2019年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
2019年5月13日
上場会社名 第一カッター興業株式会社 上場取引所 東
コード番号 1716 URL http://www.daiichi-cutter.co.jp
代表者 （役職名） 代表取締役社長 （氏名） 高橋 正光
問合せ先責任者 （役職名） 管理本部経理課長 （氏名） 木暮 恵介 TEL 0467-85-3939
四半期報告書提出予定日 2019年5月13日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 ： 無
四半期決算説明会開催の有無 ： 無
（百万円未満切捨て）
1. 2019年6月期第3四半期の連結業績（2018年7月1日∼2019年3月31日）
(1) 連結経営成績（累計） （％表示は、対前年同四半期増減率）
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％
2019年6月期第3四半期 11,331 △9.7 1,544 △21.8 1,619 △20.4 1,075 △16.5
2018年6月期第3四半期 12,550 32.5 1,973 63.2 2,034 60.8 1,287 50.9
（注）包括利益 2019年6月期第3四半期 1,109百万円 （△18.5％） 2018年6月期第3四半期 1,361百万円 （56.4％）
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2019年6月期第3四半期 189.03 ―
2018年6月期第3四半期 226.25 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 ％ 円銭
2019年6月期第3四半期 13,094 10,788 79.3 1,823.60
2018年6月期 12,707 9,822 74.3 1,659.36
（参考）自己資本 2019年6月期第3四半期 10,379百万円 2018年6月期 9,444百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2018年6月期 ― 0.00 ― 25.00 25.00
2019年6月期 ― 0.00 ―
2019年6月期（予想） 20.00 20.00
（注）直近に公表されている配当予想からの修正の有無 ： 無
(注)2018年6月期期末配当の内訳 普通配当 20円00銭 記念配当 5円00銭
3. 2019年 6月期の連結業績予想（2018年 7月 1日∼2019年 6月30日）
（％表示は、対前期増減率）
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 円銭
通期 14,318 △12.1 1,624 △25.7 1,667 △26.3 1,014 △31.8 178.24
（注）直近に公表されている業績予想からの修正の有無 ： 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動（連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動） ： 無
新規 ― 社 （社名） 、 除外 ― 社 （社名）
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 ： 有
(注)詳細は、添付資料7ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3）四半期連結財務諸表に関する注記事項（四半期連結財務諸表の作成に特有の会
計処理の適用)」をご覧下さい。
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 ： 無
② ①以外の会計方針の変更 ： 無
③ 会計上の見積りの変更 ： 無
④ 修正再表示 ： 無
(4) 発行済株式数（普通株式）
① 期末発行済株式数（自己株式を含む） 2019年6月期3Q 6,000,000 株 2018年6月期 6,000,000 株
② 期末自己株式数 2019年6月期3Q 308,332 株 2018年6月期 308,332 株
③ 期中平均株式数（四半期累計） 2019年6月期3Q 5,691,668 株 2018年6月期3Q 5,691,735 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に掲載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績
等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想の利用にあたっての注意事項については、添付資料2ページ
「1.当四半期決算に関する定性的情報（3）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
第一カッター興業株式会社(1716) 2019年６月期 第３四半期決算短信
○添付資料の目次
１．当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………２
（１）経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………２
（２）財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………２
（３）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………２
２．四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………３
（１）四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………３
（２）四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………５
（３）四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………７
（継続企業の前提に関する注記） ……………………………………………………………………７
（株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記） ……………………………………………７
（四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用） …………………………………………７
（追加情報） ……………………………………………………………………………………………７
- 1 -
第一カッター興業株式会社(1716) 2019年６月期 第３四半期決算短信
１．当四半期決算に関する定性的情報
（１）経営成績に関する説明
当第３四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善が続くなかで、個人消費や
設備投資も堅調に伸びたことから緩やかな回復基調で推移しました。
国内建設市場におきましては、公共投資が弱含んでいるものの、堅調な企業収益を背景とした設備維持・更新・
省力化のための民間投資によって、建設需要は底堅く推移しました。しかしながら、今後も引き続き、逼迫した労
働市場を原因とした人件費の上昇や建設資材をはじめとする材料費の上昇による建設コストの増大には十分留意し
ていく必要があります。
このような状況下で当社グループは、切断・穿孔工事事業、ビルメンテナンス事業、リユース・リサイクル事業
の全ての事業において積極的な営業活動を展開しましたが、切断・穿孔工事事業の完成工事高及びリユース・リサ
イクル事業の商品売上高が前年同期比で減少したため、当四半期連結累計期間の当社グループ全体の売上高は
11,331百万円（前年同期比9.7％減）となりました。また、完成工事高及び商品売上高の減少に伴い、利益面に関
しても、営業利益は1,544百万円（前年同期比21.8％減）、経常利益は1,619百万円（前年同期比20.4％減）、親会
社株主に帰属する四半期純利益は1,075百万円（前年同期比16.5％減）となりました。
なお、当社グループの事業は公共事業関連工事が多いため、年間を通じて売上高は第２四半期（10月～12月）・
第３四半期（１月～３月）に集中する傾向にあり、それに比して第１四半期（７月～９月）・第４四半期（４月～
６月）の売上高は減少する傾向にあります。今後、このような業績の変動を平準化していく方針でありますが、当
面、業績が第２四半期、第３四半期に偏る傾向が続くものと思われます。
セグメント別の状況は、次のとおりであります。なお、売上高はセグメント間の売上高を含んでおります。
（切断・穿孔工事事業）
高速道路・橋梁改修工事や空港関連工事の営業強化に努めてまいりましたが、公共工事の受注量が減少した結
果、完成工事高は9,723百万円（前年同期比9.8％減）となりました。また、個々の案件ごとの収益性は改善したも
のの、営業体制強化により販売費及び一般管理費が増加した結果、セグメント利益は1,957百万円（前年同期比
16.6％減）となりました。
（ビルメンテナンス事業）
ビルメンテナンス事業につきましては、首都圏を中心に高層マンション等新規案件の開拓に努めてまいりまし
た。その結果、完成工事高は253百万円（前年同期比15.6％増）となりました。また、完成工事高の増加に伴い、
セグメント利益も29百万円（前年同期比103.8％増）となりました。
（リユース・リサイクル事業）
リユース・リサイクル事業につきましては、引き続き中古スマートフォン等の販売に係る新規の顧客開拓に努め
てまいりましたが、商品売上高は1,354百万円（前年同期比12.7％減）となりました。また、組織体制強化を目的
とした人件費等の増加により、セグメント損失は12百万円（前年同期は80百万円のセグメント利益）となりまし
た。
（２）財政状態に関する説明
当第３四半期連結会計期間末の総資産は、現金及び預金、投資有価証券が増加したこと等により、前連結会計年
度末に比べ386百万円増加し、13,094百万円となりました。
負債につきましては、買掛金、未払法人税等が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ579百万円減少
し、2,305百万円となりました。
また、純資産は前連結会計年度末に比べ965百万円増加し、10,788百万円となりました。この結果、当第３四半
期連結会計期間末の自己資本比率は79.3％となりました。
（３）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2019年６月期の通期の業績予想につきましては、2018年８月13日に発表いたしました「2018年６月期 決算短
信」の業績予想から変更はありません。
今後、何らかの変化がある場合には適切に開示してまいります。
- 2 -
第一カッター興業株式会社(1716) 2019年６月期 第３四半期決算短信
２．四半期連結財務諸表及び主な注記
（１）四半期連結貸借対照表
(単位：千円)
前連結会計年度 当第３四半期連結会計期間
(2018年６月30日) (2019年３月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 5,322,484 5,478,628
受取手形・完成工事未収入金 2,630,776 2,530,020
売掛金 221,964 178,540
未成工事支出金 208,302 224,996
商品 38,164 109,891
材料貯蔵品 119,329 108,269
その他 109,239 97,103
貸倒引当金 △10,713 △10,071
流動資産合計 8,639,546 8,717,380
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 1,135,740 1,144,079
減価償却累計額 △343,115 △382,237
建物及び構築物（純額） 792,625 761,842
機械装置及び運搬具 2,968,891 3,169,745
減価償却累計額 △2,341,313 △2,511,038
機械装置及び運搬具（純額） 627,577 658,706
工具、器具及び備品 83,615 90,821
減価償却累計額 △61,252 △67,237
工具、器具及び備品（純額） 22,363 23,583
土地 1,657,872 1,675,004
リース資産 26,543 40,445
減価償却累計額 △14,075 △18,502
リース資産（純額） 12,467 21,943
建設仮勘定 － 149,813
有形固定資産合計 3,112,906 3,290,893
無形固定資産
のれん 18,425 4,606
その他 109,847 95,421
無形固定資産合計 128,272 100,027
投資その他の資産
投資有価証券 365,967 514,945
繰延税金資産 223,994 227,848
その他 239,580 244,643
貸倒引当金 △2,650 △1,618
投資その他の資産合計 826,891 985,819
固定資産合計 4,068,071 4,376,740
資産合計 12,707,617 13,094,120
- 3 -
第一カッター興業株式会社(1716) 2019年６月期 第３四半期決算短信
(単位：千円)
前連結会計年度 当第３四半期連結会計期間
(2018年６月30日) (2019年３月31日)
負債の部
流動負債
工事未払金 558,039 563,804
買掛金 238,826 121,950
1年内返済予定の長期借入金 18,536 10,900
リース債務 4,604 6,050
未払法人税等 515,021 204,113
賞与引当金 59,829 212,604
その他 865,072 636,609
流動負債合計 2,259,929 1,756,032
固定負債
長期借入金 11,275 3,975
リース債務 8,977 16,741
役員退職慰労引当金 246,925 189,778
退職給付に係る負債 357,850 339,036
固定負債合計 625,028 549,532
負債合計 2,884,957 2,305,564
純資産の部
株主資本
資本金 470,300 470,300
資本剰余金 462,044 462,044
利益剰余金 8,658,309 9,590,688
自己株式 △122,364 △122,364
株主資本合計 9,468,288 10,400,667
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 － 363
退職給付に係る調整累計額 △23,776 △21,706
その他の包括利益累計額合計 △23,776 △21,342
非支配株主持分 378,148 409,231
純資産合計 9,822,659 10,788,556
負債純資産合計 12,707,617 13,094,120
- 4 -
第一カッター興業株式会社(1716) 2019年６月期 第３四半期決算短信
（２）四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第３四半期連結累計期間
(単位：千円)
前第３四半期連結累計期間 当第３四半期連結累計期間
(自 2017年７月１日 (自 2018年７月１日
至 2018年３月31日) 至 2019年３月31日)
売上高
完成工事高 10,998,609 9,976,604
商品売上高 1,551,754 1,354,855
売上高合計 12,550,364 11,331,459
売上原価
完成工事原価 7,351,913 6,562,067
商品売上原価 1,278,822 1,033,639
売上原価合計 8,630,735 7,595,706
売上総利益
完成工事総利益 3,646,696 3,414,537
商品売上総利益 272,931 321,216
売上総利益合計 3,919,628 3,735,753
販売費及び一般管理費 1,946,074 2,191,577
営業利益 1,973,553 1,544,175
営業外収益
受取利息 248 53
受取配当金 5 7,201
受取保険金 5,113 24,556
持分法による投資利益 32,176 34,874
雑収入 34,906 16,050
営業外収益合計 72,450 82,735
営業外費用
支払利息 1,332 761
売上債権売却損 268 56
支払補償費 － 3,277
雑損失 9,943 3,098
営業外費用合計 11,545 7,194
経常利益 2,034,459 1,619,716
特別利益
固定資産売却益 1,533 636
保険解約返戻金 10,039 18,209
特別利益合計 11,573 18,846
特別損失
固定資産売却損 172 21
固定資産除却損 9,611 8,276
特別損失合計 9,784 8,298
税金等調整前四半期純利益 2,036,248 1,630,264
法人税等合計 676,254 522,722
四半期純利益 1,359,993 1,107,542
非支配株主に帰属する四半期純利益 72,212 31,671
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,287,781 1,075,871
- 5 -
第一カッター興業株式会社(1716) 2019年６月期 第３四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第３四半期連結累計期間
(単位：千円)
前第３四半期連結累計期間 当第３四半期連結累計期間
(自 2017年７月１日 (自 2018年７月１日
至 2018年３月31日) 至 2019年３月31日)
四半期純利益 1,359,993 1,107,542
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 － 363
退職給付に係る調整額 1,908 2,070
その他の包括利益合計 1,908 2,433
四半期包括利益 1,361,902 1,109,976
（内訳）
親会社株主に係る四半期包括利益 1,289,689 1,078,305
非支配株主に係る四半期包括利益 72,212 31,671
- 6 -
第一カッター興業株式会社(1716) 2019年６月期 第３四半期決算短信
（３）四半期連結財務諸表に関する注記事項
（継続企業の前提に関する注記）
該当事項は有りません。
（株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記）
該当事項は有りません。
（四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用）
税金費用については、当第３四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計
適用後の実効税率を合理的に見積もり、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算する方法を採用し
ております。
（追加情報）
（「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用）
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」（企業会計基準第28号 2018年２月16日）等を第１四半期連
結会計期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定
負債の区分に表示しております。
- 7 -