1822 大豊建 2021-02-10 15:00:00
2021年3月期第3四半期決算発表の延期の可能性に関するお知らせ [pdf]

                                             2021 年 2 ⽉ 10 ⽇
各     位
                                会 社 名 ⼤ 豊 建 設 株 式 会 社
                                代表者名 代 表 取 締 役 社 ⻑ ⼤隅 健⼀
                                  (コード番号1822 東証第1部)
                                問合せ先 執⾏役員管理本部総務部⻑ ⼩野 剛史
                                  (TEL03−3297−7000)



          2021 年3⽉期第3四半期決算発表の延期の可能性に関するお知らせ

     2021 年 1 ⽉ 19 ⽇付「当社従業員による不正⾏為の判明および外部調査委員会設置に関する
    お知らせ」にて公表いたしましたとおり、現在、当社従業員による不正⾏為の事実関係等を明
    らかにするため、外部調査委員会を設置し調査を⾏っております。
     当初、2021 年 2 ⽉初旬に外部調査委員会より調査報告書を受領することを予定しておりまし
    たが、調査の過程において新たな類型の不正の疑義が発覚し、調査の完了にはさらなる期間が
    必要との判断に⾄りました。
     これを受け、当社は、2021 年 2 ⽉ 15 ⽇に予定しておりました 2021 年3⽉期第3四半期決
    算の発表を延期する可能性がありますので、お知らせいたします。


     株主の皆様をはじめとする関係者の皆様には、多⼤なるご迷惑とご⼼配をおかけいたします
    ことを⼼よりお詫び申し上げます。


                            記


1.不正⾏為の疑義の概要について
     現時点において、以下の疑義が判明しており、外部調査委員会において、全容の解明、原因
    の究明及び再発防⽌策の提⾔に向け、鋭意調査中です。
     ①⽔増し発注・架空発注を通じた⼯事下請業者への預け⾦のプール
     ②上記①でプールした預け⾦の使⽤(別⼯事の原価の⼀部を補填)
     ③⼟⽊部⾨原価の建築部⾨原価への付け替え
     ④⼯事原価を同⼀⼯事下請業者による他⼯事における⼯事原価に付け替え
     ⑤架空発注を通じて外部業者にプールさせた預け⾦から私物を購⼊
     ⑥外部業者に預け⾦のプールを依頼した上、別期及び別⼯事の⼯事費⽤に充当


    なお、外部調査委員会の調査の過程で、新たに判明した疑義は③から⑥となり、⑥についての
調査に今後⼀定の期間を要すると⾒込んでおります。
2.今後の対応について
  現在、外部専⾨家である弁護⼠ 2 名及び公認会計⼠ 1 名を委員とする外部調査委員会を設置
 し、同種事案の有無を含む全容の解明及び原因究明並びに同種の事案の有無について調査を進
 めております。
  今後のスケジュールとしましては、外部調査委員会による追加調査を踏まえ、決算発表を⾏
 う予定ですので、決算発表延期の有無、延期する場合の決算発表予定⽇については決定次第速
 やかに公表いたします。
  なお、決算発表を延期する場合には、併せて関東財務局⻑へ四半期報告書の提出期限の延⻑
承認を申請する予定です(提出期限の延⻑には関東財務局⻑の承認を要します)
                                   。


3. 業績に及ぼす影響について
  現在、同種事案の有無も含め調査中ですが、現時点で判明している1.①〜⑤の不正による
 ⽀出の総額は、約 280 百万円(当初開⽰⾦額は約 266 百万円)、当社の最終損益に与える影響と
 しては約 62 百万円を⾒込んでおります。1. ⑥は調査の過程において新たに発覚した不正の疑
 義であり、影響する範囲、期間、⾦額等も含め調査中です。
  今後、弊社の業績に及ぼす影響及び調査の結果等につきましては、適宜、速やかに公表して
 まいります。


                                               以上