1382 J-ホーブ 2019-05-09 15:00:00
2019年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年5月9日
上場会社名 株式会社 ホーブ 上場取引所 東
コード番号 1382 URL http://www.hob.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 政場 秀
問合せ先責任者 (役職名) 取締役経営管理部長 (氏名) 吉田 周史 TEL 0166-83-3555
四半期報告書提出予定日 2019年5月14日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2019年6月期第3四半期の連結業績(2018年7月1日∼2019年3月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年6月期第3四半期 2,722 ― 41 ― 44 ― 37 ―
2018年6月期第3四半期 3,145 0.9 △30 ― △27 ― △31 ―
(注)包括利益 2019年6月期第3四半期 37百万円 (―%) 2018年6月期第3四半期 △31百万円 (―%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2019年6月期第3四半期 49.84 ―
2018年6月期第3四半期 △41.45 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2019年6月期第3四半期 836 433 51.8 568.54
2018年6月期 813 395 48.6 519.13
(参考)自己資本 2019年6月期第3四半期 433百万円 2018年6月期 395百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2018年6月期 ― 0.00 ― ― 0.00
2019年6月期 ― 0.00 ―
2019年6月期(予想) ― 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2019年 6月期の連結業績予想(2018年 7月 1日∼2019年 6月30日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 3,477 △10.2 13 ― 16 ― 12 ― 16.63
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 有
(注)詳細は、添付資料8ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の
会計処理の適用)」をご覧下さい。
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年6月期3Q 762,000 株 2018年6月期 762,000 株
② 期末自己株式数 2019年6月期3Q 213 株 2018年6月期 212 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年6月期3Q 761,787 株 2018年6月期3Q 761,795 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際
の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項については、添付資料
3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
(日付の表示方法の変更)
「2019年6月期 第3四半期決算短信」より日付の表示方法を和暦表示から西暦表示に変更しております。
株式会社ホーブ(1382) 2019年6月期第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 8
3.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 8
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株式会社ホーブ(1382) 2019年6月期第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策や金融政策を背景に緩やかな回復傾向が見ら
れましたが、相次ぐ自然災害の経済に与える影響や海外における不安定な政治動向など、依然として先行き不透明
な状況が続いております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、自社品種「夏瑞/なつみずき」(品種登録名「ペチカほの
か」)の生食用販売、業務用販売を中心に、いちご果実及びその他青果物の販売に注力してまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高2,722,335千円(前年同期比13.5%減少)、営業利益
41,679千円(前年同期は営業損失30,238千円)、経常利益44,281千円(前年同期は経常損失27,363千円)、親会社
株主に帰属する四半期純利益37,964千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失31,579千円)となりまし
た。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(いちご果実・青果事業)
いちご果実・青果事業の主力商品は業務用いちご果実であります。当第3四半期連結累計期間においては、夏秋
期は「コア」(品種登録名「ペチカエバー」)、「夏瑞/なつみずき」(品種登録名「ペチカほのか」)などの自
社開発品種と輸入いちごを、その後は国産促成いちご(とちおとめ、紅ほっぺなど)を主に販売しております。
夏秋期においては、「夏瑞/なつみずき」の食味の良さを活かした、生食用および業務用向けの販売が堅調に推
移いたしました。
いちご果実販売の最需要期となるクリスマス期においては、取引先からの受注減少と関西事業所の閉鎖もあり、
販売数量が前年同期を下回ることとなりました。また、クリスマス期直前の寒波の影響で市場への入荷数量が伸び
悩みました。このため、いちご市場相場価格は比較的高値で推移することとなり、固定価格での販売先に対する利
益が減少いたしました。
年明け以降は、コンビニエンスストアをはじめとした既存大手取引先において販売数量が増加したため、売上
高、利益ともに前年同期を上回りました。
以上により、第3四半期連結累計期間を通してのいちご果実販売は、主に関西事業所閉鎖の影響で前年同期に比
べ売上高は減少いたしましたが、夏秋期の自社品種の販売が堅調に推移したことと、年明け以降コンビニエンスス
トア向けを中心に販売数量が増加したことで、利益は改善いたしました。
その他の青果物については、青果卸売業者向けの輸入青果物の取扱量が前期に前倒しとなったことで、販売数量
が減少し、売上高は前年同期を下回りました。一方でコンビニエンスストアをはじめとした既存取引先において、
アイテム増加に伴い使用量が増加したため、利益は前年同期を上回りました。
販売費及び一般管理費については、関西事業所の閉鎖により圧縮できたほか、業務の効率化を図り、運送費をは
じめとした経費を削減することができました。
この結果、いちご果実・青果事業の売上高は2,478,906千円(前年同期比10.8%減少)、営業利益は173,539千円
(前年同期比64.6%増加)となりました。
(種苗事業)
種苗事業は、自社いちご品種の「ペチカほのか」(商品名「夏瑞/なつみずき」)と「ペチカエバー」(商品名
「コア」)を生産販売しております。栽培方法には、秋に苗を定植し翌年春から秋にかけて果実を生産する秋定植
と、春に苗を定植し夏から秋にかけて果実を生産する春定植の、概ね2体系の作型があります。当第3四半期連結
会計期間においては、秋定植用苗の販売を終え、春定植用苗の販売を行っております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、主に生産者の栽培休止や規模縮小の影響により、自社品種の種苗販
売本数は前年同期に比べて約10%減少いたしました。しかしながら、既存産地および新規産地に対する苗の販売価
格の見直しを行ったことで、売上高、利益ともに回復いたしました。
この結果、種苗事業の売上高は31,778千円(前年同期比10.0%増加)、営業利益は3,431千円(前年同期比
52.7%増加)となりました。
(馬鈴薯事業)
馬鈴薯事業は、主に種馬鈴薯の生産販売、仕入販売と、青果馬鈴薯の仕入販売からなります。主要売上品である
種馬鈴薯には、秋から春にかけて販売する春作と夏に販売する秋作の2体系がありますが、そのメインは春作種馬
鈴薯です。当第3四半期連結会計期間におきましては、主に春作種馬鈴薯の販売を行っております。
種馬鈴薯の販売においては、秋作向け産地の作況が悪く、供給が不足したことで販売数量が前年より減少いたし
ました。春作向けは、青果馬鈴薯の市場価格低迷により栽培面積が縮小傾向となった影響を受け、受注数量が減少
いたしました。
また、青果馬鈴薯の販売は、市場価格の低迷により販売を控えたため、売上高、利益ともに前年同期を下回るこ
ととなりました。
この結果、馬鈴薯事業の売上高は145,845千円(前年同期比46.6%減少)、営業損失は18,078千円(前年同期は
営業損失17,469千円)となりました。
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株式会社ホーブ(1382) 2019年6月期第3四半期決算短信
(運送事業)
運送事業は、株式会社エス・ロジスティックスが行っております。関東圏を中心とした事業展開で当社の商品配
送を中核としつつ、一般荷主からの配送業務受託も行っております。当第3四半期連結累計期間におきましては、
売上高は前年同期を上回ったものの、人員不足による自社配送の減少で、一部配送を外注としたため経費が増加
し、売上に見合う利益の確保ができませんでした。
この結果、運送事業の売上高は65,804千円(前年同期比2.0%増加)、営業利益は5,215千円(前年同期比1.4%減
少)となりました。
(2)財政状態に関する説明
①財政状態の状況
(流動資産)
流動資産は、前連結会計年度末と比較して21,908千円増加し、当第3四半期連結会計期間末で748,324千円とな
りました。これは売掛金が減少したものの、現金及び預金が増加したことが主因であります。
(固定資産)
固定資産は、前連結会計年度末と比較して1,257千円増加し、当第3四半期連結会計期間末で88,553千円となり
ました。これは建物及び構築物が増加したことが主因であります。
(流動負債)
流動負債は、前連結会計年度末と比較して12,940千円増加し、当第3四半期連結会計期間末で258,222千円とな
りました。これは買掛金が増加したことが主因であります。
(固定負債)
固定負債は、前連結会計年度末と比較して27,414千円減少し、当第3四半期連結会計期間末で145,551千円とな
りました。これは長期借入金、役員退職慰労引当金が減少したことが主因であります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末と比較して37,639千円増加し、433,103千円となりました。なお、自己資本比率は
前連結会計年度末の48.6%から51.8%となっております。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
通期の業績予想につきましては、2019年2月8日の「平成31年6月期第2四半期決算短信」で公表いたしました
予想数値から変更はありません。
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株式会社ホーブ(1382) 2019年6月期第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年6月30日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 198,105 288,850
売掛金 464,984 385,454
たな卸資産 50,338 60,320
その他 13,170 13,700
貸倒引当金 △182 -
流動資産合計 726,416 748,324
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) - 7,524
機械装置及び運搬具(純額) 5,032 2,506
土地 37,400 37,400
その他(純額) 204 702
有形固定資産合計 42,637 48,133
投資その他の資産
その他 44,658 40,419
貸倒引当金 △0 △0
投資その他の資産合計 44,658 40,419
固定資産合計 87,296 88,553
資産合計 813,712 836,878
負債の部
流動負債
買掛金 156,790 171,679
1年内返済予定の長期借入金 13,008 13,008
未払法人税等 2,731 9,834
賞与引当金 - 4,821
その他 72,751 58,879
流動負債合計 245,281 258,222
固定負債
長期借入金 35,732 25,976
退職給付に係る負債 42,860 39,539
役員退職慰労引当金 90,600 76,905
その他 3,773 3,131
固定負債合計 172,965 145,551
負債合計 418,247 403,774
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株式会社ホーブ(1382) 2019年6月期第3四半期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年6月30日) (2019年3月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 421,250 421,250
資本剰余金 432,250 432,250
利益剰余金 △457,978 △420,013
自己株式 △232 △233
株主資本合計 395,289 433,252
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 174 △148
その他の包括利益累計額合計 174 △148
純資産合計 395,464 433,103
負債純資産合計 813,712 836,878
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株式会社ホーブ(1382) 2019年6月期第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年7月1日 (自 2018年7月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 3,145,596 2,722,335
売上原価 2,652,638 2,196,223
売上総利益 492,958 526,111
販売費及び一般管理費 523,197 484,431
営業利益又は営業損失(△) △30,238 41,679
営業外収益
受取利息 119 9
受取配当金 20 16
貸倒引当金戻入額 124 182
受取保険金 1,236 1,256
債務勘定整理益 588 654
その他 1,037 621
営業外収益合計 3,126 2,740
営業外費用
支払利息 171 138
為替差損 78 -
その他 0 1
営業外費用合計 251 139
経常利益又は経常損失(△) △27,363 44,281
特別利益
固定資産売却益 115 175
特別利益合計 115 175
特別損失
減損損失 1,583 -
固定資産除却損 - 0
特別損失合計 1,583 0
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
△28,831 44,456
純損失(△)
法人税等 2,748 6,492
四半期純利益又は四半期純損失(△) △31,579 37,964
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
△31,579 37,964
に帰属する四半期純損失(△)
- 6 -
株式会社ホーブ(1382) 2019年6月期第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年7月1日 (自 2018年7月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) △31,579 37,964
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △11 △323
その他の包括利益合計 △11 △323
四半期包括利益 △31,590 37,640
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △31,590 37,640
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
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株式会社ホーブ(1382) 2019年6月期第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適
用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算する方法によっておりま
す。ただし、見積実効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる場合には、法定実効税率
を使用しております。なお、法人税等調整額は、法人税等に含めて表示しております。
3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは前連結会計年度までに継続して営業損失及び当期純損失を計上しております。当第3四半期連結
累計期間においては41百万円の営業利益、37百万円の四半期純利益を計上し、前年同期比で業績は改善傾向にあり
ますが、未だに継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。しかしながら当第3四
半期連結会計期間末において現金及び預金288百万円を保有し、また、運転資金の効率的な調達のために主要な取引
銀行3行と当座貸越契約を締結するなど、必要な資金枠を確保していることから、資金面に支障はないと判断して
おります。さらに、以下に示す課題への対処を的確に行うことにより業績黒字化を達成し、当該重要事象等が早期
に解消されるよう取り組んでまいります。以上より、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判
断し、四半期連結財務諸表等への注記は記載しておりません。
①いちご果実・青果事業の収益確保
当社は、夏秋期において自社いちご品種販売を中心にしております。2014年には、新品種2品種(「ペチカほの
か」・「ペチカエバー」)の品種登録申請を行い、2017年に品種登録を完了いたしました。
近年、他品種を含めた夏秋いちごの栽培面積が全国的に拡大したことにより、出荷量がピークを迎える7月下旬
頃に一時的に供給過剰となる傾向が続いております。この状況を受け、業務用途以外の新たな販路の開拓を課題と
しておりました。
新品種「ペチカほのか」は、2016年より本格的に生産が始まり、北海道で生産されたものを商品名「夏瑞/なつ
みずき」として販売を開始しております。本品種は食味の良さが最大の特長で、これまでになかった夏場の生食用
市場を開拓できる画期的な品種であります。この特長を活かし、夏秋期の生食用市場の開拓並びに「夏瑞/なつみ
ずき」のブランド力の向上に努めてまいります。
新品種「ペチカエバー」は商品名を「コア」とし、2017年より本格的に生産を開始しております。本品種は収量
性が高く、本品種の導入により、促成いちごとの端境期及び夏秋いちごの品薄となる時期の出荷量の確保を図りま
す。今後はこの新品種2品種を展開することで、夏秋期におけるいちご果実の収益確保に繋げてまいります。
また、促成いちご販売時期においては、適正な数量の仕入、及び品質向上に向けた仕入体制をより一層強化し、
利益の改善を図ります。
さらに、顧客への配送の効率化を図ることで運送費を削減し、事業全体としての利益の確保に努めます。
②種苗事業の収益拡大
これまで夏秋期に生産されるいちごは主に業務用として使用され、冬春期のように生食用の市場はほとんどな
く、また生食用に適する品種は存在しませんでした。新品種「ペチカほのか」はこれまでの夏秋いちごにはない食
味の良さを有していることから、生食用を主体とした産地展開を図ります。加えて、収量性の高い新品種「ペチカ
エバー」を業務用の産地に展開することで、種苗事業の収益拡大に努めてまいります。
③馬鈴薯事業における収益の確保
馬鈴薯事業においては、種馬鈴薯の生産販売及び仕入販売と、青果馬鈴薯の仕入販売を行っております。当社が
国内販売権を有している海外オリジナル品種は、国内の一般品種とは異なる食味や色、加工適性といった特長を持
っていることから、この海外オリジナル品種の販売を強化し、また、適正な数量の仕入管理を行うことで利益改善
に努めます。
④運送事業の収益の維持向上
運送事業を行う子会社「株式会社エス・ロジスティックス」は、営業基盤を関東圏に特化し、配送業務の効率化
により、収益の確保に努めてまいりました。今後も、自社配送と提携業者配送を効率的に運用することに加え、新
規荷主からの運送受託に向けた営業をより一層強化して、収益の維持向上を図ってまいります。
⑤人材の育成について
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株式会社ホーブ(1382) 2019年6月期第3四半期決算短信
当社の事業は、農業に密接に関わっております。近年の気象条件等の自然環境は変化しており、その影響を軽減
するためには、机上の学習だけではなく、経験をとおして学ぶことが重要であります。当社では、いちご果実の生
産指導を生産者に対し行っていることから、事業経験をとおして社内に蓄積されるノウハウや技術を共有・継承す
ることで、今後も優秀な人材の育成に努めていく方針であります。
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