1332 日水 2020-11-05 13:00:00
2021年3月期 第2四半期 決算短信補足資料 [pdf]

2021年3月期 第2四半期
 決算短信補足資料



          2020年11月5日
2021年3月期 第2四半期決算 サマリー

  前年比では外食・観光需要の大幅減、需要減による魚価低迷に加え、
  CVS向け販売減が響き減収・減益。
  新型コロナウイルスの影響が上期で収まるとしていた計画に対しては、
  コストダウン効果もあり経常利益は概ね想定通り。純利益は台風によ
  る災害損失等の特別損失が響いた。中間配当は計画通り4円。
       2020年3月期   2021年3月期     対前年同期比             2021年3月期   進捗率
        第2四半期      第2四半期         増減      増減率(%)     期初計画      (%)

 売上高   3,454 億円 3,208     億円   ▲245 億円     ▲7.1   6,700 億円    47.9


営業利益     110 億円      69   億円    ▲41 億円    ▲37.1     190 億円    36.7


経常利益     121 億円      89   億円    ▲31 億円    ▲26.2     215 億円    41.7

 四半期
 純利益
          78 億円      50   億円    ▲27 億円    ▲35.7     150 億円    33.6

                                                                     2
2021年3月期 第2四半期決算 セグメント別概況

  外出自粛により家庭用食品は堅調に推移したものの、外食・観光需要
  の減少により7%の減収。
                        2020年3月期 2021年3月期    対前年同期比増減
     (単位:億円)             第2四半期     第2四半期
                                            (億円)    率(%)
     売上高                   3,454    3,208    ▲245    ▲7.1
       水産事業                1,413    1,266    ▲147   ▲10.4
       食品事業                1,728    1,646     ▲82    ▲4.8
       ファインケミカル事業            137      122     ▲14   ▲10.8
       物流事業                   83       84       0       0.4
       その他                    90       88      ▲1    ▲1.8

     営業利益                   110       69     ▲41    ▲37.1
       水産事業                  54       18     ▲35    ▲66.4
       食品事業                  68       65      ▲3     ▲5.3
       ファインケミカル事業            11        9      ▲2    ▲17.7
       物流事業                   8        9       1      19.5
       その他                    0        3       2     271.5
       全社経費                 ▲32      ▲36      ▲3      11.2

     経常利益                   121        89    ▲31    ▲26.2

     親会社株主に帰属する四半期純利益         78       50    ▲27    ▲35.7     3
第2四半期の状況(国内7-9月、海外4-6月)

     国内は水産品の販売価格低迷、養殖まぐろの台風被害が響き減益。
     海外は新型コロナウイルスの影響を受け外食向けが苦戦。
    (単位:億円)                  第2四半期の状況
                 国内(7-9月)   外食向けの販売は徐々に回復傾向も前年並み
                    共通      には戻らず。魚価低迷が継続。
売
上                   食品      家庭用食品は引き続き堅調に推移。業務用食
高                           品・コンビニエンスストア向け商品は徐々に回復
                            傾向も前年並みには戻らず。
                    水産      養殖まぐろが台風被害で原価高となり減益。
                            漁獲も低調。
          事業全体   海外(4-6月)   新型コロナウイルスの感染拡大による外出規制
                    共通      の影響を大きく受けた。
                   食品       家庭用食品は堅調に推移。業務用食品は外
営                 北米・欧州     食向けの販売が減少。
業
利                   水産      販売価格下落。鮭鱒養殖は減産に加え、付加
益                   南米      価値品の構成比率の低下で減益。漁獲も低調。
                   水産       外食向けの販売落ち込みに加え、高収益のク
                  北米・欧州     ルーズ船向け販売の減少で収益性低下。       4
主な営業利益増減要因(前年同期比)

  国内外とも家庭用食品の販売は堅調で業務用食品の落ち込みをカ
  バーもチルド事業は苦戦。水産は魚価低迷に加え、南米鮭鱒養殖事
  業の減産、国内養殖事業の原価高もあり減益。
               食品         水産         水産         水産      食品       (単位:億円)
            (日本のチルド除く)   漁業・養殖      南米養殖       加工・商事    チルド
                         (南米養殖除く)   未実現利益                       水産    食品
                                    の調整を含む




            巣ごもり需        販売価格下      養殖成績の低     国内外とも   在宅勤務増
   営業       要により国        落に加え、      い生簀が水揚     外食向け水   加や観光需     営業
   利益       内外とも家        国内養殖の
                                    対象となったこと
                                               産品の販売   要減少によ     利益
                                    による減産に加
            庭用食品が        原価高や漁      え、コロナで生    が減少、価   りCVS向け
            堅調に推移        獲の低調も      産体制に制約     格下落もあ   商品の需要
            し、業務用        あり減益。      を受け、付加価    り減益。    減少。
            食品の落ち                   値品の生産が
 2020年3月期                           減少となり減益。                    2021年3月期
  第2四半期     込みをカバー。                                              第2四半期     5
連結貸借対照表(前期末比)

  現預金を取り崩し借入金を削減
 ( )内の数字は前期末比増減                                       (単位:億円)

                              流動負債            1,607 (▲361)
  流動資産         2,405 (▲125)   支払手形及び買掛金            384 (+29)

  現金及び預金         135 (▲137)   短期借入金                844 (▲364)

  受取手形及び売掛金      801 (+2)     未払費用                 218 (▲14)

  棚卸資産(在庫)      1,309 (▲0)

                              固定負債            1,433 (+210)
                              長期借入金               1,207 (+203)
  固定資産         2,411 (+27)
  有形固定資産        1,480 (+0)
  無形固定資産          98 (▲4)
                              純資産             1,775 (+52)
  投資その他の資産       832 (+31)    自己資本                1,587 (+55)

                                          自己資本比率
  総資産         4,817 (▲98)       '20/3   31.2% ⇒   '20/9   33.0%
                                                                  6
連結キャッシュ・フロー(前年同期比)

  フリーキャッシュフローが大きく改善

                   2020年3月期      2021年3月期
 (単位:億円)                                      増減
                   第2四半期実績       第2四半期実績
 ・税金等調整前四半期純利益             119           80    ▲ 38
 ・減価償却費(のれん償却含む)            93           97       3
 ・運転資本                   ▲ 199          ▲7      192
 ・法人税等の支払額                ▲ 31         ▲ 13      17
 ・その他                     ▲ 48          ▲9       39
 営業活動によるCF                ▲ 67          146        213
 ・設備投資額(固定資産取得額)         ▲ 137        ▲ 143        ▲5
 ・その他                        0           46         45
 投資活動によるCF               ▲ 136         ▲ 96        39
 ・短期借入金の増減額                296        ▲ 278    ▲ 575
 ・長期借入金の増減額               ▲ 66          124      190
 ・その他                     ▲ 22         ▲ 22        0
 財務活動によるCF                 207        ▲ 176   ▲ 384

 現金及び現金同等物の期末残高            165          188
                                                         7
水産事業 売上高・営業利益(前年同期比)

    鮭鱒・ぶりなど多くの魚種の販売価格下落に加え、南米鮭鱒養殖事
    業の減産、国内養殖での原価高、漁獲の低調もあり減収減益。
                        2020年3月期   2021年3月期    対前年同期比増減
              (単位:億円)
                        第2四半期      第2四半期      (億円)   増減率(%)

               売上高       1,413      1,266     ▲147 ▲10.4
              営業利益           54         18     ▲35 ▲66.4


          売上高(四半期別)                                  営業利益(四半期別)
(単位:億円)                                 (単位:億円)




                                                                  8
 水産事業 売上高・営業利益(前年同期比)

     漁業・養殖は漁獲低調に加え販売価格低迷・原価高、水産品の
     販売も外食向け需要減が響き苦戦。
営業利益(棒グラフ)             (単位:億円)                 売上高(折れ線グラフ)       < 国内水産物市況 鮭鱒 >
    漁業       養殖        加工・商事     ニッスイ個別        連結                               (単位:円/kg)

営業利益計                                          調整
   ▲4 ▲7     42   ▲3   13 8      12   7



                                                             (財務省貿易統計より算出)

                                          たな卸資産の
                                          未実現利益、
                                          のれん償却等
                                          含む                  < ニッスイ個別 主要魚種別 売上高 >

                                                             (単位:億円)          (前年同期比)


                                                                    ※飼料油飼計:飼料・魚油・ミールの合計




                                                                                          9
南米鮭鱒養殖について

 養殖成績の低い生簀が水揚対象となったことによる減産に加え、コロナ
 で生産体制が密にならないよう指導があり、付加価値品の生産が減少
 し減益。未実現利益の調整を含めた前年比は16億円の減益。
 在池魚評価損益と未実現利益の調整は在庫数量と利益率の影響を受ける。
 前期の調整額の戻しと当期末の調整額の差額が当期損益に影響する。
  【南米鮭鱒養殖】
                              (単位:億円)
                                             ※1 在池魚評価損益
  在池魚評価損益         6                          国際財務報告基準(IFRS)に基づき、
  (IFRS評価)※1
                                             海面養殖魚(在池魚)について
                                             出荷想定価格による評価を実施
   事業損益          33           9
                        29                   前期末より評価対象が2kg以上か
   連結調整                       12        12   らすべて(ノルウェー方式)に統一
    ※2
                                             された。
                ▲10          ▲9

                                             【評価対象】
                ′20/3        ′21/3
                                             (従来)2kg以上の海面養殖魚

                                             (変更後)すべての海面養殖魚
  ※2 在庫に含まれる未実現利益の調整
  在庫に含まれている内部利益を消去する決算調整                                      10
食品事業 売上高・営業利益(前年同期比)

    家庭用食品が堅調に推移し、業務用食品の落ち込みをカバーしたが、
    チルド事業のCVS向け商品の販売減が響き大きく減収。

              (単位:億円)




          売上高(四半期別)               営業利益(四半期別)
(単位:億円)                 (単位:億円)




                                               11
食品事業 売上高・営業利益(前年同期比)

     特に量販店向けの海外食品が好調。チルド事業はコストダウンに取り
     組むも数量減が響き大幅減益。
営業利益(棒グラフ)          (単位:億円)        売上高(折れ線グラフ)      < 冷凍すりみ輸入価格推移 >
     加工       チルド       ニッスイ個別     連結                             (単位:円/kg)

営業利益計
                                   調整
    22   24   14    4    30   35


                                                      (財務省貿易統計より算出:すけそうだら)




                                                  < ニッスイ個別 カテゴリー別 売上高 >
                                                 (単位:億円)
                                                                 (前年同期比)




                                                                          12
ファインケミカル事業 売上高・営業利益(前年同期比)

    機能性食品の販売は堅調に推移したが、医薬原料の販売は減少。
    子会社の医薬事業売却(4月)もあり減収減益。

             (単位:億円)




          売上高(四半期別)              営業利益(四半期別)
(単位:億円)                (単位:億円)




                                              13
物流事業 売上高・営業利益(前年同期比)

   荷動きが鈍化する中、大阪舞洲物流センター2号棟の新規稼働もあり
   前年並み。

             (単位:億円)




          売上高(四半期別)              営業利益(四半期別)
(単位:億円)                (単位:億円)




                                              14
2021年3月期の通期見通し



                 15
水産市況 (国内)

   平均価格は回復傾向も、取扱い数量は前年の水準には戻っていない。
   (単位:トン)
                   <鮮魚全体の取扱い数量と平均価格推移>   (単位:円)




出典:東京都中央卸売市場   市場統計情報(月報・年報)                      16
業務用市場 (国内)

    外食産業、CVSは3月~5月に大きくマイナス、6月から若干回復も
    依然として前年割れ。




出典:(一社)日本フードサービス協会   出典:(一社)日本フランチャイズチェーン協会   17
業務用市場 (海外)

       米国・英国も、3月~5月に大きくマイナス、6月から若干回復も前年
       水準には戻らず。
単位:億ドル




出典:U.S. Census Bureau. National Restaurant Association.   出典:ONS 英国統計局   18
家庭用市場 (国内)

    量販店は巣ごもり需要により堅調。
    家庭用冷凍食品は市場拡大も6月以降は伸びが鈍化。
<スーパーマーケット販売統計>                       <冷凍食品販売金額(宅配・通販除)>




出典:スーパーマーケット販売統計調査
(一社 全国スーパーマーケット協会、一社 日本スーパーマーケット協会、   出典:インテージ SRI-M
 オール日本スーパーマーケット協会)
                                                           19
新型コロナウイルスの感染状況

       10月に入り世界各国で感染再拡大の様相
   人                                    人
                    Q1        Q2   Q3       Q1    Q2     Q3   Q4

                                        各州で外出自粛や店内
                                        飲食禁止などの制限措置




出典:WHO-COVID-19-global-data

    人                                   人
         Q1         Q2        Q3   Q4       Q1    Q2     Q3   Q4


              11/5からイングランドで                      10/29から全土で
                ロックダウン再開                          ロックダウン再開




                                                                   20
2021年3月期 下期見通し 売上高(前年同期比)

  上期に引き続き北米と欧州の食品事業は家庭用食品が業務用食品
  の落ち込みをカバーし増収。水産事業は需要減、販売価格下落が響
  き減収。日本はCVS向け商品の販売減で減収となる見込み。
   欧州              日本                   北米
 水産  食品       水産    チルド   食品          水産   食品

▲0% +12%     ▲12% ▲12% ▲1%            ▲9% +2%


                               南米
                               水産
水産は新たにグループ   食品は業務用食品・常温食
入りした会社が貢献し   品の販売減が大きく、全体を     ▲33%
マイナス幅縮小      カバーしきれず。


                                             21
2021年3月期 下期見通し 営業利益(前年同期比)

  家庭用食品は販売増が見込める一方、水産事業は需要減、魚価低
  迷が継続し苦戦する見通し。
              食品                    水産
           (日本のチルド除く)              南米養殖
 (単位:億円)                                                        (単位:億円)

                         水産                                    水産     食品
                        漁業・養殖                  水産
                        (南米養殖除く)              加工・商事
                                                       食品
                                                       チルド
                                   未実現利益
                                   の調整を含む



            家庭用食品は      価格低迷が      養殖成績の低     外食向け水   下期もCVS
            引き続き販売      続くも、国内     い生簀の水揚     産品の販売   向け商品の
   営業       増の見込み、                 が続くことによる
            業務用食品は
                        養殖の前年                 数量減少、   販売は苦戦。     営業
                                   減産に加え、
   利益       苦戦が続くがテ
                        の評価減の      魚病などによる
                                              価格の低迷   前年割れを      利益
            イクアウト・デリ    影響が無くな     生残率悪化や     が続く。    見込む。
            バリーに対応し     り増益。       販売価格低迷
            ていく。                   により減益。

 2020年3月期                                                      2021年3月期
   下期実績                                                         下期見通し 22
現状振り返り・下期以降の打ち手(水産)
    (現状の課題)                  (今後の取組)

 【漁獲成績の悪化】      ・操業船改造による          ・持続可能な水産資源の利用を
  ・国内外とも漁獲が低調    操業効率の向上            目指し、漁具を改造し混獲や
                ・漁獲枠の確保             小型魚の漁獲を防止
 【養殖成績の悪化】
  <南米鮭鱒>
  ・販売価格下落、減産     ・付加価値品の生産回復       ・養殖成績の改善
  ・魚病、トド被害発生      密を避けるため加工場・ライン    魚病・トド被害対策強化
  ・付加価値品の生産減      を改造し、フィレ生産能力改善
  <国内養殖>
                                   ・人工種苗まぐろの縮小
  ・販売価格下落        ・コスト高になっている
                                   ・蓄養大型まぐろの強化
  ・まぐろは台風被害による斃死  人工種苗まぐろの早期販売
                                   ・台風・赤潮・魚病リスク対策強化
   があり原魚コスト上昇    ・まぐろ産地加工品比率の向上
 【主要魚種の相場下落】    ・キャンペーン実施で         ・食材化、惣菜化商品を
 (鮭鱒・すりみなど)      水産売場活性化            強化し収益力向上
                ・在庫回転率を上げる


                                殻ごと食べる
                               ガーリックシュリンプ   トレーごとレンジで簡単調理   23
現状振り返り・下期以降の打ち手(食品)
     (現状の課題)                   (今後の取組)


 【チルド事業】
 CVSの来店客数減少の       ・人員削減、生産体制の          ・ニーズ拡大するカテゴリー
 影響を受け苦戦            見直しによる生産性改善          (チルド弁当、惣菜など)
                                         の開発強化、廃棄ロス削減
                                         を意識した商品開発
 【業務用食品】
 外食・惣菜売場向け苦戦       (国内)
                    ・外食産業や量販店惣菜売場の      ・外食ユーザーへの簡便・省力
                     調理現場での人手不足対応を       化対応による差別化
                     訴求した商品(自然解凍等)      ・白身魚たんぱくの最大利用
                     を展開
  惣菜売場向けグラタン
  「クチーナ・カルダ」シリーズ   (海外)
                    ・テイクアウト・デリバリー向け強化
 【欧州】
 欧州でのチルド商品の拡大      ・ドイツでの販売をスタート        ・生産機能の拡張


                                                     24
速筋タンパクの認知・啓蒙

              「毎日食べよう 速筋タンパク」シリーズとして、
              卵と同等以上の良質なタンパク質である
              スケソウダラすりみ100%を使用した商品を展開
              「速筋タンパク」とは、スケソウダラの俊敏な動きの源となる瞬発力を発揮
              する「速筋」のタンパク質です。
              食べるだけで特別な運動をしなくても除脂肪量(筋肉量の目安となる)
              が優位に増加することが研究成果として発表されています。




              速筋タンパク入り 湯の丸アスリートカレー

                   と う み
高地トレーニング施設のある長野県東御市と
「食とスポーツに関する連携協力の包括協定」を締結
速筋タンパクやEPAを摂取できる製品を通じて、
アスリートのパフォーマンス向上と市民の健康づくりに貢献                    25
現状振り返り・下期以降の打ち手(ファインケミカル)
   (現状の課題)                   (今後の取組)

 【医薬品原料の海外展開】
 米国FDA(食品医薬品局)     ・年度内に米国への出荷開始
 による工場査察の遅れ

                   ・今後の需要拡大に向けて、   ・医薬品原料の各生産工程
                    原料調達・製造の両面で     での歩留り改善、コストダウン
 鹿島医薬品工場
                    機能を強化
                                   ・増産に向けた製造過程の
                                    改善作業を継続し、品質
                                    向上を図る

                   ・機能性原料のアイテム集約
                    による生産性向上




           つくば工場

                                                  26
2021年3月期 通期見通し

  新型コロナウイルスの影響は上期で収まり、第3四半期より回復する想
  定だったが、未だ国内外とも感染が収まらず欧州は再び外出規制の動き。
  今後も外食・観光需要や魚価への影響が続くことが予想されるうえ、
  医薬品原料販売も米国FDAの来日が遅れており、想定より減少するこ
      (単位:億円)
  とから年間計画は修正するが、配当予想は変更しない。
       2020年3月期   2021年3月期    対前年比               2021年3月期   対期初計画
          実績        修正計画       増減       増減率(%)     期初計画      比増減  増減率(%)


 売上高   6,900 億円 6,500    億円   ▲400 億円     ▲5.8   6,700 億円 ▲200 億円   ▲3.0


営業利益     228 億円    150   億円   ▲78 億円     ▲34.3     190 億円 ▲40 億円    ▲21.1


経常利益     258 億円    185   億円   ▲73 億円     ▲28.3     215 億円 ▲30 億円    ▲14.0

  当期
 純利益
         147 億円    115   億円   ▲32 億円     ▲22.1     150 億円 ▲35 億円    ▲23.3


                                                                            27
次期中計について

  先行き不透明で回復スピードも一進一退。今後の成長戦略には海外
  展開が欠かせないが、感染再拡大もあり出入国制限が続く状況。
  そのため2021年度は体質強化の1年とし次期中計は延期する。

  (棒グラフ: 営業利益)                (折れ線グラフ: 売上高)

                                     (単位:億円)



                                      次期中計
                                 体
                                 質
                                 強
                                 化
       MVIP2017   MVIP+2020


                                               28
コロナ禍で難しい面もありますが、
事業の収益力を強化するとともに、
 ESGへの取組みもしっかり進め
 体質強化に努めて参ります。

                   29
【参考】 連結損益計算書(前年同期比)

  前年同期比で減収、減益。
               2020年3月期 2021年3月期
                                    増減           主な増減要因
(単位:億円)        第2四半期実績 第2四半期実績

売上高                3,454    3,208   ▲ 245
売上総利益                665      608    ▲ 56
 販売費・一般管理費           554      539    ▲ 15
営業利益                 110       69   ▲ 41
 営業外収益                20       27       7 持分法投資利益+6
 営業外費用                 9        7     ▲1
経常利益                 121       89    ▲31
 特別利益                  2        6       4 投資有価証券売却益+2
 特別損失                  4       15      11 災害による損失+7 投資有価証券評価損+4
税金等調整前四半期純利益         119       80   ▲ 38
 法人税等                 35       27     ▲8
 法人税等調整額               2        0     ▲2
四半期純利益                80       52   ▲ 27
 非支配株主に帰属する
                      2        2     ▲0
 四半期純利益
親会社株主に帰属する
                     78       50    ▲ 27
四半期純利益                                                            30
【参考】 為替換算による影響額(売上高)、為替レート

  各通貨とも円高により為替影響はマイナス
                 2020年3月期         2021年3月期
                                                   前年同期比増減        増減内訳(億円)
  主要在外会社の         第2四半期            第2四半期
  為替換算レート
                現地通貨 円貨(億円) 現地通貨 円貨(億円) 現地通貨 円貨(億円) 現地通貨                為替影響

   USD(百万ドル)      631    694       593    643       ▲37     ▲51   ▲41     ▲9

  EUR(百万ユーロ)      147    182       153    183         6       0     7     ▲7

  DKK(百万クローネ)   1,435    238     1,253    200      ▲181     ▲38   ▲30     ▲7

    その他通貨          -     115         -       88      -      ▲26   ▲23     ▲3

      計                 1,230            1,115            ▲115    ▲86    ▲28

 【参考:為替レート】                  2020年3月期    2021年3月期
                                                      変動率
                              第2四半期       第2四半期

                 米ドル(USD)    109.67円     107.38円     ▲2.1%

                 ユーロ(EUR)    122.87円     118.74円     ▲3.4%
  ※右表の為替レートは
                 デンマーククローネ
   第2四半期の平均                     16.46円    15.93円     ▲3.2%
                   (DKK)                                                       31
【参考】 セグメントマトリックス 売上高(前年同期比)
(単位:億円)
              日本                北米                南米               アジア          ヨーロッパ              仮計            連結調整             連結 計

       1,056   (▲78)      231    (▲13)      93     (▲41)      30     (▲5)      229   (▲34)   1,641 (▲173)     ▲374     (25)    1,266 (▲147)
水産事業
       1,135              244               135               35               263           1,814            ▲400             1,413

       1,574   (▲178)     318        (3)                      24     (▲10)     198   (▲0)    2,116 (▲185)     ▲470     (102)   1,646   (▲82)
食品事業
       1,753              314                                 35               199           2,302            ▲573             1,728

ファイン    135    (▲13)                                           2         (0)                 138     (▲13)     ▲16     (▲1)    122     (▲14)

 事業     149                                                    2                             151               ▲14             137

        161     (▲1)                                                                         161     (▲1)      ▲77      (1)     84      (0)
物流事業
        163                                                                                  163               ▲79              83

その他     122        (1)                                         0     (▲0)                    122        (1)    ▲34     (▲3)     88     (▲1)

事業      120                                                    0                             120               ▲30              90

       3,050 (▲270)       549    (▲9)       93     (▲41)      58     (▲15)     428   (▲34)   4,181 (▲371)
 仮計
       3,321              559               135               73               462           4,552

       ▲768        (90)   ▲85        (▲1)   ▲73        (21)   ▲40    (13)      ▲5     (1)                     ▲972     (125)
連結調整
       ▲858               ▲84               ▲94               ▲53              ▲6                             ▲1,098

       2,282 (▲180)       463    (▲11)      20     (▲19)      18     (▲2)      423   (▲32)                                     3,208 (▲245)
連結 計
       2,462              475               40                20               455                                             3,454
※上段は当期累計実績、下段は前年同期累計実績、右肩括弧内は増減を表わす。
                                                                                                                                              32
※連結調整にはグループ間取引による売上高消去が含まれる。 
【参考】 セグメントマトリックス 営業利益(前年同期比)
(単位:億円)
        日本        北米       南米              アジア     ヨーロッパ       全社経費          仮計     連結調整         連結 計         営業利益率(%)
      ▲0 (▲14) 2   (▲4)   ▲0   (▲38)   1 (1)       3   (▲1)                 5 (▲57) 12   (21)   18 (▲35)      1.4    (▲2.4)
水産事業
      14       6          37           0           5                       63       ▲9          54            3.8
      41 (▲4) 13    (3)                ▲1 (▲4)     9   (0)                 63 (▲4) 1     (0)    65 (▲3)       4.0    (▲0.0)
食品事業
      45       9                        3          8                       67        0          68            4.0
 ファイン  9 (▲1)                           0 (▲0)                              9 (▲1) ▲0    (▲0)    9 (▲2)       8.0    (▲0.7)
  事業  11                               0                                   11        0          11            8.7
       9 (1)                                                                9 (1) ▲0     (▲0)    9 (1)        11.4   (1.8)
物流事業
       7                                                                    7        0           8            9.6
 その他   3 (2)                           0     (0)                            3 (2) ▲0     (▲0)    3 (2)        4.0    (3.0)
 事業    0                               0                                    0        0           0            1.1
                                                              ▲36   (▲3)   ▲36 (▲3) 0    (0) ▲36      (▲3)
全社経費
                                                              ▲33          ▲33       0          ▲32
     63 (▲16)   16 (▲0) ▲0 (▲38)       0    (▲3) 12    (▲1)   ▲36   (▲3)   55 (▲63)
 仮計
     79         16      37             4         13           ▲33          118
      3 (2)      2 (0) 10 (19)         1     (1) ▲3    (▲1)   ▲0    (▲0)            14   (22)
連結調整
      1          1      ▲9             0         ▲1            0                    ▲7
     67 (▲14)   18 (0) 9 (▲18)         2    (▲2) 9     (▲2)   ▲37   (▲3)                        69    (▲41)   2.2    (▲1.0)
連結 計
     81         17      27             4         11           ▲33                               110           3.2
※上段は当期累計実績、下段は前年同期累計実績、右肩括弧内は増減を表わす。
※連結調整にはのれん償却、たな卸資産の未実現利益消去等が含まれる。                                                                                        33
見通しに関する注意事項

本資料に記載されている、当期ならびに将来の業績に関する見通し等は、現在入手可能な情報
に基づき当社の経営者が合理的と判断したものであり、これらの達成を保証するものではありません。
実際の業績は、様々な要因により、見通し等とは大きく異なることがあります。その要因としては、市
場の経済状況および製品の需要の変動、為替相場の変動、国内外の各種制度や法律の改定な
どが含まれます。
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 日本水産株式会社
 2020年11月5日
 証券コード : 1332
 お問合せ先:経営企画IR部経営企画IR課
       03-6206-7037
 https://www.nissui.co.jp/ir/index.html
                                                 34