1860 戸田建 2020-05-29 11:30:00
2020年3月期 決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月29日
上 場 会 社 名 戸田建設株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 1860 URL https://www.toda.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 今井 雅則
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員(財務担当) (氏名) 山嵜 俊博 (TEL) 03-3535-1357
定時株主総会開催予定日 2020年6月25日 配当支払開始予定日 2020年6月26日
有価証券報告書提出予定日 2020年7月10日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 ( 機関投資家・アナリスト向け )
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期の連結業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 521,077 2.1 35,243 2.1 38,272 2.1 25,845 1.0
2019年3月期 510,436 19.0 34,518 13.3 37,493 13.5 25,595 0.6
(注) 包括利益 2020年3月期 10,456百万円( △59.9%) 2019年3月期 26,066百万円( △12.1%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2020年3月期 84.30 - 9.6 5.9 6.8
2019年3月期 83.49 - 10.0 6.1 6.8
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 -百万円 2019年3月期 -百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 634,557 273,496 42.7 883.35
2019年3月期 667,722 269,193 39.9 868.13
(参考) 自己資本 2020年3月期 270,860百万円 2019年3月期 266,157百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 77,271 △21,762 △26,685 125,418
2019年3月期 △28,384 △24,475 49,047 96,564
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年3月期 - - - 20.00 20.00 6,140 24.0 2.4
2020年3月期 - - - 26.00 26.00 7,993 30.8 3.0
2021年3月期
- - - 20.00 20.00 -
(予想)
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 223,000 △5.3 10,200 △34.4 11,300 △33.2 7,500 △39.0 24.46
通 期 497,000 △4.6 26,000 △26.2 28,500 △25.5 19,000 △26.5 61.96
(注)業績予想は、今後の新型コロナウィルス感染症の動向次第で大きく変動する可能性があります。
※
注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 有
PT TODA EKSEKUTIF
新規 1社 (社名) 、 除外 社 (社名)
PROPERTIES
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 322,656,796株 2019年3月期 322,656,796株
② 期末自己株式数 2020年3月期 16,028,138株 2019年3月期 16,070,685株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 306,609,879株 2019年3月期 306,582,822株
※期末自己株式数には役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託が所有する当社株式を含めております。
(参考) 個別業績の概要
1.2020年3月期の個別業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 473,809 1.2 32,571 1.1 35,262 0.7 24,170 △1.0
2019年3月期 468,084 16.9 32,215 11.2 35,029 12.0 24,405 △0.1
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期 78.83 -
2019年3月期 79.60 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 593,000 254,848 43.0 831.13
2019年3月期 626,920 252,170 40.2 822.51
(参考) 自己資本
2020年3月期 254,848百万円 2019年3月期 252,170百万円
2.2021年3月期の個別業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
1株当たり当期純
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 202,000 △5.8 9,500 △34.2 10,600 △32.4 7,200 △38.0 23.48
通 期 445,000 △6.1 24,000 △26.3 26,400 △25.1 18,000 △25.5 58.70
(注)業績予想は、今後の新型コロナウィルス感染症の動向次第で大きく変動する可能性があります。
業績予想に関する注記
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想
の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項については、添付資料2ページ「経営成績等の概
況」をご覧ください。
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… 3
(4)今後の見通し …………………………………………………………………………………… 4
(5)新型コロナウィルス感染症(COVID-19)
感染防止・感染拡大阻止に向けた対応について ………………………………………… 5
(6)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ………………………………………… 5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………… 5
3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………… 6
(1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………… 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………………… 8
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………14
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………14
(連結の範囲に関する事項) ………………………………………………………………………14
(会計方針の変更) …………………………………………………………………………………14
(会計上の見積りの変更) …………………………………………………………………………14
(表示方法の変更) …………………………………………………………………………………14
(追加情報) …………………………………………………………………………………………15
(連結貸借対照表関係) ……………………………………………………………………………15
(連結損益計算書関係) ……………………………………………………………………………18
(連結キャッシュ・フロー計算関係) ……………………………………………………………20
(企業結合関係) ……………………………………………………………………………………21
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………24
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………27
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………28
4.個別財務諸表 ………………………………………………………………………………………29
(1)貸借対照表 ………………………………………………………………………………………29
(2)損益計算書 ………………………………………………………………………………………32
(3)株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………………34
5.その他 ………………………………………………………………………………………………36
(1)役員の異動 ………………………………………………………………………………………36
(2)連結業績の実態及び予想の概要 ………………………………………………………………37
(3)個別業績の実態及び予想の概要 ………………………………………………………………38
(4)個別受注・売上・繰越実績 ……………………………………………………………………39
(5)当期の主な受注・完成・繰越工事 ……………………………………………………………40
1
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度における国内景気は、雇用、所得環境を中心に、緩やかな回復基調が続きましたが、年明けから
の新型コロナウイルス感染症拡大により、景気は急速に悪化しており、今後更に下振れするリスクに十分注意する
必要があります。建設業界においては、建設投資が底堅く推移する中で、新型コロナウイルス感染症拡大による事
業活動への影響が段階的に顕在化しています。
このような状況の中、当社グループの業績は以下のとおりとなりました。
連結売上高につきましては、主に投資開発事業等の売上高の増加により全体としては前連結会計年度比2.1%増の
5,210億円となりました。
営業損益につきましては、主に投資開発事業等の売上総利益が増加したことなどにより、売上総利益は703億円と
前連結会計年度比4.8%増加となりました。また、販売費及び一般管理費につきましては、351億円と前連結会計年
度比7.7%増加しましたが、営業利益は352億円と前連結会計年度比2.1%増加となりました。
経常損益につきましては、受取利息及び保有する投資有価証券の受取配当金等により、382億円の経常利益(前連
結会計年度比2.1%増)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、固定資産廃棄損等が発生しましたが、投資有価証券売却益等
により、258億円(前連結会計年度比1.0%増)となりました。
セグメント別における業績は以下のとおりであります。
(国内建築事業)
売上高は3,486億円(前連結会計年度比3.2%減)となり、セグメント利益(営業利益)は208億円(前連結会計
年度比18.3%減)となりました。
当社個別の受注高につきましては、民間工事が前連結会計年度比19.0%減少したことにより、全体では3,148億
円と、前連結会計年度比17.5%減となりました。
(国内土木事業)
売上高は1,138億円(前連結会計年度比13.5%増)となり、セグメント利益(営業利益)は106億円(前連結会
計年度比5.1%減)となりました。
当社個別の受注高につきましては、民間工事が前連結会計年度比170.9%増加したものの、官公庁工事が前連結
会計年度比42.9%減少したことにより、全体では1,502億円と、前連結会計年度比3.6%減となりました。
(投資開発事業)
売上高は168億円(前連結会計年度比56.3%増)となり、セグメント利益(営業利益)は39億円(前連結会計年
度比111.8%増)となりました。
(国内グループ会社事業)
売上高は522億円(前連結会計年度比15.9%増)となり、セグメント利益(営業利益)は20億円(前連結会計年
度比27.6%増)となりました。
(新領域事業)
売上高は3億円(前連結会計年度比63.5%増)となり、セグメント損失(営業損失)は11億円(前連結会計年
度は8億円のセグメント損失)なりました。
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(海外事業)
売上高は183億円(前連結会計年度比3.1%増)となり、セグメント損失(営業損失)は2千万円(前連結会計
年度は40億円のセグメント損失)となりました。
当社の個別の受注高につきましては、25億円となりました。
(2)当期の財政状態の概況
資産、負債、純資産の状況
(資産の部)
当連結会計年度末の資産合計は、有価証券が200億円増加しましたが、受取手形・完成工事未収入金等が622億
円、投資有価証券が209億円減少したことなどにより、前連結会計年度末と比較して331億円減少の6,345億円
(5.0%減)となりました。
(負債の部)
当連結会計年度末の負債合計は、短期借入金が150億円増加しましたが、コマーシャル・ペーパーが500億円、
支払手形・工事未払金等が139億円減少したことなどにより、前連結会計年度末と比較して374億円減少の3,610億
円(9.4%減)となりました。
(純資産の部)
当連結会計年度末の純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上258億円などにより、前連結会計年
度末と比較して43億円増加の2,734億円(1.6%増)となり、自己資本比率は42.7%となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ288億円
増加し、1,254億円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュフローは、772億円の資金増加(前連結会計年度は283億円の資金減少)となりまし
た。税金等調整前当期純利益が389億円となり、仕入債務の減少により104億円、法人税等の支払により157億円の
資金が減少しましたが、売上債権の減少により623億円の資金が増加したことが主な要因です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュフローは、217億円の資金減少(前連結会計年度は244億円の資金減少)となりまし
た。有形固定資産の売却により3億円、投資有価証券の売却及び償還により49億円の資金が増加しましたが、有
形固定資産の取得により190億円、無形固定資産の取得により13億円、投資有価証券の取得により52億円の資金が
減少したことが主な要因です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュフローは266億円の資金減少(前連結会計年度は490億円の資金増加)となりまし
た。短期借入金の増加により151億円、社債の発行により101億円の資金が増加しましたが、コマーシャルペーパ
ーの償還により500億円、配当金の支払により61億円の資金が減少したことが主な要因です。
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
キャッシュ・フロー関連指標の推移
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
自己資本比率 31.9% 41.7% 44.1% 39.9% 42.7%
時価ベースの
30.4% 38.3% 42.3% 31.2% 30.9%
自己資本比率
債務償還年数 - 1.2年 3.9年 - 1.4年
インタレスト・カ
- 68.3倍 23.8倍 - 76.3倍
バレッジ・レシオ
(注)自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
債務償還年数:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを利用しております。
※有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としておりま
す。
(4)今後の見通し
今後の経済情勢については、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、極めて厳しい状況が続くと見込ま
れます。建設業界においては、インフラ整備を中心とした公共事業投資が期待されるものの、民間設備投資につい
ては先行きの不透明感による縮小が想定されます。また、雇用環境の変化による労務逼迫に加え、サプライチェー
ンの機能低下に伴う資材供給停滞、感染防止対策の実施等により、進捗度及び収益性への影響が懸念されます。
加えて、当社においては、好採算の建築大型工事の進捗が一巡したことや、既に解体工事に着手している本社新
社屋の自社施工を踏まえ、建築部門の受注高・売上高及び売上利益については一定程度の減少を見込んでおりま
す。また、土木部門においては、豊富な手持工事量に対応する施工体制を考慮して、受注高の縮小を一定程度見込
んでおります。
このような状況を踏まえ、連結売上高については、4,970億円(当連結会計年度比4.6%減)、利益につきまして
は、営業利益260億円(当連結会計年度比26.2%減)、経常利益285億円(当連結会計年度比25.5%減)、親会社株
主に帰属する当期純利益190億円(当連結会計年度比26.5%減)を見込んでおります。
また、当社個別につきましては、受注高4,300億円(当事業年度比9.9%減)、売上高4,450億円(当事業年度比
6.1%減)、営業利益240億円(当事業年度比26.3%減)、経常利益264億円(当事業年度比25.1%減)、当期純利益
180億円(当事業年度比25.5%減)を見込んでおります。
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(5)新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 感染防止・感染拡大阻止に向けた対応について
当社グループは、今般の新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、初期段階では災害対策本部において、全社的
な対応体制を整えました。さらに、対応の長期化に備え、新しい生活様式の実践・定着も視野に常設組織として新
型コロナウイルス対策委員会を設置し、政府や自治体をはじめ関係機関の方針に基づき、当社グループ社員・協力
会社社員への感染防止及び感染拡大の阻止に向けた対応を推進しております。
(これまでの経過)
当社グループでは、2020年2月19日より全社的な感染防止の対応を開始し、日常的な感染防止の他、在宅勤務、
時差出勤の実施、作業所での感染防止対応を行ってまいりました。
さらに、4月7日の新型インフルエンザ等対策特別措置法第32条に基づく緊急事態宣言発令(以下緊急事態宣
言)を受け、それまで首都圏の本支店を対象にしていた原則在宅勤務の方針を全店に拡大するなど全社的な対応を
強化しました。
その後、首都圏を中心に感染状況が一段と厳しさを増す状況を鑑み、4月15日から5月6日までの期間、緊急事
態宣言の対象地域である7都府県で施工中の作業所につきまして、原則として閉所といたしました(4月17日に対
象地域を全国に拡大)。
5月7日以降につきましては、対応の長期化が見込まれる中、閉所による発注者・協力会社等関係者への影響を
鑑み、独自の指針に基づいた感染防止対策をさらに徹底した上で、可能な限りすみやかに工事の再開を図る方針と
し、発注者・協力会社等との協議を適宜行い、対策を完了した作業所から工事を再開しております。
5月25日までに緊急事態宣言は全国で解除されましたが、感染の第2波の到来も懸念され、対応の長期化が想定
される中、当社グループ事業におきましても、世界的な景気の減退による受注環境の悪化、対策実施コストの増加
や工期の遅延などによる工事利益の減少等、厳しい状況が続くことも想定されます。当社グループは、今後も引き
続き社内外での感染防止対策を徹底することにより、事業継続ならびに業績への影響の最小化に取り組んでまいり
ます。
今後、開示すべき事象が発生した場合には、速やかに公表いたします。
(6)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、株主の皆様への継続的な安定配当の実施と、競争力及び財務体質の強化に不可欠な内部留保の確保を勘
案の上、業績及び経営環境に応じた利益配分を行うことを基本方針としております。
当期の1株当たりの年間配当金につきましては、上記の方針を踏まえ、26円とすることを予定しております。ま
た、次期につきましては、上記の方針を踏まえ、20円とすることを予定しております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財
務諸表を作成する方針であります。
なお、国際財務報告基準(IFRS)の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針
であります。
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金預金 97,450 106,453
受取手形・完成工事未収入金等 225,685 163,440
有価証券 - 20,064
販売用不動産 9,162 10,052
未成工事支出金 16,719 16,488
その他のたな卸資産 2,029 3,949
その他 15,336 17,502
貸倒引当金 △1,548 △1,110
流動資産合計 364,835 336,841
固定資産
有形固定資産
建物・構築物(純額) 18,953 29,046
機械、運搬具及び工具器具備品(純額) 2,807 3,209
土地 82,199 83,920
リース資産(純額) 52 138
建設仮勘定 5,420 7,959
有形固定資産合計 109,434 124,274
無形固定資産
のれん 589 519
その他 7,373 7,976
無形固定資産合計 7,962 8,495
投資その他の資産
投資有価証券 178,643 157,659
長期貸付金 434 782
退職給付に係る資産 1,930 1,223
繰延税金資産 582 731
その他 4,132 4,635
貸倒引当金 △234 △87
投資その他の資産合計 185,489 164,945
固定資産合計 302,886 297,715
資産合計 667,722 634,557
6
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形・工事未払金等 119,264 105,305
短期借入金 29,451 44,499
コマーシャル・ペーパー 50,000 -
1年内償還予定の社債 - 5,000
未払法人税等 9,882 7,374
未成工事受入金 30,059 30,022
賞与引当金 6,596 6,409
完成工事補償引当金 4,390 4,410
工事損失引当金 3,601 3,200
預り金 26,355 28,618
その他 14,227 18,229
流動負債合計 293,829 253,070
固定負債
社債 25,000 30,100
長期借入金 27,573 32,201
繰延税金負債 18,424 11,833
再評価に係る繰延税金負債 7,235 6,791
役員退職慰労引当金 180 207
役員株式給付引当金 172 188
関係会社整理損失引当金 42 36
退職給付に係る負債 21,446 21,263
資産除去債務 1,183 1,712
その他 3,441 3,656
固定負債合計 104,699 107,991
負債合計 398,529 361,061
純資産の部
株主資本
資本金 23,001 23,001
資本剰余金 25,743 26,259
利益剰余金 155,875 176,564
自己株式 △9,438 △9,392
株主資本合計 195,182 216,433
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 67,330 51,954
繰延ヘッジ損益 28 △13
土地再評価差額金 5,592 4,584
為替換算調整勘定 △955 △805
退職給付に係る調整累計額 △1,021 △1,292
その他の包括利益累計額合計 70,974 54,427
非支配株主持分 3,035 2,635
純資産合計 269,193 273,496
負債純資産合計 667,722 634,557
7
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高
完成工事高 494,826 498,509
投資開発事業等売上高 15,610 22,568
売上高合計 510,436 521,077
売上原価
完成工事原価 431,931 435,039
投資開発事業等売上原価 11,395 15,694
売上原価合計 443,327 450,734
売上総利益
完成工事総利益 62,895 63,469
投資開発事業等総利益 4,214 6,874
売上総利益合計 67,109 70,343
販売費及び一般管理費 32,591 35,100
営業利益 34,518 35,243
営業外収益
受取利息 171 212
受取配当金 3,126 3,562
保険配当金 238 238
その他 493 829
営業外収益合計 4,030 4,843
営業外費用
支払利息 779 1,016
支払手数料 172 457
その他 104 340
営業外費用合計 1,055 1,813
経常利益 37,493 38,272
特別利益
固定資産売却益 25 30
投資有価証券売却益 3,060 1,247
受取和解金 - 1,174
その他 38 6
特別利益合計 3,124 2,458
特別損失
固定資産廃棄損 503 1,141
減損損失 1,658 299
投資有価証券評価損 12 234
その他 102 111
特別損失合計 2,276 1,785
税金等調整前当期純利益 38,341 38,945
法人税、住民税及び事業税 11,762 13,384
法人税等調整額 784 △398
法人税等合計 12,546 12,986
当期純利益 25,794 25,958
非支配株主に帰属する当期純利益 199 112
親会社株主に帰属する当期純利益 25,595 25,845
8
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益 25,794 25,958
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 360 △15,377
繰延ヘッジ損益 31 △41
為替換算調整勘定 △348 187
退職給付に係る調整額 227 △270
その他の包括利益合計 272 △15,501
包括利益 26,066 10,456
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 25,881 10,307
非支配株主に係る包括利益 185 149
9
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 23,001 25,681 136,336 △9,437 175,582
当期変動額
剰余金の配当 △6,140 △6,140
親会社株主に帰属す
25,595 25,595
る当期純利益
自己株式の処分 5 5
自己株式の取得 △5 △5
自己株式処分差損の
-
振替
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 64 64
変動
連結子会社の増資に
△2 △2
よる持分の増減
土地再評価差額金の
84 84
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - 62 19,538 △0 19,600
当期末残高 23,001 25,743 155,875 △9,438 195,182
その他の包括利益累計額
その他 退職給付 その他の 非支配株主
繰延ヘッジ 土地再評価 為替換算 純資産合計
有価証券 に係る 包括利益 持分
損益 差額金 調整勘定
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 66,969 △3 5,676 △658 △1,249 70,734 3,078 249,394
当期変動額
剰余金の配当 △6,140
親会社株主に帰属す
25,595
る当期純利益
自己株式の処分 5
自己株式の取得 △5
自己株式処分差損の
-
振替
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 64
変動
連結子会社の増資に
△2
よる持分の増減
土地再評価差額金の
84
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 361 31 △84 △296 227 240 △42 197
額)
当期変動額合計 361 31 △84 △296 227 240 △42 19,798
当期末残高 67,330 28 5,592 △955 △1,021 70,974 3,035 269,193
10
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 23,001 25,743 155,875 △9,438 195,182
当期変動額
剰余金の配当 △6,140 △6,140
親会社株主に帰属す
25,845 25,845
る当期純利益
自己株式の処分 △24 267 243
自己株式の取得 △222 △222
自己株式処分差損の
24 △24 -
振替
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 515 515
変動
連結子会社の増資に
-
よる持分の増減
土地再評価差額金の
1,008 1,008
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - 515 20,688 45 21,250
当期末残高 23,001 26,259 176,564 △9,392 216,433
その他の包括利益累計額
その他 退職給付 その他の 非支配株主
繰延ヘッジ 土地再評価 為替換算 純資産合計
有価証券 に係る 包括利益 持分
損益 差額金 調整勘定
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 67,330 28 5,592 △955 △1,021 70,974 3,035 269,193
当期変動額
剰余金の配当 △6,140
親会社株主に帰属す
25,845
る当期純利益
自己株式の処分 243
自己株式の取得 △222
自己株式処分差損の
-
振替
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 515
変動
連結子会社の増資に
-
よる持分の増減
土地再評価差額金の
1,008
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △15,376 △41 △1,008 150 △270 △16,547 △400 △16,947
額)
当期変動額合計 △15,376 △41 △1,008 150 △270 △16,547 △400 4,303
当期末残高 51,954 △13 4,584 △805 △1,292 54,427 2,635 273,496
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 38,341 38,945
減価償却費 2,178 2,994
減損損失 1,658 299
のれん償却額 169 171
貸倒引当金の増減額(△は減少) 459 △584
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △212 △76
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △296 190
その他の引当金の増減額(△は減少) 2,467 △545
有価証券及び投資有価証券評価損益(△は益) 12 234
有価証券及び投資有価証券売却損益(△は益) △3,059 △1,207
有形固定資産売却損益(△は益) △25 △30
固定資産廃棄損 503 1,141
受取利息及び受取配当金 △3,298 △3,774
受取和解金 - △1,174
支払利息 779 1,016
売上債権の増減額(△は増加) △90,392 62,325
未成工事支出金の増減額(△は増加) 617 338
販売用不動産の増減額(△は増加) 160 1,496
その他の流動資産の増減額(△は増加) 1,352 △4,206
仕入債務の増減額(△は減少) 25,753 △10,457
未成工事受入金の増減額(△は減少) △3,577 △145
その他の流動負債の増減額(△は減少) 934 1,844
その他 183 323
小計 △25,288 89,118
利息及び配当金の受取額 3,304 3,777
和解金の受取額 - 1,174
利息の支払額 △775 △1,012
法人税等の支払額 △5,624 △15,786
営業活動によるキャッシュ・フロー △28,384 77,271
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △886 △90
定期預金の払戻による収入 63 -
有価証券の売却及び償還による収入 400 -
有形固定資産の取得による支出 △22,588 △19,023
有形固定資産の売却による収入 25 348
有形固定資産の除却による支出 △418 △573
無形固定資産の取得による支出 △883 △1,309
補助金の受入による収入 2,911 13
投資有価証券の取得による支出 △7,326 △5,239
投資有価証券の売却及び償還による収入 7,052 4,980
貸付けによる支出 △4 △410
貸付金の回収による収入 61 62
敷金及び保証金の差入による支出 △594 △484
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
△2,141 △103
る支出
その他 △145 68
投資活動によるキャッシュ・フロー △24,475 △21,762
12
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 1,520 15,187
コマーシャル・ペーパーの増減額(△は減少) 50,000 △50,000
長期借入れによる収入 4,890 11,246
長期借入金の返済による支出 △6,161 △6,822
社債の発行による収入 5,000 10,100
配当金の支払額 △6,140 △6,140
非支配株主への配当金の支払額 △3 △3
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
- △201
による支出
自己株式の取得による支出 △5 △1
その他 △50 △49
財務活動によるキャッシュ・フロー 49,047 △26,685
現金及び現金同等物に係る換算差額 △150 31
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △3,962 28,854
現金及び現金同等物の期首残高 100,526 96,564
現金及び現金同等物の期末残高 96,564 125,418
13
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項は、次に掲げる事項を除き、最近の有価証券報告書(2019年6
月28日提出)における記載事項から重要な変更がないため開示を省略しています。
(連結の範囲に関する事項)
当連結会計年度より、TOBIC有限会社、PT TODA EKSEKUTIF PROPERTIES、TODA農房合同会社及び戸田イ
ンベストメントブラジル有限会社を新規設立したため、連結の範囲に含めております。
また、当連結会計年度より、当社の連結子会社である株式会社アペックエンジニアリングがミサワ環境技術株式
会社の全株式を取得したため、同社を連結の範囲に含めております。
(会計方針の変更)
該当事項はありません。
(会計上の見積りの変更)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
(連結貸借対照表関係)
前連結会計年度において、「流動負債」の「その他」に含めておりました「企業体未払出資金」は、実態に
即したより適切な表示とするため、当連結会計年度より「流動負債」の「支払手形・工事未払金等」に含めて
表示することとしました。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを
行っております。
この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動負債」の「支払手形・工事未払金等」に表示
しておりました115,318百万円は119,264百万円として、「流動負債」の「その他」に表示しておりました
18,172百万円は14,227百万円として組替えております。
(連結損益計算書関係)
前連結会計年度において、「特別損失」の「その他」に含めておりました「投資有価証券評価損」は、特別
損失総額の100分の10を超えたため、当連結会計年度より区分掲記しております。この表示方法の変更を反映さ
せるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「特別損失」の「その他」に表示しておりました114
百万円は、「投資有価証券評価損」12百万円、「その他」102百万円として組替えております。
(連結キャッシュフロー計算書関係)
前連結会計年度において、「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めておりました「有形
固定資産の除却による支出」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記することとしてお
ります。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、「投資活動によるキャッシュ・フロ
ー」の「その他」に表示しておりました△564百万円は、「有形固定資産の除却による支出」△418百万円、
「その他」△145百万円として組替えております。
14
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(追加情報)
(取締役及び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度)
1 取引の概要
当社は、2016年5月13日開催の取締役会及び同年6月29日開催の第93回定時株主総会において、当社取締役及び
執行役員(社外取締役及び国内非居住者を除く。以下あわせて「取締役等」という。)を対象に、中長期的な業績
向上や企業価値の増大、株主重視の経営意識を高めることを目的として、業績連動型株式付与制度である「役員報
酬BIP信託」(以下「BIP信託」という。)及び「株式付与ESOP信託」(以下「ESOP信託」といい、
BIP信託とあわせて「本制度」という。)の導入を決議しております。
本制度は取締役等に対するインセンティブプランであり、本制度により取得した当社株式を各事業年度の業績目
標の達成度等に応じて当社取締役等に交付するものであります。
2 信託に残存する当社株式
信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により、純資産の部に自己株
式として計上しております。当該自己株式の帳簿価額及び株式数は、前連結会計年度末におけるBIP信託が163
百万円及び336,210株、ESOP信託が50百万円及び104,000株であり、当連結会計年度末におけるBIP信託が
329百万円及び647,016株、ESOP信託が82百万円及び164,378株であります。なお、2019年8月9日開催の取締
役会決議により、信託期間の3年間延長及び追加信託の拠出を決定し、第2四半期連結会計期間において株式を
追加拠出したため、帳簿価額及び株式数が前連結会計年度末から増加しております。
(連結貸借対照表関係)
1 有形固定資産の減価償却累計額
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
有形固定資産の減価償却累計額 38,379百万円 31,640百万円
2 圧縮記帳額
国庫補助金等により有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額及びその内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
建物・構築物 33百万円 40百万円
機械、運搬具及び工具器具備品 3,861百万円 3,865百万円
建設仮勘定 915百万円 915百万円
無形固定資産 6百万円 8百万円
計 4,816百万円 4,830百万円
3 投資有価証券に含まれる非連結子会社及び関連会社に対するもの
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
投資有価証券(株式) 310百万円 408百万円
投資有価証券(その他) 3,001百万円 1,937百万円
4 当社は、「土地の再評価に関する法律」(平成10年3月31日公布法律第34号)に基づき、事業用土地の再評価を
行い、「土地再評価差額金」を純資産の部に計上しております。
・再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31日公布政令第119号)第2条第3号に定める土地課税台帳また
は土地課税補充台帳に登録されている価格に合理的な調整を行って算定する方法によっております。
・再評価を行った年月日 2002年3月31日
・再評価を行った土地の時価の合計額は前連結会計年度末及び当連結会計年度末共に再評価後の帳簿価額を上回っ
ております。
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
5 担保資産および担保債務
(1)連結会社の担保に供している資産及び担保付債務は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
建物 -百万円 11百万円
土地 -百万円 29百万円
計 -百万円 41百万円
上記資産に対する担保付債務
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
短期借入金 -百万円 18百万円
長期借入金 -百万円 46百万円
計 -百万円 65百万円
(2)下記の資産は、非連結子会社及び関連会社の長期借入金の担保(担保予約)に供しております。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
投資有価証券 484百万円 485百万円
長期貸付金 310百万円 659百万円
計 795百万円 1,144百万円
非連結子会社及び関連会社の長期借入金 15,578百万円 13,401百万円
(3)下記の資産は、差入保証金の代用として差し入れております。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
有価証券 -百万円 64百万円
投資有価証券 64百万円 -百万円
計 64百万円 64百万円
6 偶発債務
保証債務
下記の会社の金融機関からの借入金に対し、債務保証を行っております。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
さくらの里メガパワー(同) 219百万円 202百万円
7 貸出コミットメント契約
当社においては、運転資金調達の機動性の確保および調達手段の多様化に対応するため、貸出コミットメント契約を
締結しております。
当連結会計年度末における貸出コミットメントに係る借入未実行残高等は下記のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
契約極度額 30,000百万円 30,000百万円
借入実行残高 -百万円 -百万円
差引額 30,000百万円 30,000百万円
8 期末日満期手形等の会計処理については、交換日をもって決済処理しております。なお、前連結会計年度末日が
金融機関の休業日であったため、次の期末日満期手形等が期末残高に含まれております。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
受取手形 334 百万円 -百万円
電子記録債権 5 百万円 -百万円
支払手形 30 百万円 -百万円
電子記録債務 0 百万円 -百万円
16
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
9 工事損失引当金に対応する未成工事支出金
損失の発生が見込まれる工事契約に係る未成工事支出金と工事損失引当金は、相殺せずに両建てで表示しており
ます。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
未成工事支出金 906百万円 246百万円
10 資産の保有目的の変更
前連結会計年度(2019年3月31日)
従来、固定資産として保有していた物件の一部(「建物」310百万円、「土地」1,720百万円)について、保有目的
の変更に伴い、販売用不動産へ振り替えています。
また、販売用不動産として保有していた物件の一部について、保有目的の変更に伴い、固定資産(「建物・構築
物」179百万円、「土地」200百万円)へ振り替えています。
当連結会計年度(2020年3月31日)
従来、固定資産として保有していた物件の一部(「建物・構築物」600百万円、「土地」1,788百万円)について、
保有目的の変更に伴い、販売用不動産へ振り替えております。
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(連結損益計算書関係)
1 完成工事原価に含まれる工事損失引当金繰入額は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
完成工事原価に含まれる工事損失引当金繰入額 3,544百万円 458百万円
2 期末たな卸高は収益性の低下に伴う簿価切下げ後の金額であり、次のたな卸資産評価損が売上原価に含まれて
おります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上原価に含まれるたな卸資産評価損 16百万円 67百万円
3 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
従業員給料手当 11,554百万円 12,278百万円
賞与引当金繰入額 4,489百万円 4,672百万円
退職給付費用 860百万円 990百万円
貸倒引当金繰入額 497百万円 △255百万円
4 一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費の総額は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費 1,679百万円 2,179百万円
5 固定資産売却益の内訳は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
建物・構築物 -百万円 9百万円
その他 25百万円 20百万円
計 25百万円 30百万円
6 固定資産廃棄損の内訳は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
建物・構築物 52百万円 100百万円
その他 2百万円 94百万円
解体撤去費用 448百万円 945百万円
計 503百万円 1,141百万円
18
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
7 減損損失
当社グループは、以下の資産または資産グループについて減損損失を計上しております。
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
用途 種類 場所 減損損失
事業用資産
無形固定資産(建設仮勘定) - 1,503百万円
(全社)
事業用資産 山口県大島郡
建物・構築物他 154百万円
(ホテル事業) (東和観光開発)
(資産のグルーピングの方法)
当社グループは、管理会計上の区分を基礎として、自社使用の事業用資産については事業所毎に、賃貸用資産
及び遊休資産等については個別物件毎にグルーピングしております。
(減損損失を認識するに至った経緯)
当社につきまして、基幹業務システムの開発を進めておりましたが、当該システムの開発中断に伴い、無形固
定資産に計上されていた建設仮勘定の帳簿価額を減損損失(1,503百万円)として特別損失に計上しております。
当社の100%子会社である東和観光開発株式会社につきまして、収益性の低下により、上記資産グループの帳簿
価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。その内訳は、建
物・構築物で119百万円、その他資産で34百万円であります。
(回収可能価額の算出方法)
回収可能価額は、主として使用価値であります。
当社につきまして、基幹業務システムの開発中断により当該資産の使用開始時期が見通せなくなったため、使
用価値は零として算出しております。
当社の100%子会社である東和観光開発株式会社につきましては、使用価値は継続的使用と使用後の処分によっ
て生ずると見込まれる将来キャッシュ・フローを6.0%で現在価値に割り引いて算定しております。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
用途 種類 場所 減損損失
事業用資産 建物・構築物及び土地 福岡県粕屋郡 他 299百万円
(資産のグルーピングの方法)
当社グループは、管理会計上の区分を基礎として、自社使用の事業用資産については事業所毎に、賃貸用資産
及び遊休資産等については個別物件毎にグルーピングしております。
(減損損失を認識するに至った経緯)
当社につきましては、廃止の意思決定又は収益性の低下により、上記資産グループの帳簿価額を回収可能価額
まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。その内訳は、建物・構築物183百万円、
土地116百万円であります。
(回収可能価額の算出方法)
回収可能価額は、廃止を決定した資産については零としており、収益性が低下した資産については正味売却価
額により測定しております。正味売却価額は、売却予定価額等から処分費用見込額を差し引いて算定しておりま
す。
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
現金預金勘定 97,450百万円 106,453百万円
預入期間が3か月を超える定期預金 △886百万円 △1,034百万円
有価証券(譲渡性預金) -百万円 20,000百万円
現金及び現金同等物 96,564百万円 125,418百万円
2 株式の取得により新たに連結子会社となった会社の資産及び負債の主な内訳
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
株式の取得により新たに連結子会社となった会社の連結開始時の資産及び負債の内訳並びに当該会社株式の取
得価額と取得による支出(純額)との関係は次のとおりであります。
流動資産 8,976 百万円
固定資産 2,345 百万円
のれん 100 百万円
流動負債 △7,686 百万円
固定負債 △296 百万円
株式の取得価額 3,438 百万円
現金及び現金同等物 △1,296 百万円
差引:取得による支出 2,141 百万円
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
株式の取得により新たに連結子会社となった会社の連結開始時の資産及び負債の内訳並びに当該会社株式の取
得価額と取得による支出(純額)との関係は次のとおりであります。
流動資産 465 百万円
固定資産 128 百万円
のれん 102 百万円
流動負債 △280 百万円
固定負債 △98 百万円
株式の取得価額 316 百万円
現金及び現金同等物 △213 百万円
差引:取得による支出 103 百万円
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(企業結合等関係)
(株式取得による企業結合)
2019年12月26日開催の当社取締役会において、当社の連結子会社である株式会社アペックエンジニアリングが、
ミサワ環境技術株式会社(本社:広島県三次市)の株式を取得し、両者の更なるビジネス成長を目的として子会社
化することについて決議し、株式会社アペックエンジニアリングは2019年12月27日付で株式譲渡契約を締結いたし
ました。
1.企業結合の概要
(1)被取得企業の名称及び事業の内容
被取得企業の名称 ミサワ環境技術株式会社
事業の内容 さく井工事業、管工事業等
(2)企業結合を行った主な理由
ミサワ環境技術株式会社は地中熱エネルギー利用のパイオニア的存在であり、地盤調査から設計施工迄の
一貫体制を展開できる強みがあることから、当社グループとの協業による新たな取り組みで業績拡大を目指
すものであります。
地中熱エネルギー利用の販路を拡大することにより当社グループが進めるESG経営やSDGsへの取り
組みに寄与するものであります。
(3)企業結合日
2020年2月4日(株式取得日)
2020年3月31日(みなし取得日)
(4)企業結合の法的形式
株式の取得
(5)結合後企業の名称
変更ありません。
(6)取得した議決権比率
100%
(7)取得企業を決定するに至った主な根拠
当社の連結子会社である株式会社アペックエンジニアリングが、現金を対価として株式を取得したことに
よるものであります。
2.連結財務諸表に含まれる被取得企業の業績の期間
2020年3月31日をみなし取得日としているため、連結財務諸表には被取得企業の貸借対照表のみが反映さ
れ、業績は含まれておりません。
3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
取得の対価 現金及び預金 316百万円
取得原価 316百万円
4.主要な取得関連費用の内容及び金額
財務デュー・デリジェンス費用及び取引仲介手数料等 49百万円
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
5.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
(1)発生したのれんの金額
102百万円
(2)発生原因
取得原価が受け入れた資産及び引き受けた負債に配分された純額を上回ったため、その超過分をのれんと
して計上しております。
(3)償却方法及び償却期間
重要性が乏しいため発生時に一括償却しております。
6.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳
流動資産 465百万円
固定資産 128百万円
資産合計 594百万円
流動負債 280百万円
固定負債 98百万円
負債合計 379百万円
7.企業結合が連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に
及ぼす影響
当該影響の概算額に重要性が乏しいため、記載を省略しております。
(共通支配下の取引等)
子会社株式の追加取得
1.取引の概要
(1)結合当事企業の名称及びその事業内容
統合当事企業の名称 戸田道路株式会社(当社の連結子会社)
事業の内容 道路舗装工事業、土木工事業等
(2)企業結合日
2019年12月20日
(3)企業結合の法的形式
当社における同社株式の非支配株主からの追加取得
(4)結合後企業の名称
名称変更はありません。
(5)その他取引の概要に関する事項
当社グループ一体運営に向けたガバナンス強化等を目的として、非支配株主が保有する株式を当社が
取得したものであります。
2.実施した会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」に基づ
き、共通支配下の取引等のうち、非支配株主との取引として処理しております。
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
3.子会社株式を追加取得した場合に掲げる事項
取得原価及び対価の種類ごとの内訳
取得の対価 現金及び預金 30百万円
取得原価 30百万円
4.非支配株主との取引に係る当社の持分変動に関する事項
(1)資本剰余金の主な変動要因
子会社株式の追加取得
(2)非支配株主との取引によって増加した資本剰余金の金額
515百万円
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社及びグループ会社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能で
あり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているも
のです。
当社グループは、当社に建築本部、土木本部、戦略事業推進室及び海外事業部を置き、建築本部、土木本部及
び海外事業部については、それぞれ国内建築事業、国内土木事業及び海外事業に関する包括的な戦略立案を行い、
事業活動を展開しております。なお、海外事業部については、当連結会計年度中に本社海外プロジェクト室と国
際支店に組織変更し、建築・土木各本部との協働を推進しております。
また、戦略事業推進室については、投資開発事業、国内グループ会社事業及び新領域事業に関する包括的な戦
略立案を行い、事業活動を展開しております。
各報告セグメントの概要は以下の通りです。
国内建築 :当社が行う国内における建築工事の請負及びこれに付帯する事業
国内土木 :当社が行う国内における土木工事の請負及びこれに付帯する事業
投資開発 :当社グループが行う不動産の自主開発、売買、賃貸等に関する事業
国内グループ会社:国内連結子会社が行う建築事業、土木事業、ビル管理を主とする不動産事業、ホテル
事業、グループ企業内を中心とした人材派遣業、金融・リース事業
新領域 :当社グループが行う発電・売電事業、農業6次産業化等
海外 :当社グループが行う海外における建築事業、土木事業、不動産事業
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に
おける記載と概ね同一であり、報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
また、セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
なお、セグメント資産の金額は、各事業セグメントに配分を行っていないため、開示しておりません。
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
調整額 財務諸表
国内 合計
(注)1 計上額
国内建築 国内土木 投資開発 グループ 新領域 海外 (注)2
会社
売上高
外部顧客への売上高 355,045 98,993 9,786 28,615 212 17,782 510,436 - 510,436
セグメント間の内部
5,113 1,323 974 16,469 - - 23,880 △23,880 -
売上高又は振替高
計 360,158 100,316 10,761 45,085 212 17,782 534,316 △23,880 510,436
セグメント利益又は損
25,457 11,210 1,871 1,578 △883 △4,025 35,209 △690 34,518
失(△)
その他の項目
減価償却費 756 194 795 176 36 219 2,178 - 2,178
(注)1「セグメント利益又は損失」の調整額△690百万円は、セグメント間取引消去であります。
2「セグメント利益又は損失」は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
調整額 財務諸表
国内 合計
(注)1 計上額
国内建築 国内土木 投資開発 グループ 新領域 海外 (注)2
会社
売上高
外部顧客への売上高 341,104 112,259 15,940 33,131 345 18,295 521,077 - 521,077
セグメント間の内部
7,593 1,609 883 19,131 0 42 29,261 △29,261 -
売上高又は振替高
計 348,697 113,869 16,823 52,263 346 18,338 550,339 △29,261 521,077
セグメント利益又は損
20,808 10,636 3,963 2,014 △1,164 △21 36,237 △994 35,243
失(△)
その他の項目
減価償却費 1,125 305 917 185 155 304 2,994 - 2,994
(注)1「セグメント利益又は損失」の調整額△994百万円は、セグメント間取引消去であります。
2「セグメント利益又は損失」は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載
を省略しております。
3 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略し
ております。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載
を省略しております。
3 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略し
ております。
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
国内 全社・消去 合計
国内建築 国内土木 投資開発 グループ 新領域 海外
会社
減損損失 - - - 154 - - 1,503 1,658
(注)「全社・消去」の金額は、セグメントに帰属しない全社資産に係る減損損失であります。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
国内 全社・消去 合計
国内建築 国内土木 投資開発 グループ 新領域 海外
会社
減損損失 - - 245 - - - 54 299
(注)「全社・消去」の金額は、セグメントに帰属しない全社資産に係る減損損失であります。
【報告セグメントごとののれん償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
国内 全社・消去 合計
国内建築 国内土木 投資開発 グループ 新領域 海外
会社
当期償却額 - - 69 100 - - - 169
当期末残高 - - 589 - - - - 589
(注)前連結会計年度において、国内グループ会社事業の収益性強化を目的として佐藤工業㈱株式を取得し、連結子
会社としたことにより、国内グループ会社セグメントにおいて、のれん100百万円を計上しております。なお、
こののれんは重要性が乏しいため、発生時に一括償却しております。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
国内 全社・消去 合計
国内建築 国内土木 投資開発 グループ 新領域 海外
会社
当期償却額 - - 69 102 - - - 171
当期末残高 - - 519 - - - - 519
(注)当連結会計年度において、国内グループ会社事業の更なるビジネス成長を目的として、当社の連結子会社であ
る㈱アペックエンジニアリングがミサワ環境技術㈱株式を取得し、子会社としたことにより、国内グループ会
社セグメントにおいて、のれん102百万円を計上しております。なお、こののれんは重要性が乏しいため、発生
時に一括償却しております。
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 868円13銭 883円35銭
1株当たり当期純利益金額 83円49銭 84円30銭
(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
(注) 2 1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 25,595 25,845
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
25,595 25,845
(百万円)
普通株式の期中平均株式数(株) 306,582,822 306,609,879
役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託が所有する当社株式を、期中平均株式数の計算において控除する自己
株式に含めております(前連結会計年度444,993株、当連結会計年度671,346株)。
(注) 3 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
純資産の部の合計額(百万円) 269,193 273,496
純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) 3,035 2,635
(うち非支配株主持分)(百万円) (3,035) (2,635)
普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 266,157 270,860
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通
306,586,111 306,628,658
株式の数(株)
役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託が所有する当社株式を、期末発行済株式総数から控除する自己株式に
含めております(前連結会計年度440,210株、当連結会計年度811,394株)。
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(重要な後発事象)
(連結子会社の吸収合併)
当社は、2020年1月31日開催の取締役会決議に伴い、2020年4月1日に当社の連結子会社である株式会社日新ラ
イフと株式会社櫻橋商会(株式会社日新ライフの子会社)を吸収合併しております。
1.取引の概要
(1)被結合企業の名称及びその事業内容
被結合企業の名称 株式会社日新ライフおよび株式会社櫻橋商会
事業の内容 不動産売買および賃貸業
(2)企業結合日
2020年4月1日
(3)企業結合の法的形式
当社を存続会社とし、株式会社日新ライフおよび株式会社櫻橋商会を消滅会社とする吸収合併
(4)結合後企業の名称
戸田建設株式会社
(5)その他取引の概要に関する事項
更なる経営の効率化を図ること等を目的としております。
2.実施する会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」に基づき、
共通支配下の取引として処理する予定であります。
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戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
4.個別財務諸表及び主な注記
(1)貸借対照表
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金預金 78,048 82,538
受取手形 4,592 1,378
電子記録債権 231 1,674
完成工事未収入金 208,060 148,604
有価証券 - 20,064
販売用不動産 8,270 9,873
未成工事支出金 13,994 13,592
不動産事業支出金 1,121 3,012
材料貯蔵品 516 531
未収入金 977 1,413
立替金 11,353 13,117
その他 1,579 2,086
貸倒引当金 △1,653 △1,057
流動資産合計 327,093 296,830
固定資産
有形固定資産
建物 36,313 39,215
減価償却累計額 △22,726 △16,676
建物(純額) 13,587 22,538
構築物 1,677 1,824
減価償却累計額 △1,344 △1,321
構築物(純額) 333 503
機械及び装置 6,282 5,941
減価償却累計額 △6,098 △5,136
機械及び装置(純額) 183 805
車両運搬具 101 85
減価償却累計額 △88 △78
車両運搬具(純額) 12 7
工具器具・備品 2,268 1,858
減価償却累計額 △1,560 △1,336
工具器具・備品(純額) 707 522
土地 75,255 73,863
リース資産 284 306
減価償却累計額 △232 △234
リース資産(純額) 52 72
建設仮勘定 4,368 6,244
有形固定資産合計 94,500 104,557
無形固定資産
借地権 5,124 5,123
ソフトウエア 1,425 2,071
その他 822 749
無形固定資産合計 7,371 7,945
29
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
投資その他の資産
投資有価証券 170,262 149,484
関係会社株式 18,783 24,553
その他の関係会社有価証券 3,001 2,037
出資金 1 2
長期貸付金 3 3
従業員に対する長期貸付金 6 10
関係会社長期貸付金 420 1,963
破産更生債権等 0 0
長期前払費用 232 423
長期営業外未収入金 0 -
前払年金費用 2,652 2,470
その他 2,824 2,814
貸倒引当金 △234 △95
投資その他の資産合計 197,955 183,667
固定資産合計 299,827 296,169
資産合計 626,920 593,000
負債の部
流動負債
支払手形 2,449 1,644
電子記録債務 23,814 22,870
工事未払金 87,590 73,799
短期借入金 23,586 40,516
コマーシャル・ペーパー 50,000 -
1年内償還予定の社債 - 5,000
リース債務 21 21
未払金 2,215 2,460
未払法人税等 9,289 6,293
未成工事受入金 26,124 26,585
預り金 24,184 26,756
賞与引当金 6,105 5,850
完成工事補償引当金 4,288 4,247
工事損失引当金 3,526 3,051
従業員預り金 8,713 9,426
その他 1,763 5,485
流動負債合計 273,672 234,009
30
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
固定負債
社債 25,000 30,000
長期借入金 27,573 32,054
リース債務 27 54
繰延税金負債 18,227 11,876
再評価に係る繰延税金負債 7,235 6,791
退職給付引当金 19,917 19,838
役員退職慰労引当金 124 125
役員株式給付引当金 172 188
関係会社事業損失引当金 163 250
資産除去債務 236 446
その他 2,400 2,517
固定負債合計 101,078 104,142
負債合計 374,750 338,152
純資産の部
株主資本
資本金 23,001 23,001
資本剰余金
資本準備金 25,573 25,573
資本剰余金合計 25,573 25,573
利益剰余金
利益準備金 5,750 5,750
その他利益剰余金
建設積立金 50,000 50,000
別途積立金 56,774 71,774
繰越利益剰余金 27,596 31,610
利益剰余金合計 140,121 159,135
自己株式 △9,438 △9,392
株主資本合計 179,257 198,317
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 67,289 51,957
繰延ヘッジ損益 29 △11
土地再評価差額金 5,592 4,584
評価・換算差額等合計 72,912 56,530
純資産合計 252,170 254,848
負債純資産合計 626,920 593,000
31
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(2)損益計算書
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高
完成工事高 458,657 458,550
投資開発事業等売上高 9,427 15,259
売上高合計 468,084 473,809
売上原価
完成工事原価 399,925 399,938
投資開発事業等売上原価 6,951 10,389
売上原価合計 406,876 410,327
売上総利益
完成工事総利益 58,731 58,612
投資開発事業等総利益 2,476 4,870
売上総利益合計 61,208 63,482
販売費及び一般管理費
役員報酬 404 406
役員株式給付引当金繰入額 57 38
従業員給料手当 10,104 10,515
賞与引当金繰入額 4,367 4,508
役員退職慰労引当金繰入額 50 47
退職給付費用 807 923
法定福利費 1,503 1,612
福利厚生費 755 681
修繕維持費 225 407
事務用品費 1,891 2,059
通信交通費 1,062 1,089
動力用水光熱費 109 120
調査研究費 1,211 1,683
広告宣伝費 248 330
貸倒引当金繰入額 499 △251
交際費 615 798
寄付金 85 172
地代家賃 1,401 1,821
減価償却費 242 420
租税公課 1,655 1,698
保険料 29 34
雑費 1,663 1,791
販売費及び一般管理費合計 28,992 30,911
営業利益 32,215 32,571
32
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業外収益
受取利息 23 44
有価証券利息 0 0
受取配当金 3,106 3,528
保険配当金 238 238
雑収入 451 682
営業外収益合計 3,820 4,494
営業外費用
支払利息 667 927
社債利息 88 108
支払手数料 171 456
雑支出 78 310
営業外費用合計 1,006 1,802
経常利益 35,029 35,262
特別利益
固定資産売却益 25 11
投資有価証券売却益 3,060 1,246
受取和解金 - 1,174
その他 59 4
特別利益合計 3,146 2,437
特別損失
固定資産廃棄損 503 1,133
減損損失 1,503 299
投資有価証券評価損 11 232
関係会社株式評価損 82 76
関係会社事業損失引当金繰入額 157 87
その他 99 104
特別損失合計 2,358 1,933
税引前当期純利益 35,817 35,766
法人税、住民税及び事業税 10,571 11,762
法人税等調整額 841 △166
法人税等合計 11,412 11,595
当期純利益 24,405 24,170
33
戸田建設株式会社(1860) 2020年3月期 決算短信
(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
資本金 その他利益剰余金
その他資本 資本剰余金 利益剰余金
資本準備金 利益準備金 繰越利益
剰余金 合計 建設積立金 別途積立金 合計
剰余金
当期首残高 23,001 25,573 - 25,573 5,750 35,000 56,774 24,247 121,772
当期変動額
別途積立金の積立
建設積立金の積立 15,000 △15,000 -
剰余金の配当 △6,140 △6,140
当期純利益 24,405 24,405
自己株式の処分
自己株式の取得
自己株式処分差損の
振替
土地再評価差額金の
84 84
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - -