1605 INPEX 2019-06-11 10:30:00
オーストラリアプレリュードFLNGプロジェクト液化天然ガス(LNG)の出荷開始について [pdf]
2019 年 6 月 11 日
各 位
会社名 国際石油開発帝石株式会社
代表者名 代表取締役社長 上田 隆之
(コード番号 1605 東証第一部)
問合せ先 広報・IR ユニットジェネラルマネージャー 細野 宗宏
電話番号 03-5572-0233
オーストラリア プレリュード FLNG プロジェクト
液化天然ガス(LNG)の出荷開始について
国際石油開発帝石株式会社(以下、当社)は、子会社のINPEX Oil & Gas Australia Pty Ltd(以
下、IOGA社)を通じて、オーストラリア連邦西豪州沖合WA-44-L鉱区にて、操業主体(オペレー
ター)であるShell及びパートナー各社と共に、プレリュードFLNGプロジェクト(以下、本プロ
ジェクト)に参画しておりますが、今般、本プロジェクトの洋上液化施設(FLNG船)よりLNG
の出荷を開始しましたので、お知らせいたします。
本プロジェクトは、沖合の井戸で生産されたガスおよびコンデンセートを西豪州ブルーム市か
ら北北東約475キロメートルの沖合に位置するFLNG船にて分離・液化処理し貯蔵した上で、船
積みして出荷するプロジェクトであり、2018年12月に井戸元からのガス生産※を、本年3月には
コンデンセートの出荷をそれぞれ開始しております。
※
2018年12月26日付で公表 https://www.inpex.co.jp/news/pdf/2018/20181226.pdf
本プロジェクトから生産されるLNGのうち、IOGA社権益相当分のLNGについては、JERA(東
京電力・中部電力の合弁会社)に対して年間約56万トン、静岡ガスに対して年間約7万トン(いず
れもプラトー時)をそれぞれ販売する予定※であり、日本のエネルギー安定供給に貢献するものと
考えております。
※
2014年5月29日付で公表
https://www.inpex.co.jp/news/pdf/2014/20140529.pdf
当社は、オペレーターとして生産操業を行なっているオーストラリアのイクシスLNGプロジェ
クト、インドネシアにて開発を進めるアバディLNGプロジェクトをはじめ、国内外で需要が高ま
る複数の天然ガス(LNGを含む)事業に参画しており、「ビジョン2040」で掲げた事業目標の一
つである、アジア・オセアニアを中心とした地域でガス開発・供給の主要プレイヤーになること
を目指してまいります。
なお、本件による今期連結業績への影響は軽微ですが、来期以降、本プロジェクトから一定の
収益およびキャッシュフローの貢献を見込んでいます。
以上
【本プロジェクトの概要】
プロジェクト名 プレリュードFLNGプロジェクト
プロジェクトの位置 西豪州ブルーム市から北北東約475キロメートル
最終投資決定 2011年5月
当社権益取得 2012年6月
権益比率 Shell(オペレーター) 67.5%
当社 17.5%
KOGAS 10.0%
OPIC 5.0%
生産能力 LNG 360 万トン/年
LPG 40 万トン/年
(ピーク時の数量)
コンデンセート 130 万トン/年
FLNG船 Technip Samsung Consortium(TSC)
建設コントラクター
【本プロジェクトの位置図】