2021年5月12日
各 位
会 社 名 第 一 建 設 工 業 株 式 会 社
代 表 者 名 取締役社長 内田 海基夫
(コード : 1799 東証JASDAQ)
問 合 せ 先 執行役員経理財務部長 小出 昭広
電 話 番 号 025-241-8111
中期経営計画の策定に関するお知らせ
当社は、2021 年度を初年度とする「中期経営計画 D-Vision 2025(2021 年度~2025 年度)」
を策定いたしましたのでお知らせいたします。
建設業界を取り巻く経営環境においては、公共建設投資は政府の経済対策等により底固く
推移しているものの、民間建設投資は新型コロナウィルス感染症の影響により大幅に減少す
ることが予想され、非常に厳しい状況が続くものと思われます。
本中期経営計画においては、新型コロナウィルス感染症が今後2年間は特に大きく経済活
動に影響を与え、コロナ前に回復するまでには数年を要するものと想定しております。
このような状況のなか、「2025 年にありたい姿」に向けて急激に変化する内外の環境に的
確に対応しながら、さらなる受注拡大を目指すとともに、SDGsの取り組みを理解し、ESG 経
営を積極的に推進していくことで持続的成長と企業価値向上を実現させることを目標に策定
いたしました。
鉄道工事を基盤とした総合建設業として、安全・安心を最優先に考え、地域の皆様の発展
や生活の質の向上に寄与することで、全てのステークホルダーの皆様から高い信頼と評価を
得られるよう目標達成に向けて取り組んでまいります。
詳細につきましては、添付資料をご覧ください。
以 上
-Vision 2025
中期経営計画
2021 ~ 2025
目 次
1. D-Vision2025 の位置付け ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ P 2
2. D-Vision2025 の振り返り ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ P 3 〜 4
3. 事業環境認識と当社の強み・課題 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ P 5
4. D-Vision2025 経営構成 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ P 6
5. D-Vision2025 事業戦略 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ P 7 〜 10
6. ESG経営&SDGs ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ P 11
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1.D-Vision2025 の位置付け
持続的成⻑と企業価値向上に向けて
D-Vision2020では、鉄道工事を基盤とした総合建設業として安全・安心を最優先に考え、地域の皆様の発展や生活の質の向上に貢献することで、全てのステ-クホル
ダ-から高い信頼と評価を得るとともに、永続的に発展し続けることを目標として取り組んできました。
D-Vision2025(2021〜2025)の5年間は、新型コロナウィルス感染症の影響はあるものの、「2025年にありたい姿」に向けて急激に変化する内外の環境に的確に
対応しながら、SDGsの取り組みを理解し、ESG経営を積極的に推進することで持続的成⻑と企業価値向上を実現します。
「ありたい姿」を実現
2014〜2017 D-Vision2020 D-Vision2025
持続的成⻑
企業価値向上
ESG経営 & SDGsへの貢献
「2025年にありたい姿」を実現するための
「⼤切にする経営姿勢」の取り組み
安全性向上
顧客満⾜度向上
働きがいの向上
地域社会との信頼関係構築
安定した経営基盤の構築
2014 2017 2018 2020 2021 2022 2023 2024 2025
2
2.D-Vision2020 の振り返り
数値目標と達成状況
数値目標の達成状況としては、売上高は達成、営業利益は未達成となった。
2018 2019 2020 2020
(単位︓百万円) 達成状況
実績 実績 実積 目標
売 上 高 49,839 47,940 54,952 52,000 達 成
営業利益 5,067 4,005 5,127 6,000 未達成
総還元性向 22.0% 30.6% 25.7% 25 %以上 達 成
経営成績の推移
売上高 (単位︓百万円) 営業利益 (単位︓百万円)
54,952
49,839 52,000 6,000
47,940
5,067 5,127
4,007
2018 2019 2020 2020 2018 2019 2020 2020
実積 目標 実積 目標
3
2.D-Vision2020 の振り返り
重要課題の取組み 振り返り(フェイズⅡ 経営モデル)
取組み項目 成 果 課 題
新幹線⼤規模改修 ⼤規模改修、施工に伴う技術開発 施工技術の開発強化
インド高速鉄道 インド高速鉄道プロジェクト参画 海外事業の体制整備
更なる企業価値の向上 不動産賃貸事業の拡⼤ 事業領域の拡⼤
企業の挑戦
働き方改革への対応 労働関係規則の⾒直しによる健康経営の推進 業務効率化による生産性向上
人材育成・人材活用 4週8休 取得率の向上 人財確保・社員育成・社員活躍
企業風土改革の推進 研修センタ-のリニューアル コミュニケーションの更なる活性化
企業の成⻑
人材育成プランのリニューアル
コミュニケーションとチ-ムワ-クの向上
安全性向上 安全体験館、実設訓練設備の拡充 更なる安全性向上
品質向上 安全・品質グレ-ドアップ制度の整備 更なる品質向上
技術⼒強化 施工本部の技術⼒強化体制の整備 技術⼒の強化
企業の礎 コストダウン 技術開発体制の強化 技術開発の推進
機械化・省⼒化等による生産性向上 収益⼒向上
資本の有効活用
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3.事業環境認識と当社の強み・課題
外部環境(社会・経済) 内部環境
人口減、高齢化、建設業就労者数の減少 技術開発体制の整備による技術開発の活性化
働き方改革の推進(仕事の仕組み改善、⽣産性向上、労働時間短縮他) ICT技術を活⽤した業務効率化・⽣産性向上
温暖化の影響による自然災害の激甚化 ⼤型保線機械の維持・管理費の増加
国土強靭化および首都圏再開発に伴う建設工事の増⼤ 社員人件費の増加
構造物点検、維持管理、メンテナンス工事の増加 社会貢献活動の進展
持続可能な社会への実現要請の高まり(ESG経営、SDGs等)
ICT技術の急速な進展
新型コロナウィルス感染症による経済の悪化、働き方の急激な変化
当社の強み 当社の課題
鉄道関連工事の高い技術⼒ 安全文化の浸透による命にかかわる事故ゼロ(重⼤事故ゼロ)達成
高品質な成果物の提供による顧客満⾜度の向上
・ 高い専門技術⼒を駆使した鉄道メンテナンス工事
ICT技術の活⽤による業務効率化
・ ⼤型保線機械による鉄道メンテナンス・除雪工事
技術開発の推進による⽣産性向上
・ 鉄道土⽊工事(メンテナンス、⽴体交差、道路工事他) 収益⼒向上に向けた事業展開とコスト競争⼒の強化
・ 鉄道関連施設の建築工事(駅橋上化、駅高架下開発他) 現場⼒向上と働きがいを実感できる環境構築
社員の健康保持・増進
安定した財務基盤
環境に配慮した事業展開
社会貢献活動の推進
コンプライアンスの強化
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4. D-Vision2025 経営構成
「ESG経営&SDGs」 「⼤切にする経営姿勢」「経営モデル」三位⼀体の経営により持続的成⻑と企業価値向上を実現します。
E G 経営
経営モデル
持続的成⻑
企業価値向上
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5. D-Vision2025 事業戦略-1
2025年に「ありたい姿」
1.お客様に対して
社員⼀人ひとりが「安全」を判断の最優先事項として考え、安全を最優先した仕事が当たり前に実⾏出来ている企業を目指します。
お客様のニーズにあった提案と高品質の提供により、全てのお客様から喜ばれ信頼される企業を目指します。
2.社員に対して
社員が自分の仕事に誇りを持ち、働きがいを実感できる魅⼒的な企業を目指します。
3.地域社会に対して
地域に根ざした企業として地域社会の発展に貢献し、地域の皆様から信頼される企業を目指します。
4.株主・投資家に対して
健全な財務体質の維持と資産効率の向上により、株主・投資家の皆様からの期待に応えられる企業を目指します。
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5. D-Vision2025 事業戦略-2
⼤切にする経営姿勢
2025年度に「ありたい姿」へ向けて5つの「⼤切にする経営姿勢」を定め、事業を通じて社会的課題を解決しながら健全な経営基盤を構築するこ
とで、社会の発展と当社の持続的成⻑・企業価値向上を目指します。
安全を最優先する企業
⼀人ひとりが安全を最優先に考え⾏動することで、安全な現場の実現を目指します。
顧客満⾜を⼤切にする企業
お客様のニーズの追求と施工品質の向上により、お客様との信頼関係の構築を目指しま
す。
社員を⼤切にする企業
ワ-クライフバランスの実現とともに、⽣産性向上を通じて働きがいを実感できる企業を目
指します。
地域社会を⼤切にする企業
コンプライアンスを徹底し、地域貢献活動を通じて、地域社会から信頼される企業を目指
します。
株主・投資家を⼤切にする企業
強固な財務体質の維持と資産効率の向上により、株主・投資家の皆様からの期待に応
えられる企業を目指します。
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5. D-Vision2025 事業戦略-3
経営モデル 重要課題の取組み
土木事業 建築事業 線路事業 不動産事業
1. 官公庁工事の受注拡⼤ 1. 新規顧客の開拓 1. 海外事業への挑戦 1. 不動産賃貸事業の拡⼤
2. 新たな事業領域の開拓 2. 競争⼒の強化
3. 組織体制の整備
社員活躍・人財育成の推進 技術開発の推進 企業風土改革の推進
1. 教育環境の整備 1. 現場作業の機械化・省人化 1. 自ら考え⾏動できる社員の育成
2. 新卒・社会人採用の促進 2. 新技術の導入・新規開発 2. チ-ムワ-ク向上による組織⼒強化
3. 再雇用制度の⾒直し 3. 新幹線⼤規模改修に向けた技術開発 3. コミュニケーションの活性化
4. 人的資源の適正配置
5. 海外事業進出の体制整備 ICT化推進
1. 次世代基幹システムの刷新に向けた取組み
2. ICT技術(AI、Iot等)の積極的な導入
3. 業務効率化に向けたシステム化の推進
安全 技術 財務基盤
1. 安全⽂化の更なる浸透 1. 既存技術の強化と定着 1. 安定した受注の確保
2. 協⼒会社の安全レベル向上 2. 組織的な技術継承の体制づくり 2. 収益⼒の強化
3. 人財育成の推進 3. 組織・個人のコストダウン
4. 安全ルールの再点検
品質 健康経営・働き方改革
1. 顧客満⾜度の向上 1. 健康経営の推進
2. 顧客ニーズの把握と迅速な対応 2. 総労働時間の削減・4週8休の取組み
3. 組織的な品質管理体制の強化 3. 業務効率化、生産性向上
4. 品質技術⼒の向上 4. 働きがいを実感できる職場環境の整備
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5. D-Vision2025 事業戦略-4
2025年度 数値目標 投資計画 【5年間(2021〜2025)】
2025年度の数値目標は、 新型コロナウィルス感染症等の影響により先⾏き不 D-Vision2025の期間中は、投資余⼒、投資等に対するリスクを考慮しな
透明ではあるものの、影響期間を2021年から2022年の2年間と想定し、売上 がら持続的成⻑に向けた成⻑戦略に投資していくことで健全な経営基盤を構
高550億円、営業利益60億円を目指します。 築します。
2020年度 2021年度 2025年度 維持更新投資 ・・・・・・・・・・・・・・ 120 億円程度
(単位︓百万円) 実 積 目 標 目 標
戦略事業投資 ・・・・・・・・・・・・・・ 90 億円程度
売 上 高 54,952 42,000 55,000
事業環境投資 ・・・・・・・・・・・・・・ 50 億円程度
営業利益 5,129 1,900 6,000
総還元性向 25.7% ― 30%以上
ROA
5.1% ― 5.0%
(総資産利益率)
維持更新投資 120 億円
売上高 営業利益 戦略事業投資 90 億円
(単位︓百万円) (単位︓百万円) 営業CF 事業環境投資 50 億円
54,952 55,000
6,000 300 億円
42,000 5,127
株主還元 40 億円以上
1,900
2020 2021 2025 2020 2021 2025
実積 目標 目標 実積 目標 目標
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6. ESG経営&SDGs
ESG経営&SDGs
「2025年にありたい姿」の実現に向けて、経営モデルの取り組みと並⾏して、当社において中⻑期的に重要と考えられる社会課題を把握し、優先的に取り
組むべき重点取り組み課題を特定しました。
中期経営計画 D-Vision2025においては、事業を通じて社会課題の解決に取り組むことでSDGsの目標達成へ貢献していきます。
重点取り組み項目
ESG 重点取り組み課題 関連するSDGs
環境マネジメントシステム(ISO14001)の推進
産業廃棄物の適正処理
環境 建設副産物の抑制、リサイクルの推進
(Environment) 有害物質等のリスク管理
温室効果ガスの抑制、省エネルギーの推進
品質マネジメントシステム(ISO9001)の推進
顧客満⾜度の向上
社会 働き方改革の推進
(Social) 健康経営の推進
地域社会への貢献
コ-ポレ-トガバナンス/内部統制の強化
ガバナンス コンプライアンスの徹底
リスクマネジメントの強化
(Governance)
事業継続計画(BCP対策)の推進
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本資料は、当社の事業及び業界動向について当社による現在の予定、推定、見込み又は予想に基づいた将来の
展望についても言及しています。
本資料における業績予想および将来の展望に対する予想等に関する記述は、現時点で利用可能な情報に基づき
判断した予想であり、経済情勢等の変動など様々な要因により予想等が実際の業績と異なる可能性がありますことを
ご了承ください。
連絡先:経営企画部
TEL :025-241-8112
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