1382 J-ホーブ 2019-11-07 15:00:00
2020年6月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年11月7日
上場会社名 株式会社 ホーブ 上場取引所 東
コード番号 1382 URL http://www.hob.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 政場 秀
問合せ先責任者 (役職名) 取締役経営管理部長 (氏名) 吉田 周史 TEL 0166-83-3555
四半期報告書提出予定日 2019年11月14日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年6月期第1四半期の連結業績(2019年7月1日∼2019年9月30日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年6月期第1四半期 520 △8.3 △22 ― △22 ― △21 ―
2019年6月期第1四半期 568 △19.5 △37 ― △36 ― △35 ―
(注)包括利益 2020年6月期第1四半期 △21百万円 (―%) 2019年6月期第1四半期 △35百万円 (―%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2020年6月期第1四半期 △28.76 ―
2019年6月期第1四半期 △46.92 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年6月期第1四半期 695 417 60.0 548.51
2019年6月期 1,030 439 42.7 577.30
(参考)自己資本 2020年6月期第1四半期 417百万円 2019年6月期 439百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2019年6月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00
2020年6月期 ―
2020年6月期(予想) 0.00 ― 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2020年 6月期の連結業績予想(2019年 7月 1日∼2020年 6月30日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第2四半期(累計) 1,916 6.1 72 177.1 72 153.5 60 119.4 79.08
通期 3,798 5.8 99 114.3 98 100.9 79 78.3 104.44
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 有
(注)詳細は、添付資料8ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の
会計処理の適用)」をご覧下さい。
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年6月期1Q 762,000 株 2019年6月期 762,000 株
② 期末自己株式数 2020年6月期1Q 213 株 2019年6月期 213 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年6月期1Q 761,787 株 2019年6月期1Q 761,787 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達
成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び
業績予想のご利用にあたっての注意事項等は、添付資料3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説
明」をご覧ください。
株式会社ホーブ(1382) 2020年6月期第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 8
3.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する重要事象等) ……………………………………………………………………………… 8
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株式会社ホーブ(1382) 2020年6月期第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に緩やかな回復傾向が見ら
れましたが、米中貿易摩擦をはじめとした不安定な海外情勢など、依然として先行き不透明な状況が続いておりま
す。
このような状況の中、当社グループにおきましては、自社いちご品種「夏瑞/なつみずき」(品種登録名「ペチ
カほのか」)を中心に、いちご果実及びその他青果物の販売に注力してまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高520,810千円(前年同期比8.3%減少)、営業損失22,507
千円(前年同期は営業損失37,011千円)、経常損失22,378千円(前年同期は経常損失36,363千円)、親会社株主に
帰属する四半期純損失21,911千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失35,739千円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(いちご果実・青果事業)
いちご果実・青果事業の主力商品は業務用いちご果実であります。当期間におけるいちご果実販売は、主に自社
品種「夏瑞/なつみずき」(品種登録名「ペチカほのか」)、「コア」(品種登録名「ペチカエバー」)と国産他
品種、輸入いちごを併用した販売を行っております。
いちご果実においては、自社品種「夏瑞/なつみずき」の知名度が向上したことで生食用、業務用ともに販売が
堅調に推移いたしました。しかしながら、自社品種契約生産者が減少したことと、他品種も含めた夏秋いちごの主
力生産地である北海道において7月末頃から8月上旬にかけて高温環境が続いたことが原因で、その後の出荷量が
極端に減少いたしました。9月下旬まで品薄状態が続くこととなり、販売数量が前年同期を下回る結果となりまし
た。
その他の青果物においては、コンビニエンスストアをはじめとした既存取引先において、アイテム増加に伴いキ
ウイやメロンなどの使用量が増加し、売上高、利益ともに前年同期を上回りました。
また、業務の効率化に努めたことで、運送費などの経費を削減することができました。
この結果、いちご果実・青果事業の売上高は487,560千円(前年同期比7.9%減少)、営業利益は27,297千円(前
年同期比82.3%増加)となりました。
(種苗事業)
種苗事業は、自社品種の「ペチカほのか」(商品名「夏瑞/なつみずき」)と「ペチカエバー」(商品名「コ
ア」)を生産販売しております。栽培方法には、秋に苗を定植し翌年春から秋にかけて果実を生産する秋定植と、
春に苗を定植し夏から秋にかけて果実を生産する春定植の、概ね2体系の作型があります。当第1四半期連結累計
期間におきましては、秋定植用苗を販売しております。
契約生産者数の減少により前年同期と比べ苗販売数量が減少いたしましたが、栽培指導受託に関わる収益が発生
したことで、売上高、利益ともに前年同期を上回りました。
この結果、種苗事業の売上高は3,966千円(前年同期比179.3%増加)、営業利益は1,149千円(前年同期は営業
損失1,528千円)となりました。
(馬鈴薯事業)
馬鈴薯事業は、主に種馬鈴薯の生産販売、仕入販売と、青果馬鈴薯の仕入販売からなります。主要売上品である
種馬鈴薯には、秋から春にかけて販売する春作と夏に販売する秋作の2体系がありますが、そのメインは春作種馬
鈴薯です。当第1四半期連結累計期間におきましては、主に秋作種馬鈴薯の販売を行っております。
種馬鈴薯の販売は、市場価格低迷の影響で馬鈴薯の作付面積が減少傾向であることから、取引先からの受注量が
前年同期に比べ減少いたしました。また、青果馬鈴薯の販売も、市場価格低迷により販売を控えたため、売上高、
利益ともに前年同期を下回ることとなりました。
この結果、馬鈴薯事業の売上高は9,620千円(前年同期比25.9%減少)、営業損失は5,626千円(前年同期は営業損
失5,177千円)となりました。
(運送事業)
運送事業は、株式会社エス・ロジスティックスが行っております。関東圏を中心とした事業展開で、親会社の商
品配送を中核として、一般荷主からの配送業務受託も行っております。当第1四半期連結累計期間におきまして
は、人員不足により配送の抑制を行ったことから売上が減少し、それに伴い利益も減少することとなりました。
この結果、運送事業の売上高は19,663千円(前年同期比18.3%減少)営業損失は1,697千円(前年同期は営業損
失1,358千円)となりました。
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株式会社ホーブ(1382) 2020年6月期第1四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
(流動資産)
流動資産は、前連結会計年度末と比較して349,971千円減少し、当第1四半期連結会計期間末で591,665千円と
なりました。これは現金及び預金、たな卸資産が増加したものの、売掛金が減少したことが主因であります。
(固定資産)
固定資産は、前連結会計年度末と比較して15,371千円増加し、当第1四半期連結会計期間末で104,168千円とな
りました。これは機械装置及び運搬具が増加したことが主因であります。
(流動負債)
流動負債は、前連結会計年度末と比較して306,587千円減少し、当第1四半期連結会計期間末で139,453千円と
なりました。これは買掛金、短期借入金が減少したことが主因であります。
(固定負債)
固定負債は、前連結会計年度末と比較して6,082千円減少し、当第1四半期連結会計期間末で138,534千円とな
りました。これは長期借入金、退職給付に係る負債が減少したことが主因であります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末と比較して21,930千円減少し、417,846千円となりました。なお、自己資本比率は
前連結会計年度末の42.7%から60.0%となっております。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社事業においては、第2四半期連結会計期間に主力商品の最需要期を迎えることから、第2四半期連結会計期
間に売上高・売上総利益が偏る傾向があり、現時点で連結業績予想を見直す状況に至っていないため、2019年8月
8日の「2019年6月期決算短信」で公表いたしました第2四半期連結累計期間及び通期の連結業績予想に変更はあ
りません。ただし、今後、業績予想に変更が生じた場合には必要に応じて見直しを行います。
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株式会社ホーブ(1382) 2020年6月期第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年6月30日) (2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 293,116 356,987
売掛金 586,332 167,937
たな卸資産 53,622 59,190
その他 8,623 7,582
貸倒引当金 △57 △32
流動資産合計 941,637 591,665
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 7,350 9,634
機械装置及び運搬具(純額) 1,664 11,206
土地 37,400 37,400
その他(純額) 619 561
有形固定資産合計 47,034 58,802
投資その他の資産
その他 41,851 45,453
貸倒引当金 △87 △87
投資その他の資産合計 41,763 45,366
固定資産合計 88,797 104,168
資産合計 1,030,435 695,834
負債の部
流動負債
買掛金 256,153 66,748
短期借入金 100,000 -
1年内返済予定の長期借入金 13,008 13,008
未払法人税等 10,030 1,571
賞与引当金 - 5,372
その他 66,848 52,753
流動負債合計 446,041 139,453
固定負債
長期借入金 22,724 19,472
退職給付に係る負債 40,713 36,740
役員退職慰労引当金 78,045 79,185
その他 3,134 3,137
固定負債合計 144,616 138,534
負債合計 590,657 277,988
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株式会社ホーブ(1382) 2020年6月期第1四半期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年6月30日) (2019年9月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 421,250 421,250
資本剰余金 432,250 432,250
利益剰余金 △413,344 △435,255
自己株式 △233 △233
株主資本合計 439,921 418,010
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △144 △164
その他の包括利益累計額合計 △144 △164
純資産合計 439,777 417,846
負債純資産合計 1,030,435 695,834
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株式会社ホーブ(1382) 2020年6月期第1四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年7月1日 (自 2019年7月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
売上高 568,065 520,810
売上原価 441,784 391,942
売上総利益 126,281 128,867
販売費及び一般管理費 163,292 151,375
営業損失(△) △37,011 △22,507
営業外収益
受取利息 4 2
貸倒引当金戻入額 114 25
為替差益 - 50
保険配当金 54 54
その他 579 32
営業外収益合計 752 166
営業外費用
支払利息 35 37
その他 68 0
営業外費用合計 104 37
経常損失(△) △36,363 △22,378
特別利益
固定資産売却益 - 408
特別利益合計 - 408
税金等調整前四半期純損失(△) △36,363 △21,970
法人税等 △623 △59
四半期純損失(△) △35,739 △21,911
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △35,739 △21,911
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株式会社ホーブ(1382) 2020年6月期第1四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年7月1日 (自 2019年7月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
四半期純損失(△) △35,739 △21,911
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 117 △19
その他の包括利益合計 117 △19
四半期包括利益 △35,622 △21,930
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △35,622 △21,930
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
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株式会社ホーブ(1382) 2020年6月期第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第1四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適
用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算する方法によっておりま
す。ただし、見積実効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる場合には、法定実効税率
を使用しております。なお、法人税等調整額は、法人税等に含めて表示しております。
3.その他
(継続企業の前提に関する重要事象等)
当社グループは第32期連結会計年度までに継続して営業損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上してお
り、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。しかしながら、前連結会計年度にお
いては46百万円の営業利益、44百万円の親会社株主に帰属する当期純利益を計上し、業績黒字化を達成しておりま
す。また、当第1四半期連結会計期間末において現金及び預金356百万円を保有していることに加え、運転資金の効
率的な調達のために当座貸越契約を締結するなど、必要な資金枠を確保していることから、資金面に支障はないと判
断しております。さらに、以下に示す課題への対処を的確に行うことにより、当該重要事象等が早期に解消されるよ
う取り組んでまいります。以上より、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断し、四半期連結
財務諸表等への注記は記載しておりません。
①いちご果実・青果事業における収益拡大
当社は、夏秋期において自社いちご品種「ペチカほのか」「ペチカエバー」を中心に販売を行っております。
「ペチカほのか」は、2016年より本格的に生産が始まり、北海道で生産されたものを商品名「夏瑞/なつみず
き」として販売しております。本品種は、これまでの夏秋いちごには存在しなかった、生食用としての市場を展開
できる食味の良さが最大の特長であります。販売開始以来、生食用に加え、業務用としても販売先数が着実に増加
し、年々その認知度は広がってきているものと認識しております。当社は引続きこの特長を活かし、「夏瑞/なつ
みずき」のブランド構築、販売拡大に努めてまいります。
「ペチカエバー」は商品名を「コア」とし、2017年より本格的に生産を開始しております。本品種は収量性及び
秀品率の高さが特長で、業務用として最適の品種であります。当社はこの特長を活かし、夏秋期の安定的な果実の
供給に努めてまいります。
今後はこの2品種を展開することで、夏秋期におけるいちご果実のさらなる収益拡大に繋げてまいります。
また、促成いちご販売時期においては、適正な数量の仕入、及び品質向上に向けた仕入体制をより一層強化し、
利益の改善を図ります。さらに、顧客への配送の効率化を図ることで運送費を削減し、事業全体としての利益の確
保に努めます。
②種苗事業の収益拡大
これまで夏秋期に生産されるいちごは主に業務用として使用され、冬春期のように生食用の市場はほとんどな
く、また生食用に適する品種は存在しませんでした。「ペチカほのか」はこれまでの夏秋いちごにはない食味の良
さを有していることから、生食用を主体とした産地展開を図ります。加えて、収量性及び秀品率の高い「ペチカエ
バー」を業務用の産地に展開することで、種苗事業の収益拡大に努めてまいります。
③馬鈴薯事業における利益の改善
馬鈴薯事業においては、種馬鈴薯の生産販売及び仕入販売と、青果馬鈴薯の仕入販売を行っております。当社が
国内販売権を有している海外オリジナル品種は、国内の一般品種とは異なる食味や色、加工適性といった特長を持
っていることから、この海外オリジナル品種の販売を強化し、また、適正な数量の仕入管理を行うことで利益改善
に努めます。
④運送事業の収益の維持向上
運送事業を行う子会社「株式会社エス・ロジスティックス」は、営業基盤を関東圏に特化し、事業を展開してま
いりました。今後は、人員確保に努め、自社配送を強化いたします。さらに、提携業者配送を効率的に運用するこ
とに加え、新規荷主からの運送受託に向けた営業をより一層強化して、収益の維持向上を図ります。
⑤人材の育成について
当社の事業は、農業に密接に関わっております。当社では、いちご果実の生産指導を生産者に対して行っている
ことから、机上の学習だけでは得ることができない経験を通じて学んでいくことが重要であります。特に近年は、
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株式会社ホーブ(1382) 2020年6月期第1四半期決算短信
気象条件などの自然環境が変化してきており、その影響を軽減するためのノウハウや技術を社内で共有・継承して
いくために、今後も優秀な人材の育成に努める方針であります。
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