1803 清水建 2020-07-31 13:00:00
2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年7月31日
上場会社名 清水建設株式会社 上場取引所 東 名
コード番号 1803 URL https://www.shimz.co.jp/
代表者 (役職名) 取締役社長 (氏名)井上 和幸
問合せ先責任者 (役職名) 経理部長 (氏名)山口 充穂 TEL 03-3561-1111
四半期報告書提出予定日 2020年8月3日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (証券アナリスト・機関投資家向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は,対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第1四半期 314,239 △23.6 13,528 △51.3 17,557 △42.8 8,249 △66.0
2020年3月期第1四半期 411,126 15.1 27,805 39.8 30,668 37.4 24,284 55.1
(注)包括利益 2021年3月期第1四半期 17,062百万円 (143.0%) 020年3月期第1四半期
2 7,020百万円 (△72.0%)
潜在株式調整後
1株当たり 1株当たり
四半期純利益 四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第1四半期 10.81 10.81
2020年3月期第1四半期 30.95 30.95
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第1四半期 1,775,524 738,207 41.3
2020年3月期 1,904,934 736,412 38.3
(参考)自己資本 2021年3月期第1四半期 732,530百万円 2020年3月期 730,479百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 18.00 - 20.00 38.00
2021年3月期 -
2021年3月期(予想) 12.00 - 12.00 24.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:有
詳細は,本日(2020年7月31日)公表の「業績予想及び配当予想の公表に関するお知らせ」をご参照ください。
(注)2020年3月期の中間配当金には,特別配当8円,期末配当金には,特別配当10円が含まれております。
2021年3月期(予想)の中間配当金及び期末配当金には,それぞれ特別配当2円が含まれております。
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は,対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属 1株当たり
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 1,485,000 △12.6 82,500 △38.4 84,000 △39.1 61,000 △38.4 79.96
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
詳細は,本日(2020年7月31日)公表の「業績予想及び配当予想の公表に関するお知らせ」をご参照ください。
※注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有
(注)詳細は,添付資料7ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記
事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期1Q 788,514,613株 2020年3月期 788,514,613株
② 期末自己株式数 2021年3月期1Q 25,658,514株 2020年3月期 25,658,204株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期1Q 762,856,255株 2020年3月期1Q 784,549,865株
※四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※業績予想の適切な利用に関する説明,その他特記事項
本資料に記載されている業績予想は,本資料の発表日現在入手可能な情報を勘案して作成しています。このため,今
後の経済情勢の変化等によって,実際の業績は異なることがあります。なお,業績予想に関する事項については,本日
(2020年7月31日)公表の「業績予想及び配当予想の公表に関するお知らせ」をご覧ください。
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………… 2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………… 3
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………… 5
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間) ………………………………………………………………… 5
(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間) ………………………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………… 7
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………… 7
(追加情報) ……………………………………………………………………………………… 7
(セグメント情報) ……………………………………………………………………………… 8
- 1 -
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間の日本経済は,新型コロナウイルス感染症の拡大の影響から企業収
益や個人消費が急速に減少し,雇用・所得情勢にも弱い動きがみられるなど,先行き不透明な厳
しい局面が続きました。
建設業界においては,官公庁工事の受注が堅調に推移した一方,感染症の影響による設備投資
の落ち込み等により民間工事が減少し,業界全体の受注高は前年同期を下回る結果となりまし
た。
当社の国内建設事業においては,新型コロナウイルス感染症の拡大を受け,2020年4月7日に
政府から緊急事態宣言が発出され,4月16日には緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたこ
とから,「特定警戒都道府県」として指定された13都道府県に所在する作業所について,関係先
と協議のうえ,原則として5月6日まで閉所しました。その後,関係省庁のガイドライン及び当
社が設定した安全ルールを順守し,管理体制が整った作業所から,関係先と協議のうえ,順次工
事を再開しております。
また,当社グループの海外建設事業においては,国によって状況は異なりますが,閉鎖を余儀
なくされていた地域の作業所においても,現在,工事再開に向け動き始めている状況です。
このような状況のもと,当社グループの当第1四半期連結累計期間の売上高は,完成工事高及
び開発事業等売上高の減少により,前年同期に比べ23.6%減少し3,142億円となりました。このう
ち,当社グループの建設事業の完成工事高は,前年同期に比べ21.2%減少し2,715億円となりまし
た。
利益については,完成工事高の減少による完成工事総利益の減少などにより,営業利益は前年
同期に比べ51.3%減少し135億円,経常利益は42.8%減少し175億円となりました。親会社株主に
帰属する四半期純利益は,感染症関連損失を特別損失に計上したことなどにより,66.0%減少し
82億円となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第1四半期連結会計期間末の資産の部は,受取手形・完成工事未収入金等の減少などによ
り,前期末に比べ1,294億円減少し1兆7,755億円となりました。
なお,現金及び現金同等物の残高は3,589億円で,新型コロナウイルス感染症拡大の影響による
工事代金の入金遅延等の不測の事態に引き続き備えております。
負債の部は,連結有利子負債や支払手形・工事未払金等の減少などにより,前期末に比べ1,312
億円減少し1兆373億円となりました。
なお,連結有利子負債の残高は4,158億円となり,前期末に比べ254億円の減少となりました。
純資産の部は,保有株式の時価の上昇に伴うその他有価証券評価差額金の増加などにより,前
期末に比べ17億円増加し7,382億円となりました。また,自己資本比率は前期末に比べ3.0ポイン
ト増加し41.3%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
これまで未定とさせていただいておりました2020年度の連結業績は,売上高1兆4,850億円(前
期比△12.6%),営業利益825億円(前期比△38.4%),経常利益840億円(前期比△39.1%),
親会社株主に帰属する当期純利益610億円(前期比△38.4%)を見込んでおります。
また,当期の配当金は,1株につき年24円(中間配当金,期末配当金いずれも,普通配当10円
に特別配当2円を加えた12円)とさせていただく予定でおります。これにより,連結配当性向は
30.0%となります。
詳細につきましては,本日(2020年7月31日)公表の「業績予想及び配当予想の公表に関する
お知らせ」をご参照ください。
- 2 -
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
資産の部
流動資産
現金預金 351,722 162,992
受取手形・完成工事未収入金等 546,148 374,665
有価証券 1,020 196,020
販売用不動産 2,836 2,862
未成工事支出金 77,949 85,421
開発事業支出金 16,472 6,986
PFI事業等たな卸資産 47,883 46,852
その他 102,651 107,923
貸倒引当金 △775 △651
流動資産合計 1,145,908 983,072
固定資産
有形固定資産
土地 207,472 219,216
その他(純額) 200,968 207,467
有形固定資産合計 408,440 426,684
無形固定資産 12,091 13,979
投資その他の資産
投資有価証券 319,598 333,247
その他 20,852 20,494
貸倒引当金 △1,957 △1,954
投資その他の資産合計 338,493 351,787
固定資産合計 759,025 792,452
資産合計 1,904,934 1,775,524
負債の部
流動負債
支払手形・工事未払金等 319,164 253,786
短期借入金 112,774 145,593
1年内返済予定のノンリコース借入金 6,957 6,965
コマーシャル・ペーパー 80,000 -
1年内償還予定の社債 10,000 10,000
1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債 30,016 30,008
1年内償還予定のノンリコース社債 2,764 2,865
未成工事受入金 101,390 105,413
完成工事補償引当金 3,932 3,731
工事損失引当金 6,071 5,141
役員賞与引当金 289 -
独占禁止法関連損失引当金 1,820 1,820
その他 196,372 148,766
流動負債合計 871,553 714,091
固定負債
社債 60,000 85,000
ノンリコース社債 23,235 22,918
長期借入金 70,360 69,812
ノンリコース借入金 45,207 42,718
退職給付に係る負債 57,293 57,470
その他 40,872 45,305
固定負債合計 296,968 323,225
負債合計 1,168,521 1,037,317
- 3 -
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 74,365 74,365
資本剰余金 43,116 43,116
利益剰余金 510,873 503,838
自己株式 △21,613 △21,613
株主資本合計 606,741 599,706
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 104,898 114,974
繰延ヘッジ損益 △169 △2
土地再評価差額金 25,864 25,864
為替換算調整勘定 △1,985 △3,419
退職給付に係る調整累計額 △4,870 △4,593
その他の包括利益累計額合計 123,737 132,824
非支配株主持分 5,932 5,676
純資産合計 736,412 738,207
負債純資産合計 1,904,934 1,775,524
- 4 -
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第1四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
売上高
完成工事高 344,441 271,585
開発事業等売上高 66,684 42,654
売上高合計 411,126 314,239
売上原価
完成工事原価 307,578 246,362
開発事業等売上原価 55,062 34,790
売上原価合計 362,640 281,153
売上総利益
完成工事総利益 36,863 25,222
開発事業等総利益 11,622 7,864
売上総利益合計 48,485 33,086
販売費及び一般管理費 20,680 19,557
営業利益 27,805 13,528
営業外収益
受取利息 273 313
受取配当金 2,818 2,540
為替差益 - 1,516
その他 835 702
営業外収益合計 3,927 5,072
営業外費用
支払利息 531 716
為替差損 317 -
その他 215 328
営業外費用合計 1,064 1,044
経常利益 30,668 17,557
特別利益
固定資産売却益 6,931 137
特別利益合計 6,931 137
特別損失
固定資産売却損 - 6
投資有価証券評価損 561 481
感染症関連損失 - 3,954
特別損失合計 561 4,442
税金等調整前四半期純利益 37,038 13,251
法人税等 12,942 5,007
四半期純利益 24,095 8,244
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △189 △4
親会社株主に帰属する四半期純利益 24,284 8,249
- 5 -
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第1四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
四半期純利益 24,095 8,244
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △17,439 10,053
繰延ヘッジ損益 △36 166
為替換算調整勘定 176 △1,797
退職給付に係る調整額 198 273
持分法適用会社に対する持分相当額 26 120
その他の包括利益合計 △17,074 8,818
四半期包括利益 7,020 17,062
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 7,153 17,335
非支配株主に係る四半期包括利益 △132 △272
- 6 -
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用の計算
当第1四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用
後の実効税率を合理的に見積り,税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算してお
ります。
(追加情報)
新型コロナウイルス感染症の収束時期は依然として不透明であり,今後,新型コロナウイルス
感染拡大の第2波,第3波による再度の大規模な社会的制限の発令等の可能性も想定されます
が,当社グループにおいては,感染拡大防止策を一層強化・徹底したうえで,建設業における雇
用の確保など,経済活動の維持のため今後も工事を継続することを前提に,工事進行基準の見積
り,固定資産の減損等の会計上の見積りを行っております。
しかしながら,今後,新型コロナウイルス感染症の動向,国内外の設備投資動向など,様々な
要因により経営環境が大きく変化した場合には,当連結会計年度の当社グループの財政状態,経
営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。
- 7 -
清水建設㈱(1803)2021年3月期 第1四半期決算短信
(セグメント情報)
前第1四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
その他 調整額 四半期連結損益
当社建設 当社投資開発 合計
(注2) (注3) 計算書計上額
売上高
外部顧客への売上高 311,036 13,182 86,907 411,126 - 411,126
セグメント間の内部
13,751 - 45,843 59,594 △59,594 -
売上高又は振替高
計 324,788 13,182 132,750 470,721 △59,594 411,126
セグメント利益(注1) 22,340 6,400 4,160 32,901 △5,096 27,805
(注)1 セグメント利益は,四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。なお,報告セグメント
の利益には,引当金の繰入額及び取崩額を含んでおりません。
2 「その他」の区分は,報告セグメントに含まれない事業セグメントであり,当社が営んでいるエンジニ
アリング事業,LCV事業及び子会社が営んでいる各種事業を含んでおります。
3 セグメント利益の調整額△5,096百万円は,セグメント間取引消去等であります。
当第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
その他 調整額 四半期連結損益
当社建設 当社投資開発 合計
(注2) (注3) 計算書計上額
売上高
外部顧客への売上高 243,255 14,034 56,949 314,239 - 314,239
セグメント間の内部
6,850 - 32,128 38,979 △38,979 -
売上高又は振替高
計 250,105 14,034 89,078 353,219 △38,979 314,239
セグメント利益(注1) 9,200 3,896 1,670 14,767 △1,238 13,528
(注)1 セグメント利益は,四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。なお,報告セグメント
の利益には,引当金の繰入額及び取崩額を含んでおりません。
2 「その他」の区分は,報告セグメントに含まれない事業セグメントであり,当社が営んでいるエンジニ
アリング事業,LCV事業及び子会社が営んでいる各種事業を含んでおります。
3 セグメント利益の調整額△1,238百万円は,セグメント間取引消去等であります。
以 上
- 8 -