1807 J-佐藤渡辺 2021-05-14 13:00:00
「中期経営計画(2021年度~2023年度)」の策定に関するお知らせ [pdf]
2021年5月14日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 佐 藤 渡 辺
代表者名 代表取締役社長 石井 直孝
コード番号 1807
問い合せ先 執行役員管理本部長 金井 義治
TEL 03-3453-7351
「中期経営計画(2021 年度~2023 年度)」の策定に関するお知らせ
当社はこのたび、2021 年度を初年度とする「中期経営計画(2021 年度~2023 年度)
」
を策定いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
当社グループは、創業以来、
「社会の求めるものに応えることを通し、社会に奉仕する。
このため会社はその存続発展をはかるに足る相応の利益を挙げる。」を経営信条に揚げ、
社会的責任を果たすべく総力を挙げて尽力し、2023 年 12 月には創業 100 周年を迎えるこ
とになります。
今回策定いたしました「中期経営計画(2021 年度~2023 年度)」では、
「事業環境の変
化に柔軟に対応し、安定的に利益を生み出す会社を目指して」を基本方針とし、収益基
盤を確立して経営基盤をより強固なものとしてまいります。
新型コロナウイルス感染症の収束の目途が立たず、先行きに対する不透明感が依然強
い中、将来を予想することは困難な状況にあります。このような状況の中、当社グルー
プは、社会や経済など外部環境の変化を捉え、次なる 100 年に向けてレジリエント(柔
軟性を持った)で危機に強いサステナブル(持続可能)な会社となって、社会の持続的
な発展に貢献し続けてまいります。
さらなる企業価値の向上を目指し、全社一丸となって本計画に取り組んでまいります
ので、今後とも一層のご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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【計画の概要】
(1)計画期間
2021 年度~2023 年度の3ヶ年
(2)基本方針
「事業環境の変化に柔軟に対応し、安定的に利益を生み出す会社を目指して」
(3)数値目標
2023 年度・連結(計画最終期)
売 上 高 420 億円以上
営 業 利 益 20 億円以上
R O E 8.0%程度
配 当 性 向 20%~25%程度
※詳細につきましては、別添資料をご覧ください。
以 上
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中期経営計画
(2021年度~2023年度)
(証券コード:1807) http://www.watanabesato.co.jp/
前計画(2018年度~2020年度)の総括
【基本方針】
“創業100周年”と“ポスト五輪“を見据え、経営基盤の 営業利益およびROE
3,000 2,694 15.0%
さらなる強化を推進する3年とする 2,500 2,323
2,000 1,740 10.0%
12.3% 1,434 1,433
【数値目標(2020年度・連結)】 【実績】 1,500
10.8%
8.0%
1,000 6.8% 6.6% 5.0%
売上高 400億円以上 399億円
500
営業利益 17.5億円以上 26.9億円 0 0.0%
ROE(自己資本利益率) 8%以上 10.8% 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
配当性向 15%~20%程度 16.9% 営業利益(百万円) ROE(%)
連結売上高 配当の状況 100
100 30.0%
40,000 80 25.0%
39,918 60 60
38,456 38,835 60 50 50 20.0%
37,308 36,861
35,000 40 18.3% 15.0%
16.1% 15.5% 16.9%
20 10.0%
9.5%
30,000 0 5.0%
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
連結売上高(百万円) 1株あたり配当額(円) 配当性向
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前計画(2018年度~2020年度)の総括
重点施策 主な成果 課題
Ⅰ.安定した収益 (1)官公庁元請工事の受注機会の (主な受注実績) ・技術提案力および積算能力のさらなる向上
の確保 拡大と受注力の強化 ・那覇空港滑走路増設5・6工区舗装工事(沖縄総合事務局) ・価格競争力の強化
・富山空港整備滑走路舗装工第1工区工事(富山県)
・コンテナターミナル改良その6工事(川崎市)
・御嶽パノラマグラウンド改修工事(下呂市)
・中京競馬場ダートコース路盤補修工事(JRA)
(2)当社特殊技術の営業強化による ・ゲリラ豪雨対策としてパーミアコンおよびリタンスイを積極的に提案営業 ・提案営業の強化
民間工事の受注拡大 ・老朽化が進む高速道路のリニューアル工事にウォータージェット工法を営業展開 ・全国の橋梁補修工事などへ営業範囲を拡大
(3)当社特殊技術の市場ニーズへの ・SFRC用コンクリートフィニッシャの小型化 ・新技術の開発
対応と施工体制の強化 ・小規模施工に適した透水性コンクリート舗装材『SWパーミアパック』の製品化 ・効率的な施工体制の確保
・M&Aを活用した施工体制強化
(4)新規事業分野への進出 ・PPP/PFI事業の情報収集 ・進出する事業分野の選択
【主な施工実績】
縦取り機を活用したSFRC舗装工事
那覇空港滑走路増設舗装工事 中京競馬場ダートコース路盤補修工事 御嶽パノラマグラウンド改修工事
(東京外環自動車道)
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前計画(2018年度~2020年度)の総括
重点施策 主な成果 課題
Ⅱ.現場力の向上 (1)人口減少や高齢化による人手不 ・「現場の見える化」による人材の適正配置 ・中途採用の拡充
足を克服するための適正かつ効 ・特定技能外国人などの採用
率的な経営資源の配置
(2)ICT(情報通信技術)の積極的な ・生産性向上委員会の設置 ・デジタル技術を活用した生産性の向上
導入による生産性の向上 ・ICT(情報通信技術)講習会の開催
(3)夢や希望のある魅力的な職場 ・勤怠管理システムの導入による長時間労働の是正 ・働き方改革の推進
環境を構築し将来の担い手を確 ・1年に亘る教育プログラムの実施による新入社員教育の充実 ・社員教育の強化
保・育成 ・女性技術者の積極的な雇用
・寄宿舎へのWi-Fi環境の整備
(4)ES(従業員満足度)とCS(顧客 ・作業着をコーポレートカラーを基調としてリニューアル ・従業員のエンゲージメントを高め愛社精神を育む
満足度)の向上 ・国土交通省の地方整備局から『工事成績優秀企業』として認定
Ⅲ.コーポレートガバナンスのさらなる充実 ・政策保有株式に関する基本方針の策定 ・独立社外取締役の増員
・インターネットやスマートフォンにより議決権を行使できる仕組みの導入 ・内部通報窓口の設置
Ⅳ.コンプライアンス経営の徹底 ・外部講師を招いたコンプライアンス研修の継続的な実施
・内部監査部門による業務の定期的な監視
【主な設備投資】
・東京営業所/事務所建て替え(東京都江戸川区)
・江戸崎合材工場/事務所建て替え(茨城県稲敷市)
・幸田合材工場/事務所建て替え(愛知県額田郡幸田町)
・金山営業所/事務所建て替え(山形県最上郡金山町)
・石川合材工場/事務所増築(福島県石川郡石川町)
東京営業所(東京都江戸川区) 江戸崎合材工場(茨城県稲敷市) 金山営業所(山形県最上郡金山町) 3
事業環境の認識
本計画期間中(2018年度~2020年度) 将来(2021年度以降)
◆頻発する大規模自然災害に対応するための、政府 ■アフターコロナの新常態、社会の変化
による国土強靭化の推進
■防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策
◆東日本大震災の復興需要が一巡、東京オリンピッ
市場環境 ク・パラリンピック関連の整備事業 ■大阪万博、リニア新幹線、IR(統合型リゾート)など
の大型プロジェクト
社会環境 ◆老朽化した社会インフラの維持補修の増加
■自動運転技術の進歩と新たな道路インフラ
◆新型コロナウイルスの感染拡大と東京オリンピック・
パラリンピックの開催延期 ■世界景気の不透明感と原油需要の落ち込み
■カーボンニュートラル実現に向けた取り組み
■証券市場の再編、非財務情報(ESG)の開示
◆少子高齢化の進展による人手不足 ■建設従事者の減少が加速
施工環境
■ICT施工などデジタル技術が進展(DX)
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中期経営計画(2021年度~2023年度)
1.基本方針
~事業環境の変化に柔軟に対応し、安定的に利益を生み出す会社を目指して~
佐藤渡辺グループは、2023年12月に創業100周年を迎えます。「社会の求めるものに応えることを通し、
社会に奉仕する。」との創業者の想いを受け、持てる技術力を発揮してこれまで社会のインフラ整備に貢献し
てまいりました。
Withコロナ、Afterコロナの新時代は、生活様式や経済活動に大きな変化をもたらす一方、大規模災害や政
治的リスクなど今後も様々な危機が発生することが想定され、将来を予想することは困難な状況にあります。
このような状況の中で、当社グループでは、社会や経済など外部環境の変化を捉え、次なる100年に向けて
レジリエント(柔軟性を持った)で危機に強いサステナブル(持続可能)な会社となって競争を勝ち抜き、強靭な
インフラ構築を通じて社会の持続的な発展に貢献し続けてまいります。
さらに、収益基盤を確立して経営基盤をより強固なものとし、安定的に利益を生み出す会社を目指して、企業
価値の向上に努めてまいります。
2.数値目標 (2023年度・連結)
売上高 420億円以上
営業利益 20億円以上
ROE(自己資本利益率) 8.0%程度
配当性向 20.0~25.0%程度
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中期経営計画(2021年度~2023年度)
安定的に利益を生み出す力を究める 環境景観事業の強化推進
【技術力の強化と生産性向上】 【パーミアコン(ポーラスコンクリート舗装)】
・DXおよびICTの取り組み推進による生産性向上 ・技術の組み合わせによる高性能化、多機能化の追求
・重機の自動運転技術の活用などによる工事の省力化 【リ・タンスイシステム(雨水貯留浸透施設)】
・1DayPave(早期交通開放型コンクリート舗装)工法を活用 ・都市型水害、ゲリラ豪雨対策としての提案営業を強化
した機械化施工の確立 ・コスト削減による価格競争力の強化
【担い手の確保と育成】 【ハイドロミリング(超高圧ウォータージェットシステム)】
・経営資源の適正かつ効率的な配置 ・老朽化した橋梁などインフラ補修の需要増加への対応
・社員教育の充実と原価管理体制の強化 ・施工体制の強化拡充を推進
・女性社員の積極的な採用と活躍を推進、外国人材の活用
・働き方改革の継続的な推進
財務および資本戦略 企業価値のさらなる向上
【資本効率の向上】 【成長分野への投資】
・売上総利益率の向上 ・シナジー効果を生み出すM&Aの実行
・不採算部門や経費の見直し ・産官学や異業種間の連携による新技術・新事業の創出
【自己資本と株主還元】 ・PPP/PFI事業へのチャレンジ
・将来の事業環境変化に備えた自己資本のさらなる増強 【ESG経営】
・安定的な配当を基本とし、配当性向20%~25%程度を ・実効性のあるコーポレートガバナンス体制の構築
目標とする ・法令遵守とコンプライアンス教育の継続的な実施
・事業活動を通じた地域社会への貢献
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佐藤渡辺グループの経営とESGおよびSDGs
事業活動を通じて「持続可能な社会の実現」と「グループの成長」の両立を目指していきます。
当社グループでは、ESG(環境・社会・企業統治)の様々な社会課題から取り組むべき重要課題を特定し、これらの課題に取り組む
ことがSDGsに挙げられた17のゴールにつながっていくものと考えています。
関連する
社会課題 当社の取り組み 関連するSDGsの目標
製品・技術
E 環境 気候変動 ・気候変動の影響による都市型水害の抑制 パーミアコン
Environment 天然資源 ・環境負荷低減のための取り組み強化 リ・タンスイシステム
汚染・廃棄 ・廃棄物のリサイクル促進 エク・シェル
サーモスカラー
S 社会 人材 ・人口減少に対応するための人材の確保と育成
Social ・女性や高齢者が意欲を持って働くことができる職場
環境の構築 ハイドロミリング
製造物責任 ・インフラの構築およびメンテナンスを通じた社会貢献 (ウォータージェット)
・社会の求めるものに応える工法や製品の研究開発
・ICT技術の積極的な活用と推進
地域貢献 ・事業を通じた地域貢献(清掃活動、除雪業務)
G 企業統治 企業統治 ・実効性のあるコーポレートガバナンス体制の構築
Governance ・社会から信頼される企業となるための、法令遵守の
徹底と適切な情報開示
企業行動 ・行動規範の励行
・コンプライアンス教育の継続的な実施
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ポーラスコンクリート舗装
パーミアコン
近年の都市化傾向により、 毎年のように各地で発
生する集中豪雨による河川の氾濫等は社会的な
問題となっており、その解決は急務となっています。
柏の葉キャンパス駅前(千葉県) 烏山川緑道(東京都)
パーミアコンは、セメント、骨材、水、バインダーの
特殊配合と、特殊施工によって優れた透水性、保
水性、通気性、耐久性をあわせ持つコンクリート舗
装です。
パーミアコンの優れた透水能力と貯留浸透能力に
より、河川等への雨水流出を抑制し、都市型水害
対策と同時に、地下水の涵養に寄与します。 透水のイメージ
プラスチック製雨水貯留浸透施設
リ・タンスイシステム
多くの自治体や企業等では、環境開発による雨水
放流の増加や都市型洪水防止のため、雨水流出
抑制施設の導入を積極的に進めています。 高岳西部総合公園(富山県)
製品のAE-1は、容器リサイクル法に基づく家庭ご
みのプラスチック材を原材料として再利用している
ため、エコマークを取得しています。海洋プラス
チック問題など環境保護にも寄与しています。
〔貯留型〕の施工断面
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超高圧ウォータージェットシステム
ハイドロミリング
水の力で洗う、剥がす、削る、切るといった超高圧の水噴流を
利用したウォータージェット工法は環境に優しく、繊細な作業性
能と超高圧力が生み出す強靱なパワーを持った新しい加工シ
ステムです。特に、コンクリート残存構造物のコンクリート除去
作業では、従来工法と比べ、衝撃によるマイクロクラック、騒音
および粉塵の発生を抑制します。
高速道路での床版のコンクリート除去作業 コンクリート除去作業装置
ウォータージェットシステムの中でもハイドロミリング工法は、最
大230MPaの超高圧ウォータージェットにより、多種多様なコンク
リート構造物に対応できる効率的なコンクリート除去工法です。
貝殻入りアスファルト舗装 廃瓦を再利用した景観舗装
エク・シェル サーモスカラー
北海道や東北地域において「ほたて
貝の養殖業」は主要な産業ですが、 サーモスカラーは廃瓦を破砕、粒
水産加工業から排出される貝殻は、 度調整して再資源化したものを骨
産業廃棄物として処理されており、幾 材として使用した景観舗装です。
多の分野において、その利用方法の 瓦材の持つ高い保水性、自然でや
研究がなされています。 さしい色合いをそのまま生かしてい
ます。用途に応じてコンクリートタイ
当社では、アスファルト舗装の骨材と プ、透水タイプ、クレイタイプがあり
して貝殻を利用し、景観に優れた舗 貝殻入り舗装の表面性状 ます。 富岩運河環水公園(富山県)
装材として活用を可能としました。
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本資料に記載されている計画・業績目標数値などの将来に関する事項は、
当社が本資料の作成時点において入手可能な情報および合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、リスクや不確実性を含んでおります。
そのため、実際の業績等は、今後の当社を取り巻く経済環境・事業環境等の
変化により、本資料に記載されている目標数値等と異なる結果となる可能性
があります。
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