1446 キャンディル 2020-08-14 15:00:00
2020年9月期第3四半期 決算補足説明資料 [pdf]
2020年9月期
第3四半期
決算説明資料
東証一部:1446
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CONTENTS
1 業績ハイライト
2 2020年9月期 第3四半期 業績
3 2020年9月期 業績見通し
4 新型コロナウイルス感染症の影響と取り組み
2
1
業績ハイライト
3
業績ハイライト
2020年9月期 第3四半期 減収増益
売上高 9,335百万円 前年同期比 94.6%
営業利益 362百万円 前年同期比 100.5%
・FY20.Q3は、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた。
・住環境向け建築サービスにおいては、入居者との接触を避けるため、住宅への訪問が難しい状況から
案件の延期が多く発生した。
・商環境向け建築サービスにおいては、インバウンドの激減や先行きの不透明感から、
要因 延期のみならず工事中止も発生した。しかしながら、2月、3月から延期となっていた施工案件が
完工した現場もあり、ある程度落ち込みが抑えられた。
・5月の緊急事態宣言解除後は、徐々に稼働を取り戻しつつある。
・結果的に、売上高は前年同期比94.6%となった。
・新型コロナウイルス感染症の影響に備えた販管費抑制により、営業利益は前年同期比100.5%となった。
4
2
2020年9月期
第3四半期 業績
5
2020年9月期 第3四半期 業績(連結)
[百万円]
FY19.Q3 FY20.Q3
前年同期比
実績 利益率 実績 利益率
売上高 9,865 9,335 ▲530 94.6%
売上総利益 3,493 35.4% 3,389 36.3% ▲103 97.0%
営業利益 360 3.7% 362 3.9% +1 100.5%
経常利益 353 3.6% 321 3.4% ▲31 91.1%
四半期純利益 215 2.2% 152 1.6% ▲63 70.7%
のれん償却前
四半期純利益 359 3.6% 296 3.2% ▲63 82.5%
6
連結経常利益の増減要因分析
前年同期比▲8.9%
[百万円]
FY19.Q3 減収による 人件費減少 販管費減少 営業外収益 営業外費用 FY20.Q3
400 経常利益 利益減少 (販管費) (人件費以外) の減少 の増加 経常利益
350
+43
353 ▲1
▲103
▲31
300
+62 321
250
200
150
新型コロナウイルス感染症の影響に備えた
リモートワークの実施、残業抑制などにより
100
人件費、販管費が減少
50 市場変更による上場関連費用増
0
7
サービス区分別売上推移
[百万円]
FY19.Q3 FY20.Q3
構成比 構成比 前年同期比
実績 実績
リペアサービス 3,778 38.3% 3,640 39.0% ▲137 96.4%
住環境向け建築
サービス 2,518 25.5% 2,224 23.8% ▲294 88.3%
商環境向け建築
サービス 3,005 30.5% 2,870 30.7% ▲135 95.5%
商材販売 563 5.7% 599 6.4% +36 106.5%
合計 9,865 9,335 ▲530 94.6%
8
リペアサービスの状況
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、現場稼働の停滞による受注件数の減少により
前年同期比96.4%となった。 [百万円]
FY19.Q3 FY20.Q3
構成比 構成比 前年同期比
実績 実績
リペアサービス 3,778 38.3% 3,640 39.0% ▲137 96.4%
戸建向けリペア 2,827 28.7% 2,783 29.8% ▲43 98.5%
集合住宅向けリペア 951 9.6% 857 9.2% ▲93 90.1%
※出典:国土交通省(2019年10月~2020年6月) 分譲戸建着工数 前年同期比 94.9% / マンション着工数 前年同期比 91.2%
※出典:㈱不動産経済研究所(2019年10月~2020年6月) マンション販売数(首都圏、近畿)前年同期比 72.9% 9
リペアサービスの状況
戸建向けリペア 集合住宅向けリペア
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、 新築マンション販売数の低調に加え
住宅販売の落ち込み、工期遅延により受注件数が減少し、 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、現場稼働の
売上高は前年同期比98.5%となった。 停滞により延べ人工数は減少。
しかしながら、単価アップなどの営業施策が奏功し、
一人当たりの生産性は前年同期比14.1%増となった。
受注単価 2.2%増 受注件数 3.7%減 一人当たりの
生産性 14.1%増 延べ人工数 21.0%減
QoQ
30,102 QoQ
130,000 29,452 102.2% 30,000
120,000 25,483 114.1%
110,000
100,000
30,000 60,000
22,335 25,000
90,000
QoQ
20,000
80,000
96,002 96.3%
70,000 92,481 20,000 40,000
QoQ
60,000 42,579 15,000
79.0%
50,000
40,000
33,635 10,000
10,000 20,000
30,000
20,000 5,000
10,000
0 0 0 0
FY19.Q3 FY20.Q3 FY19.Q3 FY20.Q3
受注単価[円] 受注件数[件] 一人あたり生産性[円] 延べ人工[人] 10
住環境向け建築サービスの状況
住環境向け建築サービスは入居済みの住宅へお伺いするサービスのため、新型コロナウイルス感染症の影響を
大きく受けた。入居者との接触を避ける動きにより、案件の延期や中止が発生したことが影響し、
前年同期比88.3%となった。アフター定期点検サービスは伸び率は鈍化しているものの堅調に推移した。
[百万円]
FY19.Q3 FY20.Q3
構成比 構成比 前年同期比
実績 実績
住環境向け建築サービス 2,518 25.5% 2,224 23.8% ▲294 88.3%
アフター定期点検 739 7.5% 778 8.3% +38 105.2%
※1
小型修繕・各種施工 等 1,463 14.8% 1,229 13.2% ▲234 84.0%
リフィット 315 3.2% 216 2.3% ▲98 68.7%
※1 小型修繕・各種施工/検査・内覧会サービス 11
住環境向け建築サービスの状況:アフター定期点検
契約社数増加に伴い実施件数も増加予定のはずが、新型コロナウイルス感染症の影響で案件の延期が
発生したことにより、増加率が鈍化。しかしながら、5月の緊急事態宣言解除後、稼働が戻りつつあり、
受注環境は良好。
点検実施件数 ※1
受注単価 2.8%増 実施件数 2.4%増 FY19.Q3 57,264 件
QoQ
FY20.Q3 58,348 件 101.9%
QoQ
13,134 13,496 102.8% 新規契約戸数
60,000
50,000
FY19.Q3 33,654 戸 QoQ
112.7%
56,314 57,659 QoQ
10,000
40,000 102.4% FY20.Q3 37,937 戸
30,000
戸あたりで
5,000 カウント
20,000 管理戸数(累積)
10,000
FY19 346,809 戸
Qtd
0 0
110.9%
FY19.Q3 FY20.Q3
FY20.Q3 384,746 戸
受注単価[円] 実施件数[件] ※1 一戸あたり、複数回訪問している場合は、実際の訪問回数をカウント 12
住環境向け建築サービスの状況:小型修繕・各種施工 等
マンション市況の低迷に加え
25,000
,000
21,216 QoQ 新型コロナウイルス感染症の影響により
19,543
,000 92.1%
20,000 案件の延期や中止が発生し、稼働が低下した。
,000 68,998 QoQ
62,916 91.2%
延べ人工数8.8%減
,000 15,000
,000
10,000
一人当たりの
7.9%減
,000
,000 生産性
5,000
,000
0 0
FY19.Q3 FY20.Q3
延べ人工[人] ※小型修繕・各種施工等:小型修繕・各種施工、検査・内覧会サービス
一人あたり生産性[円]
13
50,000 30,000
住環境向け建築サービスの状況:リフィット
25,000
40,000
20,000
案件減少に加え
30,000
QoQ 新型コロナウイルス感染症の影響により
14,836 15,260 102.9%
案件の延期、稼働が低下した。
15,000
受注件数33.2%減
20,000
21,239 10,000
QoQ
10,000 14,185 66.8%
5,000
0 0
FY19.Q3 FY20.Q3 ※リフィットサービスは、リコール対応のため
発生の予測は困難。引合いがあった場合に対応。
受注単価[円] 受注件数[件]
14
商環境向け建築サービス・商材販売の状況
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、延期や工事中止などにより稼働が停滞したが、
2月、3月から延期となっていた施工案件が完工した現場もあり、売上高は前年同期比95.5%に留まった。
[百万円]
FY19.Q3 FY20.Q3
構成比 構成比 前年同期比
実績 実績
商環境向け建築サービス 3,005 30.5% 2,870 30.7% ▲135 95.5%
内装施工 2,099 21.3% 1,981 21.2% ▲117 94.4%
家具組み立て 453 4.6% 457 4.9% +4 101.0%
揚重(荷揚げ)等 452 4.6% 430 4.6% ▲22 95.1%
商材販売 563 5.7% 599 6.4% +36 106.5%
15
商環境向け建築サービスの状況:内装施工
内装施工 FY20.Q3 売上高 前年同期比 94.4%
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、小型案件は工期遅延や案件中止が発生したため、
前年同期比89.3%となった。
外部要因
しかしながら、2月、3月で完工予定となっていた大型・中型の施工案件が延期となり
4月~6月へずれ込んだため、内装施工全体では、売上高は前年同期比94.4%となった。
内部要因 技術者の現場管理者への育成が遅れている。
[百万円]
■案件規模の前年対比
FY19.Q3実績 FY20.Q3実績 前年同期比
大型 465 498 +33 107.1%
中型 223 223 0 100.2%
小型 1,411 1,259 ▲151 89.3%
合計 2,099 1,981 ▲117 94.4%
16
2020年9月期 第3四半期 取引先上位20社
リペア 住環境向け 商環境向け
商材販売 主な取引内容
サービス 建築サービス 建築サービス
検査/リペア
一建設株式会社 ● ● ● 定期点検/点検後のメンテナンス
お手入れキットの販売
イケア・ジャパン株式会社 ● 家具組み立て(全店舗)
株式会社エイムクリエイツ ● 店舗内装工事
リペア/内装工事
旭化成ホームズ株式会社 ● ● ● お手入れキット、リペア商材の販売
株式会社ハンディ・クラウン ● リペア商材の販売
株式会社平和マネキン ● 店舗内装工事
株式会社長谷工ナヴィエ ● リペア
検査/リペア/内覧会運営
住友不動産株式会社 ● ● 定期点検/点検後のメンテナンス
パナソニック内装建材株式会社 ● 住宅内装工事
タクトホーム株式会社 ● ● 検査/リペア/定期点検
上位11~20位
大和ハウス工業株式会社 / 株式会社長谷工コーポレーション / 株式会社アイ工務店
東方トレーディング株式会社 / 西松建設株式会社 / 吉忠マネキン株式会社 / コトブキシーティング株式会社
株式会社ア・ファクトリー / YKK AP株式会社 / 大東建託株式会社
FY20.Q3で新たに上位10社にランクインした取引先
17
施工体制の方針と自社技術者数の推移
協力業者
自社技術者の採用に注力 独立支援
今まで
自社技術者
↓
・自社技術者の独立支援、協力業者体制を強化し 現場管理者へ
方針 原価人件費の変動費化を図る 育成
・自社技術者を現場管理者として育成
新型コロナウイルス感染症の影響により、先行き不透明のため、新規採用を一時的に抑制しているが、
今後の事業の見直しに合わせ、採用の再開は検討。協力業者の問い合わせが増加傾向にある。
前期末比
前期末比
1,178 1,173
自社技術者数 91.2% 1,118
1,128 104.4% 99.6% 1,125
1,095
協力 128.4%
業者
(単位:名) 100.9% (+50) (-5) (+144社)
(直接雇用数) (-103名) 1,056 105.9%
95.9%
1,070
(+62) (+10) (-48) 97.3%
97.7%
1,001 105.5% (-30)
(-25)
FY19.Q4
968 976 102.6% (+55) FY20.Q3
FY20.Q3 100.1% 100.8% (+25)
651社
(+1) (+8)
1,173名 1,070名 FY18 Q1 FY18 Q2 FY18 Q3 FY18 Q4 FY19 Q1 FY19 Q2 FY19 Q3 FY19 Q4 FY20 Q1 FY20 Q2 FY20 Q3 (子会社3社合算)
18
3
2020年9月期
業績予想
19
2020年9月期 業績予想
・新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けている。
・営業活動の自粛による案件獲得不足、施工案件の延期及び中止による現場稼働の停滞(案件消化不足)が、
2020年9月末まで継続することを想定し、業績予想を修正。 [百万円]
FY2019 FY2020 FY2020
増減額 増減率 前期比
実績 期初予想 修正予想
売上高 13,167 14,010 12,231 ▲1,779 ▲12.7% 92.9%
営業利益 465 524 382 ▲142 ▲27.1% 82.2%
経常利益 453 492 383 ▲108 ▲22.1% 84.6%
当期純利益 247 256 160 ▲96 ▲37.6% 64.6%
のれん償却前
当期純利益 440 448 352 ▲96 ▲21.5% 80.1%
20
2020年9月期の業績予想と進捗状況
レコナガード エアリフレッシュ(抗ウイルス抗菌コーティングサービス)の施工・営業体制強化・拡大に伴う
先行投資(工具購入や教育など)が営業利益に影響。
売上高 [百万円] 営業利益 [百万円]
FY2019 FY2020 FY2019 FY2020
進捗率 進捗率 進捗率 進捗率
77.5% 465
15,000
74.9%
13,167
76.3% 500 500
94.8%
12,231 450
12,500 Q4 382
Q4 通期 400
353 360 400 362
予想
10,000
9,865 9,335
Q3 Q3 350 324 Q3 通期
予想
300 300
Q3 Q3 6,617 Q3
7,500 6,827 Q2 Q2 Q2 250
200 200
Q2 Q2
5,000 Q2 Q2 Q2 Q2 Q2
3,143 125 150
3,314
100 100
2,500 56
Q1 Q1 Q1 Q1 Q1 Q1 Q1 Q1 Q1 Q1 Q1 50
Q1 Q1 Q1
0 0 0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
21
株主還元策(2020年9月期)
配当 中間 期末予想 年間予想
※配当予想に
変更はありません。 3円 3円 6円
株主優待 対象株主様お一人につき、保有株式に応じて以下の金額のQUOカードを贈呈
保有株式数 株主優待
制度
200株以上、2,000株未満 QUOカード 3,000円分
2,000株以上、6,000株未満 QUOカード 4,000円分
6,000株以上 QUOカード 5,000円分
22
4
新型コロナウイルス感染症の
影響と取り組み
23
新型コロナウイルス感染症の影響と取り組み
売上高への影響 FY20.Q1〜FY20.Q3 388百万円減
業績への影響 取り組み
2月後半 コロナの影響が
・案件遅延発生
出始める
4月 緊急事態宣言 ・リモートワークの開始(事務系を中心)
(4月7日以降) ・案件延期/中止発生 ・助成金の申請
・休業 ・エアリフレッシュ(抗ウイルス抗菌コーティング)の
サービス提供体制強化
・営業活動の自粛
・抗ウイルス抗菌剤の販売開始
5月 緊急事態宣言解除 ・手元流動性の確保
・案件延期/中止発生
6月 (5月25日) ・助成金の申請 4,500万円(6月までの合計)
・営業活動の自粛 ・リモートワークの継続(コスト削減)
・投資抑制による利益確保
7月以降 ・リモートワークの継続(コスト削減)
・延期案件の再開
・投資抑制による利益確保
24
ニューノーマルの時代へ
新たな柱の一つとなる
事業の構築
25
26
あらゆる場所・空間を に
住 宅 店舗・商業・レジャー施設
安心・快適な 企業ブランド力の向上、集客支援
住環境づくり 飲食店などの店舗 宿泊施設 カーシェア
保育園 美容院 観覧車
27
サービスラインナップ
今後、あらゆる場所を「抗ウイルス抗菌空間」にする
ためのサービスラインナップを充実させていく。
抗ウイルス抗菌コーティング 屋内用紫外線殺菌装置 抗ウイルス抗菌剤
レコナガード UVCエアクリーン
CAシリーズ
エアリフレッシュ manager®
壁や天井にウイルスや菌を 空中に“浮遊している” 接触する部位の“ふき取り”で
“吸着させ”光のチカラで分解 ウイルスや菌を分解 ウイルスや菌を分解
28
2020年8月 コムラックと販売代理店契約
屋内用紫外線殺菌装置「UVCエアクリーンmanager🄬」8月下旬より販売開始
新生活様式に対応した住宅・店舗・施設の“抗ウイルス抗菌空間”づくりを後押し
独自の水平照射構造により、室内の上部(高さ2.1m以上)に集まる細菌・ウイルスに対して
強力な殺菌効果を持つ紫外線(UV-C)をダイレクトに照射することが可能
ウイルス・菌など
●アルコールなどではできない空間殺菌
●ウイルス除去率99.99%
●24時間365日連続殺菌
従来の殺菌灯では紫外線が下方向に照射される構造のため、
無人の環境でしか使用できませんでした。本装置は人がいる屋内でも
安心安全に、24時間の連続殺菌が可能です。
29
エアリフレッシュ/CAシリーズの実績(2020年6月末時点)
ハウスメーカー、ハウスビルダー、工務店
鉄道、保育園、百貨店など 引合い多数
FY20.Q3(4-6月) 売上高実績: 16百万円
FY20.Q4(7-9月) 売上高見込: 40百万円
FY21.Q1までに施工・営業体制を構築させ
柱となる事業として成長させていく
30
令和2年7月豪雨の被災地の早期復旧に向けて
「抗ウイルス抗菌剤CAシリーズ」無償提供
令和2年7月豪雨災害で被災されました皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
この度、福岡県大牟田市の避難所の「感染症対策がしたいが、抗菌剤が不足している」という声を受け、
「抗ウイルス抗菌剤CAシリーズ」を無償提供いたしました。
キャンディルグループでは被災地の一日でも早い復旧を心よりお祈りするとともに、
被災地の皆さまへ抗ウイルス・抗菌剤をお届けすることで早期復旧を支援してまいります。
約2,000本を寄付
31
建物ライフサイクルにおいて「なくてはならない会社」へ
32