%
115.2% 134.6% 達成率 達成率
135.6% 204.8%
0 0.0% 0 0.0%
20.3期 21.3期 22.3期 22.3期 20.3期 21.3期 22.3期 22.3期
実績 実績 予想 計画 実績 実績 予想 計画
20
中期経営計画2019の進捗
中期経営計画2019の基本方針
テーマ さらなる収益基盤の強化と変革による成長分野の拡大
「安全」・「品質」・「CSR」の徹底で、社会より
高い信頼と評価を得る
省人・省力化施工の開発と改善を推進し
生産性を向上させ、収益基盤を強化する 大規模
成長分野(大規模更新・PC建築・メンテナンス・海外) 更新
への取組みを強化し、事業領域を拡大する
多様な人財の確保・育成を行い職場環境を
基本方針 活性化し、各人の能力向上を図る 成長分野 メンテ
PC建築
働き方改革を加速させるとともに、IoT・ICT の拡大 ナンス
を最大限活用し業務効率を高める
技術開発・人財・設備への投資を充実させ、
他社との差別化を図る
海外
他業種との協力、協業を推進し、
建設周辺事業での収益源の多様化を進める
21
事業別戦略の進捗状況
土木事業
事業方針 大規模更新・修繕工事を新設工事と並ぶ主力事業として発展・成長させる
大規模更新・メンテナンス分野において多様化する工事内容への体制強化に努める
_ 大規模更新・修繕工事で受注、売上とも目標数値を大幅に上回る
_ 工事分野間でのローテーションが進み、大規模更新・修繕工事の経験者率がアップ
工事の生産性と利益率を向上させる施策を立案し実行する
進捗状況
_ IoTの活用で要員配置の適正化や自動計測システムなどの活用により現場管理の生産性向上
_ プレキャストPC床版の自動製図システムを一部試行運用
新設PC橋梁の受注に注力し、PC業界におけるトップランナーの地位を確固たるものにする
_ NEXCO発注の新設大型PC橋梁や北陸新幹線関連工事の受注などにより、トップシェアを獲得
<受 注> <売 上> 億円
<売上総利益>
億円 億円
1,000 1,000 150 134
802
730 739
800 671 800 636 634 99 100
100
600 600
626 636 668
628 649 682 85 90
400 400 82
50
200 200
0 0 0
20.3期 21.3期 22.3期 20.3期 21.3期 22.3期 20.3期 21.3期 22.3期
実績 実績 予想 実績 実績 予想 実績 実績 予想
中期経営計画2019 中期経営計画2019
中期経営計画2019
22
事業別戦略の進捗状況
建築事業
事業方針 PC建築の拡大とエリア展開を進め、受注の強化と収益力の向上を目指す
PC技術を核とした元請および設計施工案件の取組みを強化することで受注の拡大を図る
_ 官庁案件への取組み強化、官庁積算システム運用に加え、官庁積算要員を配置
エリアごとのマーケットを見極め、要員を機動的にシフトすることで受注の強化を図る
_ 顧客情報の整備や営業情報システムの運用を開始、営業力を強化
進捗状況
_ 営業所との連携を図り、エリア情報の収集により受注に繋げる。
現場力を磨き、コスト競争力をあげて顧客満足度の向上を図る
_ 工事要員の多能化を図り配置転換を実施、要員配置をシステム化し生産性を向上
_ 協力会社の評価及び新規業者の開拓を継続して実施
<受 注> <売 上> 億円
<売上総利益>
億円 億円
800 800 100
80
600 480 485 490 600 479 485
450
60 43 46
41
400 400
439 450 40
413 410 445
200 200 394
20 39 39 40
0 0 0
20.3期 21.3期 22.3期 20.3期 21.3期 22.3期 20.3期 21.3期 22.3期
実績 実績 予想 実績 実績 予想 実績 実績 予想
中期経営計画2019 中期経営計画2019
中期経営計画2019
23
事業別戦略の進捗状況
海外事業
事業方針 海外パートナーの新規開拓と既存パートナーとの連携強化により、海外事業の拡大を目指す
海外パートナーとの戦略的アライアンスにより営業網の拡大を図る
_ アライアンス、M&Aの実現に向け、専門性の高い有望な企業の情報を収集
_ スンマイ社(ベトナム)との包括的事業提携契約を締結し、ベトナム北部への事業展開を図る
ODA案件のPC橋梁をターゲットにアジア地域を中心に受注拡大を目指す
進捗状況
_ ベトナム、インドネシアでローカルスタッフを採用
建築分野の営業強化により、プレキャスト部材の受注を突破口として、建築事業への参入を図る
_ ベトナムで現地パートナーと事業協力し、建築部材を受注
_ 日系企業への営業展開を図るため国内建築部門との連携による営業強化
■ジャイン・コーカレー橋施工状況【P3‐P4:ED橋中央径間】 ■オンラインによる調印式の様子
※奥に見える橋は旧橋 (握手を交わす森社長とスンマイ社Son会長)
24
事業別戦略の進捗状況
技術開発
事業方針 成長分野の強化と新領域への挑戦により優位性を向上させる
成長分野(大規模更新・PC建築・メンテナンス・海外)の技術開発を強化する
_ PC梁開孔部補強工法「ダイヤレンPC工法」を共同開発、PC建築市場の拡大を目指す
生産性向上に向けた技術開発を推進
進捗状況 _ 「PSMAX推進委員会」の開発案件の 【PSMAX】
ピーエス三菱 Advanced Construction System
今後の取組み 自動計測システム等は現場で実証確認を終え、
『最大限に進化したピーエス三菱グループの建設システム』
採用拡大を推進
環境負荷低減に向けた技術開発を推進する
_ 高炉スラグ・フライアッシュを使用した早強コンクリートの開発が完了し、実用化へ目処
■3Dスキャナーによる自動計測システム PC梁の開孔補強工法「ダイヤレンPC工法」
【レーザースキャナー計測】
■デジカメによる計測システム(横締め)
25
事業別戦略の進捗状況
人財・組織
事業方針 経営基盤としての人財、情報技術、企業ブランドの強化を図り、活力ある企業集団を目指す
多様な人財が活躍できる抜本的な人事制度改革を実行する
_ 2020年度入社は、新卒36名、中途5名
_ 2021年度内定者は、31名
_ シニア社員制度を改正し、2021年度より「エルダー社員制度」として運用開始
進捗状況
働き方改革の推進等により職場環境の向上を目指す
_ 建設キャリアアップシステムは、本社に推進委員会を設置しロードマップを策定し推進中
_ フレックスタイム制の全内勤職への拡大、総労働時間管理の徹底により、土曜閉所や有給消化が
促進、働き方への意識改革が進む
■新入社員研修「モノづくり」の原点である工場研修の1コマ ■建設キャリアアップシステムの登録状況(21年3月末時点)
項 目 2020年度実績 目 標
事業者登録 94.1% 2021.3月100%
2021.9月 80%
技能者登録 92.0%
2022.3月100%
2021.9月 90%
作業所登録 100%
2022.3月100%
(土木) (一部民間工事は除く)
作業所登録 100% 2021.9月 90%
(建築) (現行基準以上) 2022.3月100%
26
事業別戦略の進捗状況
関係会社
架設機材リース業界で、中心的な役割を果たし、戦略性のある機材開発や新製品の開発を進める
ピーエスケー
_ 各地域の資・機材一括営業による情報の共有化で受注を確保
(PSK)
_ 吸音パネルシートのNETIS※登録が完了、実績拡大に向けて注力
補修分野での顧客ニーズを捉えた技術力・施工力の強化を図る
ニューテック康和 _ コンクリート構造物の電気防食用モバイル型遠隔監視システム「イージーMモニター」は電気防食工
(NTK) 事の営業と併せ道路管理者へ積極的に提案
_ グループ会社間の工事案件協力などで技術交流を促進
設備投資の拡大と品質管理の徹底により、高効率の工場運営を行い、収益力を向上させる
ピー・エス・コンクリート
_ 水島工場の設備更新などの設備投資を実施
(PSC)
_ 同業他社への積極的な営業を図るもグループ外受注比率は低調
今まで培ってきた経営資源を活かし、不動産投資によるストック事業を拡大していく
菱建商事 _ 三菱マテリアル社グループの事業所にて太陽光の売電事業に参画
_ 新型コロナウイルス感染症の拡大により、旅行部門の売上が大幅に減少
同業他社とのアライアンス、M&Aを進め、基礎杭での事業領域を拡大する
_ 大阪営業所を開設し、関西圏への事業進出を図る
菱建基礎
_ PSK社と共同開発した小型バイブロトレミー工法特許更新申請を実施
_ 基礎杭の事業領域の拡大に向け、パワーブレンダー工法用の機材購入
※NETIS:New Technology Information System
新技術情報提供システム、国土交通省が新技術の活用のため新技術に関わる情
報の共有及び提供を目的として整備したデータベースシステム
27
資本政策・経営指標
経営資源の最適化(有効活用)を目指す
16.0%
14.0% 14.2%
12.0%
8.9% 9.2% 9.0%
10.0%
安定した財務基盤の確保を維持しつつ「成長分野の拡大」
8.0%
に向けた投資を実行する 6.2%
6.0% 7.6%
営業利益率4.2%(最終年度) 5.5%
4.0%
資本政策 生産性向上による収益の改善を目指す 4.4% 5.0%
2.0% 3.8%
ROE 9.0%以上(最終年度) 0.0%
ROA 5.0%以上(最終年度) 20.3期 21.3期 22.3期
株主資本コストを上回るROEの実現を目指す 実績 実績 計画
ROE実績 ROE計画 ROA実績 ROA計画
% 倍
50.0 0.50
44.2
41.6
39.0 39.4 40.0 0.40
40.0
0.30 0.31
事業特性やリスクを踏まえ更なるい財務基盤の強化と自己 0.30
財務の
資本の充実を目指す 0.29
0.30 0.30
健全性 30.0
自己資本比率40%以上 0.20
DEレシオ0.30倍以下
20.0 0.10
20.3期 21.3期 22.3期
実績 実績 計画
自己資本比率実績 自己資本比率計画
DEレシオ実績 DEレシオ計画
28
資本政策・経営指標
経営資源の最適化(有効活用)を目指す 億円 <投資計画>
37
40
20 12 12
大規模更新事業等に向けた
0
設備投資・不動産投資 70億円 20.3期 21.3期 22.3期
投資 成長分野及び生産性向上への研究開発投資 20億円 実績 実績 計画
建 物 4 2 27
人財の確保及び育成のための人財投資 10億円
構築物 0 0 1
その他 M&A等
機械装置 5 5 8
車両運搬具 1 1 -
工具器具備品他 2 4 1
合計 12 12 37
<配当性向>
40.0
25-30%
30.0 平均23%以上
株主還元 継続的かつ安定的な配当を実施する
20.0 29.0 27.4
配当性向 3カ年での配当性向 25%~30% 21.9 23.9 21.6
10.0
※(18.9%)
0.0
18.3期 19.3期 20.3期 21.3期 22.3期
実績 実績 実績 実績 予想
中期経営計画2016 中期経営計画2019
※繰延税金資産計上による法人税等調整額の影響を織り込み
29
総 括
中期経営計画2019 2年目の振り返り
2021年3月期においては、好調な土木分野が牽引し、期初予算および中
計2019の計画値を上まわる業績を達成しました。また、受注活動の健闘に
より、土木、建築ともに繰越工事量を積み上げることができました。
今後も土木分野においては堅調な事業環境が見込まれており、大規模更新
を含む維持・補修分野の拡大への対応を進めてまいります。また、建築分野
においても、当社の強みを核とし、業容の拡大に努めてまいります。
一方で、すでに着手している生産性向上を目指したDXをさらに前進させるとと
もに、新たな社会的要請となりつつあるカーボンニュートラルについても、積極
的に取り組んでまいります。
代表取締役社長
30
Appendix. ご参考
31
会社概要・沿革
会社概要 沿 革
名 称 株式会社ピーエス三菱 ㈱ピー・エス 三菱建設㈱
〒104‐8215 東日本重工業(現 三菱重工
本 社 東京都中央区晴海二丁目5番24号 業㈱)七尾造船所の諸施設及
1952
晴海センタービル3階 Tel (03)‐6385‐9111 び 従業員を引き継ぎピー・エス・
コンクリート㈱を設立
設 立 1952年3月1日
三菱鉱業㈱ほか三菱系列企
資 本 金 42億1,850万円 1960 業10社が発起人となり、新菱
建設㈱設立
上 場 東京証券取引所市場第1部 1969 三菱建設㈱に社名変更
インドネシアにて合弁会社
1.プレストレストコンクリート(PC)工事の請負ならびに企画、設 PT.Komponindo
計、施工監理 1989
Betonjaya(略称:
2.土木一式工事、建築一式工事の請負ならびに企画、設計、 PT.KOBE)社設立
施工監理
1991 ㈱ピー・エスに社名変更
3.土木建築構造物の維持、補修に関する事業
4.プレストレストコンクリート(PC)製品およびプレキャスト・コンク 2002 合併により㈱ピーエス三菱発足
リート製品の製造、販売ならびにそれらの製造用具および附属 2004 ベトナムにて VINA‐PSMC Precast Concrete Co., Ltd .設立
資材部品の製作、販売
事 業内 容 2012 インドネシアにてPT. Wijaya Karya Komponen Beton社設立
5.プレストレストコンクリート(PC)工事用機械器具その他建設
用機械器具の設計、製作、販売および賃貸 長生橋(石川県七尾市)
6.鉱物の採掘およびその請負
1952年に完成したわが国初のプレ
7.不動産の売買、賃貸およびそれらの仲介ならびに所有管理 ストレストコンクリート橋。
8.運送業および倉庫業 2001年に河川改修に伴って撤去さ
9.損害保険代理業および生命保険の募集に関する業務ならび れ、一部が希望の丘公園に歩道橋
に自動車損害賠償保障法に基づく保険代理業 として保管されている。
海岸線近くの立地条件にありなが
10.前各号に関連ある一切の業務 ら、撤去時の調査において、驚異的
な耐久性が確認された。
32
グループネットワーク
ピーエス三菱グループ(主要国内5社)
PC工事における機材の企画・設計・製作・賃貸・販売、資材の 製
株式会社ピーエスケー
造・販売およびこれらの運用・活用に関するエンジニアリング
株式会社ニューテック康和 道路・鉄道・港湾等の構造物のメンテナンス、リニューアル
・東京土木支店
・東京建築支店 ピー・エス・コンクリート株式会社 PC製品の製造販売
・札幌支店
・東北支店
支 店
・大阪支店 菱建商事株式会社 建築資材販売、物流、不動産関連など
・名古屋支店
・広島支店
・九州支店
菱建基礎株式会社 土木・建築構造物の基礎工事など地下分野の総合専門工事
営業所 ・28箇所
国内工場ネットワーク 海外ネットワーク
(株)ピーエス三菱 ピー・エス・コンクリート(株)
七尾工場(石川県)
北上工場(岩手県)
兵庫工場(兵庫県)
茨城工場(茨城県)
水島工場(岡山県)
滋賀工場(滋賀県)
久留米工場(福岡県)
33
事業構成
建築建設事業 土木建設事業
【強み】 【強み」
セグメント別売上高
プレキャスト(PCa)工法により高品質・高強 日本におけるプレストレストコンクリート
度の部材を安定的に供給が可能 (PC)の実用化に初めて成功し、PCのパ
独創的なPC建築から一般建築まで優れた企
製造事業 兼業事業 イオニアとして、多くの橋梁施工実績
15 7 PC業界のトップランナーとして、多くの技術
画提案力で幅広い顧客基盤を持つ
三菱グループの唯一のゼネコンとして、高度な 1% 1% を開発し、国土基盤の整備に貢献
鉄道・空港・港湾・橋梁下部工・上下水
技術力により様々なニーズに対応した構築物
を提供 道・発電所・防災などPC橋梁のみならず、
建築事業
様々な土木全般の事業を展開
410
PC工事その他一般建築工事の請負 PC工事その他一般土木工事の請負
35%
PC製品の製造販売 合計 1,172 PC製品の製造販売
土木事業
739
63%
新名神高速道路菰野第二高架橋他3橋
五十嵐電機製作所 新本社ビル (PC上部工)工事
セグメント別売上高・構成比率
製造事業 (2021.3月期 単位:億円) その他兼業事業
コンクリート製品の製造販売 不動産の販売・賃貸・仲介
損害保険代理店事業
34
プレストレストコンクリート(PC)技術とプレキャスト(PCa)技術とは
プレストレストコンクリート(PC)とは
PCは「あらかじめ(プレ)応力(ストレス)を与えられたコンクリート」のことです
コンクリートの最大の弱点(引張には弱い)を克服することができます
圧縮する力を与えることで、大きな引っ張る力が作用してもひび割れを制御することができます
上記により、柱や梁を細くしたり空間の距離を大きく取ることができます
プレキャスト(PCa)とは
高強度のコンクリートを使用し、あらかじめ工場で製作したコンクリート部材です
工場で生産されるので、高品質・高精度で、高耐久を有しております
現場で型枠を組み施工した場合より周辺の環境に優しい工法です
工場で部材を製作する為、現場作業の省力化・スピード化が図れます
35
今後の事業環境の見通し
建設市場の推移(中期経営計画2019策定時) PC土木市場の推移(中期経営計画2019策定時)
建設市場全体(土木・建築)では、2022年に57兆円に減少し、 PC土木市場は、新設橋梁の減少とともに維持・補修事業が本格化
GDP予測から59兆円規模へ微増と想定 と想定 当社想定
当社想定
(兆円) 3500 3,485 3,395
70 3,209
(億円)
64 3,012
61
3,010
3000
60 59
57
2,578
2,650
2500
50 政府土木 床版取替:22年以降同水準
2,761
民間土木 2000
40 メンテ:2013年以降のCAGR+2%
JRTT:22年以降同水準
1500
30 高速道路:22年以降同水準
政府建築
民間建築 1000 地方自治体:2017年‐2022年
20
のCAGR▲1%
10 500
国交省:2014年以降の
平均的市場規模で推移
0 0 2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
2025
2026
2027
2028
2029
※「GDP予測」×「建設投資/GDP比率の予測」から建設投資額を試算。建設投資 ※赤字はPC建協発表のPC市場の実績値(建築含む)
額は「民間建築の維持修繕市場」を含んでいないため、当該金額を加算したものを
「建設市場」とした
36
将来予測に関する注意事項
本資料につきましては投資家の皆様への情報提供のみを目的としたものであり、売買の勧誘を目的としたものではありません。本資料における将来予想
に関する記述につきましては、目標や予測に基づいており、確約や保証を与えるものではありません。また、将来における当社の業績が、現在の当社の将
来予想と異なる結果になることがある点を認識された上で、ご利用ください。また、業績等に関する記述につきましても、信頼できると思われる各種データ
に基づいて作成されていますが、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。本資料は、投資家の皆様がいかなる目的にご利用される場
合においても、ご自身のご判断と責任においてご利用されることを前提にご提示させていただくものであり、当社はいかなる場合においてもその責任は負い
ません。このため、実際の結果と大きく異なったり、予告なしに変更される可能性がありますので、あらかじめ御了承ください。
IRに関するお問い合わせ先
株式会社ピーエス三菱 管理本部 総務部 広報・IRグループ
〒104‐8215 東京都中央区晴海二丁目5番24号 晴海センタービル
TEL:03‐6385‐8002 FAX:03‐3536‐6927 メールアドレス:koho.ir@psmic.co.jp