1757 中小企業HD 2020-05-15 16:30:00
2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月15日
上場会社名 クレアホールディングス株式会社 上場取引所 東
コード番号 1757 URL http://www.crea-hd.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 黒田 高史
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 (氏名) 岩崎 智彦 TEL 03-5775-2100
定時株主総会開催予定日 2020年6月26日 有価証券報告書提出予定日 2020年6月29日
配当支払開始予定日 ―
決算補足説明資料作成の有無 : 無
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年3月期の連結業績(2019年4月1日∼2020年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 2,270 △0.5 △386 ― △394 ― △455 ―
2019年3月期 2,281 15.5 △8 ― △898 ― △1,042 ―
(注)包括利益 2020年3月期 △455百万円 (―%) 2019年3月期 △1,042百万円 (―%)
潜在株式調整後1株当た 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
り当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2020年3月期 △3.11 ― △60.9 △14.8 △17.0
2019年3月期 △8.80 ― △108.2 △31.0 △0.4
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 ―百万円 2019年3月期 ―百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 2,723 906 32.9 5.22
2019年3月期 2,592 602 23.2 4.88
(参考) 自己資本 2020年3月期 896百万円 2019年3月期 600百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フ 投資活動によるキャッシュ・フ 財務活動によるキャッシュ・フ
現金及び現金同等物期末残高
ロー ロー ロー
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 △233 13 534 712
2019年3月期 △547 △528 151 397
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2019年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00 ― ― ―
2020年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00 ― ― ―
2021年3月期(予想) ― 0.00 ― 0.00 0.00 ―
3. 2021年 3月期の連結業績予想(2020年 4月 1日∼2021年 3月31日)
2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を現段階において合理的に算定することが困難なことから
未定としております。業績予想の開示が可能となった段階で、速やかに開示いたします。
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 171,844,156 株 2019年3月期 123,094,156 株
② 期末自己株式数 2020年3月期 11,704 株 2019年3月期 11,091 株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 146,474,186 株 2019年3月期 118,468,012 株
(参考)個別業績の概要
2020年3月期の個別業績(2019年4月1日∼2020年3月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 150 △37.5 △197 ― △211 ― △790 ―
2019年3月期 240 ― 43 ― △787 ― △1,002 ―
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2020年3月期 △5.40 ―
2019年3月期 △8.46 ―
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 2,470 1,358 54.6 7.85
2019年3月期 2,282 1,389 60.8 11.28
(参考) 自己資本 2020年3月期 1,348百万円 2019年3月期 1,388百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、
その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提とな
る条件及び業績予想のご利用に当たっての注意事項等については、添付資料5ページ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
クレアホールディングス㈱(1757) 2020年3月期決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況………………………………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 5
(5)継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………………… 6
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 6
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 7
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 11
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 13
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 14
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 19
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 20
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クレアホールディングス㈱(1757) 2020年3月期決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国の経済は、緩やかな回復基調を継続してきましたが、2019年10月の消費税率引
き上げ後(2019年10月~12月)の実質GDPは、前回の消費税率引き上げ以来の大幅なマイナス成長となり、さらには
米中通商問題や新型コロナウィルス感染症の拡大の長期化懸念により世界経済の不透明さが増し、予断を許さな
い状況が続いています。建設業におきましては、新設住宅着工戸数が、2020年2月で前述の消費税率引き上げをは
さみ、対前年で8か月連続の減少、建築物着工床面積(民間非居住)についても、同7か月連続の減少となる等、弱
含みでの推移が続いています。
こうした情勢下において、売上高は、2,270,835千円と前連結会計年度と比べ10,642千円の減少(0.5%減)、
営業損失は、386,072千円と前連結会計年度と比べ377,973千円の損失の増加、経常損失は、394,165千円と前連結
会計年度と比べ503,921千円の損失の減少、親会社株主に帰属する当期純損失は、455,416千円と前連結会計年度
と比べ587,007千円の損失の減少となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
Ⅰ 建設事業
当セグメントにおきましては、売上高は143,887千円となり、前連結会計年度と比較して18,645千円の減少
(11.5%減)、セグメント損失(営業損失)は60,079千円となり、前連結会計年度と比較して1,269千円の損失の
増加となりました。
尚、当該業績に至った主な要因は以下のとおりであります。
イ.リフォーム・メンテナンス工事
リフォーム・メンテナンス工事におきましては、売上高は38,472千円となり、前連結会計年度と比較して3,191
千円の増加(9.0%増)、セグメント損失(営業損失)は7,786千円となり、前連結会計年度と比較して4,240千円
の損失の増加となりました。
当該業績に至った主な要因は、業務提携業者からの紹介報酬(手数料収入)が増加した一方、新規での建設関連
商材(断熱塗料)の販売に関する事業化検討時に販売委託元へ差入れた営業保証金及び支払った商品仕入代金の返
金に係る貸倒引当金繰入額9百万円を計上したことによるものです。
ロ.給排水管設備工事
給排水管設備工事におきましては、売上高は90,185千円となり、前連結会計年度と比較して6,747千円の減少
(7.0%減)、セグメント損失(営業損失)は3,579千円となり、前連結会計年度と比較して2,550千円の損失の増
加となりました。
当該業績に至った主な要因は、設備工事の完成工事高が前連結会計年度と比較して39.3%増加したものの、更生
工事の完成工事高が94.4%減少したことによるものです。
ハ.太陽光事業
太陽光事業におきましては、当連結会計年度においては売上高はありませんでした。また、セグメント損失(営
業損失)は3,300千円となり、前連結会計年度と比較して2,435千円の損失の増加となりました。
当該業績に至った主な要因は、太陽光発電施設建設事業を行うための権利、残り1案件分の権利売却について、
今後の売却の可能性、収益性などを総合的に勘案し、断念したためです。
ニ.建設工事事業
建設工事事業におきましては、売上高は15,229千円となり、前連結会計年度と比較して15,089千円の減少
(49.8%減)、セグメント損失(営業損失)は45,414千円となり、前連結会計年度と比較して7,956千円の損失の
減少となりました。
当該業績に至った主な要因は、当連結会計年度において新築工事の売上がなく、土木・内装関連工事の売上計上
にとどまったためであります。
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クレアホールディングス㈱(1757) 2020年3月期決算短信
Ⅱ 不動産事業
当セグメントにおきましては、売上高は338,476千円となり、前連結会計年度と比較して318,464千円の増加(前
年同期は20,012千円)、セグメント損失(営業損失)は277,960千円となり、前連結会計年度と比較して284,841千
円の利益の減少となりました。
当該業績に至った主な要因は、東京都渋谷区のエンターテインメント施設を対象とする不動産賃貸事業を進める
(株)S・U・Eへの匿名組合出資を行い、当該匿名組合が連結対象となったことから、事業立ち上げ期の本不動産賃
貸事業の業績の影響を受けたためであります。また、当社子会社であるクレア(株)が所有していた販売用不動産の
売却と、売却による差損が発生したためであります。
Ⅲ 投資事業
当セグメントにおきましては、前連結会計年度に引き続き、売上高はありませんでした。セグメント損失(営業
損失)は266千円となり、前連結会計年度と比較して1,801千円の損失の減少となりました。
当該業績に至った主な要因は、投資事業を活性化させるため、貸金以外の事業の調査等に注力したためでありま
す。
Ⅳ オートモービル関連事業
当セグメントにおきましては、売上高は75,677千円となり、前連結会計年度と比較して1,331千円の増加(1.8%
増)、セグメント損失(営業損失)は18,186千円となり、前連結会計年度と比較して3,265千円の損失の増加とな
りました。
当該業績に至った主な要因は、米中貿易摩擦に伴う中国向け輸出規制のため中国向けの販売が中断したこと、及
び新型コロナウイルス感染症の拡大による消費、物流活動の停滞に伴い、国内外の販売が低迷したことによるもの
です。
Ⅴ コスメティック事業
当セグメントにおきましては、売上高は573,526千円となり、前連結会計年度と比較して753,495千円の減少
(56.8%減)、セグメント利益(営業利益)は308,500千円となり、前連結会計年度と比較して100,596千円の利益
の減少(24.6%減)となりました。
当該業績に至った主な要因は、美容関連広告業務及び美容機器の販売・保守業務を行うアルトルイズム㈱にて底
堅く実績を積み上げた一方、コスメティック商品販売業務において、カラーコンタクトレンズの新色投入による大
幅な売上増があった前連結会計年度と比較して売上高が減少したこと、及び販売先の財政状況を踏まえた売掛債権
の回収性を考慮し、54百万円を貸倒引当金繰入額として計上したことによるものです。
Ⅵ 飲食事業
当セグメントにおきましては、売上高は704,324千円となり、前連結会計年度と比較して6,761千円の増加
(1.0%増)、セグメント損失(営業損失)は62,091千円となり、前連結会計年度と比較して12,992千円の損失の
減少となりました。
当該業績に至った主な要因は、店舗リニューアル(ブランド変更を含む)後の集客の確保、店舗運営の効率化等
に取り組んでいるためであります。
Ⅶ エンターテインメント事業
前連結会計年度より「エンターテインメント事業」を新たに報告セグメントとして追加しております。エンター
テインメント事業では、スポーツ選手・タレントのマネジメント・プロモート業務、イベントの企画・運営、広告
代理店業務等を行っております。
当連結会計年度においては、当セグメント売上高は429,110千円、セグメント利益(営業利益)は19,836千円とな
っております。
Ⅷ 広告事業
当連結会計年度より「広告事業」を新たに報告セグメントとして追加しております。広告事業では、インターネ
ット広告媒体と広告代理店・広告主を仲介して、広告枠の仕入れ・販売を行うメディアレップ業務を行っておりま
す。
当連結会計年度においては、当セグメント売上高は5,831千円、セグメント利益(営業利益)は5,831千円となって
おります。
(2)当期の財政状態の概況
資産・負債・純資産の状況
当連結会計年度末の総資産は2,723,741千円となり、前連結会計年度末と比較して130,913千円の増加(5.1%
増)となりました。
(資産)
流動資産は2,140,232千円となり、前連結会計年度末と比較して24,782千円の減少(1.1%減)となりました。
この主な要因は、現金及び預金314,672千円の増加、受取手形及び売掛金161,938千円の増加、前渡金63,850千円
の増加、販売用不動産253,695千円の減少、短期貸付金295,224千円の減少などによるものであります。
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クレアホールディングス㈱(1757) 2020年3月期決算短信
固定資産は583,508千円となり、前連結会計年度末と比較して155,695千円の増加(36.4%増)となりました。
この主な要因は、建物及び構築物(純額)122,476千円の増加、差入保証金65,773千円の増加などによるものであ
ります。
(負債)
流動負債は861,870千円となり、前連結会計年度末と比較して50,205千円の増加(6.2%増)となりました。
この主な要因は、未払金47,594千円の増加などによるものであります。
固定負債は955,634千円となり、前連結会計年度末と比較して223,155千円の減少(18.9%減)となりました。
この主な要因は、長期借入金218,581千円の減少などによるものであります。
(純資産)
純資産は906,236千円となり、前連結会計年度末と比較して303,864千円の増加(50.4%増)となりました。
この主な要因は、資本金が375,563千円の増加、資本剰余金が375,563千円の増加、利益剰余金455,416千円の減
少などによるものであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は712,629千円となり、前連結会計年
度末と比較して314,672千円の増加(79.0%増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果減少した資金は233,005千円(前連結会計年度の営業活動の結果減少した資金は547,364千円であ
ります。)となりました。
この主な要因は、税金等調整前当期純損失422,838千円、貸倒引当金の増加額58,412千円、売上債権の増加額
180,270千円、販売用不動産の減少額252,434千円、未払金及び未払費用の増加額55,118千円などによるものであり
ます。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果増加した資金は13,152千円(前連結会計年度の投資活動の結果減少した資金は528,959千円であ
ります。)となりました。
この主な要因は、貸付金の回収による収入437,169千円、有形固定資産の取得による支出208,700千円、貸付けに
よる支出129,945千円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果増加した資金は534,525千円(前連結会計年度の財務活動の結果増加した資金は151,608千円であ
ります。)となりました。
この主な要因は、株式の発行による収入750,000千円、長期借入金の返済による支出225,337千円などによるもの
であります。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
自己資本比率(%) 94.2 84.8 41.5 23.2 32.9
時価ベースの
199.6 124.7 91.9 76.0 126.2
自己資本比率(%)
キャッシュ・フロー対
- - - - -
有利子負債比率(年)
インタレスト・
387.3 - - - -
カバレッジ・レシオ(倍)
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
(注4)2020年3月期までのキャッシュ・フロー対有利子負債比率は、営業キャッシュ・フローがマイナスの為記載
を省略しております。
(注5)2017年3月期、2018年3月期、2019年3月期及び2020年3月期のインタレスト・カバレッジ・レシオは、営
業キャッシュ・フローがマイナスの為記載を省略しております。
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(4)今後の見通し
当社グループは、前連結会計年度まで継続的に当期純損失を計上しており、当連結会計年度におきましても
455,416千円の当期純損失を計上いたしました。また、営業キャッシュ・フローにつきましては、当連結会計年度
も継続してマイナスとなっております。当社グループは、これら継続する当期純損失、営業キャッシュ・フローの
マイナスの状況を改善すべく事業再構築と企業価値の向上ならびに管理体制の強化に向けて取り組んでおります
が、当連結会計年度において当期純損失の状況を改善、営業キャッシュ・フローをプラスにすることができず、当
社グループが事業活動を継続するために必要な資金の調達が困難となり、債務超過に陥る可能性が潜在しているた
め、当社グループには継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。
そのため、当社グループは、建設事業の再建、業態の拡大・事業の再構築を行っており、当社グループ全体の事
業成長と財務体質の改善を目指しております。
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度と比較し10,642千円の減少、当期純損失は前連結会計年度と
比較して587,008千円損失が減少しており、依然として事業成長と財務体質の改善の途中にあるものの、着実に前
進させることができました。
2021年3月期につきましては、建設事業の再建を継続し、当連結会計年度に培った建設実績を基に、東京オリン
ピック前後の都心部を中心とした、建設業界の活発化に伴う建設工事、土木工事や改装工事の受注を獲得し、当社
グループ内に「土地の確保・開発」から、「建物等の建設」、完成後の「不動産販売、運用・管理」、「リフォー
ム・メンテナンス」に至る一貫した機能の構築に努め、他事業とのシナジーを創出できる体制への移行を進めると
ともに、財務体制の立て直しを図って参ります。
一方、業態の拡大・事業の再構築の一環として、直近においては、アルトルイズム㈱、トラロックエンターテイ
ンメント㈱両社の連結子会社化を通じて、コスメティック事業、およびエンターテインメント事業を展開・強化し
ました。さらに当該両社が営む美容関連、メディア関連の各広告代理業とシナジー効果の高いメディアレップ業務
を展開しています。こうした新たな収益基盤を獲得したことから、これら事業のさらなる強化を通じて、当社グル
ープの収益拡大の寄与を目指して参ります。
また、中長期的な収益力の向上に向けて、生産活動に必要な人材の登用や教育、不採算事業の整理等といった既
存事業の再構築や、新規事業立上げを目的とした研究開発費の投資、投資有価証券の取得等を積極的に行って参り
ます。
なお、次期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大による国内外の消費、物流活動の停
滞、政府、自治体の感染拡大防止措置に伴う事業活動の制限等により、当社グループの各事業が影響を受けること
が想定されます。しかしながら、それらの影響が生じる期間とその影響度合いの推移が不透明であることから、現
段階において業績予想を合理的に算定することが困難であると判断し、現時点では未定とさせていただきます。今
後、業績への影響が合理的に予測可能となった段階で速やかに開示いたします。
(ご注意)
この文書には、当社又は当社グループの財政状態又は業績等についての見通し、予測、予想、計画又は目標等の
将来に関する記載が含まれております。これらの記載内容は、本書の作成時点における当社の判断又は認識に基づ
いておりますが、将来における実際の業績等は、様々な要因により、本書に記載された見通し等と大きく異なる可
能性がございますので予めご了承ください。
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クレアホールディングス㈱(1757) 2020年3月期決算短信
(5)継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは、前連結会計年度まで継続的に当期純損失を計上しており、当連結会計年度におきましても
455,416千円の当期純損失を計上いたしました。また、営業キャッシュ・フローにつきましては、当連結会計年度
も継続してマイナスとなっております。当社グループは、これら継続する当期純損失、営業キャッシュ・フローの
マイナスの状況を改善すべく事業再構築と企業価値の向上ならびに管理体制の強化に向けて取り組んでおります
が、当連結会計年度において当期純損失の状況を改善、営業キャッシュ・フローをプラスにするまでには至りませ
んでした。
当該状況が改善されない限り、当社グループが事業活動を継続するために必要な資金の調達が困難となり、債務
超過に陥る可能性が潜在しているため、当社グループには継企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事
象又は状況が存在しております。
連結財務諸表提出会社である当社は、当該状況を解消、改善すべく、以下のとおり対応してまいります。
当社グループは、建設事業の再建、事業の拡大・事業の再構築を行っており、当社グループ全体の事業成長と財
務体質の改善を目指しております。
建設工事事業では、大規模な工事の請負を含めて顧客ニーズに幅広く対応し、また、当社グループ内に「土地の
確保・開発」から、「建物等の建設」、完成後の「不動産販売、運用・管理」、「リフォーム・メンテナンス」に
至る一貫した機能を構築することで、収益の拡大に取り組んで参ります。
不動産事業では、東京オリンピック前後の建設・不動産業界が活発化する中、国内全域にわたって都市開発・建
設事業を始めとする不動産開発案件、売却益を狙った販売用不動産の取得・販売や、利回り等の収益性不動産の取
得・ファシリティマネジメント等、複数不動産プロジェクトを進めるだけでなく、他社との共同事業にも積極的に
参画して参ります。
リフォーム・メンテナンス工事では、当社グループの顧客総数を生かした巡回営業、他社との業務提携を生かし
たアフターサービス展開を図って参ります。
給排水管設備工事では、定期的に排水管診断、衛生診断等を行う診断収入の安定化を図り、大規模工事や一時的
な小規模工事についても過去の工事実績を生かした営業展開を図って参ります。
オートモービル関連事業では、環境性能重視の国内マーケットの潮流に対応した環境配慮型オイル製品の強化、
海外ビジネスの拡充、商流・販売システムの拡充に向けたアライアンスの構築等を進めて参ります。
コスメティック事業では、コスメティック商品の大規模小売販売店への販売のほか、美容機器の販売・保守や、
美容関連広告を行うことで、収益の拡大に取り組んで参ります。
飲食事業では、ラーメン店舗の経営、ラーメン食材の製造等を拡大し、店舗の開発やリニューアルによる集客の
確保、食材の販売先の開拓を積極的に進めて参ります。
エンターテインメント事業では、スポーツ選手・タレントのマネジメント・プロモート業務、イベントの企画・
運営、広告代理店業務等の各業務の強化を図り、特にイベント企画・運営については、東京オリンピック前後に高
まると見込まれる需要の取り込みを含め、地域や企業と連携しつつ積極的に展開して参ります。
広告事業では、インターネット広告媒体と広告代理店・広告主を仲介して、広告枠の仕入れ・販売を行うメディ
アレップ業務を展開しており、当該業務の実績を積み上げつつ、段階的な取扱広告枠の拡大を図って参ります。
しかしながら、全ての計画が必ずしも実現するとは限らないことにより、現時点においては継続企業の前提に関
する重要な不確実性が認められます。
なお、連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を連
結財務諸表に反映しておりません。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、国際会計基準に基づく連結財務諸表を作成するための体制整備の負担等を考慮し、日本基準に基づ
き連結財務諸表を作成しております。
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クレアホールディングス㈱(1757) 2020年3月期決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 397,957 712,629
受取手形及び売掛金 368,210 530,149
完成工事未収入金 7,057 27,258
商品及び製品 27,195 17,369
原材料及び貯蔵品 8,967 13,746
未成工事支出金 3,942 17,793
販売用不動産 253,695 -
仕掛販売用太陽光設備 3,300 -
前渡金 656,907 720,757
未収入金 840,843 841,079
短期貸付金 319,139 23,915
その他 105,098 121,245
貸倒引当金 △827,300 △885,713
流動資産合計 2,165,014 2,140,232
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 116,491 251,065
減価償却累計額 △53,014 △65,112
建物及び構築物(純額) 63,476 185,952
機械及び装置 16,098 65,043
減価償却累計額 △14,670 △19,141
機械及び装置(純額) 1,427 45,901
車両運搬具 15,087 21,937
減価償却累計額 △11,949 △12,489
車両運搬具(純額) 3,137 9,447
工具、器具及び備品 32,966 46,272
減価償却累計額 △27,025 △34,736
工具、器具及び備品(純額) 5,940 11,536
リース資産 22,392 22,392
減価償却累計額 △18,038 △21,770
リース資産(純額) 4,354 622
建設仮勘定 - -
その他 1,088 1,148
有形固定資産合計 79,425 254,608
無形固定資産
のれん 170,187 91,578
その他 7,901 3,104
無形固定資産合計 178,089 94,683
投資その他の資産
破産更生債権等 2,105,028 2,105,028
差入保証金 30,106 95,879
長期貸付金 120,000 108,000
その他 20,191 30,337
貸倒引当金 △2,105,028 △2,105,028
投資その他の資産合計 170,297 234,216
固定資産合計 427,813 583,508
資産合計 2,592,827 2,723,741
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クレアホールディングス㈱(1757) 2020年3月期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形・工事未払金等 12,607 270,855
買掛金 273,948 25,085
1年内返済予定の長期借入金 55,859 49,102
未払金 102,982 150,576
前受金 98,319 86,303
未払法人税等 13,955 16,409
未払消費税等 32,405 38,292
賞与引当金 1,750 -
受注損失引当金 150,000 150,000
その他 69,837 75,244
流動負債合計 811,665 861,870
固定負債
新株予約権付社債 775,000 775,000
長期借入金 306,298 87,717
長期預り保証金 32,360 23,090
退職給付に係る負債 1,989 2,018
完成工事補償引当金 26,118 25,885
その他 37,022 41,923
固定負債合計 1,178,790 955,634
負債合計 1,990,455 1,817,504
純資産の部
株主資本
資本金 9,219,860 9,595,423
資本剰余金 2,458,466 2,834,029
利益剰余金 △11,072,132 △11,527,548
自己株式 △5,655 △5,666
株主資本合計 600,539 896,236
新株予約権 1,833 9,999
純資産合計 602,372 906,236
負債純資産合計 2,592,827 2,723,741
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 2,281,477 2,270,835
売上原価 1,286,105 1,222,204
売上総利益又は売上総損失(△) 995,372 1,048,631
販売費及び一般管理費 1,003,471 1,434,703
営業損失(△) △8,099 △386,072
営業外収益
受取利息 396 2
受取配当金 200 200
貸付金利息 8,219 8,201
受取保険金 - 4,500
消費税等免除益 7,614 -
貸倒引当金戻入額 - 3,260
雑収入 8,927 5,651
営業外収益合計 25,358 21,815
営業外費用
支払利息 7,558 4,742
株式交付費 9,200 14,733
受注損失引当金繰入額 150,000 -
貸倒引当金繰入額 740,000 60
その他 8,587 10,372
営業外費用合計 915,346 29,908
経常損失(△) △898,087 △394,165
特別利益
新株予約権戻入益 - 1,833
貸倒引当金戻入額 - 17,939
事業譲渡益 4,777 -
特別利益合計 4,777 19,772
特別損失
減損損失 119,003 43,245
固定資産除却損 11,452 -
その他 5,481 -
貸倒引当金繰入額 - 5,200
特別損失合計 135,936 48,445
税金等調整前当期純損失(△) △1,029,246 △422,838
法人税、住民税及び事業税 12,110 23,611
法人税等調整額 1,067 8,966
法人税等合計 13,177 32,577
当期純損失(△) △1,042,424 △455,416
親会社株主に帰属する当期純損失(△) △1,042,424 △455,416
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(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純損失(△) △1,042,424 △455,416
包括利益 △1,042,424 △455,416
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 △1,042,424 △455,416
非支配株主に係る包括利益 - -
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
新株予約権 純資産合計
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 9,104,860 2,257,176 △10,029,708 △5,640 1,326,688 1,833 1,328,521
当期変動額
新株の発行 115,000 201,290 316,290 316,290
親会社株主に帰属する当期純
損失(△)
△1,042,424 △1,042,424 △1,042,424
自己株式の取得 △14 △14 △14
株主資本以外の項目の当期変
動額(純額)
当期変動額合計 115,000 201,290 △1,042,424 △14 △726,148 △726,148
当期末残高 9,219,860 2,458,466 △11,072,132 △5,655 600,539 1,833 602,372
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
新株予約権 純資産合計
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 9,219,860 2,458,466 △11,072,132 △5,655 600,539 1,833 602,372
当期変動額
新株の発行 375,563 375,563 751,126 751,126
親会社株主に帰属する当期純
損失(△)
△455,416 △455,416 △455,416
自己株式の取得 △11 △11 △11
株主資本以外の項目の当期変
動額(純額)
8,166 8,166
当期変動額合計 375,563 375,563 △455,416 △11 295,699 8,166 303,865
当期末残高 9,595,423 2,834,029 △11,527,548 △5,666 896,236 9,999 906,236
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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純損失(△) △1,029,246 △422,838
減価償却費 36,995 37,089
新株予約権戻入益 - △1,833
減損損失 119,003 43,245
のれん償却額 29,891 40,313
固定資産除却損 11,452 -
貸倒引当金の増減額(△は減少) 747,385 58,412
賞与引当金の増減額(△は減少) 1,750 △1,750
受注損失引当金の増減額(△は減少) 150,000 -
受取利息及び受取配当金 △8,815 △8,403
株式交付費 9,200 14,733
社債発行費 - -
支払利息 7,558 4,742
売上債権の増減額(△は増加) 87,525 △180,270
たな卸資産の増減額(△は増加) 146,928 △8,805
販売用不動産の増減額(△は増加) - 252,434
仕掛販売用太陽光設備の増減額(△は増加) - 3,300
仕入債務の増減額(△は減少) △50,626 9,385
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 257 29
未収入金の増減額(△は増加) △770,580 △235
前渡金の増減額(△は増加) △131,744 △63,850
前払費用の増減額(△は増加) △71,559 △11,316
未払金及び未払費用の増減額(△は減少) 23,123 55,118
預り金の増減額(△は減少) 11,958 △10,444
前受金の増減額(△は減少) 98,221 △15,318
貸付金の回収による収入 - -
その他 49,172 △7,280
小計 △532,148 △213,541
利息及び配当金の受取額 596 6,637
利息の支払額 △7,085 △4,944
法人税等の支払額 △8,727 △21,157
営業活動によるキャッシュ・フロー △547,364 △233,005
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △9,234 △208,700
無形固定資産の取得による支出 △832 △2,463
差入保証金の回収による収入 5,001 △74,125
差入保証金の差入による支出 △220 487
貸付けによる支出 △323,199 △129,945
貸付金の回収による収入 4,560 437,169
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
△195,127 -
支出
その他 △9,908 △9,270
投資活動によるキャッシュ・フロー △528,959 13,152
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入金の返済による支出 △58,771 △225,337
株式の発行による収入 219,678 750,000
新株予約権の発行による収入 - 11,124
自己株式の取得による支出 △14 △11
その他 △9,282 △1,250
財務活動によるキャッシュ・フロー 151,608 534,525
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △924,715 314,672
現金及び現金同等物の期首残高 1,322,673 397,957
現金及び現金同等物の期末残高 397,957 712,629
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(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
当社グループは、前連結会計年度まで継続的に当期純損失を計上しており、当連結会計年度におきましても
455,416千円の当期純損失を計上いたしました。また、営業キャッシュ・フローにつきましては、当連結会計年度
も継続してマイナスとなっております。当社グループは、これら継続する当期純損失、営業キャッシュ・フローの
マイナスの状況を改善すべく事業再構築と企業価値の向上ならびに管理体制の強化に向けて取り組んでおります
が、当連結会計年度において当期純損失の状況を改善、営業キャッシュ・フローをプラスにするまでには至りませ
んでした。
当該状況が改善されない限り、当社グループが事業活動を継続するために必要な資金の調達が困難となり、債務
超過に陥る可能性が潜在しているため、当社グループには継企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事
象又は状況が存在しております。
連結財務諸表提出会社である当社は、当該状況を解消、改善すべく、以下のとおり対応してまいります。
当社グループは、建設事業の再建、事業の拡大・事業の再構築を行っており、当社グループ全体の事業成長と財
務体質の改善を目指しております。
建設工事事業では、大規模な工事の請負を含めて顧客ニーズに幅広く対応し、また、当社グループ内に「土地の
確保・開発」から、「建物等の建設」、完成後の「不動産販売、運用・管理」、「リフォーム・メンテナンス」に
至る一貫した機能を構築することで、収益の拡大に取り組んで参ります。
不動産事業では、東京オリンピック前後の建設・不動産業界が活発化する中、国内全域にわたって都市開発・建
設事業を始めとする不動産開発案件、売却益を狙った販売用不動産の取得・販売や、利回り等の収益性不動産の取
得・ファシリティマネジメント等、複数不動産プロジェクトを進めるだけでなく、他社との共同事業にも積極的に
参画して参ります。
リフォーム・メンテナンス工事では、当社グループの顧客総数を生かした巡回営業、他社との業務提携を生かし
たアフターサービス展開を図って参ります。
給排水管設備工事では、定期的に排水管診断、衛生診断等を行う診断収入の安定化を図り、大規模工事や一時的
な小規模工事についても過去の工事実績を生かした営業展開を図って参ります。
オートモービル関連事業では、環境性能重視の国内マーケットの潮流に対応した環境配慮型オイル製品の強化、
海外ビジネスの拡充、商流・販売システムの拡充に向けたアライアンスの構築等を進めて参ります。
コスメティック事業では、コスメティック商品の大規模小売販売店への販売のほか、美容機器の販売・保守や、
美容関連広告を行うことで、収益の拡大に取り組んで参ります。
飲食事業では、ラーメン店舗の経営、ラーメン食材の製造等を拡大し、店舗の開発やリニューアルによる集客の
確保、食材の販売先の開拓を積極的に進めて参ります。
エンターテインメント事業では、スポーツ選手・タレントのマネジメント・プロモート業務、イベントの企画・
運営、広告代理店業務等の各業務の強化を図り、特にイベント企画・運営については、東京オリンピック前後に高
まると見込まれる需要の取り込みを含め、地域や企業と連携しつつ積極的に展開して参ります。
広告事業では、インターネット広告媒体と広告代理店・広告主を仲介して、広告枠の仕入れ・販売を行うメディ
アレップ業務を展開しており、当該業務の実績を積み上げつつ、段階的な取扱広告枠の拡大を図って参ります。
しかしながら、全ての計画が必ずしも実現するとは限らないことにより、現時点においては継続企業の前提に関
する重要な不確実性が認められます。
なお、連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を連
結財務諸表に反映しておりません。
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クレアホールディングス㈱(1757) 2020年3月期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうちに分離された財務情報が入手可能であり、当社の取締役会
が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当連結会計年度より新たに広告事業としてメディアレップ業務を開始したため、広告事業を報告セグメントに
追加しております。したがって、当社の事業セグメントは、「建設事業」、「不動産事業」、「投資事業」、
「オートモービル関連事業」、「コスメティック事業」「飲食事業」「エンターテインメント事業」の7区分か
ら、「建設事業」、「不動産事業」、「投資事業」、「オートモービル関連事業」、「コスメティック事業」、
「飲食事業」「エンターテインメント事業」「広告事業」の8区分に変更しております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に
おける記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
オートモー エンターテ
コスメティ
建設事業 不動産事業 投資事業 ビル関連事 飲食事業 インメント 合計
ック事業
業 事業
売上高
外部顧客への売上高 162,532 20,012 - 74,346 1,327,022 697,563 - 2,281,477
セグメント間の内部
- - - - - - - -
売上高又は振替高
計 162,532 20,012 - 74,346 1,327,022 697,563 - 2,281,477
セグメント利益又は損
△58,809 6,881 △2,067 △14,920 409,096 △75,084 - 265,094
失(△)
セグメント資産 1,023,461 321,960 296,602 33,348 225,988 612,580 65,040 2,578,983
セグメント負債 2,316,267 379,065 3,820,989 199,076 74,605 569,554 41,573 7,401,130
その他の項目
減価償却費 - 3,188 - 4,355 - 28,829 - 36,373
有形固定資産及び無形
- - - - - 12,528 - 12,528
固定資産の増加額
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クレアホールディングス㈱(1757) 2020年3月期決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
オートモ コスメテ エンター
不動産事
建設事業 投資事業 ービル関 ィック事 飲食事業 テインメ 広告事業 合計
業
連事業 業 ント事業
売上高
外部顧客への売上高 143,887 338,476 - 75,677 573,526 704,324 429,110 5,831 2,270,835
セグメント間の内部
売上高又は振替高
計 143,887 338,476 - 75,677 573,526 704,324 429,110 5,831 2,270,835
セグメント利益又は損
△60,079 △277,960 △266 △18,186 308,500 △62,091 19,836 5,831 △84,416
失(△)
セグメント資産 1,181,426 360,331 105 27,872 108,820 434,909 92,004 254,863 2,460,332
セグメント負債 2,690,266 205,787 3,820,091 213,048 - 456,075 52,790 126,126 7,564,186
その他の項目
減価償却費 68 12,575 - 2,219 - 15,119 5,440 - 35,422
有形固定資産及び無形
206 183,685 - 447 - 14,543 9,818 - 208,700
固定資産の増加額
4.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:千円)
売上高 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 2,281,477 2,270,835
セグメント間取引消去 - -
連結財務諸表の売上高 2,281,477 2,270,835
(単位:千円)
利益 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 265,094 △84,416
セグメント間取引消去 -
のれん償却額 △29,891 △40,313
全社費用(注) △243,302 △261,342
連結財務諸表の営業損失(△) △8,099 △386,072
(注) 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない本社管理部門に係る一般管理費であります。
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クレアホールディングス㈱(1757) 2020年3月期決算短信
(単位:千円)
資産 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 2,578,983 2,460,332
セグメント間消去 △144,019 △288,261
全社資産(注) 157,863 551,670
連結財務諸表の資産合計 2,592,827 2,723,741
(注) 全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない本社管理部門に係る資産であります。
(単位:千円)
負債 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 7,401,130 7,564,186
セグメント間消去 △6,262,087 △6,590,784
全社負債(注) 851,412 844,102
連結財務諸表の負債合計 1,990,455 1,817,504
(注) 全社負債は、主に報告セグメントに帰属しない本社管理部門に係る負債であります。
(単位:千円)
報告セグメント計 調整額 連結財務諸表計上額
その他の項目
前連結会 当連結会 前連結会 当連結会 前連結会計 当連結会計
計年度 計年度 計年度 計年度 年度 年度
減価償却費 36,373 35,422 621 1,666 36,995 37,089
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 12,528 208,700 122 - 12,651 208,700
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クレアホールディングス㈱(1757) 2020年3月期決算短信
【関連情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しておりま
す。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3 主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の名称又は名称 売上高 関連するセグメント名
株式会社REプロダクト 954,287 コスメティック事業
株式会社ミュゼプラチナム 372,734 コスメティック事業
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しておりま
す。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3 主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の名称又は名称 売上高 関連するセグメント名
株式会社ミュゼプラチナム 359,707 コスメティック事業
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クレアホールディングス㈱(1757) 2020年3月期決算短信
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
オートモー エンターテ
コスメティ 連結財務諸
建設事業 不動産事業 投資事業 ビル関連事 飲食事業 インメント 全社・消去
ック事業 表計上額
業 事業
減損損失 - - - - - 46,003 73,000 - 119,003
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
オートモー エンターテ
コスメティ 連結財務諸
建設事業 不動産事業 投資事業 ビル関連事 飲食事業 インメント 全社・消去
ック事業 表計上額
業 事業
減損損失 - - - 4,949 38,295 - - - 43,245
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
オートモー エンターテ
コスメティ
建設事業 不動産事業 投資事業 ビル関連事 飲食事業 インメント 全社・消去 合計
ック事業
業 事業
当期償却額 - - - - - - - 29,891 29,891
当期末残高 - - - - 51,060 68,504 50,623 - 170,187
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
オートモ コスメテ エンター
不動産事 全社・消
建設事業 投資事業 ービル関 ィック事 飲食事業 テインメ 広告事業 合計
業 去
連事業 業 ント事業
当期償却額 - - - - - - - 40,313 40,313
当期末残高 - - - - - 51,377 40,200 - - 91,578
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
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クレアホールディングス㈱(1757) 2020年3月期決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 4円88銭 5円22銭
1株当たり当期純損失(△) △8円80銭 △3円11銭
潜在株式調整後1株当たり当期純利
なお、潜在株式調整後1株当たり当
益は、潜在株式は存在するものの、
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 期純利益については、当期純損失で
1株当たり当期純損失であるため記
あるため記載しておりません。
載しておりません。
(注1)1株当たり当期純損失の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
親会社株主に帰属する当期純損失(△)(千円) △1,042,424 △455,416
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純損失
(△) △1,042,424 △455,416
(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 118,468,012 146,474,186
2014年8月8日の取締役会決議によ
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり るストック・オプションとしての新
株予約権(新株予約権の目的となる ー
当期純利益の算定に含まれなかった潜在株式の概要 株式の種類は普通株式及び株式の数
は3,666,000株)
(注2)1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
純資産の部の合計額(千円) 602,372 906,236
純資産の部の合計額から控除する金額(千円) 1,833 9,999
(うち新株予約権)(千円) (1,833) (9,999)
普通株式に係る期末の純資産額(千円) 600,539 896,236
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式
123,083,065 171,832,452
の数(株)
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クレアホールディングス㈱(1757) 2020年3月期決算短信
(重要な後発事象)
(1) 株式会社ミュゼプラチナムとの美容機器の保守サービス契約の解約
当社は、2020年4月16日開催の取締役会において、当社子会社であるアルトルイズム株式会社(以下「アルトル
社」といいます。)と株式会社ミュゼプラチナム(以下「ミュゼ社」といいます。)との間で締結していた美容機
器の保守サービス契約(以下「本契約」といいます。)を解約することを決議しました。
・本契約解約に至った経緯
当社グループでは、2018年5月にアルトル社がミュゼ社との間で本契約を締結し、以降、美容機器の販売・保守
業務を行ってまいりました。
このたび、ミュゼ社において親会社の異動が生じることに伴い、該社にて取引体制の見直しが行われた結果、本
契約解約の意向が示され、今般の該社の事情に鑑み、本契約の解約に応じることといたしました。
なお、ミュゼ社の親会社の異動がなされない場合には、遡及して本契約の解約は無効となります。
(2) 重要な新株の発行
2020年4月1日以降、下記の通り、第24回新株予約権の一部について行使があり、資本金及び資本準備金が増加
しております。
発行する株 払込金額
新株予約権 新株予約権の 増加した 増加した資本
行使日 行使者 式数(個) (円)
の数(個) 発行価格(円) 資本金(円) 準備金(円)
(注1) (注2)
4月20日 ㈱MTキャピタルマネジメント 31,250 3,125,000 50,000,000 562,500 25,281,250 25,281,250
4月20日 オリオン1号投資事業有限責任組合 31,250 3,125,000 50,000,000 562,500 25,281,250 25,281,250
(注1)「発行する株式の種類」は、全て当社の普通株式であります。
(注2)「1株当たりの払込金額」は、全て16円であります。
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