1375 雪国まいたけ 2021-02-04 15:00:00
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料 [pdf]
2021年3月期 第3四半期
決算説明資料
2021年2月4日
株式会社雪国まいたけ
東証第一部:1375
目次
1 2021年3月期 第3四半期 決算概要
2 2021年3月期 業績予想
3 中期経営計画 (2020年3月期から2023年3月期)
4 参考資料
1
1 2021年3月期 第3四半期 決算概要
2
2021年3月期 第3四半期 決算総括
• 第3四半期は、安定した気候による野菜全体の生育順調から市場に対し、
供給過剰傾向となり野菜相場は低迷
売上収益
• 茸事業においても向かい風の厳しい状況が続くものの、消費者の健康志向
前年同期比 の高まりを背景に、茸事業は販売重量が増加し、第3四半期累計期間では
増収
+4.8億円
(+1.9%) • 2020年2月に販売終了したカット野菜、納豆の減収があったものの、
2019年10月に子会社化した三蔵農林のマッシュルームが堅調に推移し、
増収に寄与
調整後 • 茸事業の増収、ユーティリティ費の減少、生産品質の改善や生産効率の
営業利益 向上による労務費の削減等により増益
前年同期比 • 販売費及び一般管理費については、新型コロナウイルス感染拡大防止に
+9.6億円 伴う対面での商談の自粛、店頭での販促活動の中止等により販売コストが
減少した一方、売上の拡大により運賃、販売手数料等の変動コストは増加
(+15.0%)
3
2021年3月期 第3四半期 決算ハイライト (連結損益計算書)
対収益 対売上 対収益 対売上
2020年3月期 2021年3月期
合計 収益 合計 収益
(百万円) 第3四半期累計 比率 比率 第3四半期累計 比率 比率 増減額 増減率
収益合計
*1)
38,726 - - 39,712 - - +986 +2.5%
売上収益 25,473 - - 25,956 - - +482 +1.9%
公正価値変動による利得 13,252 - - 13,755 - - +503 +3.8%
営業利益 6,253 16.1% 24.6% 7,098 17.9% 27.3% +844 +13.5%
税引前四半期利益 5,897 15.2% 23.1% 6,503 16.4% 25.1% +606 +10.3%
四半期利益 3,779 9.8% 14.8% 4,259 10.7% 16.4% +480 +12.7%
【参考数値】
調整後営業利益
*2)
6,404 16.5% 25.1% 7,365 18.5% 28.4% +961 +15.0%
*2)
調整後EBITDA 7,706 19.9% 30.3% 8,838 22.3% 34.1% +1,131 +14.7%
*2)
調整後四半期利益 3,952 10.2% 15.5% 4,703 11.8% 18.1% +751 +19.0%
*1):収益合計:売上収益+公正価値変動による利得
*2):調整後営業利益、調整後 EBITDA 及び調整後当期(四半期)利益を以下の算式により算出
・調整後営業利益=営業利益+マネジメントフィー※1+上場関連費用※2 ・調整後 EBITDA=調整後営業利益+減価償却費及び償却費
・調整後当期(四半期)利益=当期(四半期)利益+マネジメントフィー※1+上場関連費用※2+リファイナンス関連損益※3+調整項目の税金調整額
※1:当社と Bain Capital Private Equity, LP 及び㈱神明ホールディングスとのマネジメント契約に基づく報酬
※2:上場準備アドバイザリー費用、上場のための組織体制構築に関する費用、上場のための国際会計基準導入及び適時開示体制構築に関する費用、合併に伴う不動産登記費用等の上場関連の一時的な費用
※3:当社非公開化後に実施したリファイナンスに関連して一時的に発生したアドバイザリー費用等。また、同リファイナンスに伴う契約金利の低下によって発生した一時的な利得とそれに連動して発生する残存契約期間における支払利息の増加額を相殺
4
調整後営業利益(第3四半期累計)の増減分析
• 調整後営業利益ベースで、前年同期比961百万円の増益
+961
主に評価時
(百万円) 点の在庫量
による差異
ユーティリティ 売上増加に
(前年同期)
費の減少、 よる運賃、手
茸事業の 減損損失計上
生産効率向 数料の増加
増収 上等
収益 売上原価
調整後営業利益=営業利益+マネジメントフィー※1+上場関連費用※2
※1:当社と Bain Capital Private Equity, LP 及び㈱神明ホールディングスとのマネジメント契約に基づく報酬
※2:上場準備アドバイザリー費用、上場のための組織体制構築に関する費用、上場のための国際会計基準導入及び適時開示体制構築に関する費用、合併に伴う不動産登記費用等の上場関連の一時的な費用 5
セグメント別売上収益
• 主力事業であるまいたけを中心に、茸事業は増収となった一方で、不採算事業からの撤退により、
その他事業は減収となったが、全体としては増収
2020年3月期 2021年3月期
(百万円) 第3四半期累計 構成比 第3四半期累計 構成比 増減額 増減率
売上収益合計 25,473 100.0% 25,956 100.0% +482 +1.9%
茸事業 23,918 93.9% 25,564 98.5% +1,646 +6.9%
まいたけ 14,624 57.4% 15,020 57.9% +395 +2.7%
エリンギ 2,583 10.1% 2,630 10.1% +46 +1.8%
ぶなしめじ 4,856 19.1% 5,027 19.4% +171 +3.5%
茸その他 1,854 7.3% 2,886 11.1% +1,032 +55.7%
その他事業 1,555 6.1% 392 1.5% ▲ 1,163 ▲ 74.8%
【参考数値】 カット野菜・納豆(2020年2月終売)、三蔵農林(2019年10月子会社化)を除く売上収益
2020年3月期 2021年3月期
(百万円) 第3四半期累計 構成比 第3四半期累計 構成比 増減額 増減率
売上収益合計 23,861 100.0% 24,249 100.0% +388 +1.6%
茸事業 23,384 93.9% 23,857 98.5% +473 +2.0%
その他事業 477 6.1% 392 1.5% ▲ 84 ▲ 17.8%
6
セグメント別売上収益推移(四半期推移)
• まいたけ等の茸事業は堅調に推移したものの、その他事業はカット野菜・納豆事業の撤退により減収
(百万円)
12,000
11,096 10,959 全体
503 136 その他事業
10,000 1,116 1,202 茸その他
9,043
336 ぶなしめじ
2,076 2,067
859
8,000
7,284 7,470 7,526
7,093 123 132
485 864 935 エリンギ
567 1,049 1,843 819
396
342
6,000 1,355
1,343 843 1,604
1,436
761 825
771 869
4,000
6,617 まいたけ
6,350
5,160
2,000 3,975 4,298 4,054 4,348
0
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期 第3四半期
2020年3月期 2021年3月期
7
2021年3月期 第3四半期累計 茸事業の状況
• まいたけは、第2四半期以降、消費者の店舗への来店頻度は減少したものの、健康志向は継続して高まりを
見せたため、販売量は増加となった一方で、秋口より続く野菜相場低迷等の影響により、販売単価は
前年同期より低調に推移
• エリンギ、ぶなしめじの販売量は前年同期比で微減したものの、販売単価は好調に推移
*1) *1)
販売量比較 販売単価比較 【参考】 生産量比較
前年 前年 前年
*3) *3) *3)
(%) 同期比 計画比 同期比 計画比 同期比 計画比
まいたけ 106.3% 97.0% 96.7% 97.8% 97.5% 99.8%
エリンギ 99.4% 97.8% 104.0% 101.7% 93.6% 100.6%
ぶなしめじ 95.6% 99.6% 108.5% 99.9% 94.6% 101.1%
*2)
茸その他 - 140.2% - 108.5% - 98.3%
*1): 加工品を除いて比較
*2): 本しめじ、はたけしめじ、マッシュルームの合算値にて比較
*3): 2020年9月17日に公表した「東京証券取引所市場第一部への上場に伴う当社決算情報等のお知らせ」における当社グループの連結業績予想との比較 8
2021年3月期 第3四半期 決算ハイライト (連結財政状態計算書)
• 期限前弁済及び約定弁済の実施により、借入金が大きく減少
負債が減少する一方で、資本の厚みは増しており、財務の健全性を維持
2021年3月期
2020年3月期
(百万円) 第3四半期 増減額 増減率 主な増減理由
流動資産 11,045 11,160 +114 +1.0%
棚卸資産 1,292 1,385 +92 +7.2%
公正価値変動による利得
生物資産 3,019 4,012 +992 +32.9%
非流動資産 24,153 25,352 +1,198 +5.0% 有形固定資産増加
資産合計 35,199 36,512 +1,313 +3.7%
買掛金、投資支払手形、
流動負債 7,280 9,140 +1,859 +25.5% 未払法人所得税等
1年内返済予定の長期借入金 942 1,132 +190 +20.2%
非流動負債 23,017 18,756 ▲ 4,260 ▲ 18.5%
期限前弁済 35億円
借入金 22,438 18,273 ▲ 4,164 ▲ 18.6% 約定弁済 9億円
負債合計 30,297 27,896 ▲ 2,400 ▲ 7.9%
資本合計 4,901 8,615 +3,714 +75.8%
負債及び資本合計 35,199 36,512 +1,313 +3.7%
9
キャッシュアロケーション実績(第3四半期累計)
• 販路拡大に向けた増産、及び生産性向上に向けたファクトリーオートメーション化を推進するため、
設備投資を拡大しているものの、財務体質の改善に向けて、有利子負債の期限前弁済も実施
(百万円)
+8,842
10,000 +8,409 有形固定資産の売却による収入
3
703
5,000 8,838 調整後EBITDA
7,706
0
(1,542) (2,347) 法人所得税の支払額
(1,236)
(441) M&A関連投資
(1,563) (2,972) 設備投資
(5,000)
▲4,783
(4,462) 有利子負債の返済額
(10,000)
▲9,782
(15,000)
2020年3月期 2021年3月期
第3四半期 第3四半期
10
主要財務指標の状況
• 堅調な業績状況を踏まえ、期限前弁済を実施し、有利子負債に関する財務指標を改善
のれんに関する財務指標推移 純有利子負債に関する財務指標推移
のれん/純資産倍率
*1) *1)
Net D/Eレシオ
2.2x 1.1x 0.6x 8.6x 3.9x 2.0x
2019年 2020年 2021年3月期 2019年 2020年 2021年3月期
3月期 3月期 第3四半期 3月期 3月期 第3四半期
*2)
Net D/EBITDA倍率
減損の兆候の有無に関わらず、年に1度減損テストを実施
*3)
四半期毎に減損の兆候の有無を確認し、
減損の兆候がある場合は適宜減損テストを実施 2.5x 2.2x 1.8x
2019年 2020年 2021年3月期
3月期 3月期 第3四半期
*1):IFRSに基づく連結財務数値
*2):一過性費用を除いた調整後EBITDAの実績値を使用。調整後EBITDA=調整後営業利益+減価償却費
*3):直近12ヵ月(2020年1月~2020年12月)の累計調整後EBITDAにて試算 11
新型コロナウイルス感染拡大による業績への影響及び感染拡大防止に対する取り組み
• 4月に発令された緊急事態宣言をきっかけとした巣ごもり需要は、
大きな追い風となった
業績への
影響
• 5月の緊急事態宣言解除以降は、消費行動の変化により、来店頻度の
減少がみられるものの健康志向の高まりもあり、まいたけの販売量は増加
• 検温・マスク着用徹底
• 手洗い消毒の励行・定期的な換気
• 密閉空間での社内会議や打ち合わせの原則禁止
全社での
取り組み • 昼食の時間差取得や着席と離席時の時間の記録、会話自粛
感染拡大防止に • 食事中は、 座席を1ⅿの間隔に空け、対面での着座を原則禁止
対する取り組み • 接触確認アプリの利用推奨
• 緊急事態宣言地域への往来を抑制
営業所等
• 感染拡大地域においては、オフィスへの出勤は必要最低限として、
での
原則テレワーク対応
取り組み
12
アグリテックの追求による生産性向上への取り組み
• ロボット技術やAIを積極的に活用し、各工程の効率化を図り、省人化を推進
まいたけ
カット工程
× まいたけ
植菌工程
AgriTech
z
アグリテック
エリンギ
収穫工程
13
まいたけカット工程における効果
• 熟練従業員と同等レベルでカットすることが可能なAIアルゴリズム搭載の自動カットロボットの開発に成功
• 今後は、AIやロボティクスの実装をした次世代型パッケージングライン(カットから包装までの工程)の開発に
よる省人化を目指す
導入前 導入後(想定)
×
AIアルゴリズムによるカット指示
次世代型パッケージングラインのイメージ
• 手作業により、パックに応じたサイズにまいたけのカットを行う • AIアルゴリズムを実装する自動カットロボットの導入
• 熟練従業員と経験が浅い従業員では、作業効率に差がある • 熟練従業員と同等レベルでカットが可能
• カットを行う従業員の人数確保が必要
14
アグリテックの取り組み
• まいたけの植菌工程において、自動化ラインを確立し、
省人化を進めるとともに作業における従業員の負担を軽減
導入前 導入後
まいたけ
自動植菌機の導入
• エリンギの自動収獲機にて、1回の収穫量を増やすことで、収穫作業の効率化を図る
エリンギ自動収獲に
よる収穫量の拡大
15
企業との共同プロモーション戦略
• 高い栄養価、豊富な栄養成分、健康機能性等を消費者に訴求するため、他企業とのコラボレーションを
積極的に実施。消費者とのタッチポイントを広げ、新規需要を創出
10月 11月 12月 1月~
食品
メーカー
大手調味料メーカーとの
メニュータイアップ
中食・
その他
管理栄養士 浅野まみこ先生
(株式会社エビータ 代表取締役)
監修メニュー提案
16
プラスチックごみ削減の取り組み
• 袋包装及びノントレー製品への切り替えを進め、プラスチックの使用量を削減
• 「雪国しめじ恵み」で、株を固定するトレーをなくし、 プラスチック削減効果
袋のみで包装を行う (重量比)
ノントレー製品の
推進
約 60%削減
トレーを
はずす
• トレーに入った製品だけでなく、袋製品も販売 プラスチック削減効果
(重量比)
袋包装の
推進
約 18%削減
17
森林整備への取り組み
• 地域社会とともに持続可能な未来を実現するため、人と森が共生できる森林公園を整備する
「雪国まいたけの森づくり活動」を開始
活動イメージ 活動状況
荒廃した森林を間伐し、木々が育ちやすい環境を整え、
調印式 (2020年9月2日)
人が訪れる空間をつくる
• 南魚沼市、南魚沼森林組合、新潟県南魚沼地域振興局の
各代表者と森づくり活動に関する協定を締結
• 整備過程で発生する伐採した木は、当社栽培用のおが粉として活用予定
杉の人工林を間引いて健全な森林に誘導するとともに、
広葉樹を植栽し地力の高く景観の良い混交林をつくる
開所式 (2020年10月19日)
• 新潟県南魚沼市舞子にある大原運動公園周辺地域において、開所式を開催
• 関係者ならびに従業員により、森林整備を実施
本活動によりSDGsとして期待される効果
18
神明HDとの事業シナジー
• 神明HDは、国内の米穀卸最大手であり、神明HDの持つネットワーク、事業ノウハウを活用することにより、
当社の西日本エリア及び海外への事業拡大が加速
西日本を中心とした新規取引先開拓、 更なる食文化浸透を目的とした
既存取引先の更なる強化 中食・外食業態への販路拡大
コラボレーションラベル 神明デリカとの共同開発商品 元気寿司とのコラボ商品
米輸出大手企業として確立された
事業領域の拡大に資する戦略的M&Aの実現
神明HDの海外販路活用
イギリス 中国 アメリカ
5.1% 6.7%
ドイツ 21.1%
2.4% タイ 香港
3.1% 35.8%
シンガポール オーストラリア 瑞穂農林㈱、㈱きのこセンター金武、 ㈱三蔵農林の
5.3% 11.8% M&Aにより、商品ラインアップ拡充
19
連結損益計算書
2020年3月期 2021年3月期
(百万円) 第3四半期累計 第3四半期累計 増減額 増減率
売上収益 25,473 25,956 +482 +1.9%
公正価値変動による利得 13,252 13,755 +503 +3.8%
収益合計 38,726 39,712 +986 +2.5%
材料費、人件費等 14,056 13,421 ▲ 634 ▲ 4.5%
公正価値変動による利得 11,822 12,841 +1,019 +8.6%
売上原価 25,878 26,263 +385 +1.5%
売上総利益 12,847 13,448 +600 +4.7%
販売費及び一般管理費 6,207 6,191 ▲ 15 ▲ 0.2%
その他の収益 238 37 ▲ 201 ▲ 84.4%
その他の費用 625 195 ▲ 429 ▲ 68.7%
営業利益 6,253 7,098 +844 +13.5%
税引前四半期利益 5,897 6,503 +606 +10.3%
四半期利益 3,779 4,259 +480 +12.7%
【参考数値】
調整後営業利益 6,404 7,365 +961 +15.0%
調整後EBITDA 7,706 8,838 +1,131 +14.7%
調整後四半期利益 3,952 4,703 +751 +19.0%
20
連結損益計算書(四半期推移)
2020年3月期 2021年3月期
(百万円) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期 第3四半期
売上収益 7,093 7,284 11,096 9,043 7,470 7,526 10,959
公正価値変動による利得 2,579 4,402 6,269 2,990 3,153 4,504 6,097
収益合計 9,672 11,687 17,365 12,033 10,624 12,031 17,056
材料費、人件費等 4,341 4,321 5,392 5,140 4,122 4,302 4,995
公正価値変動による利得 3,071 3,032 5,717 4,274 3,605 3,241 5,995
売上原価 7,412 7,354 11,110 9,415 7,728 7,544 10,990
売上総利益 2,260 4,332 6,255 2,618 2,895 4,487 6,065
販売費及び一般管理費 1,990 1,899 2,316 2,162 1,909 2,048 2,234
その他の収益 209 10 18 52 16 10 9
その他の費用 49 119 456 71 94 77 23
営業利益 429 2,324 3,500 437 909 2,371 3,817
税引前四半期利益 269 2,193 3,435 748 775 2,243 3,484
四半期利益 149 1,449 2,180 565 482 1,477 2,299
【参考数値】
調整後営業利益 474 2,381 3,547 495 1,007 2,537 3,821
調整後EBITDA 893 2,809 4,003 965 1,473 3,035 4,329
調整後四半期利益 218 1,502 2,231 330 591 1,629 2,482
21
連結キャッシュ・フロー計算書
2020年3月期 2021年3月期
(百万円) 第3四半期累計 第3四半期累計 増減額
営業活動によるキャッシュ・フロー 2,443 5,844 +3,400
税引前四半期利益 5,897 6,503 +606
営業債権及びその他の債権の増減額 ▲ 676 ▲ 1,391 ▲ 715
棚卸資産の増減額 ▲ 432 ▲ 92 +339
営業債務及びその他の債務の増減額 ▲ 482 1,431 +1,913
従業員給付に係る負債の増減額 ▲ 815 50 +865
投資活動によるキャッシュ・フロー ▲ 1,044 ▲ 2,981 ▲ 1,936
有形固定資産の取得による支出 ▲ 1,236 ▲ 2,972 ▲ 1,735
有形固定資産の売却による収入 703 3 ▲ 699
財務活動によるキャッシュ・フロー ▲ 3,601 ▲ 5,175 ▲ 1,574
長期借入金の返済による支出 ▲ 1,563 ▲ 4,462 ▲ 2,898
現金及び現金同等物の増減額 ▲ 2,201 ▲ 2,312 ▲ 110
現金及び現金同等物の四半期末残高 4,415 2,148 ▲ 2,267
22
連結財政状態計算書
2021年3月期
2020年3月期
(百万円) 第3四半期 増減額 増減率
流動資産 11,045 11,160 +114 +1.0%
現金及び現金同等物 4,461 2,148 ▲ 2,312 ▲ 51.8%
営業債権及びその他の債権 2,141 3,532 +1,391 +65.0%
棚卸資産 1,292 1,385 +92 +7.2%
生物資産 3,019 4,012 +992 +32.9%
非流動資産 24,153 25,352 +1,198 +5.0%
有形固定資産 16,710 18,073 +1,363 +8.2%
のれん及び無形資産 5,320 5,308 ▲ 12 ▲ 0.2%
資産合計 35,199 36,512 +1,313 +3.7%
流動負債 7,280 9,140 +1,859 +25.5%
営業債務及びその他の債務 2,390 3,875 +1,485 +62.1%
未払法人所得税 1,539 1,581 +41 +2.7%
1年内返済予定の長期借入金 942 1,132 +190 +20.2%
非流動負債 23,017 18,756 ▲ 4,260 ▲ 18.5%
借入金 22,438 18,273 ▲ 4,164 ▲ 18.6%
リース負債 483 387 ▲ 95 ▲ 19.8%
負債合計 30,297 27,896 ▲ 2,400 ▲ 7.9%
資本合計 4,901 8,615 +3,714 +75.8%
親会社の所有者に帰属する持分合計 4,899 8,620 +3,720 +75.9%
負債及び資本合計 35,199 36,512 +1,313 +3.7%
23
主要な経営指標
2020年3月期 2021年3月期
第3四半期累計 第3四半期累計
調整後営業利益率 16.5% 18.5%
調整後EBITDAマージン 19.9% 22.3%
調整後四半期利益率 10.2% 11.8%
*1)
基本的1株当たり四半期利益 94.86円 107.04円
*1)
1株当たり調整後四半期利益 99.18円 118.03円
*2)
ROE(自己資本利益率) 112.7% 63.1%
ROA(総資産利益率) 9.8% 11.7%
ROIC(投下資本利益率) 13.9% 16.7%
*1): 当社は、2020年7月30日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を実施しており、基本的1株当たり四半期利益及び1株当たり調整後四半期利益については、当該株式分割が行われたと仮定して、
当該株式分割後の発行済株式数により算出
*2): ROE(自己資本利益率)=親会社株主に帰属する四半期利益÷期中平均自己資本
24
IAS第41号「農業」の会計処理に関する概説
• 日本基準では販売時に利益を認識するのに対し、IFRSでは培養から収穫にかけて前倒しで利益を認識
売価:100 利益:30
日本基準
材料費、人件費等:70 売上原価:70
培養開始 収穫時 販売時
利益認識タイミング
利益:30
売価:100 売上原価:100
IFRS
材料費、人件費等:70
培養開始 収穫時 販売時
利益認識タイミング
25
農業会計適用による損益インパクト(第3四半期累計)
• 仕掛品に含まれる利得は、期首対比で第3四半期末に在庫量が増加、かつ単価が上昇したことから、
+835百万円の損益インパクトとなった
• 一方で、製品の在庫量が第3四半期末に期首対比で減少したことから、製品・半製品に含まれる利得は
軽微だった
(単位:百万円)
2021年3月期
内訳
第3四半期累計
期首仕掛品に含まれる利得 ▲1,478 仕掛品に含まれる利得の期首・期末差額
期末仕掛品に含まれる利得 2,314 +835百万円
公正価値変動による利得(収益)
当期収穫分 12,705
その他 214
合計 13,755
期首製品・半製品に含まれる利得 ▲436
製品に含まれる利得の期首・期末差額
期末製品・半製品に含まれる利得 481 +44百万円
公正価値変動による利得(売上原価)
当期収穫分 ▲12,705
その他 ▲180
合計 ▲12,841
損益インパクト合計 +913
26
農業会計適用による損益インパクト(四半期推移)
• 公正価値変動による利得の損益インパクトは、四半期毎に大きく変動するが、通期での影響は軽微
(百万円) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 合計
期首仕掛品に含まれる利得 ▲1,478 ▲1,086 ▲2,177 ▲1,478
収益
期末仕掛品に含まれる利得 1,086 2,177 2,314 2,314
期首製品・半製品に含まれる利得 ▲436 ▲352 ▲513 ▲436
売上原価
2021年 期末製品・半製品に含まれる利得 352 513 481 481
3月期
当期収穫分 ±0 ±0 ±0 ±0
その他 25 11 ▲3 33
損益インパクト合計 ▲451 +1,263 +102 +913
期首仕掛品に含まれる利得 ▲1,503 ▲986 ▲2,045 ▲2,601 ▲1,503
収益
期末仕掛品に含まれる利得 986 2,045 2,601 1,478 1,478
期首製品・半製品に含まれる利得 ▲255 ▲257 ▲559 ▲557 ▲255
売上原価
2020年 期末製品・半製品に含まれる利得 257 559 557 436 436
3月期
当期収穫分 ±0 ±0 ±0 ±0 ±0
その他 22 10 ▲2 ▲ 40 ▲10
損益インパクト合計 ▲491 +1,370 +551 ▲1,284 +146
27
まいたけ市場取引の状況
市場取引単価の推移
(円/㎏)
1,200
1,100
1,000
900 2019年3月期
2018年3月期
800
2020年3月期
700 2021年3月期
2017年3月期
600
500
400
0 (4月~12月)
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 加重平均
2021年3月期 821 761 693 735 746 756 899 935 802 805
2020年3月期 886 803 730 814 820 833 885 923 915 825 746 740 854
2019年3月期 635 638 658 633 886 1136 1093 971 886 930 976 893 854
2018年3月期 594 519 500 487 563 795 833 989 896 880 878 691 700
2017年3月期 556 532 477 454 508 765 922 991 838 753 733 672 691
出所:東京都中央卸売市場 市場統計情報を基に当社作成 28
まいたけ市場取引の状況
市場販売量の推移
(t)
300
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
275
250
225
200
175
150
125
100
0 (4月~12月)
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
2021年3月期 164 166 170 153 145 220 271 226 247 1,761
2020年3月期 157 159 170 144 157 249 270 262 242 240 239 219 1,809
2019年3月期 187 188 165 164 166 173 246 244 253 214 185 194 1,784
2018年3月期 184 208 198 186 194 234 279 209 223 201 174 191 1,915
2017年3月期 200 195 187 185 192 252 278 204 225 230 208 199 1,917
出所:東京都中央卸売市場 市場統計情報を基に当社作成 29
エリンギ市場取引の状況
市場取引単価の推移
(円/㎏)
700
650
600
550
500 2018年3月期
2017年3月期
450
2019年3月期
400 2020年3月期
350 2021年3月期
300
0 (4月~12月)
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 加重平均
2021年3月期 560 584 464 485 548 469 569 507 408 508
2020年3月期 460 499 438 464 530 579 567 640 567 552 444 429 528
2019年3月期 346 403 399 388 597 639 580 562 441 458 456 446 482
2018年3月期 485 447 408 378 443 640 528 657 608 597 595 498 515
2017年3月期 466 413 388 373 364 516 602 664 509 426 453 487 483
出所:東京都中央卸売市場 市場統計情報を基に当社作成 30
エリンギ市場取引の状況
市場販売量の推移
(t)
300
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
275
250
225
200
175
150
125
100
0 (4月~12月)
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
2021年3月期 159 150 164 156 144 194 219 203 203 1,592
2020年3月期 216 183 181 164 156 195 211 191 197 167 197 209 1,692
2019年3月期 220 203 181 186 156 197 238 206 241 213 205 205 1,828
2018年3月期 177 194 199 184 185 208 245 206 217 193 187 200 1,815
2017年3月期 219 229 216 214 206 254 261 234 237 247 204 192 2,070
出所:東京都中央卸売市場 市場統計情報を基に当社作成 31
ぶなしめじ市場取引の状況
市場取引単価の推移
(円/㎏)
600
550
500
450
2021年3月期 2018年3月期
400
350 2020年3月期
2017年3月期
300 2019年3月期
250
200
0 (4月~12月)
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 加重平均
2021年3月期 480 426 359 376 405 366 467 517 462 430
2020年3月期 379 375 332 355 343 412 413 482 515 450 378 352 409
2019年3月期 268 300 287 295 351 455 499 532 483 462 389 303 391
2018年3月期 327 331 291 287 283 418 393 526 562 536 503 324 389
2017年3月期 321 316 295 278 250 386 467 560 492 401 402 330 386
出所:東京都中央卸売市場 市場統計情報を基に当社作成 32
ぶなしめじ市場取引の状況
市場販売量の推移
(t)
1,200
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
1,100
1,000
900
800
700
600
500
400
0 (4月~12月)
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
2021年3月期 502 582 605 546 530 707 802 666 711 5,652
2020年3月期 665 599 600 577 567 747 880 862 788 753 761 749 6,285
2019年3月期 781 716 689 595 584 696 819 763 801 755 820 872 6,444
2018年3月期 757 737 724 625 695 843 1,113 899 847 759 731 914 7,241
2017年3月期 828 750 734 710 720 929 1,038 934 929 981 816 891 7,571
出所:東京都中央卸売市場 市場統計情報を基に当社作成 33
2 2021年3月期 業績予想
34
※2020年9月17日に公表した「東京証券取引所市場第一部への上場に伴う当社決算情報等のお知らせ」における
2021年3月期 業績予想 当社グループの連結業績予想より変更はありません
• 2021年3月期(2020年4月1日から 2021 年3月31日)における当社グループの連結業績予想は、
2020年3月期に対し、増収・増益の見通し
対収益 対売上 対収益 対売上
2020年 合計 収益 2021年 合計 収益
(百万円) 3月期 比率 比率 3月期 比率 比率 増減額 増減率
収益合計 50,759 - - 52,678 - - +1,918 +3.8%
内売上収益 34,517 - - 35,632 - - +1,114 +3.2%
営業利益 6,691 13.2% 19.4% 8,324 15.8% 23.4% +1,633 +24.4%
税引前利益 6,646 13.1% 19.3% 7,783 14.8% 21.8% +1,137 +17.1%
当期利益 4,344 8.6% 12.6% 5,099 9.7% 14.3% +754 +17.4%
親会社の所有者に
4,346 8.6% 12.6% 5,099 9.7% 14.3% +752 +17.3%
帰属する当期利益
【参考数値】
調整後営業利益 6,899 13.6% 20.0% 8,618 16.4% 24.2% +1,718 +24.9%
調整後EBITDA 8,672 17.1% 25.1% 10,453 19.8% 29.3% +1,781 +20.5%
調整後当期利益 4,282 8.4% 12.4% 5,466 10.4% 15.3% +1,183 +27.6%
注):調整後営業利益、調整後 EBITDA 及び調整後当期利益を以下の算式により算出
調整後営業利益=営業利益+マネジメントフィー※1+上場関連費用※2
調整後 EBITDA=調整後営業利益+減価償却費及び償却費
調整後当期利益=当期利益+マネジメントフィー※1+上場関連費用※2+リファイナンス関連損益※3+調整項目の税金調整額
※1:当社と Bain Capital Private Equity, LP 及び㈱神明ホールディングスとのマネジメント契約に基づく報酬
※2:上場準備アドバイザリー費用、上場のための組織体制構築に関する費用、上場のための国際会計基準導入及び適時開示体制構築に関する費用、合併に伴う不動産登記費用等の上場関連の一時的な費用
※3:当社非公開化後に実施したリファイナンスに関連して一時的に発生したアドバイザリー費用等。また、同リファイナンスに伴う契約金利の低下によって発生した一時的な利得とそれに連動して発生する残存契約
期間における支払利息の増加額を相殺
35
業績予想に対する進捗(四半期)
• 業績予想に対する進捗は概ね計画通りに推移
売上収益 調整後営業利益
(百万円) (百万円)
40,000 進捗率 10,000 進捗率
72.8% 9,000
85.5%
35,000
8,000
30,000
7,000
25,000
6,000
3,821 第3四半期
20,000 10,959 第3四半期 5,000
35,632 通期
8,618 通期
4,000
15,000
3,000
7,526 第2四半期
10,000
2,537 第2四半期
2,000
5,000
7,470 第1四半期 1,000
1,007 第1四半期
0 0
実績 業績予想 実績 業績予想
(注)調整後営業利益を以下の算式により算出
調整後営業利益=営業利益+マネジメントフィー※1+上場関連費用※2
※1 当社と Bain Capital Private Equity, LP 及び㈱神明ホールディングスとのマネジメント契約に基づく報酬 36
※2 上場準備アドバイザリー費用、上場のための組織体制構築に関する費用、上場のための国際会計基準導入及び適時開示体制構築に関する費用、合併に伴う不動産登記費用等の上場関連の一時的な費用
今後に向けた当社の財務方針
• 潤沢なキャッシュフローを背景に、成長投資の強化、財務体質の安定強化、株主還元策をバランス良く行う
成長投資の強化
• 生産供給能力の継続的な強化
• 中長期的な海外進出や工場建設の検討
• M&Aも活用した事業ポートフォリオの更なる強化も
随時検討
財務方針
財務体質の安定強化 株主還元策の実施
• 毎期のフリー・キャッシュフローに応じた弾力的な
• 有利子負債削減を通じたバランスシートの強化継続
利益還元策を行う方針
• Net D/Eレシオ、Net D/EBITDA倍率等財務指標の
• 連結配当性向:30%程度を目標
改善
• 株主優待制度を実施(年1回)
37
株主還元
• 連結配当性向 30%程度を目標とした配当、及び年1回の株主優待にて株主還元を行う方針
年間配当(予想) 42円00銭
配当 1株当たり配当金 中間配当 14円00銭
期末配当(予想) 28円00銭
毎年3月末日の株主名簿に記載された 1単元(100 株)以上保有かつ6ヶ月以上継続保有
対象となる
(割当基準日である3月末日とその前年の9月末に、同じ株主番号にて、連続して株主名簿
株主様
に記載された状態)
3,000 円相当の当社商品
株主優待
優待内容
※写真はあくまで一例です
贈呈時期
毎年6~7月頃(予定)に、直前の3月末日現在の対象の株主様に発送
及び方法
38
中期経営計画
3
(2020年3月期から2023年3月期)
39
中期経営計画 テーマ・基本戦略・定量目標
テーマ・基本戦略
プレミアムきのこ総合 まいたけでの 生産・包装の
メーカーとしての 圧倒的No.1の 技術革新の
基盤確立 達成と維持 追及
需要拡大につながる 当社独自モデルの
財務体質の
機能性、きのこ 海外展開への
強化
高品質化研究 準備
定量目標 営業利益:年平均成長率7%前後
注1):IFRS に基づく財務報告値ベース
注2):年平均成長率の対象期間は 2020 年3月期から2023 年3月期の3年間
注3):営業利益は一過性費用を除いた調整後営業利益(営業利益+その他調整費用)を使用
40
具体的な戦略アプローチ
健康需要の拡大を捉えた、まいたけ事業を中心とするトップラインの成長
¥ アグリテックの追求による生産性の向上
EC Eコマースを中心とした健康食品事業の拡大
M&A も活用した事業ポートフォリオの強化
41
中長期的な成長イメージ
• 中長期的には、神明ホールディングスとのシナジーを活かしながら、技術革新によるコスト効率化、
生産キャパシティの増強や ECの販路拡大のオーガニック成長に加え、M&Aを中心とした事業ポートフォリオの
強化及び海外展開による成長に取り組むことで、更なる成長を企図
との
シナジーを最大限に訴求
事業規模
3 • 世界でまいたけ需要を創出
海外展開による成長
• 高付加価値きのこポートフォリオの強化 M&Aも活用した
2
• 新規事業・エリアへの進出 事業ポートフォリオの
強化による成長
• 生産工程自動化の推進による
1 生産量・効率の向上
• 健康食品×EC事業の拡充
既存事業の拡大による
オーガニック成長
期間
42
4 参考資料
43
雪国まいたけグループの概要
株式会社雪国まいたけ 代表者 足利 厳
設立年月 1983年7月
本社所在地 新潟県南魚沼市
証券コード 1375
上場市場 東京証券取引所市場第一部
発行済株式数 39,850,000株
*1)
社員:1,121名、臨時雇用者数:1,287名
従業員数
(2020年12月末時点)
まいたけ、エリンギ、ぶなしめじの生産販売
事業内容
及びきのこの加工食品の製造販売
瑞穂農林株式会社 株式会社きのこセンター金武 株式会社三蔵農林
京都府京丹波町での 沖縄県金武町での 岡山県牛窓町でのマッシュルーム
本しめじ、はたけしめじの ぶなしめじ生産・販売 生産・販売
生産・販売
44
*1):従業員数は就業人員であり、社員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者含む)と、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む、最近1年間の平均人員数)で構成
主な沿革
3月
4月
7月 ‒ 本しめじ、はたけしめじの
‒ 中国でえのき事業を 生産販売を行う瑞穂農林
‒ 株式会社雪国まいたけを設立し、
行う雪国舞茸(長春) 株式会社、及びぶなしめじの
まいたけの生産販売を開始 6月
生物技術有限公司の 生産販売を行う株式会社
‒ 東京証券取引所 株式を譲渡 きのこセンター金武の株式を
市場第二部における 取得し、子会社化
上場を廃止 9月
3月 ‒ ベインキャピタルが ‒ コメ卸大手の 10月
‒ 株式会社トータクを 100%株主に 株式会社神明HDが、
株式取得により 株式49%を取得 ‒ マッシュルームの生産販売を
子会社とし、加工食品の (ベインキャピタル51%、 行う有限会社三蔵農林の
製造販売に進出 神明HD49%) 株式を取得し、子会社化
2019 2020
2017 2018
2015 2016
1998 2000
1983 1994
8月
9月
3月 ‒ もやし事業を行う株式会社 ‒ 東京証券取引所
雪国バイオフーズの株式を 市場第一部に
‒ 新潟証券取引所の 譲渡 9月
上場
地域産業育成部へ
3月 ‒ 滋賀パッケージセンターに
上場
まいたけ包装課を新設し、
‒ 新潟証券取引所と東京証券取引所の まいたけの包装を開始
合併に伴い、東京証券取引所市場
第二部に上場
注1):上記に記載の「ベインキャピタル」とは、Bain Capital Private Equity, LPが投資助言を行うファンドの総称 45
注2):三蔵農林は、2020年3月2日付にて有限会社三蔵農林から株式会社三蔵農林へ組織変更
主な取扱商品と売上収益の構成比
• まいたけの量産を世界で初めて成功し、きのこ生産を工業化した、「プレミアムきのこ」のトップシェアメーカー
• まいたけをはじめとしたきのこ類に加え、きのこポートフォリオを活かした健康食品、加工食品等を展開
• マッシュルーム • 健康食品
・本しめじ
「大黒本しめじ」 • 培地活性剤
• 物産館
• はたけしめじ
「丹波しめじ」
その他
19億円
茸その他 (5.5%)
27億円
(7.9%)
• 雪国えりんぎ エリンギ
34億円 • 雪国まいたけ「極」
(9.9%) 売上収益
まいたけ
345億円 198億円
(57.3%)
ぶなしめじ 2020年3月期
67億円
(19.4%)
• 白まいたけ「雅」
• 雪国しめじ「恵み」
46
商品ポートフォリオ
• まいたけの人工栽培と量産のパイオニアであり、きのこの工業生産を手掛けるリーディングカンパニー
*1)
雪国まいたけ 雪国しめじ ミツクラ農林
雪国えりんぎ
「極」・「雅」 「恵み」 マッシュルーム
本しめじ *1) はたけしめじ *1) *2) *3)
加工食品 健康食品
「大黒本しめじ」 「丹波しめじ」
*1):茸その他に分類
*2):各きのこの加工食品は、原料となるきのこのセグメントに分類 47
*3):健康食品等は、その他事業に分類
きのこ市場の動向
• きのこ類全体の市場規模は東日本大震災に付随する風評被害等の影響を受け一時的に縮小したものの、
2013年以降は拡大基調。その中でもまいたけは高成長を実現
(億円) 2009年 vs. 2019年
2,500
全体 全体 +1.3%
2,265 2,238
2,210 2,186 2,181 6 まつたけ ▲23.7%
2,138 2,147 2,160 1
2 7 6
2,049 4 7 2 214
229 2,003
207 エリンギ ▲9.9%
229 3 189 208 211
201
2,000 3 1,905
202
192 1
278 166
317 348 453 482 まいたけ +73.3%
326 339 364
292 296
276
1,500
551
519 511 490
505 491 518 ぶなしめじ ▲6.9%
476 509 514
481
1,000 343 342 313 277 えのきたけ ▲22.2%
328 340 307
326 325 267
330
101 105 107
101 87 97 106 104
90 80 なめこ +2.3%
76
500
704 674 624 633 663 684 711 709 662 663 生しいたけ ▲5.8%
575
0
2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
注1):きのこ市場(全体)は生しいたけ、なめこ、えのきたけ、ぶなしめじ、まいたけ、エリンギ、まつたけを合計した市場規模
注2):各種きのこの市場規模は、「東京卸売市場の年次卸売平均単価(1月~12月)×国内生産量」で算出
注3):「ぶなしめじ」の市場規模計算時の単価には「しめじ」の平均単価を使用 48
出所:林野庁 特用林産基礎資料、農林水産省 地域特産野菜生産状況調査、東京都中央卸売市場 市場統計情報
雪国まいたけグループ きのこ生産量シェア
• まいたけをはじめ、展開する各きのこのマーケットにおいて高いシェアを獲得
まいたけ エリンギ ぶなしめじ
当社当社
当社 16%
16%
28%
2019年 当社 2019年 2019年
総生産量 57% 総生産量 総生産量
約5.1万トン 約3.8万トン 約11.9万トン
本しめじ はたけしめじ マッシュルーム
当社
16%
当社
2018年 2018年 2018年 (三蔵
総生産量 総生産量 総生産量 農林)
約3百トン 約6百トン 約7千トン 34%
当社(瑞穂農林) 当社(瑞穂農林)
99% 87%
注):各種きのこの市場シェアはそれぞれ国内生産量ベースで算出(弊社生産量÷国内全体での生産量) 49
出所:林野庁特用林産物生産統計調査、農林水産省地域特産野菜生産状況調査
バリューチェーン
• まいたけ事業をコアとした独自のバリューチェーンにより、高い参入障壁とキャッシュフローを創出する
ビジネスモデルを確立
独自のバリューチェーンを 高い基礎研究力に
背景とした市況に対する 市況への 研究開発 裏付けられた
弾力性 弾力性 商品開発力
流通販売 生産
広範かつ強力な 模倣が極めて難しい
当社独自の小売との 安定供給を支える
直販ネットワーク 大規模生産プロセス
商品・ブランド
魅力的な商品と
強いブランド力
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生産・包装プロセス
• 栽培が困難なまいたけを世界で初めて工業化し、安定的な生産・供給体制を実現
• アグリテックの追求による生産性向上への取り組みも積極的に行っている
安定した生産能力・収穫・品質
培地合成 植菌 培養・育成 収穫/包装
• 独自レシピで培地を • 独自に開発した自社菌を • 広大な培養室と発生室で • エリンギ・ぶなしめじでは
配合し、農薬や化学肥料は 培地に植え付け データによる科学的な 多くの生産工程で自動化
一切不使用 • 植菌作業の自動化への 環境管理 を実現
• 高温・高圧で培地を殺菌 取り組み • 光環境、温度・湿度制御を
• クリーンルーム管理による 適切に管理し、大量生産を
雑菌対策 実現
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当社まいたけの特徴
• まいたけを天然同様のサイズに成長させ、食感を最も引き出せる袋栽培を採用し、
大規模栽培によるまいたけの工業生産を実現
商品の特徴 栽培方法
• 1株が大きく、需給に合った多様な容量の商品を展開 • 袋栽培を採用
• 旨みと風味のバランスが良く、高品質なまいたけを実現 • 1株あたり約900g
• 歯ごたえ、弾力性が強い「茎」が大きく、食べ応えがある
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健康食品ECチャネル
• まいたけの持つ豊富な栄養素を活用して独自で健康食品を開発・展開し、ECを通じて販売
雪国まいたけ ONLINE 取扱商品
雪国まいたけの粒
MDフラクション®プラス まいたケア
雪国まいたけが作った 雪国まいたけが作った
家族で飲める青汁プラス 家族で飲める青汁
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まいたけの健康機能性
• まいたけが持つ栄養素には、高い健康機能性が期待されており、当社は解明に向けて研究に注力
多糖類の一種「グルカン」
さまざまな効果が期待される
α- グルカン
まいたけの食物繊維
まいたけに含まれる多糖類は、その機能性を
探るため、さまざまな研究がなされている。 食物繊維は、食後血糖値の上昇を抑える効果が
α-グルカン
主要な多糖類の一つであるα-グルカンは、 期待されている。さらに、まいたけには、最初に
インフルエンザや免疫に関する研究がされてい 摂った食事が次に摂った食事の後も血糖値上昇
る。*1) を穏やかにする「セカンドミール効果」が確認され
β-グルカン 低カロリー
*2)
*1): 『マイタケα-グルカンのインフルエンザ治療効果』 ている。
日本醸造会誌108 401-412(2013)
また、食物繊維は、脂質や糖等を吸着して、体の
外に排出する働きがあるといわれており、まいた
けに含まれる食物繊維は、便の量を増やし、消
化管の通過時間を短縮させる。
ミネラル類 食物繊維
カラダに必要不可欠な栄養素 * 2): 『マイタケの血糖値上昇抑制効果とセカンドミール効果』
第64回 日本栄養・食糧学会大会
ミネラル類
ビタミン類
ミネラルは、カラダに欠かせない栄養素だが、
体内で作ることができないため、食べ物から
摂取する必要がある。
まいたけには、余分な塩分を体外に出す
働きがあるカリウムやカラダの調子を整える
マグネシウム等が含まれている。
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まいたけの食べ方提案
• 毎日手軽にまいたけの栄養を摂取できる食べ方をまい足し®メニューの提案等で発信
「まい足し®」メニューの提案 お肉を美味しくする食材としてのまいたけ
• 「まいたけ」に含まれるプロテアーゼという酵素が
春 夏 肉のタンパク質を分解して肉が柔らかくなり、
アミノ酸を作り、旨味が増す
旨み成分 タンパク質
プ
ロ
テ
雪国きのこと春キャベツ・ 雪国まいたけ極と ア
ー
桜えびの炊き込みごはん トマトのキーマカレー ゼ
冬 秋 プロテアーゼが肉のタンパク質を分解し、
肉をおいしく、柔らかくする
• 「まいたけ」には、三大旨味成分のうち“グアニル酸”と
“グルタミン酸”を含み、肉の持つ“イノシン酸”と合わさり、
相乗効果で料理のおいしさがアップ
雪国まいたけ極の 雪国きのこと鮭の味噌
ミルフィーユすき焼き 炊き込みごはん 旨みの
相乗効果
まい足し®とは、いつものメニューにまいたけをプラスすることで
実現する「おいしく」「ヘルシー」な生活習慣のこと グアニル酸
イノシン酸
グルタミン酸
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サステイナビリティに対する取り組み
• 環境保全に向けて、資源の最大限の活用やエコフレンドリーなエネルギーへの切り替え等の取り組みを強化中
ムダが少ない 資源のリユース 気候変動の緩和
廃棄ロスが極めて少ない 培地の再利用を推進中 エネルギー変換効率の高い
新電力やLNGの導入
廃棄となったきのこも有効活用 栽培に使用した後のおが粉を 地熱等の自然エネルギーも活用
バイオマスボイラーの燃料等に 使用済培地も燃料として活用
全て再利用
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社会貢献活動
• 環境保全活動への支援や地域社会の活性化・発展への支援を通じて、社会の持続可能性を高める
社会貢献活動にも取り組み中
Team Ecoへの参画 地域イベントへの協賛
UX新潟テレビ21が主催する環境保全活動の趣旨に 地域で開催されるスポーツイベントへの協賛、
賛同し、2019年から協賛メンバーとして参加 お祭り等へ参加を通じて、地域の活性化に貢献
南魚沼 - 沖縄金武交流会への協賛 地元小学生の見学受入れ
株式会社きのこセンター金武が当社グループに加わった 地元小学生の校外学習社会科見学の一環として、
2019年より南魚沼・金武町小学生交流会へ特別協賛 きのこ生産・包装センターの見学受入れを実施
新潟の子供たちは金武町の工場を、沖縄の子供たちは
南魚沼市の工場をそれぞれ見学
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株式会社雪国まいたけ 証券コード:1375
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