1605 INPEX 2019-04-19 17:40:00
アゼルバイジャン共和国カスピ海ACG鉱区における追加開発の最終投資決定について [pdf]

                                                                        2019 年 4 月 19 日
各 位
                               会社名           国際石油開発帝石株式会社
                               代表者名          代表取締役社長 上田 隆之
                                             (コード番号 1605 東証第一部)
                               問合せ先          広報・IR ユニットジェネラルマネージャー 細野 宗宏
                               電話番号          03-5572-0233


          アゼルバイジャン共和国 カスピ海 ACG 鉱区における
               追加開発の最終投資決定について


 国際石油開発帝石株式会社(以下、当社)は、当社子会社インペックス南西カスピ海石油株式
会社を通じて、アゼルバイジャン共和国(以下、同国) カスピ海海域ACG鉱区(以下、本鉱区)
の権益を保有し、原油の開発・生産作業を実施しております。この度、本鉱区における新プラッ
トフォーム追加開発計画(以下、本プロジェクト)の最終投資決定を行いましたので、お知らせ
いたします。


 本プロジェクトは、本鉱区における複数の既存プラットフォームの間に、新規のプラットフォ
ームを1基設置して新たな原油の生産を目指すもので、新規プラットフォームからは2023年中の
生産開始を見込んでおります。
 本鉱区では2017年9月※に、生産分与契約の契約期限を2049年12月31日まで延長することにつ
いて、当社を含む権益保有者とアゼルバイジャン国営石油会社(以下、SOCAR)との間で合意が
なされておりますが、本プロジェクトの実現により、本鉱区での更なる可採埋蔵量の増加と事業
価値の向上につながることが期待されます。


 ※2017年9月14日付で公表   https://www.inpex.co.jp/news/pdf/2017/20170914.pdf



本鉱区は、同国の首都バクーから東方約 100 キロメートルのカスピ海沖合に位置し、アゼリ油田、
チラグ油田及びグナシリ油田深海部の 3 油田から現在日量約 58.4 万バレル(2018 年平均)の原
油生産を順調に行っています。生産された原油は主に Baku-Tbilisi-Ceyhan パイプライン (BTC
パイプライン)を通じてトルコ共和国の地中海沿岸の都市、ジェイハンより需要家に向けて出荷
されています。


 当社は引き続き、本鉱区における生産量の維持及び確認埋蔵量の拡大を含めたプロジェクト価
値の最大化に向けて取り組んでまいります。
 本件は、「ビジョン 2040」で掲げた当社の成長目標の一つである「石油・天然ガス上流事業の
持続的成長」に資するものであり、当社は、今後も同国における石油の探鉱・開発・生産事業に
積極的に取り組んでまいります。


 なお、本件による当社連結業績への影響は、軽微です。


                                            以上


【本プロジェクトの位置図】




【本鉱区の概要】
鉱区:     ACG 鉱区
鉱区位置:   アゼルバイジャンの首都バクーから東方約 100 キロメートルのカスピ海域に位
        置
鉱区面積:   約 432.4 平方キロメートル
水深:     100~400 メートル
生産量:    原油日量約 58.4 万バレル(2018 年平均)
権益期限:   2049 年 12 月 31 日
権益比率:   BP 社(オペレーター): 30.37%
        SOCAR 社:        25.00%
        Chevron 社:      9.57%
        当社:             9.31%
        Equinor 社:      7.27%
        ExxonMobil 社:   6.79%
        TPAO 社:         5.73%
        伊藤忠商事株式会社:      3.65%
        ONGC 社:         2.31%