2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
2021年2月8日
上場会社名 株式会社 大林組 上場取引所 東福
コード番号 1802 URL https://www.obayashi.co.jp/
代表者 （役職名） 取締役社長 （氏名） 蓮輪 賢治
問合せ先責任者 （役職名） 経理部長 （氏名） 高田 佳明 TEL 03-5769-1701
四半期報告書提出予定日 2021年2月9日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 ： 有
四半期決算説明会開催の有無 ： 有 （アナリスト・機関投資家向け）
（百万円未満切捨て）
1. 2021年3月期第3四半期の連結業績（2020年4月1日∼2020年12月31日）
(1) 連結経営成績（累計） （％表示は、対前年同四半期増減率）
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％
2021年3月期第3四半期 1,276,904 △14.8 86,850 △26.7 91,082 △27.5 71,161 △22.5
2020年3月期第3四半期 1,498,420 1.1 118,424 11.1 125,663 11.1 91,763 15.9
（注）包括利益 2021年3月期第3四半期 81,474百万円 （△17.8％） 2020年3月期第3四半期 99,111百万円 （73.7％）
潜在株式調整後
1株当たり四半期純利益
1株当たり四半期純利益
円銭 円銭
2021年3月期第3四半期 99.16 ―
2020年3月期第3四半期 127.87 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 ％
2021年3月期第3四半期 2,224,276 907,380 39.4
2020年3月期 2,230,297 850,498 36.7
（参考）自己資本 2021年3月期第3四半期 876,988百万円 2020年3月期 817,892百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2020年3月期 ― 16.00 ― 16.00 32.00
2021年3月期 ― 16.00 ―
2021年3月期（予想） 16.00 32.00
（注）直近に公表されている配当予想からの修正の有無 ： 無
3. 2021年3月期の連結業績予想（2020年4月1日∼2021年3月31日）
（％表示は、対前期増減率）
親会社株主に帰属する 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 当期純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 円銭
通期 1,860,000 △10.3 119,000 △22.2 126,000 △20.8 94,000 △16.9 130.98
（注）直近に公表されている業績予想からの修正の有無 ： 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動（連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動） ： 有
大林プロパティズＵＫ
新規 2 社 （社名） 、 除外 ― 社 （社名）
うめきた開発特定目的会社
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 ： 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 ： 無
② ①以外の会計方針の変更 ： 無
③ 会計上の見積りの変更 ： 無
④ 修正再表示 ： 無
(4) 発行済株式数（普通株式）
① 期末発行済株式数（自己株式を含む） 2021年3月期3Q 721,509,646 株 2020年3月期 721,509,646 株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 3,839,053 株 2020年3月期 3,861,933 株
③ 期中平均株式数（四半期累計） 2021年3月期3Q 717,661,813 株 2020年3月期3Q 717,643,120 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
1．連結業績予想に関する事項につきましては、【添付資料】2ページをご覧ください。
2．本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社
としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
㈱大林組（1802） 2021年３月期 第３四半期決算短信
○添付資料の目次
１．当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
（１）連結経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………… 2
（２）連結財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………… 2
（３）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 2
（４）新型コロナウイルス感染症への対応について ………………………………………………………………… 2
２．四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 3
（１）四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 3
（２）四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 5
（四半期連結損益計算書） ………………………………………………………………………………………… 5
（四半期連結包括利益計算書） …………………………………………………………………………………… 6
（３）四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
（継続企業の前提に関する注記） ………………………………………………………………………………… 7
（セグメント情報） ………………………………………………………………………………………………… 7
（株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記） ………………………………………………………… 7
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㈱大林組（1802） 2021年３月期 第３四半期決算短信
１．当四半期決算に関する定性的情報
（１）連結経営成績に関する説明
当第３四半期連結累計期間（2020年４月１日～2020年12月31日）における当社グループの連結業績につきまして
は、国内建築事業において前連結会計年度に複数の大型工事が竣工したことや当第３四半期連結累計期間は着工後
間もない手持ち工事が多く、工事進捗に伴う売上計上が減少したことなどから、売上高は前年同四半期比約2,215
億円（14.8％）減の約１兆2,769億円となりました。これに伴い、営業利益は前年同四半期比約315億円（26.7%）
減の約868億円、経常利益は前年同四半期比約345億円（27.5％）減の約910億円、親会社株主に帰属する四半期純
利益は前年同四半期比約206億円（22.5％）減の約711億円となりました。
（２）連結財政状態に関する説明
当第３四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末比約60億円（0.3％）減の約２兆2,242億円となり
ました。これは、事業用不動産の取得等により「土地」及び「建設仮勘定」が増加したことや保有株式の時価の上
昇等に伴い「投資有価証券」が増加した一方で、「現金預金」や工事代金債権（「受取手形・完成工事未収入金
等」及び「電子記録債権」の合計）が減少したことなどによるものです。
当第３四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末比約629億円（4.6％）減の約１兆3,168億円とな
りました。これは、「コマーシャル・ペーパー」、「短期借入金」、「長期借入金」などの有利子負債が増加した
一方で、工事代金の支払に係る債務（「支払手形・工事未払金等」及び「電子記録債務」の合計）が減少したこと
などによるものであり、有利子負債残高は前連結会計年度末比約783億円（31.5％）増の約3,269億円となりまし
た。
当第３四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末比約568億円（6.7％）増の約9,073億円となり
ました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い「利益剰余金」が増加したことや「その他有価
証券評価差額金」が増加したことなどによるものです。
この結果、当第３四半期連結会計期間末の自己資本比率は39.4％となり、前連結会計年度末より2.7ポイント上
昇しました。
（３）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
通期（2021年３月期）の連結業績予想につきましては、現時点で見直した結果、2020年11月９日の第２四半期決
算発表時に公表した数値から変更ありません。
（４）新型コロナウイルス感染症への対応について
業界団体が策定したガイドラインに準拠して、2020年５月に当社としての「新型コロナウイルス感染拡大予防の
ための基本行動プログラム」を策定するとともに、工事事務所版として、同年６月に「工事現場における新型コロ
ナウイルス感染予防行動ガイドライン」を策定いたしました。
これらのプログラムに基づき、３密を回避する執務環境を整備するなど、新型コロナウイルス感染症への感染予
防及び感染者発生時の影響を最小化するための対策を取りつつ、従前と同様の事業活動、成果達成等を維持してい
くこととしております。
また、不測の事態に備え、通常を上回る手元流動性を確保し国内外のグループ会社に対して機動的に資金供給で
きる体制を整えております。
なお、本年１月に発令された緊急事態宣言に対しては、対象地域のオフィス部門におけるテレワークや時差出勤
の一層の推進を図るとともに、各施工現場における感染防止対策の実施状況を改めて個別確認、徹底したうえで工
事の施工を継続するなどの対応を取っております。
当社グループは今後も関係者の身体、生命及び生活の安全の確保を最優先にその時々に応じた必要な安全対策を
講じたうえで、公共インフラの整備や民間事業者の事業継続のために必要な建設需要などに対し、真摯に取り組ん
でまいります。
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㈱大林組（1802） 2021年３月期 第３四半期決算短信
２．四半期連結財務諸表及び主な注記
（１）四半期連結貸借対照表
（単位：百万円）
前連結会計年度 当第３四半期連結会計期間
(2020年３月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金預金 315,027 251,271
受取手形・完成工事未収入金等 773,694 722,642
電子記録債権 12,680 15,151
有価証券 7,103 4,172
販売用不動産 11,937 11,792
未成工事支出金 38,141 69,108
不動産事業支出金 15,171 18,708
ＰＦＩ等たな卸資産 53,500 37,399
その他のたな卸資産 8,744 8,938
未収入金 75,125 76,269
その他 22,749 45,608
貸倒引当金 △118 △130
流動資産合計 1,333,757 1,260,932
固定資産
有形固定資産
建物・構築物（純額） 120,866 117,784
機械、運搬具及び工具器具備品（純額） 55,274 52,381
土地 367,701 384,170
リース資産（純額） 236 226
建設仮勘定 28,112 46,041
有形固定資産合計 572,190 600,604
無形固定資産 6,367 6,609
投資その他の資産
投資有価証券 290,719 310,497
長期貸付金 2,109 1,974
繰延税金資産 1,846 1,754
その他 23,496 42,096
貸倒引当金 △191 △192
投資その他の資産合計 317,981 356,131
固定資産合計 896,539 963,344
資産合計 2,230,297 2,224,276
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（単位：百万円）
前連結会計年度 当第３四半期連結会計期間
(2020年３月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形・工事未払金等 536,863 423,133
電子記録債務 118,976 112,060
短期借入金 54,823 83,088
1年内返済予定のノンリコース借入金 7,631 7,484
コマーシャル・ペーパー － 30,000
リース債務 839 425
未払法人税等 27,209 1,233
未成工事受入金 109,216 127,936
預り金 121,611 117,804
完成工事補償引当金 4,313 3,766
工事損失引当金 12,694 11,689
独占禁止法関連損失引当金 4,145 －
その他 91,845 77,249
流動負債合計 1,090,170 995,873
固定負債
社債 40,000 40,000
長期借入金 78,104 103,674
ノンリコース借入金 67,993 62,653
リース債務 442 307
繰延税金負債 5,336 16,374
再評価に係る繰延税金負債 18,893 18,741
役員株式給付引当金 433 408
環境対策引当金 239 26
退職給付に係る負債 52,598 53,631
その他 25,584 25,204
固定負債合計 289,627 321,022
負債合計 1,379,798 1,316,896
純資産の部
株主資本
資本金 57,752 57,752
資本剰余金 42,825 42,684
利益剰余金 587,012 633,893
自己株式 △2,121 △2,096
株主資本合計 685,469 732,234
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 104,775 118,947
繰延ヘッジ損益 6,837 5,669
土地再評価差額金 19,076 20,379
為替換算調整勘定 1,306 △439
退職給付に係る調整累計額 426 197
その他の包括利益累計額合計 132,422 144,754
非支配株主持分 32,606 30,391
純資産合計 850,498 907,380
負債純資産合計 2,230,297 2,224,276
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（２）四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
（四半期連結損益計算書）
（第３四半期連結累計期間）
（単位：百万円）
前第３四半期連結累計期間 当第３四半期連結累計期間
(自 2019年４月１日 (自 2020年４月１日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高
完成工事高 1,433,311 1,214,408
不動産事業等売上高 65,108 62,496
売上高合計 1,498,420 1,276,904
売上原価
完成工事原価 1,256,942 1,069,471
不動産事業等売上原価 48,572 45,878
売上原価合計 1,305,515 1,115,350
売上総利益
完成工事総利益 176,369 144,936
不動産事業等総利益 16,536 16,617
売上総利益合計 192,905 161,554
販売費及び一般管理費 74,481 74,703
営業利益 118,424 86,850
営業外収益
受取利息 959 627
受取配当金 6,811 5,395
その他 1,463 873
営業外収益合計 9,234 6,896
営業外費用
支払利息 1,345 1,333
その他 649 1,331
営業外費用合計 1,995 2,665
経常利益 125,663 91,082
特別利益
投資有価証券売却益 3,516 3,432
固定資産売却益 138 1,348
独占禁止法関連損失引当金戻入額 2,096 1,026
その他 189 225
特別利益合計 5,940 6,032
特別損失
投資有価証券評価損 710 1,308
減損損失 118 685
その他 636 634
特別損失合計 1,465 2,629
税金等調整前四半期純利益 130,139 94,485
法人税、住民税及び事業税 33,986 16,926
法人税等調整額 1,372 4,887
法人税等合計 35,359 21,814
四半期純利益 94,780 72,671
非支配株主に帰属する四半期純利益 3,017 1,510
親会社株主に帰属する四半期純利益 91,763 71,161
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㈱大林組（1802） 2021年３月期 第３四半期決算短信
（四半期連結包括利益計算書）
（第３四半期連結累計期間）
（単位：百万円）
前第３四半期連結累計期間 当第３四半期連結累計期間
(自 2019年４月１日 (自 2020年４月１日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益 94,780 72,671
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 1,413 14,184
繰延ヘッジ損益 2,599 △1,321
為替換算調整勘定 824 △3,968
退職給付に係る調整額 △497 △228
持分法適用会社に対する持分相当額 △9 136
その他の包括利益合計 4,331 8,802
四半期包括利益 99,111 81,474
（内訳）
親会社株主に係る四半期包括利益 95,442 82,189
非支配株主に係る四半期包括利益 3,669 △715
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㈱大林組（1802） 2021年３月期 第３四半期決算短信
（３）四半期連結財務諸表に関する注記事項
（継続企業の前提に関する注記）
該当事項なし。
（セグメント情報）
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
前第３四半期連結累計期間（自 2019年４月１日 至 2019年12月31日）
（単位：百万円）
報告セグメント
その他
国 内 海 外 国 内 海 外 合 計
不動産 計 （注１）
建 築 建 築 土 木 土 木
売上高
外部顧客への売上高 836,185 290,221 253,195 53,709 30,965 1,464,277 34,143 1,498,420
セグメント間の
40,488 654 14,509 － 769 56,422 6,181 62,603
内部売上高又は振替高
セグメント売上高 876,674 290,876 267,705 53,709 31,734 1,520,699 40,324 1,561,023
営業利益
外部顧客売上高に対応する
66,640 8,239 29,037 3,730 8,311 115,960 2,464 118,424
営業利益（注２）
セグメント間の
1,620 － △0 △0 △88 1,530 △74 1,456
内部営業利益又は振替高
セグメント利益 68,261 8,239 29,036 3,729 8,223 117,490 2,390 119,880
（注）１ 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ＰＦＩ事業、再生可能エネル
ギー事業、金融事業及びゴルフ場事業等を含んでいる。
２ 「外部顧客売上高に対応する営業利益」は、「セグメント利益」から「セグメント間の内部営業利益又は
振替高」を控除した金額であり、「外部顧客売上高に対応する営業利益」の合計額は、四半期連結損益計算
書の営業利益と一致している。
当第３四半期連結累計期間（自 2020年４月１日 至 2020年12月31日）
（単位：百万円）
報告セグメント
その他
国 内 海 外 国 内 海 外 合 計
不動産 計 （注１）
建 築 建 築 土 木 土 木
売上高
外部顧客への売上高 677,749 236,194 248,188 52,275 31,900 1,246,309 30,595 1,276,904
セグメント間の
34,228 24 12,452 － 772 47,477 6,871 54,349
内部売上高又は振替高
セグメント売上高 711,977 236,218 260,641 52,275 32,673 1,293,786 37,467 1,331,254
営業利益
外部顧客売上高に対応する
39,699 2,980 33,175 167 8,711 84,734 2,115 86,850
営業利益（注２）
セグメント間の
△426 － 8 － △49 △467 △74 △541
内部営業利益又は振替高
セグメント利益 39,273 2,980 33,184 167 8,661 84,266 2,041 86,308
（注）１ 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ＰＦＩ事業、再生可能エネル
ギー事業、金融事業及びゴルフ場事業等を含んでいる。
２ 「外部顧客売上高に対応する営業利益」は、「セグメント利益」から「セグメント間の内部営業利益又は
振替高」を控除した金額であり、「外部顧客売上高に対応する営業利益」の合計額は、四半期連結損益計算
書の営業利益と一致している。
（株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記）
該当事項なし。
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