1375 雪国まいたけ 2021-02-04 15:00:00
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料 [pdf]

2021年3月期 第3四半期
    決算説明資料

    2021年2月4日

  株式会社雪国まいたけ
   東証第一部:1375
目次




     1   2021年3月期 第3四半期 決算概要

     2   2021年3月期 業績予想

     3   中期経営計画 (2020年3月期から2023年3月期)

     4   参考資料




                                       1
1   2021年3月期 第3四半期 決算概要




                          2
2021年3月期 第3四半期 決算総括




            • 第3四半期は、安定した気候による野菜全体の生育順調から市場に対し、
              供給過剰傾向となり野菜相場は低迷
売上収益
            • 茸事業においても向かい風の厳しい状況が続くものの、消費者の健康志向
 前年同期比        の高まりを背景に、茸事業は販売重量が増加し、第3四半期累計期間では
              増収
+4.8億円
(+1.9%)     • 2020年2月に販売終了したカット野菜、納豆の減収があったものの、
              2019年10月に子会社化した三蔵農林のマッシュルームが堅調に推移し、
              増収に寄与



 調整後        • 茸事業の増収、ユーティリティ費の減少、生産品質の改善や生産効率の
営業利益          向上による労務費の削減等により増益

 前年同期比      • 販売費及び一般管理費については、新型コロナウイルス感染拡大防止に
+9.6億円        伴う対面での商談の自粛、店頭での販促活動の中止等により販売コストが
              減少した一方、売上の拡大により運賃、販売手数料等の変動コストは増加
(+15.0%)

                                                    3
 2021年3月期 第3四半期 決算ハイライト (連結損益計算書)


                                                   対収益         対売上                          対収益        対売上
                                   2020年3月期                               2021年3月期
                                                    合計          収益                           合計         収益
(百万円)                              第3四半期累計          比率          比率       第3四半期累計             比率         比率           増減額      増減率

収益合計
           *1)
                                        38,726           -          -            39,712          -          -         +986    +2.5%

  売上収益                                  25,473           -          -            25,956          -          -         +482    +1.9%

  公正価値変動による利得                           13,252           -          -            13,755          -          -         +503    +3.8%

営業利益                                     6,253      16.1%       24.6%             7,098     17.9%      27.3%          +844    +13.5%

税引前四半期利益                                 5,897      15.2%       23.1%             6,503     16.4%      25.1%          +606    +10.3%

四半期利益                                    3,779       9.8%       14.8%             4,259     10.7%      16.4%          +480    +12.7%




【参考数値】

調整後営業利益
                       *2)
                                         6,404      16.5%       25.1%             7,365     18.5%      28.4%          +961    +15.0%
                 *2)

調整後EBITDA                                7,706      19.9%       30.3%             8,838     22.3%      34.1%         +1,131   +14.7%
                             *2)
調整後四半期利益                                 3,952      10.2%       15.5%             4,703     11.8%      18.1%          +751    +19.0%

*1):収益合計:売上収益+公正価値変動による利得
*2):調整後営業利益、調整後 EBITDA 及び調整後当期(四半期)利益を以下の算式により算出
・調整後営業利益=営業利益+マネジメントフィー※1+上場関連費用※2 ・調整後 EBITDA=調整後営業利益+減価償却費及び償却費
・調整後当期(四半期)利益=当期(四半期)利益+マネジメントフィー※1+上場関連費用※2+リファイナンス関連損益※3+調整項目の税金調整額
※1:当社と Bain Capital Private Equity, LP 及び㈱神明ホールディングスとのマネジメント契約に基づく報酬
※2:上場準備アドバイザリー費用、上場のための組織体制構築に関する費用、上場のための国際会計基準導入及び適時開示体制構築に関する費用、合併に伴う不動産登記費用等の上場関連の一時的な費用
※3:当社非公開化後に実施したリファイナンスに関連して一時的に発生したアドバイザリー費用等。また、同リファイナンスに伴う契約金利の低下によって発生した一時的な利得とそれに連動して発生する残存契約期間における支払利息の増加額を相殺
                                                                                                                                    4
 調整後営業利益(第3四半期累計)の増減分析

• 調整後営業利益ベースで、前年同期比961百万円の増益

                                                 +961
                              主に評価時
(百万円)                         点の在庫量
                              による差異




                                      ユーティリティ             売上増加に
                                                                     (前年同期)
                                       費の減少、              よる運賃、手
                  茸事業の                                              減損損失計上
                                      生産効率向               数料の増加
                   増収                   上等




                         収益                 売上原価



調整後営業利益=営業利益+マネジメントフィー※1+上場関連費用※2
※1:当社と Bain Capital Private Equity, LP 及び㈱神明ホールディングスとのマネジメント契約に基づく報酬
※2:上場準備アドバイザリー費用、上場のための組織体制構築に関する費用、上場のための国際会計基準導入及び適時開示体制構築に関する費用、合併に伴う不動産登記費用等の上場関連の一時的な費用   5
 セグメント別売上収益

• 主力事業であるまいたけを中心に、茸事業は増収となった一方で、不採算事業からの撤退により、
  その他事業は減収となったが、全体としては増収


            2020年3月期               2021年3月期
(百万円)       第3四半期累計       構成比      第3四半期累計      構成比      増減額          増減率

売上収益合計           25,473   100.0%       25,956   100.0%         +482     +1.9%
茸事業              23,918    93.9%       25,564    98.5%     +1,646       +6.9%
まいたけ             14,624    57.4%       15,020    57.9%         +395     +2.7%
エリンギ              2,583    10.1%        2,630    10.1%         +46      +1.8%
ぶなしめじ             4,856    19.1%        5,027    19.4%         +171     +3.5%
茸その他              1,854     7.3%        2,886    11.1%     +1,032      +55.7%
その他事業             1,555     6.1%         392      1.5%    ▲ 1,163     ▲ 74.8%



【参考数値】 カット野菜・納豆(2020年2月終売)、三蔵農林(2019年10月子会社化)を除く売上収益

            2020年3月期               2021年3月期
(百万円)       第3四半期累計       構成比      第3四半期累計      構成比      増減額          増減率

売上収益合計           23,861   100.0%       24,249   100.0%         +388     +1.6%
茸事業              23,384    93.9%       23,857    98.5%         +473     +2.0%
その他事業              477      6.1%         392      1.5%      ▲ 84      ▲ 17.8%


                                                                            6
   セグメント別売上収益推移(四半期推移)

  • まいたけ等の茸事業は堅調に推移したものの、その他事業はカット野菜・納豆事業の撤退により減収


(百万円)

 12,000
                            11,096                                  10,959   全体
                                 503                                 136     その他事業

 10,000                      1,116                                   1,202   茸その他
                                       9,043
                                        336                                  ぶなしめじ
                             2,076                                   2,067
                                        859
  8,000
                   7,284                         7,470     7,526
          7,093                                   123       132
                    485                                     864      935     エリンギ
           567               1,049      1,843     819
                    396
           342
  6,000                                                    1,355
                    1,343               843      1,604
           1,436
                    761                                     825
           771                                    869
  4,000
                                                                     6,617   まいたけ
                             6,350
                                        5,160
  2,000    3,975    4,298                        4,054     4,348



     0
          第1四半期    第2四半期    第3四半期      第4四半期    第1四半期     第2四半期     第3四半期


                      2020年3月期                           2021年3月期

                                                                                     7
2021年3月期 第3四半期累計 茸事業の状況

• まいたけは、第2四半期以降、消費者の店舗への来店頻度は減少したものの、健康志向は継続して高まりを
  見せたため、販売量は増加となった一方で、秋口より続く野菜相場低迷等の影響により、販売単価は
  前年同期より低調に推移
• エリンギ、ぶなしめじの販売量は前年同期比で微減したものの、販売単価は好調に推移


                                     *1)                          *1)
                         販売量比較                           販売単価比較                【参考】 生産量比較


                    前年                              前年                        前年
                                             *3)                        *3)                    *3)

(%)                同期比              計画比            同期比        計画比             同期比     計画比


 まいたけ             106.3%            97.0%          96.7%      97.8%           97.5%   99.8%



 エリンギ              99.4%            97.8%          104.0%     101.7%          93.6%   100.6%



 ぶなしめじ             95.6%            99.6%          108.5%     99.9%           94.6%   101.1%


          *2)

 茸その他                -              140.2%           -        108.5%           -      98.3%


 *1): 加工品を除いて比較
 *2): 本しめじ、はたけしめじ、マッシュルームの合算値にて比較
 *3): 2020年9月17日に公表した「東京証券取引所市場第一部への上場に伴う当社決算情報等のお知らせ」における当社グループの連結業績予想との比較                          8
 2021年3月期 第3四半期 決算ハイライト (連結財政状態計算書)

• 期限前弁済及び約定弁済の実施により、借入金が大きく減少
  負債が減少する一方で、資本の厚みは増しており、財務の健全性を維持


                             2021年3月期
                2020年3月期
(百万円)                         第3四半期       増減額       増減率        主な増減理由
流動資産                11,045       11,160     +114     +1.0%

 棚卸資産                1,292        1,385      +92     +7.2%
                                                             公正価値変動による利得
 生物資産                3,019        4,012     +992    +32.9%

非流動資産               24,153       25,352    +1,198    +5.0%   有形固定資産増加

資産合計                35,199       36,512    +1,313    +3.7%
                                                             買掛金、投資支払手形、
流動負債                 7,280        9,140    +1,859   +25.5%    未払法人所得税等

1年内返済予定の長期借入金         942         1,132     +190    +20.2%

非流動負債               23,017       18,756   ▲ 4,260 ▲ 18.5%
                                                             期限前弁済 35億円
 借入金                22,438       18,273   ▲ 4,164 ▲ 18.6%    約定弁済   9億円

負債合計                30,297       27,896   ▲ 2,400   ▲ 7.9%

資本合計                 4,901        8,615    +3,714   +75.8%

負債及び資本合計            35,199       36,512    +1,313    +3.7%

                                                                           9
キャッシュアロケーション実績(第3四半期累計)

• 販路拡大に向けた増産、及び生産性向上に向けたファクトリーオートメーション化を推進するため、
  設備投資を拡大しているものの、財務体質の改善に向けて、有利子負債の期限前弁済も実施


    (百万円)
                                     +8,842
     10,000     +8,409                         有形固定資産の売却による収入
                                       3
                 703

      5,000                           8,838    調整後EBITDA
                 7,706


          0
                (1,542)              (2,347)   法人所得税の支払額
                (1,236)
                 (441)    M&A関連投資
                (1,563)              (2,972)   設備投資
     (5,000)
                ▲4,783
                                     (4,462)   有利子負債の返済額

    (10,000)
                                     ▲9,782

    (15,000)
               2020年3月期             2021年3月期
                第3四半期                第3四半期
                                                                10
 主要財務指標の状況

• 堅調な業績状況を踏まえ、期限前弁済を実施し、有利子負債に関する財務指標を改善




                 のれんに関する財務指標推移                                      純有利子負債に関する財務指標推移


のれん/純資産倍率
                                *1)                                    *1)
                                                          Net D/Eレシオ


   2.2x               1.1x                     0.6x        8.6x        3.9x            2.0x
    2019年               2020年                  2021年3月期     2019年       2020年          2021年3月期
     3月期                 3月期                    第3四半期        3月期         3月期            第3四半期



                                                                                 *2)
                                                          Net D/EBITDA倍率
 減損の兆候の有無に関わらず、年に1度減損テストを実施
                                                                                                  *3)

 四半期毎に減損の兆候の有無を確認し、
  減損の兆候がある場合は適宜減損テストを実施                                    2.5x        2.2x            1.8x
                                                            2019年        2020年         2021年3月期
                                                             3月期          3月期           第3四半期


*1):IFRSに基づく連結財務数値

*2):一過性費用を除いた調整後EBITDAの実績値を使用。調整後EBITDA=調整後営業利益+減価償却費

*3):直近12ヵ月(2020年1月~2020年12月)の累計調整後EBITDAにて試算                                                            11
新型コロナウイルス感染拡大による業績への影響及び感染拡大防止に対する取り組み




                  •   4月に発令された緊急事態宣言をきっかけとした巣ごもり需要は、
                      大きな追い風となった
    業績への
     影響
                  •   5月の緊急事態宣言解除以降は、消費行動の変化により、来店頻度の
                      減少がみられるものの健康志向の高まりもあり、まいたけの販売量は増加


                  •   検温・マスク着用徹底
                  •   手洗い消毒の励行・定期的な換気
                  •   密閉空間での社内会議や打ち合わせの原則禁止
           全社での
           取り組み   •   昼食の時間差取得や着席と離席時の時間の記録、会話自粛

感染拡大防止に           •   食事中は、 座席を1ⅿの間隔に空け、対面での着座を原則禁止
対する取り組み           •   接触確認アプリの利用推奨
                  •   緊急事態宣言地域への往来を抑制

           営業所等
                  •   感染拡大地域においては、オフィスへの出勤は必要最低限として、
            での
                      原則テレワーク対応
           取り組み



                                                          12
アグリテックの追求による生産性向上への取り組み

• ロボット技術やAIを積極的に活用し、各工程の効率化を図り、省人化を推進




                               まいたけ
                               カット工程




       ×                            まいたけ
                                    植菌工程

    AgriTech




                                           z
         アグリテック


                               エリンギ
                               収穫工程




                                               13
    まいたけカット工程における効果

• 熟練従業員と同等レベルでカットすることが可能なAIアルゴリズム搭載の自動カットロボットの開発に成功
• 今後は、AIやロボティクスの実装をした次世代型パッケージングライン(カットから包装までの工程)の開発に
  よる省人化を目指す

               導入前                               導入後(想定)



                                                       ×


                                                AIアルゴリズムによるカット指示




                                                  次世代型パッケージングラインのイメージ


•   手作業により、パックに応じたサイズにまいたけのカットを行う   •   AIアルゴリズムを実装する自動カットロボットの導入
•   熟練従業員と経験が浅い従業員では、作業効率に差がある      •   熟練従業員と同等レベルでカットが可能
•   カットを行う従業員の人数確保が必要
                                                                        14
アグリテックの取り組み


              •   まいたけの植菌工程において、自動化ラインを確立し、
                  省人化を進めるとともに作業における従業員の負担を軽減

                        導入前                        導入後


  まいたけ
自動植菌機の導入




              •   エリンギの自動収獲機にて、1回の収穫量を増やすことで、収穫作業の効率化を図る




エリンギ自動収獲に
よる収穫量の拡大




                                                           15
企業との共同プロモーション戦略

• 高い栄養価、豊富な栄養成分、健康機能性等を消費者に訴求するため、他企業とのコラボレーションを
  積極的に実施。消費者とのタッチポイントを広げ、新規需要を創出



         10月            11月       12月       1月~




 食品
メーカー



                                         大手調味料メーカーとの
                                          メニュータイアップ




中食・
その他


                管理栄養士 浅野まみこ先生
               (株式会社エビータ 代表取締役)
                   監修メニュー提案
                                                       16
プラスチックごみ削減の取り組み

• 袋包装及びノントレー製品への切り替えを進め、プラスチックの使用量を削減



           •   「雪国しめじ恵み」で、株を固定するトレーをなくし、   プラスチック削減効果
               袋のみで包装を行う                      (重量比)

ノントレー製品の
   推進
                                            約   60%削減
                          トレーを
                          はずす




           •   トレーに入った製品だけでなく、袋製品も販売       プラスチック削減効果
                                              (重量比)

  袋包装の
   推進
                                            約   18%削減

                                                        17
森林整備への取り組み

• 地域社会とともに持続可能な未来を実現するため、人と森が共生できる森林公園を整備する
  「雪国まいたけの森づくり活動」を開始

          活動イメージ                              活動状況

荒廃した森林を間伐し、木々が育ちやすい環境を整え、
                                          調印式 (2020年9月2日)
人が訪れる空間をつくる
                            •   南魚沼市、南魚沼森林組合、新潟県南魚沼地域振興局の
                                各代表者と森づくり活動に関する協定を締結
                            •   整備過程で発生する伐採した木は、当社栽培用のおが粉として活用予定



杉の人工林を間引いて健全な森林に誘導するとともに、
広葉樹を植栽し地力の高く景観の良い混交林をつくる




                                         開所式 (2020年10月19日)

                            •   新潟県南魚沼市舞子にある大原運動公園周辺地域において、開所式を開催
                            •   関係者ならびに従業員により、森林整備を実施
   本活動によりSDGsとして期待される効果




                                                                    18
  神明HDとの事業シナジー

• 神明HDは、国内の米穀卸最大手であり、神明HDの持つネットワーク、事業ノウハウを活用することにより、
  当社の西日本エリア及び海外への事業拡大が加速


         西日本を中心とした新規取引先開拓、                               更なる食文化浸透を目的とした
            既存取引先の更なる強化                                  中食・外食業態への販路拡大




                                      コラボレーションラベル    神明デリカとの共同開発商品        元気寿司とのコラボ商品




               米輸出大手企業として確立された
                                                    事業領域の拡大に資する戦略的M&Aの実現
                 神明HDの海外販路活用


イギリス                   中国             アメリカ
 5.1%                  6.7%
        ドイツ                           21.1%
        2.4%     タイ            香港
                3.1%          35.8%


               シンガポール オーストラリア                       瑞穂農林㈱、㈱きのこセンター金武、 ㈱三蔵農林の
                 5.3%   11.8%                           M&Aにより、商品ラインアップ拡充


                                                                                        19
 連結損益計算書

              2020年3月期      2021年3月期
(百万円)         第3四半期累計       第3四半期累計       増減額          増減率
売上収益               25,473        25,956         +482      +1.9%
公正価値変動による利得        13,252        13,755         +503      +3.8%
収益合計               38,726        39,712         +986      +2.5%
材料費、人件費等           14,056        13,421     ▲ 634        ▲ 4.5%
公正価値変動による利得        11,822        12,841     +1,019        +8.6%
売上原価               25,878        26,263         +385      +1.5%
売上総利益              12,847        13,448         +600      +4.7%
販売費及び一般管理費          6,207         6,191         ▲ 15     ▲ 0.2%
その他の収益               238            37      ▲ 201       ▲ 84.4%
その他の費用               625           195      ▲ 429       ▲ 68.7%
営業利益                6,253         7,098         +844     +13.5%
税引前四半期利益            5,897         6,503         +606     +10.3%
四半期利益               3,779         4,259         +480     +12.7%
【参考数値】
調整後営業利益             6,404         7,365         +961     +15.0%
調整後EBITDA           7,706         8,838     +1,131       +14.7%
調整後四半期利益            3,952         4,703         +751     +19.0%
                                                                  20
 連結損益計算書(四半期推移)

                            2020年3月期                              2021年3月期
(百万円)         第1四半期       第2四半期     第3四半期     第4四半期     第1四半期      第2四半期      第3四半期

売上収益              7,093     7,284    11,096     9,043     7,470       7,526    10,959
公正価値変動による利得       2,579     4,402     6,269     2,990     3,153       4,504     6,097
収益合計              9,672    11,687    17,365    12,033    10,624      12,031    17,056
材料費、人件費等          4,341     4,321     5,392     5,140     4,122       4,302     4,995
公正価値変動による利得       3,071     3,032     5,717     4,274     3,605       3,241     5,995
売上原価              7,412     7,354    11,110     9,415     7,728       7,544    10,990
売上総利益             2,260     4,332     6,255     2,618     2,895       4,487     6,065
販売費及び一般管理費        1,990     1,899     2,316     2,162     1,909       2,048     2,234
その他の収益             209        10        18        52        16          10         9
その他の費用              49       119       456        71        94          77        23
営業利益               429      2,324     3,500      437       909        2,371     3,817
税引前四半期利益           269      2,193     3,435      748       775        2,243     3,484
四半期利益              149      1,449     2,180      565       482        1,477     2,299
【参考数値】
調整後営業利益            474      2,381     3,547      495      1,007       2,537     3,821
調整後EBITDA          893      2,809     4,003      965      1,473       3,035     4,329
調整後四半期利益           218      1,502     2,231      330       591        1,629     2,482
                                                                                      21
 連結キャッシュ・フロー計算書


                    2020年3月期         2021年3月期
(百万円)               第3四半期累計          第3四半期累計         増減額

営業活動によるキャッシュ・フロー           2,443            5,844          +3,400

 税引前四半期利益                  5,897            6,503           +606

 営業債権及びその他の債権の増減額         ▲ 676           ▲ 1,391          ▲ 715

 棚卸資産の増減額                 ▲ 432             ▲ 92            +339

 営業債務及びその他の債務の増減額         ▲ 482             1,431          +1,913

 従業員給付に係る負債の増減額           ▲ 815                 50          +865

投資活動によるキャッシュ・フロー         ▲ 1,044          ▲ 2,981      ▲ 1,936

 有形固定資産の取得による支出          ▲ 1,236          ▲ 2,972      ▲ 1,735

 有形固定資産の売却による収入                703              3          ▲ 699

財務活動によるキャッシュ・フロー         ▲ 3,601          ▲ 5,175      ▲ 1,574

 長期借入金の返済による支出           ▲ 1,563          ▲ 4,462      ▲ 2,898

現金及び現金同等物の増減額            ▲ 2,201          ▲ 2,312          ▲ 110

現金及び現金同等物の四半期末残高           4,415            2,148      ▲ 2,267
                                                                    22
 連結財政状態計算書

                                  2021年3月期
                    2020年3月期
(百万円)                              第3四半期        増減額          増減率
流動資産                     11,045        11,160         +114      +1.0%
 現金及び現金同等物                4,461         2,148    ▲ 2,312      ▲ 51.8%
 営業債権及びその他の債権             2,141         3,532     +1,391       +65.0%
 棚卸資産                     1,292         1,385          +92      +7.2%
 生物資産                     3,019         4,012         +992     +32.9%
非流動資産                    24,153        25,352     +1,198        +5.0%
有形固定資産                   16,710        18,073     +1,363        +8.2%
のれん及び無形資産                 5,320         5,308         ▲ 12    ▲ 0.2%
資産合計                     35,199        36,512     +1,313        +3.7%
流動負債                      7,280         9,140     +1,859       +25.5%
 営業債務及びその他の債務             2,390         3,875     +1,485       +62.1%
 未払法人所得税                  1,539         1,581          +41      +2.7%
 1年内返済予定の長期借入金             942          1,132         +190     +20.2%
非流動負債                    23,017        18,756    ▲ 4,260      ▲ 18.5%
 借入金                     22,438        18,273    ▲ 4,164      ▲ 18.6%
 リース負債                     483           387          ▲ 95    ▲ 19.8%
負債合計                     30,297        27,896    ▲ 2,400      ▲ 7.9%
資本合計                      4,901         8,615     +3,714       +75.8%
 親会社の所有者に帰属する持分合計         4,899         8,620     +3,720       +75.9%
負債及び資本合計                 35,199        36,512     +1,313        +3.7%
                                                                        23
主要な経営指標



                                             2020年3月期                    2021年3月期
                                             第3四半期累計                     第3四半期累計

調整後営業利益率                                                  16.5%                         18.5%


調整後EBITDAマージン                                             19.9%                         22.3%


調整後四半期利益率                                                 10.2%                         11.8%

                           *1)

基本的1株当たり四半期利益                                           94.86円                       107.04円

                           *1)
1株当たり調整後四半期利益                                           99.18円                       118.03円

                     *2)

ROE(自己資本利益率)                                             112.7%                         63.1%


ROA(総資産利益率)                                                9.8%                         11.7%


ROIC(投下資本利益率)                                             13.9%                         16.7%




*1): 当社は、2020年7月30日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を実施しており、基本的1株当たり四半期利益及び1株当たり調整後四半期利益については、当該株式分割が行われたと仮定して、
     当該株式分割後の発行済株式数により算出
*2): ROE(自己資本利益率)=親会社株主に帰属する四半期利益÷期中平均自己資本

                                                                                                        24
IAS第41号「農業」の会計処理に関する概説

• 日本基準では販売時に利益を認識するのに対し、IFRSでは培養から収穫にかけて前倒しで利益を認識




                                           売価:100         利益:30




  日本基準
                                   材料費、人件費等:70            売上原価:70



         培養開始                収穫時                    販売時

                                              利益認識タイミング




                                   利益:30


                                           売価:100         売上原価:100
  IFRS
                                   材料費、人件費等:70



         培養開始                収穫時                    販売時

                 利益認識タイミング


                                                                     25
農業会計適用による損益インパクト(第3四半期累計)

• 仕掛品に含まれる利得は、期首対比で第3四半期末に在庫量が増加、かつ単価が上昇したことから、
  +835百万円の損益インパクトとなった
• 一方で、製品の在庫量が第3四半期末に期首対比で減少したことから、製品・半製品に含まれる利得は
  軽微だった

(単位:百万円)

                                      2021年3月期
                    内訳
                                      第3四半期累計
                    期首仕掛品に含まれる利得          ▲1,478    仕掛品に含まれる利得の期首・期末差額
                    期末仕掛品に含まれる利得            2,314   +835百万円
公正価値変動による利得(収益)
                    当期収穫分                  12,705

                    その他                      214

                    合計                     13,755

                    期首製品・半製品に含まれる利得        ▲436
                                                    製品に含まれる利得の期首・期末差額
                    期末製品・半製品に含まれる利得          481    +44百万円
公正価値変動による利得(売上原価)
                    当期収穫分                ▲12,705

                    その他                    ▲180

                    合計                   ▲12,841

損益インパクト合計                                   +913




                                                                         26
農業会計適用による損益インパクト(四半期推移)

• 公正価値変動による利得の損益インパクトは、四半期毎に大きく変動するが、通期での影響は軽微




        (百万円)                     第1四半期        第2四半期        第3四半期        第4四半期        合計

                期首仕掛品に含まれる利得        ▲1,478       ▲1,086       ▲2,177                   ▲1,478
         収益
                期末仕掛品に含まれる利得         1,086         2,177       2,314                       2,314

                期首製品・半製品に含まれる利得      ▲436         ▲352         ▲513                        ▲436
        売上原価
2021年           期末製品・半製品に含まれる利得        352          513          481                        481
 3月期
        当期収穫分                             ±0           ±0           ±0                       ±0


        その他                               25           11        ▲3                          33

        損益インパクト合計                    ▲451         +1,263        +102                       +913


                期首仕掛品に含まれる利得        ▲1,503        ▲986        ▲2,045       ▲2,601      ▲1,503
         収益
                期末仕掛品に含まれる利得           986         2,045       2,601        1,478          1,478

                期首製品・半製品に含まれる利得      ▲255         ▲257         ▲559         ▲557           ▲255
        売上原価
2020年           期末製品・半製品に含まれる利得        257          559          557          436           436
 3月期
        当期収穫分                             ±0           ±0           ±0           ±0          ±0


        その他                               22           10       ▲2           ▲ 40          ▲10

        損益インパクト合計                    ▲491         +1,370        +551       ▲1,284          +146


                                                                                                   27
  まいたけ市場取引の状況

市場取引単価の推移

  (円/㎏)
    1,200

    1,100

    1,000

     900                                                                                                   2019年3月期

                                                                                                           2018年3月期
     800
                                                                                                           2020年3月期
     700                                                             2021年3月期
                                                                                                           2017年3月期
     600

     500

     400
       0                                                                                                     (4月~12月)
            4月     5月     6月     7月     8月     9月      10月     11月      12月     1月         2月         3月       加重平均

2021年3月期     821    761    693    735    746    756      899     935      802                                      805

2020年3月期     886    803    730    814    820    833      885     923      915        825        746        740     854

2019年3月期     635    638    658    633    886    1136    1093     971      886        930        976        893     854

2018年3月期     594    519    500    487    563    795      833     989      896        880        878        691     700

2017年3月期     556    532    477    454    508    765      922     991      838        753        733        672     691



 出所:東京都中央卸売市場 市場統計情報を基に当社作成                                                                                           28
  まいたけ市場取引の状況

市場販売量の推移

      (t)
     300
                   2017年3月期      2018年3月期        2019年3月期    2020年3月期       2021年3月期
     275

     250

     225

     200

     175

     150

     125

     100
       0                                                                                                             (4月~12月)
            4月      5月      6月      7月      8月      9月      10月     11月     12月     1月         2月         3月            合計

2021年3月期     164      166     170    153     145      220     271     226     247                                        1,761

2020年3月期     157      159     170    144     157      249     270     262     242        240        239        219       1,809

2019年3月期     187      188     165    164     166      173     246     244     253        214        185        194       1,784

2018年3月期     184      208     198    186     194      234     279     209     223        201        174        191       1,915

2017年3月期     200      195     187    185     192      252     278     204     225        230        208        199       1,917



 出所:東京都中央卸売市場 市場統計情報を基に当社作成                                                                                                 29
  エリンギ市場取引の状況

市場取引単価の推移

  (円/㎏)
     700

     650

     600

     550

     500                                                                                                 2018年3月期
                                                                                                         2017年3月期
     450
                                                                                                         2019年3月期
     400                                                                                                 2020年3月期

     350                                                             2021年3月期


     300
       0                                                                                                   (4月~12月)
           4月     5月     6月     7月     8月     9月     10月     11月     12月      1月         2月         3月       加重平均

2021年3月期    560    584    464    485    548    469     569     507      408                                      508

2020年3月期    460    499    438    464    530    579     567     640      567        552        444        429     528

2019年3月期    346    403    399    388    597    639     580     562      441        458        456        446     482

2018年3月期    485    447    408    378    443    640     528     657      608        597        595        498     515

2017年3月期    466    413    388    373    364    516     602     664      509        426        453        487     483



 出所:東京都中央卸売市場 市場統計情報を基に当社作成                                                                                         30
  エリンギ市場取引の状況

市場販売量の推移

      (t)
     300
                   2017年3月期      2018年3月期        2019年3月期    2020年3月期       2021年3月期
     275

     250

     225

     200

     175

     150

     125

     100
       0                                                                                                             (4月~12月)
            4月      5月      6月      7月      8月      9月      10月     11月     12月     1月         2月         3月            合計

2021年3月期     159      150     164    156     144      194     219     203     203                                        1,592

2020年3月期     216      183     181    164     156      195     211     191     197        167        197        209       1,692

2019年3月期     220      203     181    186     156      197     238     206     241        213        205        205       1,828

2018年3月期     177      194     199    184     185      208     245     206     217        193        187        200       1,815

2017年3月期     219      229     216    214     206      254     261     234     237        247        204        192       2,070



 出所:東京都中央卸売市場 市場統計情報を基に当社作成                                                                                                 31
  ぶなしめじ市場取引の状況

市場取引単価の推移

  (円/㎏)
     600

     550

     500

     450

                                                                   2021年3月期                          2018年3月期
     400

     350                                                                                             2020年3月期
                                                                                                     2017年3月期
     300                                                                                             2019年3月期

     250

     200
       0                                                                                                   (4月~12月)
           4月     5月     6月     7月     8月     9月     10月     11月      12月     1月         2月         3月       加重平均

2021年3月期    480    426    359    376    405    366     467     517      462                                     430

2020年3月期    379    375    332    355    343    412     413     482      515        450        378        352    409

2019年3月期    268    300    287    295    351    455     499     532      483        462        389        303    391

2018年3月期    327    331    291    287    283    418     393     526      562        536        503        324    389

2017年3月期    321    316    295    278    250    386     467     560      492        401        402        330    386



 出所:東京都中央卸売市場 市場統計情報を基に当社作成                                                                                       32
  ぶなしめじ市場取引の状況

市場販売量の推移

       (t)
    1,200
                    2017年3月期         2018年3月期      2019年3月期     2020年3月期        2021年3月期
    1,100

    1,000

     900

     800

     700

     600

     500

     400
       0                                                                                                                (4月~12月)
             4月     5月      6月        7月      8月      9月      10月      11月     12月     1月         2月         3月            合計

2021年3月期      502     582      605      546     530    707      802      666     711                                        5,652

2020年3月期      665     599      600      577     567    747      880      862     788        753        761        749       6,285

2019年3月期      781     716      689      595     584    696      819      763     801        755        820        872       6,444

2018年3月期      757     737      724      625     695    843     1,113     899     847        759        731        914       7,241

2017年3月期      828     750      734      710     720    929     1,038     934     929        981        816        891       7,571



 出所:東京都中央卸売市場 市場統計情報を基に当社作成                                                                                                    33
2   2021年3月期 業績予想




                    34
                                      ※2020年9月17日に公表した「東京証券取引所市場第一部への上場に伴う当社決算情報等のお知らせ」における
 2021年3月期 業績予想                         当社グループの連結業績予想より変更はありません



• 2021年3月期(2020年4月1日から 2021 年3月31日)における当社グループの連結業績予想は、
  2020年3月期に対し、増収・増益の見通し

                                 対収益       対売上                      対収益       対売上
                     2020年        合計        収益         2021年         合計        収益
(百万円)                 3月期         比率        比率          3月期          比率        比率       増減額         増減率

収益合計                    50,759    -          -             52,678    -         -         +1,918     +3.8%
内売上収益                   34,517    -          -             35,632    -         -         +1,114     +3.2%
営業利益                     6,691   13.2%     19.4%            8,324   15.8%     23.4%      +1,633     +24.4%
税引前利益                    6,646   13.1%     19.3%            7,783   14.8%     21.8%      +1,137     +17.1%
当期利益                     4,344   8.6%      12.6%            5,099   9.7%      14.3%       +754      +17.4%

親会社の所有者に
                         4,346   8.6%      12.6%            5,099   9.7%      14.3%       +752      +17.3%
帰属する当期利益


【参考数値】
調整後営業利益                  6,899   13.6%     20.0%            8,618   16.4%     24.2%      +1,718     +24.9%
調整後EBITDA                8,672   17.1%     25.1%           10,453   19.8%     29.3%      +1,781     +20.5%
調整後当期利益                  4,282   8.4%      12.4%            5,466   10.4%     15.3%      +1,183     +27.6%
注):調整後営業利益、調整後 EBITDA 及び調整後当期利益を以下の算式により算出
調整後営業利益=営業利益+マネジメントフィー※1+上場関連費用※2
調整後 EBITDA=調整後営業利益+減価償却費及び償却費
調整後当期利益=当期利益+マネジメントフィー※1+上場関連費用※2+リファイナンス関連損益※3+調整項目の税金調整額
※1:当社と Bain Capital Private Equity, LP 及び㈱神明ホールディングスとのマネジメント契約に基づく報酬
※2:上場準備アドバイザリー費用、上場のための組織体制構築に関する費用、上場のための国際会計基準導入及び適時開示体制構築に関する費用、合併に伴う不動産登記費用等の上場関連の一時的な費用
※3:当社非公開化後に実施したリファイナンスに関連して一時的に発生したアドバイザリー費用等。また、同リファイナンスに伴う契約金利の低下によって発生した一時的な利得とそれに連動して発生する残存契約
   期間における支払利息の増加額を相殺
                                                                                                          35
 業績予想に対する進捗(四半期)

• 業績予想に対する進捗は概ね計画通りに推移




                      売上収益                                                 調整後営業利益

(百万円)                                               (百万円)
40,000                 進捗率                           10,000                 進捗率
                      72.8%                           9,000
                                                                             85.5%
35,000
                                                      8,000
30,000
                                                      7,000
25,000
                                                      6,000
                                                                   3,821    第3四半期
20,000       10,959   第3四半期                           5,000
                                35,632   通期
                                                                                      8,618    通期
                                                      4,000
15,000
                                                      3,000
              7,526   第2四半期
10,000
                                                                   2,537    第2四半期
                                                      2,000
 5,000
              7,470   第1四半期                           1,000
                                                                   1,007    第1四半期
    0                                                    0
              実績                業績予想                                実績               業績予想

(注)調整後営業利益を以下の算式により算出
調整後営業利益=営業利益+マネジメントフィー※1+上場関連費用※2
※1 当社と Bain Capital Private Equity, LP 及び㈱神明ホールディングスとのマネジメント契約に基づく報酬                                36
※2 上場準備アドバイザリー費用、上場のための組織体制構築に関する費用、上場のための国際会計基準導入及び適時開示体制構築に関する費用、合併に伴う不動産登記費用等の上場関連の一時的な費用
    今後に向けた当社の財務方針

• 潤沢なキャッシュフローを背景に、成長投資の強化、財務体質の安定強化、株主還元策をバランス良く行う


                                 成長投資の強化

                      •   生産供給能力の継続的な強化
                      •   中長期的な海外進出や工場建設の検討
                      •   M&Aも活用した事業ポートフォリオの更なる強化も
                          随時検討




                                      財務方針



           財務体質の安定強化                               株主還元策の実施

                                         •   毎期のフリー・キャッシュフローに応じた弾力的な
•   有利子負債削減を通じたバランスシートの強化継続
                                             利益還元策を行う方針
•   Net D/Eレシオ、Net D/EBITDA倍率等財務指標の
                                         •   連結配当性向:30%程度を目標
    改善
                                         •   株主優待制度を実施(年1回)


                                                                       37
株主還元

• 連結配当性向 30%程度を目標とした配当、及び年1回の株主優待にて株主還元を行う方針



                                      年間配当(予想)     42円00銭
        配当           1株当たり配当金         中間配当         14円00銭

                                      期末配当(予想)     28円00銭


                     毎年3月末日の株主名簿に記載された 1単元(100 株)以上保有かつ6ヶ月以上継続保有
             対象となる
                     (割当基準日である3月末日とその前年の9月末に、同じ株主番号にて、連続して株主名簿
              株主様
                     に記載された状態)


                     3,000 円相当の当社商品


 株主優待
             優待内容



                     ※写真はあくまで一例です


             贈呈時期
                     毎年6~7月頃(予定)に、直前の3月末日現在の対象の株主様に発送
             及び方法

                                                                   38
           中期経営計画
3
    (2020年3月期から2023年3月期)




                           39
 中期経営計画 テーマ・基本戦略・定量目標



                                 テーマ・基本戦略



     プレミアムきのこ総合                    まいたけでの         生産・包装の
      メーカーとしての                     圧倒的No.1の       技術革新の
        基盤確立                        達成と維持           追及




      需要拡大につながる                                  当社独自モデルの
                                    財務体質の
       機能性、きのこ                                    海外展開への
                                      強化
       高品質化研究                                       準備




         定量目標                        営業利益:年平均成長率7%前後

注1):IFRS に基づく財務報告値ベース
注2):年平均成長率の対象期間は 2020 年3月期から2023 年3月期の3年間
注3):営業利益は一過性費用を除いた調整後営業利益(営業利益+その他調整費用)を使用
                                                            40
具体的な戦略アプローチ




            健康需要の拡大を捉えた、まいたけ事業を中心とするトップラインの成長




   ¥        アグリテックの追求による生産性の向上




       EC   Eコマースを中心とした健康食品事業の拡大




            M&A も活用した事業ポートフォリオの強化



                                                41
 中長期的な成長イメージ

 • 中長期的には、神明ホールディングスとのシナジーを活かしながら、技術革新によるコスト効率化、
   生産キャパシティの増強や ECの販路拡大のオーガニック成長に加え、M&Aを中心とした事業ポートフォリオの
   強化及び海外展開による成長に取り組むことで、更なる成長を企図



                                             との
                                    シナジーを最大限に訴求
事業規模


               3   • 世界でまいたけ需要を創出
                                           海外展開による成長


            • 高付加価値きのこポートフォリオの強化             M&Aも活用した
        2
            • 新規事業・エリアへの進出                 事業ポートフォリオの
                                             強化による成長
       • 生産工程自動化の推進による
   1     生産量・効率の向上
       • 健康食品×EC事業の拡充
                                          既存事業の拡大による
                                            オーガニック成長

                                                  期間
                                                          42
4   参考資料




           43
 雪国まいたけグループの概要


株式会社雪国まいたけ                  代表者               足利 厳
                            設立年月              1983年7月
                            本社所在地             新潟県南魚沼市
                            証券コード             1375
                            上場市場              東京証券取引所市場第一部
                            発行済株式数            39,850,000株
                                     *1)
                                              社員:1,121名、臨時雇用者数:1,287名
                            従業員数
                                              (2020年12月末時点)
                                              まいたけ、エリンギ、ぶなしめじの生産販売
                            事業内容
                                              及びきのこの加工食品の製造販売


      瑞穂農林株式会社                             株式会社きのこセンター金武                                 株式会社三蔵農林




       京都府京丹波町での                                 沖縄県金武町での                           岡山県牛窓町でのマッシュルーム
     本しめじ、はたけしめじの                               ぶなしめじ生産・販売                                    生産・販売
            生産・販売


                                                                                                        44
*1):従業員数は就業人員であり、社員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者含む)と、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む、最近1年間の平均人員数)で構成
         主な沿革

                                                                                                             3月
                                                                                         4月
  7月                                                                                                        ‒ 本しめじ、はたけしめじの
                                                                                         ‒ 中国でえのき事業を          生産販売を行う瑞穂農林
  ‒ 株式会社雪国まいたけを設立し、
                                                                                           行う雪国舞茸(長春)         株式会社、及びぶなしめじの
    まいたけの生産販売を開始                                                     6月
                                                                                           生物技術有限公司の          生産販売を行う株式会社
                                                                   ‒ 東京証券取引所               株式を譲渡              きのこセンター金武の株式を
                                                                     市場第二部における                                取得し、子会社化
                                                                     上場を廃止               9月
                                   3月                              ‒ ベインキャピタルが           ‒ コメ卸大手の            10月
                                 ‒ 株式会社トータクを                         100%株主に               株式会社神明HDが、
                                   株式取得により                                                 株式49%を取得         ‒ マッシュルームの生産販売を
                                   子会社とし、加工食品の                                             (ベインキャピタル51%、      行う有限会社三蔵農林の
                                   製造販売に進出                                                 神明HD49%)           株式を取得し、子会社化




                                                                                                           2019    2020
                                                                                       2017     2018
                                                                2015           2016
                              1998             2000
1983         1994

                                                                                  8月
                                                                                                                     9月
                  3月                                                            ‒ もやし事業を行う株式会社                      ‒ 東京証券取引所
                                                                                  雪国バイオフーズの株式を                        市場第一部に
                ‒ 新潟証券取引所の                                                        譲渡               9月
                                                                                                                      上場
                  地域産業育成部へ
                                                    3月                                            ‒ 滋賀パッケージセンターに
                  上場
                                                                                                    まいたけ包装課を新設し、
                                                  ‒ 新潟証券取引所と東京証券取引所の                                まいたけの包装を開始
                                                    合併に伴い、東京証券取引所市場
                                                    第二部に上場




       注1):上記に記載の「ベインキャピタル」とは、Bain Capital Private Equity, LPが投資助言を行うファンドの総称                                              45
       注2):三蔵農林は、2020年3月2日付にて有限会社三蔵農林から株式会社三蔵農林へ組織変更
主な取扱商品と売上収益の構成比

• まいたけの量産を世界で初めて成功し、きのこ生産を工業化した、「プレミアムきのこ」のトップシェアメーカー
• まいたけをはじめとしたきのこ類に加え、きのこポートフォリオを活かした健康食品、加工食品等を展開



         • マッシュルーム                • 健康食品
                       ・本しめじ
                     「大黒本しめじ」     • 培地活性剤

                                   • 物産館

                       • はたけしめじ
                        「丹波しめじ」
                                     その他
                                     19億円
                            茸その他 (5.5%)
                            27億円
                              (7.9%)
         • 雪国えりんぎ        エリンギ
                         34億円                             • 雪国まいたけ「極」
                         (9.9%)       売上収益
                                                まいたけ
                                     345億円      198億円
                                                (57.3%)
                         ぶなしめじ       2020年3月期
                         67億円
                         (19.4%)
                                                           • 白まいたけ「雅」
        • 雪国しめじ「恵み」




                                                                        46
 商品ポートフォリオ


• まいたけの人工栽培と量産のパイオニアであり、きのこの工業生産を手掛けるリーディングカンパニー


                                                                           *1)
    雪国まいたけ                                      雪国しめじ         ミツクラ農林
                                   雪国えりんぎ
     「極」・「雅」                                     「恵み」        マッシュルーム




      本しめじ *1)                     はたけしめじ *1)          *2)           *3)
                                                加工食品          健康食品
    「大黒本しめじ」                       「丹波しめじ」




*1):茸その他に分類
*2):各きのこの加工食品は、原料となるきのこのセグメントに分類                                                 47
*3):健康食品等は、その他事業に分類
        きのこ市場の動向

   • きのこ類全体の市場規模は東日本大震災に付随する風評被害等の影響を受け一時的に縮小したものの、
     2013年以降は拡大基調。その中でもまいたけは高成長を実現

(億円)                                                                                                  2009年 vs. 2019年
2,500
                                                                                                 全体   全体         +1.3%
                                                                                 2,265   2,238
         2,210   2,186                                           2,181             6                  まつたけ     ▲23.7%
                                                 2,138   2,147           2,160             1
           2       7                                               6
                                         2,049     4       7               2      214
          229            2,003
                                                                                          207         エリンギ      ▲9.9%
                  229                      3              189     208     211
                                                  201
2,000                      3     1,905
                                          202
                          192      1
         278                      166
                                                          317     348             453     482         まいたけ +73.3%
                  326                             339                     364
                          292             296
                                  276
1,500
          551
                  519                                     511     490
                                                  505                     491     518                 ぶなしめじ     ▲6.9%
                          476             509                                             514
                                  481


1,000     343                                             342     313     277                         えのきたけ    ▲22.2%
                  328                             340                             307
                          326             325                                             267
                                  330
          101                                                     105     107
                  101                             87      97                      106     104
                          90              80                                                          なめこ        +2.3%
                                  76

 500
          704     674     624             633     663     684     711     709     662     663         生しいたけ     ▲5.8%
                                  575




   0
        2009年    2010年   2011年   2012年   2013年   2014年   2015年   2016年   2017年   2018年   2019年

   注1):きのこ市場(全体)は生しいたけ、なめこ、えのきたけ、ぶなしめじ、まいたけ、エリンギ、まつたけを合計した市場規模
   注2):各種きのこの市場規模は、「東京卸売市場の年次卸売平均単価(1月~12月)×国内生産量」で算出
   注3):「ぶなしめじ」の市場規模計算時の単価には「しめじ」の平均単価を使用                                                                          48
   出所:林野庁 特用林産基礎資料、農林水産省 地域特産野菜生産状況調査、東京都中央卸売市場 市場統計情報
 雪国まいたけグループ きのこ生産量シェア

• まいたけをはじめ、展開する各きのこのマーケットにおいて高いシェアを獲得



              まいたけ                           エリンギ            ぶなしめじ

                                                                  当社当社
                                                       当社           16%
                                                                  16%
                                                       28%
               2019年     当社                   2019年           2019年
              総生産量       57%                 総生産量             総生産量
              約5.1万トン                        約3.8万トン         約11.9万トン




               本しめじ                         はたけしめじ           マッシュルーム

                                                                    当社
                                                                    16%
                                                                      当社
               2018年                          2018年           2018年  (三蔵
               総生産量                           総生産量            総生産量 農林)
               約3百トン                          約6百トン           約7千トン 34%

             当社(瑞穂農林)                       当社(瑞穂農林)
                99%                            87%


注):各種きのこの市場シェアはそれぞれ国内生産量ベースで算出(弊社生産量÷国内全体での生産量)                            49
出所:林野庁特用林産物生産統計調査、農林水産省地域特産野菜生産状況調査
バリューチェーン

• まいたけ事業をコアとした独自のバリューチェーンにより、高い参入障壁とキャッシュフローを創出する
  ビジネスモデルを確立




  独自のバリューチェーンを                          高い基礎研究力に
  背景とした市況に対する      市況への       研究開発       裏付けられた
      弾力性           弾力性                  商品開発力




                 流通販売             生産
  広範かつ強力な                                模倣が極めて難しい
 当社独自の小売との                               安定供給を支える
  直販ネットワーク                               大規模生産プロセス

                        商品・ブランド




                        魅力的な商品と
                        強いブランド力
                                                     50
生産・包装プロセス

• 栽培が困難なまいたけを世界で初めて工業化し、安定的な生産・供給体制を実現
• アグリテックの追求による生産性向上への取り組みも積極的に行っている



                    安定した生産能力・収穫・品質

    培地合成             植菌             培養・育成            収穫/包装




• 独自レシピで培地を    • 独自に開発した自社菌を    • 広大な培養室と発生室で    • エリンギ・ぶなしめじでは
  配合し、農薬や化学肥料は   培地に植え付け          データによる科学的な       多くの生産工程で自動化
  一切不使用        • 植菌作業の自動化への       環境管理             を実現
• 高温・高圧で培地を殺菌    取り組み           • 光環境、温度・湿度制御を
               • クリーンルーム管理による     適切に管理し、大量生産を
                 雑菌対策             実現


                                                                  51
当社まいたけの特徴

• まいたけを天然同様のサイズに成長させ、食感を最も引き出せる袋栽培を採用し、
  大規模栽培によるまいたけの工業生産を実現


            商品の特徴                      栽培方法


• 1株が大きく、需給に合った多様な容量の商品を展開     • 袋栽培を採用
• 旨みと風味のバランスが良く、高品質なまいたけを実現    • 1株あたり約900g
• 歯ごたえ、弾力性が強い「茎」が大きく、食べ応えがある




                                              52
健康食品ECチャネル

• まいたけの持つ豊富な栄養素を活用して独自で健康食品を開発・展開し、ECを通じて販売



        雪国まいたけ ONLINE                        取扱商品




                                         雪国まいたけの粒




                              MDフラクション®プラス              まいたケア




                                 雪国まいたけが作った         雪国まいたけが作った
                                 家族で飲める青汁プラス         家族で飲める青汁


                                                                 53
 まいたけの健康機能性

• まいたけが持つ栄養素には、高い健康機能性が期待されており、当社は解明に向けて研究に注力



多糖類の一種「グルカン」
                                                            さまざまな効果が期待される
α- グルカン
                                                            まいたけの食物繊維
まいたけに含まれる多糖類は、その機能性を
探るため、さまざまな研究がなされている。                                        食物繊維は、食後血糖値の上昇を抑える効果が
                                           α-グルカン
主要な多糖類の一つであるα-グルカンは、                                        期待されている。さらに、まいたけには、最初に
インフルエンザや免疫に関する研究がされてい                                       摂った食事が次に摂った食事の後も血糖値上昇
る。*1)                                                       を穏やかにする「セカンドミール効果」が確認され
                                  β-グルカン            低カロリー
                                                                     *2)
*1):   『マイタケα-グルカンのインフルエンザ治療効果』                             ている。
       日本醸造会誌108 401-412(2013)
                                                            また、食物繊維は、脂質や糖等を吸着して、体の
                                                            外に排出する働きがあるといわれており、まいた
                                                            けに含まれる食物繊維は、便の量を増やし、消
                                                            化管の通過時間を短縮させる。
                                  ミネラル類             食物繊維
カラダに必要不可欠な栄養素                                               * 2):   『マイタケの血糖値上昇抑制効果とセカンドミール効果』
                                                                    第64回 日本栄養・食糧学会大会
ミネラル類
                                           ビタミン類
ミネラルは、カラダに欠かせない栄養素だが、
体内で作ることができないため、食べ物から
摂取する必要がある。
まいたけには、余分な塩分を体外に出す
働きがあるカリウムやカラダの調子を整える
マグネシウム等が含まれている。



                                                                                                 54
まいたけの食べ方提案

• 毎日手軽にまいたけの栄養を摂取できる食べ方をまい足し®メニューの提案等で発信



        「まい足し®」メニューの提案                      お肉を美味しくする食材としてのまいたけ


                                  •       「まいたけ」に含まれるプロテアーゼという酵素が
 春               夏                        肉のタンパク質を分解して肉が柔らかくなり、
                                          アミノ酸を作り、旨味が増す
                                  旨み成分             タンパク質

                                      プ
                                      ロ
                                      テ
 雪国きのこと春キャベツ・         雪国まいたけ極と        ア
                                      ー
 桜えびの炊き込みごはん         トマトのキーマカレー       ゼ


 冬               秋                                   プロテアーゼが肉のタンパク質を分解し、
                                                     肉をおいしく、柔らかくする


                                  •       「まいたけ」には、三大旨味成分のうち“グアニル酸”と
                                          “グルタミン酸”を含み、肉の持つ“イノシン酸”と合わさり、
                                          相乗効果で料理のおいしさがアップ

    雪国まいたけ極の         雪国きのこと鮭の味噌
   ミルフィーユすき焼き         炊き込みごはん                                        旨みの
                                                                     相乗効果
まい足し®とは、いつものメニューにまいたけをプラスすることで
実現する「おいしく」「ヘルシー」な生活習慣のこと                  グアニル酸
                                                           イノシン酸
                                          グルタミン酸
                                                                            55
サステイナビリティに対する取り組み

• 環境保全に向けて、資源の最大限の活用やエコフレンドリーなエネルギーへの切り替え等の取り組みを強化中




    ムダが少ない              資源のリユース           気候変動の緩和




  廃棄ロスが極めて少ない         培地の再利用を推進中        エネルギー変換効率の高い
                                         新電力やLNGの導入

 廃棄となったきのこも有効活用     栽培に使用した後のおが粉を     地熱等の自然エネルギーも活用
                      バイオマスボイラーの燃料等に    使用済培地も燃料として活用
                      全て再利用




                                                          56
社会貢献活動

• 環境保全活動への支援や地域社会の活性化・発展への支援を通じて、社会の持続可能性を高める
  社会貢献活動にも取り組み中


         Team Ecoへの参画              地域イベントへの協賛

UX新潟テレビ21が主催する環境保全活動の趣旨に    地域で開催されるスポーツイベントへの協賛、
賛同し、2019年から協賛メンバーとして参加      お祭り等へ参加を通じて、地域の活性化に貢献




   南魚沼 - 沖縄金武交流会への協賛              地元小学生の見学受入れ

株式会社きのこセンター金武が当社グループに加わった   地元小学生の校外学習社会科見学の一環として、
2019年より南魚沼・金武町小学生交流会へ特別協賛   きのこ生産・包装センターの見学受入れを実施

新潟の子供たちは金武町の工場を、沖縄の子供たちは
南魚沼市の工場をそれぞれ見学




                                                     57
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             株式会社雪国まいたけ   証券コード:1375

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