1417 ミライトHD 2020-02-04 16:00:00
2020年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年2月4日
上 場 会 社 名 株式会社ミライト・ホールディングス 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 1417 URL https://www.mirait.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 鈴木 正俊
問合せ先責任者 (役職名) 取締役財務部長 (氏名) 塚本 雅一 (TEL) 03-6807-3124
四半期報告書提出予定日 2020年2月10日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 288,507 25.4 9,064 △8.1 10,362 △4.5 6,304 △27.8
2019年3月期第3四半期 230,051 11.4 9,860 13.9 10,850 12.3 8,727 50.5
(注) 包括利益 2020年3月期第3四半期 8,597百万円( 22.2%) 2019年3月期第3四半期 7,036百万円( △8.8%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 63.31 -
2019年3月期第3四半期 106.04 92.36
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第3四半期 318,675 210,251 65.0
2019年3月期 331,462 199,559 59.3
(参考) 自己資本 2020年3月期第3四半期 207,122百万円 2019年3月期 196,435百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 20.00 - 20.00 40.00
2020年3月期 - 20.00 -
2020年3月期(予想) 20.00 40.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 430,000 14.4 21,500 3.9 23,000 4.6 15,000 △41.7 147.76
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :有
(注)詳細は添付資料3ページ「四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用」をご参照ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 108,325,329株 2019年3月期 108,325,329株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 956,054株 2019年3月期 6,746,565株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 99,581,911株 2019年3月期3Q 82,304,692株
(注)当社は、取締役及び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度「株式給付信託」を導入しており、当該信託口
が保有する当社株式を自己株式に含めて記載しております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的である
と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業
績予想の前提となる仮定及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料2ページ「1.経
営成績等の概況」をご参照ください。
株式会社ミライト・ホールディングス(1417) 2020年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………… P. 2
(1)当四半期決算の経営成績の概況 …………………………………………………… P. 2
(2)当四半期決算の財政状態の概況 …………………………………………………… P. 3
(3)今後の見通し ………………………………………………………………………… P. 3
2.サマリー情報(その他)に関する事項 ……………………………………………… P. 3
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 …………………………… P. 3
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 …………………………… P. 3
3.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………… P. 4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………… P. 4
(2)四半期連結損益及び包括利益計算書 ……………………………………………… P. 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………… P. 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………… P. 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………… P. 8
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株式会社ミライト・ホールディングス(1417) 2020年3月期 第3四半期決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当四半期決算の経営成績の概況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済の動向や相次ぐ自然災害が経済に与
える影響などにより先行き不透明な状況が継続したものの、堅調な企業収益や雇用環境の改善等に
より緩やかな回復基調で推移いたしました。
当社グループの主力事業である情報通信分野においては、お客様である通信キャリアのビジネス
モデルが変化しているなか、移動体通信では第4世代移動通信システム(4G)において新たな周
波数帯でのサービスが拡大していることに加え、今後は第5世代移動通信システム(5G)を活用
した新たなサービスの提供が期待されています。さらに、本格的なIoT時代の到来に向けて、クラ
ウド、Wi-Fiなど新たなソリューションに対する需要が高まるとともに、東京オリンピック・パラ
リンピック開催を目前に控え、首都圏を中心に高度成長期以降に整備された社会インフラの再構築
が加速しております。また一方で、少子高齢化、働き手不足が問題となり、働き方改革が求められ
るなど、当社グループを取り巻く事業環境は大きく変化しております。
当社グループは、このような通信環境、社会構造の変化に対応するとともに、「総合エンジニア
リング&サービス会社」としてさらなる企業価値の向上と持続的な成長を図るため、2019年度をス
タートとする3ヶ年の中期経営計画(2021年度目標:売上高4,500億円、営業利益270億円(営業利
益率6.0%)、ROE8%以上)を策定し、データセンターの運用・保守などのストックビジネス、環
境・エネルギー、グローバルなど多くの成長分野(フロンティアドメイン)における事業拡大、既
存事業の生産性向上、統合シナジー追求による経営効率化に取り組んでおります。
当第3四半期は、NTT事業における設備運営業務・設備改善提案の拡大、マルチキャリア事業にお
ける4Gの新周波数関連工事や5G商用サービスの開始に向けた工事の受注獲得に取り組みまし
た。また、5Gの本格展開を前に、新技術の実用化に向けた実証実験への参画や、固定通信設備と
モバイル通信設備の工事・保守を複合的に行えるマルチ技術者の育成を目的とした訓練施設を開設
するなど、技術力・人材基盤の強化にも取り組みました。
加えて、環境・社会イノベーション事業における上下水道事業の拡大を目的とした東海工営㈱の
子会社化や太陽光発電設備工事の推進、ICTソリューション事業における国内LAN・PBX工事の増加
や大阪第1データセンターの本格稼働、さらにはモバイル関連の周辺部材や学校向けPC・サーバー
等物販の増加などにより売上高の拡大を図りました。
一方、2019年12月30日をもって繰上償還することを決定した2021年満期円貨建取得条項付転換社
債型新株予約権付社債については、償還期日までに全ての新株予約権が行使され、当社が保有して
いた自己株式を移転いたしました。
当第3四半期の連結業績につきましては、前年度に実施した経営統合各社(㈱TTK、㈱ソルコ
ム、四国通建㈱)の業績寄与もあり、受注高は3,345億4千7百万円(前年同四半期比25.2%増)、
売上高は2,885億7百万円(前年同四半期比25.4%増)となりました。利益面につきましては、一
部工事において遅れが生じた影響などにより、営業利益は90億6千4百万円(前年同四半期比8.1
%減)、経常利益は103億6千2百万円(前年同四半期比4.5%減)、親会社株主に帰属する四半期
純利益は63億4百万円(前年同四半期比27.8%減)となりました。
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(2)当四半期決算の財政状態の概況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、未成工事支出金等が増加したものの、完成工事未収入
金等の売掛債権が減少したことにより前連結会計年度末と比べて127億8千7百万円減少し3,186億
7千5百万円となりました。
負債は、転換社債型新株予約権付社債を繰上償還したことや、工事未払金等の買掛債務や未払法
人税等が減少したことにより前連結会計年度末に比べ234億7千9百万円減少し1,084億2千3百万
円となりました。
純資産は、配当金の支払い39億6千2百万円及び自己株式の取得104億5千3百万円があったもの
の、親会社株主に帰属する四半期純利益63億4百万円の計上及び転換社債型新株予約権付社債の繰
上償還に伴う自己株式の移転186億4千7百万円等があったことにより、前連結会計年度末に比べ
106億9千2百万円増加し2,102億5千1百万円となりました。
この結果、自己資本比率は65.0%(前連結会計年度末は59.3%)となりました。
(3)今後の見通し
2020年3月期の連結業績予想につきましては、2019年5月9日に公表しました業績予想から変更
はありません。
2.サマリー情報(その他)に関する事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動
該当事項はありません。
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用
税金費用の計算
税金費用の算定については、当第3四半期連結会計期間を含む当連結会計年度の税引前当期純利
益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税
率を乗じて計算する方法を採用しております。
また、当該見積実効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる場合には、
法定実効税率を用いた計算をしております。
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3.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 38,206 33,340
受取手形・完成工事未収入金等 133,364 92,481
未成工事支出金等 28,400 52,214
リース投資資産 4,983 4,620
その他 6,188 8,500
貸倒引当金 △58 △389
流動資産合計 211,085 190,768
固定資産
有形固定資産
建物・構築物(純額) 38,079 39,226
土地 31,707 32,806
建設仮勘定 699 611
その他(純額) 8,354 9,644
有形固定資産合計 78,840 82,289
無形固定資産
顧客関連資産 2,060 1,900
のれん 3,220 2,981
ソフトウエア 1,656 1,617
その他 121 145
無形固定資産合計 7,058 6,644
投資その他の資産
投資有価証券 27,123 31,185
退職給付に係る資産 2,433 2,571
繰延税金資産 1,835 2,156
敷金及び保証金 1,337 1,382
その他 1,890 1,843
貸倒引当金 △144 △166
投資その他の資産合計 34,476 38,972
固定資産合計 120,376 127,906
資産合計 331,462 318,675
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形・工事未払金等 50,894 47,011
短期借入金 3,602 10,530
未払法人税等 4,667 733
リース債務 2,958 3,129
未成工事受入金 5,549 5,052
工事損失引当金 515 1,191
賞与引当金 7,035 3,398
役員賞与引当金 148 70
完成工事補償引当金 9 8
その他 13,525 8,805
流動負債合計 88,908 79,931
固定負債
転換社債型新株予約権付社債 16,544 -
長期未払金 159 208
リース債務 6,873 6,592
繰延税金負債 1,285 2,575
再評価に係る繰延税金負債 41 41
役員退職慰労引当金 180 117
株式報酬引当金 194 257
退職給付に係る負債 17,213 17,530
資産除去債務 114 171
その他 385 995
固定負債合計 42,994 28,492
負債合計 131,903 108,423
純資産の部
株主資本
資本金 7,000 7,000
資本剰余金 71,559 69,474
利益剰余金 124,287 126,630
自己株式 △9,684 △1,381
株主資本合計 193,163 201,723
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 3,028 5,858
土地再評価差額金 △98 △98
為替換算調整勘定 △493 △1,108
退職給付に係る調整累計額 836 747
その他の包括利益累計額合計 3,272 5,399
非支配株主持分 3,123 3,128
純資産合計 199,559 210,251
負債純資産合計 331,462 318,675
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(2)四半期連結損益及び包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
完成工事高 230,051 288,507
完成工事原価 201,752 257,268
完成工事総利益 28,299 31,239
販売費及び一般管理費 18,438 22,175
営業利益 9,860 9,064
営業外収益
受取利息 72 81
受取配当金 599 905
保険解約返戻金 74 87
持分法による投資利益 216 69
その他 183 358
営業外収益合計 1,147 1,501
営業外費用
支払利息 7 36
為替差損 67 30
その他 82 137
営業外費用合計 158 204
経常利益 10,850 10,362
特別利益
固定資産売却益 817 402
投資有価証券売却益 615 26
負ののれん発生益 812 -
その他 322 -
特別利益合計 2,568 429
特別損失
固定資産除却損 106 28
投資有価証券売却損 7 57
持分変動損失 62 -
その他 88 76
特別損失合計 265 162
税金等調整前四半期純利益 13,153 10,629
法人税等 4,331 4,153
四半期純利益 8,822 6,476
(内訳)
親会社株主に帰属する四半期純利益 8,727 6,304
非支配株主に帰属する四半期純利益 94 171
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株式会社ミライト・ホールディングス(1417) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △1,243 2,832
為替換算調整勘定 △393 △618
退職給付に係る調整額 △122 △88
持分法適用会社に対する持分相当額 △26 △3
その他の包括利益合計 △1,785 2,120
四半期包括利益 7,036 8,597
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 6,953 8,431
非支配株主に係る四半期包括利益 83 165
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株式会社ミライト・ホールディングス(1417) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
1.2019年5月9日開催の取締役会において決議した、会社法第165条第3項の規定により読み替
え て 適 用 さ れ る 同 法 第 156 条 の 規 定 に 基 づ く 自 己 株 式 の 市 場 買 付 に よ り、 当 社 普 通 株 式
1,500,000株を総額2,488百万円にて取得し、自己株式が同額増加しました。
2.2019年9月10日開催の取締役会において決議した、会社法第165条第3項の規定により読み替
えて適用される同法第156条の規定に基づく自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)により当社
普通株式5,000,000株を総額7,965百万円にて取得し、自己株式が同額増加しました。
3.当社が2016年12月13日開催の取締役会決議に基づき発行した、2021年満期円貨建取得条項付転
換社債型新株予約権付社債について、新株予約権を行使した新株予約権者に対し、当社が保有
する自己株式12,173,508株を総額18,647百万円にて移転いたしました。この結果自己株式が同
額減少し、資本剰余金が2,147百万円減少いたしました。
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