1605 INPEX 2019-06-17 08:30:00
インドネシア共和国 アバディLNGプロジェクト(マセラ鉱区)における改定開発計画に関する基本合意書の締結について [pdf]
2019 年 6 月 17 日
各 位
会社名 国際石油開発帝石株式会社
代表者名 代表取締役社長 上田 隆之
(コード番号 1605 東証第一部)
問合せ先 広報・IR ユニットジェネラルマネージャー 細野 宗宏
電話番号 03-5572-0233
インドネシア共和国 アバディ LNG プロジェクト(マセラ鉱区)における
改定開発計画に関する基本合意書の締結について
国際石油開発帝石株式会社(以下、当社)は、当社子会社インペックスマセラアラフラ海石油
株式会社を通じて操業主体(オペレーター)を務めるインドネシア共和国アラフラ海マセラ鉱区
アバディLNGプロジェクト(以下、本プロジェクト)において、インドネシア政府当局(以下、
政府当局)と改定開発計画(以下、改定POD)に関する協議を実施しておりますが、この度、政
府当局と基本合意書(以下、HOA)を締結いたしましたので、お知らせいたします。
HOA署名式の様子
HOAは、概念設計(Pre-FEED)作業終了後に実施した改定PODに関する協議において、本プ
ロジェクトの経済性を確保するために、政府当局と事前に合意した事項を規定したものです。改
定PODに記載するコスト見積もりは、同事項の中に含まれています。
本HOAの締結により、改定PODは十分な経済性を有する内容となったと考えられることから、
今後、政府当局との間で、改定PODの提出及び承認、生産分与契約(PSC)の修正及び延長等の
諸手続きを開始する予定です。
今後、当社は、これらの承認取得後、速やかに基本設計(FEED)作業が開始できるように、当
社がオーストラリアで生産・操業を行うイクシスLNGプロジェクトで培った知見・経験を活かし
ながら、プロジェクトパートナーであるSHELL社とともに準備を進めてまいります。
本プロジェクトは、当社が豪州でオペレーターとして生産・操業を行うイクシスLNGプロジェ
クトに続く大型天然ガス開発プロジェクトとなり、インドネシアでは当社がオペレーターとして
操業する初めての大型LNGプロジェクトです。本プロジェクトのLNG生産量は年産950万トン規
模を想定し、これは、日本の年間LNG輸入量の1割強に相当します。また、アバディガス田は、世
界有数の良好なガス田性状および埋蔵量を有するため、効率的な開発と長期に亘る安定的なLNG
生産が期待されるとともに、本プロジェクトによりインドネシア、特に発展が求められているイ
ンドネシア東部の経済に大きく貢献することが期待されます。
なお、本件による当期の当社連結業績への影響はありません。
以 上
【参考情報】
<アバディ LNG プロジェクトの概要>
鉱区 インドネシア共和国 マセラ鉱区
鉱区期限 現行鉱区期限 2028 年に、期間追加(7 年)を申請中、延長(20 年)を申請予
定。
(2055 年 11 月 15 日までを申請予定)
鉱区面積 約 2,503 平方キロメートル
水深 400 - 800 メートル
鉱区位置 マルク州サムラキ市沖合約 150 キロメートル
生産規模 天然ガス総生産量(LNG 換算)年産 1,050 万トン
- LNG 年産 950 万トン規模
- 鉱区周辺地域の現地需要向けにパイプラインガス供給を予定
コンデンセート日量最大約 3.5 万バレル規模
権益比率 当社(オペレーター、インペックスマセラアラフラ海石油(株)、当社連結
子会社(当社出資比率 51.93%)): 65%
SHELL 社 : 35%
その他 2017 年 6 月にインドネシア政府から National Strategic Project に、さらに
9 月には Priority Infrastructure Project に認定
<鉱区位置図>