1803 清水建 2021-01-29 13:00:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年1月29日
上場会社名 清水建設株式会社 上場取引所 東 名
コード番号 1803 URL https://www.shimz.co.jp/
代表者 (役職名) 取締役社長 (氏名)井上 和幸
問合せ先責任者 (役職名) 経理部長 (氏名)山口 充穂 TEL 03-3561-1111
四半期報告書提出予定日 2021年2月1日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (証券アナリスト・機関投資家向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は,対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 1,030,579 △16.8 70,619 △27.2 75,169 △27.4 55,217 △25.2
2020年3月期第3四半期 1,238,776 7.7 97,057 24.3 103,522 24.9 73,853 28.4
(注)包括利益 2021年3月期第3四半期 68,772百万円 (△8.3%)
2020年3月期第3四半期 74,989百万円(72.8%)
1株当たり 潜在株式調整後
四半期純利益 1株当たり
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 72.38 72.38
2020年3月期第3四半期 95.42 95.42
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 1,858,592 780,808 41.7
2020年3月期 1,904,934 736,412 38.3
(参考)自己資本 2021年3月期第3四半期 774,961百万円 2020年3月期 730,479百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 18.00 - 20.00 38.00
2021年3月期 - 12.00 -
2021年3月期(予想) 12.00 24.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
(注)2020年3月期の中間配当金には,特別配当8円,期末配当金には,特別配当10円が含まれております。
2021年3月期の中間配当金及び2021年3月期(予想)の期末配当金には,それぞれ特別配当2円が含まれておりま
す。
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は,対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 1,485,000 △12.6 82,500 △38.4 84,000 △39.1 61,000 △38.4 79.96
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有
(注)詳細は,添付資料7ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記
事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 788,514,613株 2020年3月期 788,514,613株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 25,660,135株 2020年3月期 25,658,204株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 762,855,475株 2020年3月期3Q 773,976,215株
※四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※業績予想の適切な利用に関する説明,その他特記事項
本資料に記載されている業績予想は,本資料の発表日現在入手可能な情報を勘案して作成しています。このため,今
後の経済情勢の変化等によって,実際の業績は異なることがあります。なお,業績予想に関する事項については,添付
資料2ページに記載の「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」
及び本日(2021年1月29日)公表の「決算説明資料」をご覧ください。
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………… 2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………… 3
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………… 5
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間) ………………………………………………………………… 5
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間) ………………………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………… 7
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………… 7
(追加情報) ……………………………………………………………………………………… 7
(セグメント情報) ……………………………………………………………………………… 8
- 1 -
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間の日本経済は,新型コロナウイルス感染症の影響が続く中,個人消
費や輸出に持ち直しの動きがみられたものの,企業収益は依然として低水準で推移するなど,厳
しい状況が続きました。
建設業界においては,官公庁工事の受注が堅調に推移した一方,民間工事の受注は感染症の影
響による設備投資の低迷等により前年同期を下回る水準で推移しました。
このような状況のもと,当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は,完成工事高及
び開発事業等売上高の減少により,前年同期に比べ16.8%減少し1兆305億円となりました。
利益については,完成工事高の減少による完成工事総利益の減少などにより,営業利益は前年
同期に比べ27.2%減少し706億円,経常利益は27.4%減少し751億円となりました。親会社株主に
帰属する四半期純利益は,特別損益に保有株式の売却に伴う固定資産売却益や,感染症関連損失
及び投資有価証券評価損などを計上した結果,25.2%減少し552億円となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の資産の部は,受取手形・完成工事未収入金等の減少などによ
り,前期末に比べ463億円減少し1兆8,585億円となりました。
なお,現金及び現金同等物の残高は2,861億円で,新型コロナウイルス感染症拡大の影響による
工事代金の入金遅延等の不測の事態に引き続き備えております。
負債の部は,支払手形・工事未払金等の減少などにより,前期末に比べ907億円減少し1兆777
億円となりました。
なお,連結有利子負債の残高は4,754億円となり,前期末に比べ341億円の増加となりました。
純資産の部は,親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加などによ
り,前期末に比べ443億円増加し7,808億円となりました。また,自己資本比率は前期末に比べ3.4
ポイント増加し41.7%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
通期の業績予想については,当第3四半期連結累計期間の業績が通期の予想に対し順調に推移
しており,当社グループを取り巻く景況感も概ね想定の範囲内であることから,現時点では2020
年11月9日に公表しました業績予想を修正しておりません。
- 2 -
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金預金 351,722 161,124
受取手形・完成工事未収入金等 546,148 450,789
有価証券 1,020 125,000
販売用不動産 2,836 11,090
未成工事支出金 77,949 84,109
開発事業支出金 16,472 17,426
PFI事業等たな卸資産 47,883 49,276
その他 102,651 122,771
貸倒引当金 △775 △725
流動資産合計 1,145,908 1,020,862
固定資産
有形固定資産
土地 207,472 223,572
その他(純額) 200,968 240,327
有形固定資産合計 408,440 463,899
無形固定資産 12,091 18,494
投資その他の資産
投資有価証券 319,598 335,871
その他 20,852 21,395
貸倒引当金 △1,957 △1,931
投資その他の資産合計 338,493 355,336
固定資産合計 759,025 837,730
資産合計 1,904,934 1,858,592
負債の部
流動負債
支払手形・工事未払金等 319,164 265,730
短期借入金 112,774 148,108
1年内返済予定のノンリコース借入金 6,957 8,278
コマーシャル・ペーパー 80,000 30,000
1年内償還予定の社債 10,000 20,000
1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債 30,016 -
1年内償還予定のノンリコース社債 2,764 1,265
未成工事受入金 101,390 88,697
完成工事補償引当金 3,932 3,521
工事損失引当金 6,071 5,262
役員賞与引当金 289 -
独占禁止法関連損失引当金 1,820 -
その他 196,372 131,405
流動負債合計 871,553 702,270
固定負債
社債 60,000 100,000
ノンリコース社債 23,235 22,286
長期借入金 70,360 78,282
ノンリコース借入金 45,207 67,268
退職給付に係る負債 57,293 57,467
その他 40,872 50,209
固定負債合計 296,968 375,514
負債合計 1,168,521 1,077,784
- 3 -
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 74,365 74,365
資本剰余金 43,116 43,116
利益剰余金 510,873 541,636
自己株式 △21,613 △21,615
株主資本合計 606,741 637,503
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 104,898 119,012
繰延ヘッジ損益 △169 86
土地再評価差額金 25,864 25,864
為替換算調整勘定 △1,985 △3,456
退職給付に係る調整累計額 △4,870 △4,049
その他の包括利益累計額合計 123,737 137,457
非支配株主持分 5,932 5,847
純資産合計 736,412 780,808
負債純資産合計 1,904,934 1,858,592
- 4 -
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高
完成工事高 1,097,808 925,453
開発事業等売上高 140,968 105,125
売上高合計 1,238,776 1,030,579
売上原価
完成工事原価 956,737 809,316
開発事業等売上原価 121,310 88,184
売上原価合計 1,078,047 897,500
売上総利益
完成工事総利益 141,070 116,137
開発事業等総利益 19,658 16,941
売上総利益合計 160,728 133,078
販売費及び一般管理費 63,670 62,458
営業利益 97,057 70,619
営業外収益
受取利息 794 776
受取配当金 6,230 4,361
その他 1,988 2,926
営業外収益合計 9,013 8,064
営業外費用
支払利息 1,625 2,182
その他 922 1,331
営業外費用合計 2,548 3,514
経常利益 103,522 75,169
特別利益
固定資産売却益 7,579 12,000
独占禁止法関連損失引当金戻入額 - 616
特別利益合計 7,579 12,617
特別損失
固定資産売却損 118 26
投資有価証券評価損 789 3,240
感染症関連損失 - 4,188
特別損失合計 907 7,454
税金等調整前四半期純利益 110,195 80,331
法人税等 36,398 25,050
四半期純利益 73,796 55,280
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
△57 63
に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益 73,853 55,217
- 5 -
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益 73,796 55,280
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 1,252 14,062
繰延ヘッジ損益 △18 255
為替換算調整勘定 △707 △1,731
退職給付に係る調整額 609 808
持分法適用会社に対する持分相当額 57 96
その他の包括利益合計 1,193 13,491
四半期包括利益 74,989 68,772
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 74,952 68,937
非支配株主に係る四半期包括利益 37 △164
- 6 -
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用の計算
当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用
後の実効税率を合理的に見積り,税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算してお
ります。
(追加情報)
新型コロナウイルス感染症の収束時期は依然として不透明であり,現在,一部の都道府県に政
府から緊急事態宣言が発出されておりますが,当社グループにおいては,感染拡大防止策を一層
強化・徹底したうえで,建設業における雇用の確保など,経済活動の維持のため今後も工事を継
続することを前提に,工事進行基準の見積り,固定資産の減損等の会計上の見積りを行っており
ます。
しかしながら,今後,新型コロナウイルス感染症の動向,国内外の設備投資動向など,様々な
要因により経営環境が大きく変化した場合には,当連結会計年度の当社グループの財政状態,経
営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。
- 7 -
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報)
前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
その他 調整額 四半期連結損益
当社建設 当社投資開発 合計
(注2) (注3) 計算書計上額
売上高
外部顧客への売上高 980,307 21,409 237,059 1,238,776 - 1,238,776
セグメント間の内部
40,099 7,586 145,087 192,773 △192,773 -
売上高又は振替高
計 1,020,407 28,996 382,146 1,431,549 △192,773 1,238,776
セグメント利益(注1) 94,600 9,911 13,173 117,685 △20,628 97,057
(注)1 セグメント利益は,四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。なお,報告セグメント
の利益には,引当金の繰入額及び取崩額を含んでおりません。
2 「その他」の区分は,報告セグメントに含まれない事業セグメントであり,当社が営んでいるエンジニ
アリング事業,LCV事業及び子会社が営んでいる各種事業を含んでおります。
3 セグメント利益の調整額△20,628百万円は,セグメント間取引消去等であります。
当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
その他 調整額 四半期連結損益
当社建設 当社投資開発 合計
(注2) (注3) 計算書計上額
売上高
外部顧客への売上高 828,689 25,558 176,330 1,030,579 - 1,030,579
セグメント間の内部
35,394 96 121,109 156,599 △156,599 -
売上高又は振替高
計 864,083 25,654 297,440 1,187,178 △156,599 1,030,579
セグメント利益(注1) 74,086 8,226 8,537 90,850 △20,230 70,619
(注)1 セグメント利益は,四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。なお,報告セグメント
の利益には,引当金の繰入額及び取崩額を含んでおりません。
2 「その他」の区分は,報告セグメントに含まれない事業セグメントであり,当社が営んでいるエンジニ
アリング事業,LCV事業及び子会社が営んでいる各種事業を含んでおります。
3 セグメント利益の調整額△20,230百万円は,セグメント間取引消去等であります。
以 上
- 8 -