1301 極洋 2020-05-12 11:30:00
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月12日
上場会社名 株式会社 極洋 上場取引所 東
コード番号 1301 URL https://www.kyokuyo.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 井上 誠
問合せ先責任者 (役職名) 取締役企画部長 (氏名) 木山 修一 TEL 03-5545-0703
定時株主総会開催予定日 2020年6月24日 配当支払開始予定日 2020年6月25日
有価証券報告書提出予定日 2020年6月24日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年3月期の連結業績(2019年4月1日∼2020年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 262,519 2.5 2,918 △23.8 3,608 △18.6 2,037 △30.1
2019年3月期 256,151 0.5 3,831 △5.8 4,434 △0.1 2,914 △9.2
(注)包括利益 2020年3月期 1,541百万円 (△51.1%) 2019年3月期 3,156百万円 (△10.9%)
潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2020年3月期 188.53 ― 6.3 3.2 1.1
2019年3月期 269.63 261.09 9.6 4.0 1.5
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 202百万円 2019年3月期 207百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 111,184 32,593 29.4 3,046.26
2019年3月期 114,673 31,996 27.7 2,941.26
(参考) 自己資本 2020年3月期 32,718百万円 2019年3月期 31,821百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 9,410 △2,931 △4,817 6,313
2019年3月期 △4,118 △2,494 5,958 4,621
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2019年3月期 ― ― ― 70.00 70.00 760 26.0 2.5
2020年3月期 ― ― ― 70.00 70.00 754 37.1 2.3
2021年3月期(予想) ― ― ― 70.00 70.00 25.1
3. 2021年 3月期の連結業績予想(2020年 4月 1日∼2021年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 270,000 2.8 4,200 43.9 4,500 24.7 3,000 47.3 279.32
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 有
KYOKUYO GLOBAL
新規 1 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
SEAFOODS Co.,Ltd.
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 10,928,283 株 2019年3月期 10,928,283 株
② 期末自己株式数 2020年3月期 187,735 株 2019年3月期 109,112 株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 10,806,001 株 2019年3月期 10,810,381 株
(参考)個別業績の概要
2020年3月期の個別業績(2019年4月1日∼2020年3月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 257,599 2.8 2,253 △14.8 2,276 △18.0 1,119 △27.9
2019年3月期 250,680 1.1 2,645 △7.3 2,777 △3.3 1,551 △33.9
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2020年3月期 103.56 ―
2019年3月期 143.49 138.94
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 93,268 23,971 25.7 2,231.84
2019年3月期 97,436 24,317 25.0 2,247.61
(参考) 自己資本 2020年3月期 23,971百万円 2019年3月期 24,317百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その
達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び
業績予想のご利用にあたっての注意事項については、添付資料3ページ「1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況(次期の業績予測)」をご覧ください。
株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………P2
(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………P2
(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………P3
(3)利益分配に関する基本方針及び当期・次期の配当 ……………………………………P4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………P4
3.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………P5
(1)連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………P5
(2)連結損益及び包括利益計算書 ……………………………………………………………P7
(3)連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………P9
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………P11
(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………P13
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………P13
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………P13
(1株当たり情報) ……………………………………………………………………………P18
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………P18
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株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
①全体の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、当初緩やかな景気回復の動きがみられたものの、貿易
摩擦、原油価格や為替相場の動向に加え、新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界的混乱状態に
より、先行き不透明な状況となりました。
水産・食品業界におきましては、人手不足による労働コスト・物流コストの上昇に加え、世界
的な水産物需要の増大による買付コストの上昇など、厳しい状況が続きました。
このような状況のもとで、中期経営計画『Change Kyokuyo 2021』 (2018年度~2020年度)の2年
目として、『魚を中心とした総合食品会社として、高収益構造への転換をはかり、資源、環境、
労働などの社会的要請を踏まえ、事業のウイングの拡大と時間価値の提供により企業価値向上を
目指す』という基本方針のもと、『ESG重視の事業活動』を通じて『拡大』『強化』『均衡』の各
戦略を進め、高収益構造へ大きく転換していくことを目指し、取り組んでまいりました。
その結果、当社グループの売上高は2,625億19百万円(前期比2.5%増)、営業利益は29億18百
万円(前期比23.8%減)、経常利益は36億8百万円(前期比18.6%減)、親会社株主に帰属する
当期純利益20億37百万円(前期比30.1%減)となりました。
②セグメントの概況
(水産商事セグメント)
エビ・北洋魚などの取扱いが伸長したほか、イワシ・ホタテなどの輸出や、米国子会社による北
米販売が堅調に推移しました。一方、利益面では紅鮭・チリ銀鮭の市況下落により、鮭鱒で損失計
上を余儀なくされました。この結果、売上は前期を上回りましたが、利益は前期を下回りました。
水産商事セグメントの売上高は1,271億4百万円(前期比1.7%増)、営業利益は17億50百万円
(前期比28.4%減)となりました。
(冷凍食品セグメント)
水産冷凍食品事業では寿司種を中心とした生食用商品や、切身・煮魚・焼魚などの加熱用商品の
拡販に努めました。調理冷凍食品事業ではカニ風味かまぼこやエビフライなどの水産フライが伸長
し、家庭用冷凍食品事業では米飯類や煮魚などアイテムの多様化に努めました。この結果、売上・
利益とも前期を上回りました。
冷凍食品セグメントの売上高は849億46百万円(前期比3.1%増)、営業利益は9億49百万円(前
期比1.8%増)となりました。
(常温食品セグメント)
缶詰は、イワシ缶・サンマ缶・カツオ缶の販売が伸長し、また珍味製品も堅調に推移しました。
利益面では原料価格高騰が続くなか、価格改定や規格変更、新製品投入などにより利益率の改善を
進めました。この結果、売上・利益とも前期を上回りました。
常温食品セグメントの売上高は193億70百万円(前期比2.1%増)、営業利益は7億5百万円(前
期比46.4%増)となりました。
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株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
(物流サービスセグメント)
前期10月に行った大阪事業所の売却により、売上は前期を下回りましたが、入庫貨物の確保を図
り、配送事業の強化に努めた結果、利益は前期を上回りました。
物流サービスセグメントの売上高は9億88百万円(前期比0.7%減)、営業利益は3億15百万円
(前期比18.7%増)となりました。
(鰹・鮪セグメント)
加工及び販売事業では、本マグロ原料や、カツオ、マグロの加工品の販売が伸長し、養殖事業で
は出荷魚の大型化を進めたことで、販売が伸長しました。一方、海外まき網事業では、水揚数量、
魚価が前期を下回り、経費削減に努めたものの、収支が悪化しました。この結果、売上は前期を上
回りましたが、利益は前期を下回りました。
鰹・鮪セグメントの売上高は296億58百万円(前期比4.3%増)、営業利益は2億13百万円(前期
比71.1%減)となりました。
③次期の業績予想
次期におけるわが国経済は新型コロナウイルス感染症の影響から、景気の更なる下振れリスクが
懸念され、水産・食品業界にとっても厳しい環境が予想されます。
当社グループは中期経営計画『Change Kyokuyo 2021』の最終年度を迎え、主要施策についてス
ピード感を持って進めてまいりますが、新型コロナウイルス感染症の影響による国内外の景気減速
感を踏まえますと、当初公表した中期経営計画における最終年度の数値目標達成は現時点では難し
いと判断しております。
従いまして、次期の業績予想につきましては、これまで顕在化している業績への影響を考慮し、
売上高2,700億円、営業利益42億円、経常利益45億円、親会社株主に帰属する当期純利益30億円を
見込んでおります。
なお、この予想につきましては、現在の事業環境が概ね2020年6月頃まで続くことを前提として
おり、今後の推移等により予想の修正が見込まれる場合には、速やかにお知らせいたします。
(2)当期の財政状態の概況
①資産、負債及び総資産の概況
総資産は、前連結会計年度末に比べ34億89百万円減少し、1,111億84百万円となりました。
流動資産は、たな卸資産や受取手形及び売掛金が減少したことなどにより、前連結会計年度末に
比べ41億73百万円減少し、852億51百万円となりました。固定資産は、有形固定資産が増加したこ
となどにより、前連結会計年度末に比べ6億84百万円増加し、259億32百万円となりました。
負債合計は、借入金が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ40億85百万円減少し、
785億91百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末に比べ5億96百万円増加し、325億93百万円となりました。
この結果、自己資本比率は29.4%(前連結会計年度末比1.7ポイント増)となりました。
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株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、たな卸資産の減少などにより、
94億10百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出などにより、29億31百万円の
支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の減少などにより、48億17百万円の支出となりま
した。
この結果、現金及び現金同等物の期末残高は期首残高より16億91百万円増加し、63億13百万円と
なりました。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
自己資本比率 23.9 25.6 27.2 27.7 29.4
時価ベースの自己資本比率 29.8 32.9 39.1 27.0 25.0
キャッシュ・フロー対有利子
18.8 85.5 16.1 - 5.9
負債比率
インタレスト・カバレッジ・
6.3 1.5 7.4 - 21.2
レシオ
※自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数により計算しています。
3.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュフロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用してい
ます。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象にし
ています。また利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しています。
4.2019年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率、インタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシ
ュ・フローがマイナスのため記載しておりません。
(3)利益分配に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、株主に対する適切な利益還元を経営の重要な課題のひとつと位置付けており、企業体質
の強化及び将来の事業展開に備えるための内部留保の充実を図るとともに、安定配当を継続しつつ
も、中長期的な利益成長による配当水準の向上を目指します。
内部留保資金につきましては、有利子負債の削減に充当する一方、国内外の生産および販売拠点
の強化、市場ニーズに応える商品開発、人材育成のための教育投資、情報システムの強化、物流の
合理化などに有効に活用する方針です。
当社は会社法第459条の規定に基づき、取締役会の決議によって剰余金の配当を行うことができ
る旨を定款で定めておりますが、当期の期末配当につきましては、1株当たり70円の普通配当とい
たしたく、第97回定時株主総会にお諮りいたします。
次期の期末配当は1株当たり70円の配当を予定しています。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は日本基準を適用しています。なお、IFRS(国際財務報告基準)の適用につきまして
は、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 4,818 6,522
受取手形及び売掛金 35,540 33,444
商品及び製品 34,458 31,409
仕掛品 3,049 3,885
原材料及び貯蔵品 7,439 5,749
その他 4,126 4,246
貸倒引当金 △7 △5
流動資産合計 89,425 85,251
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 5,776 6,513
機械装置及び運搬具(純額) 3,851 3,684
船舶(純額) 733 541
土地 3,858 4,041
リース資産(純額) 298 399
建設仮勘定 39 373
その他(純額) 423 423
有形固定資産合計 14,981 15,976
無形固定資産
のれん - 9
リース資産 19 2
その他 530 529
無形固定資産合計 549 541
投資その他の資産
投資有価証券 6,248 5,693
繰延税金資産 2,181 2,411
その他 3,080 3,106
貸倒引当金 △1,793 △1,796
投資その他の資産合計 9,717 9,414
固定資産合計 25,248 25,932
資産合計 114,673 111,184
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株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 9,208 8,061
短期借入金 24,469 25,594
コマーシャル・ペーパー 10,000 10,000
リース債務 158 164
未払法人税等 472 1,032
賞与引当金 933 941
役員賞与引当金 8 6
その他 9,479 9,017
流動負債合計 54,730 54,818
固定負債
長期借入金 23,193 19,124
リース債務 202 290
特別修繕引当金 34 72
訴訟損失引当金 - 174
役員株式給付引当金 77 101
退職給付に係る負債 4,369 3,947
資産除去債務 51 51
長期未払金 17 11
その他 1 0
固定負債合計 27,946 23,773
負債合計 82,677 78,591
純資産の部
株主資本
資本金 5,664 5,664
資本剰余金 1,308 1,308
利益剰余金 24,618 25,895
自己株式 △244 △471
株主資本合計 31,346 32,396
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,183 591
繰延ヘッジ損益 23 82
為替換算調整勘定 172 215
退職給付に係る調整累計額 △903 △568
その他の包括利益累計額合計 475 321
非支配株主持分 174 △125
純資産合計 31,996 32,593
負債純資産合計 114,673 111,184
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株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
(2)連結損益及び包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 256,151 262,519
売上原価 232,446 238,274
売上総利益 23,705 24,245
販売費及び一般管理費
販売費 13,609 14,801
一般管理費 6,263 6,525
販売費及び一般管理費合計 19,873 21,326
営業利益 3,831 2,918
営業外収益
受取利息 32 8
受取配当金 104 123
持分法による投資利益 207 202
補助金収入 338 545
為替差益 198 109
その他 241 218
営業外収益合計 1,123 1,208
営業外費用
支払利息 443 446
貸倒引当金繰入額 △0 -
その他 77 72
営業外費用合計 520 518
経常利益 4,434 3,608
特別利益
固定資産処分益 3 1
国庫補助金等収入 121 43
投資有価証券売却益 0 13
受取保険金 - 9
特別利益合計 125 68
特別損失
固定資産処分損 33 40
減損損失 156 292
災害による損失 66 94
訴訟損失引当金繰入額 - 168
固定資産圧縮損 118 43
投資有価証券評価損 12 25
和解金 161 -
その他 21 -
特別損失合計 570 664
税金等調整前当期純利益 3,989 3,012
法人税、住民税及び事業税 990 1,479
法人税等調整額 251 △142
法人税等合計 1,242 1,336
当期純利益 2,746 1,675
(内訳)
親会社株主に帰属する当期純利益 2,914 2,037
非支配株主に帰属する当期純損失(△) △168 △361
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株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 255 △591
繰延ヘッジ損益 91 59
為替換算調整勘定 △32 62
退職給付に係る調整額 95 335
その他の包括利益合計 409 △133
包括利益 3,156 1,541
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 3,329 1,883
非支配株主に係る包括利益 △173 △341
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株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 5,664 1,261 22,218 △315 28,828
当期変動額
剰余金の配当 △649 △649
親会社株主に帰属す
2,914 2,914
る当期純利益
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 47 70 118
持分法の適用範囲の
134 134
変動
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― 47 2,399 70 2,518
当期末残高 5,664 1,308 24,618 △244 31,346
その他の包括利益累計額
その他の 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 繰延ヘッジ 為替換算 退職給付に係る
包括利益
評価差額金 損益 調整勘定 調整累計額
累計額合計
当期首残高 928 △68 200 △999 60 353 29,243
当期変動額
剰余金の配当 △649
親会社株主に帰属す
2,914
る当期純利益
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 118
持分法の適用範囲の
134
変動
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 255 91 △27 95 414 △179 235
額)
当期変動額合計 255 91 △27 95 414 △179 2,753
当期末残高 1,183 23 172 △903 475 174 31,996
― 9 ―
株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 5,664 1,308 24,618 △244 31,346
当期変動額
剰余金の配当 △760 △760
親会社株主に帰属す
2,037 2,037
る当期純利益
自己株式の取得 △227 △227
自己株式の処分 ―
持分法の適用範囲の
―
変動
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― ― 1,277 △227 1,050
当期末残高 5,664 1,308 25,895 △471 32,396
その他の包括利益累計額
その他の 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 繰延ヘッジ 為替換算 退職給付に係る
包括利益
評価差額金 損益 調整勘定 調整累計額
累計額合計
当期首残高 1,183 23 172 △903 475 174 31,996
当期変動額
剰余金の配当 △760
親会社株主に帰属す
2,037
る当期純利益
自己株式の取得 △227
自己株式の処分 ―
持分法の適用範囲の
―
変動
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △591 59 43 335 △153 △300 △453
額)
当期変動額合計 △591 59 43 335 △153 △300 596
当期末残高 591 82 215 △568 321 △125 32,593
― 10 ―
株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 3,989 3,012
減価償却費 1,882 1,904
減損損失 156 292
貸倒引当金の増減額(△は減少) △29 1
賞与引当金の増減額(△は減少) △20 8
役員賞与引当金の増減額(△は減少) △3 △2
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △102 52
役員株式給付引当金の増減額(△は減少) 27 24
特別修繕引当金の増減額(△は減少) △72 37
訴訟損失引当金の増減額(△は減少) - 168
受取利息及び受取配当金 △137 △131
支払利息 443 446
投資有価証券評価損益(△は益) 12 25
投資有価証券売却損益(△は益) △0 △13
固定資産処分損益(△は益) 30 38
固定資産圧縮損 118 43
国庫補助金等収入 △121 △43
売上債権の増減額(△は増加) △2,777 2,071
その他の債権の増減額(△は増加) △2,198 △6
たな卸資産の増減額(△は増加) △5,046 4,668
その他の投資増減額(△は増加) 20 △14
仕入債務の増減額(△は減少) △1,415 △1,401
その他の債務の増減額(△は減少) 1,223 △407
その他 △178 △206
小計 △4,200 10,565
利息及び配当金の受取額 185 174
利息の支払額 △445 △444
国庫補助金等の受取額 1,611 43
法人税等の支払額 △1,269 △929
営業活動によるキャッシュ・フロー △4,118 9,410
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の純増減額(△は増加) △127 △2
固定資産の取得による支出 △2,064 △2,948
固定資産の売却による収入 5 9
投資有価証券の取得による支出 △324 △199
投資有価証券の売却による収入 1 50
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
- 140
る収入
貸付けによる支出 △19 △15
貸付金の回収による収入 38 34
その他 △2 -
投資活動によるキャッシュ・フロー △2,494 △2,931
― 11 ―
株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 5,130 △5,682
長期借入れによる収入 7,781 6,388
長期借入金の返済による支出 △4,372 △4,371
新株予約権付社債の償還による支出 △1,750 -
自己株式の増減額(△は増加) 3 △227
配当金の支払額 △649 △760
リース債務の返済による支出 △179 △162
その他 △5 △1
財務活動によるキャッシュ・フロー 5,958 △4,817
現金及び現金同等物に係る換算差額 △15 29
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △670 1,691
現金及び現金同等物の期首残高 4,977 4,621
会社分割に伴う現金及び現金同等物の増加額 314 -
現金及び現金同等物の期末残高 4,621 6,313
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株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務諸表が入手可能であり、取締役
会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているもの
であります。
当社は、製品・サービス別に「水産商事」、「冷凍食品」、「常温食品」、「物流サービス」、
「鰹・鮪」、「その他」を報告セグメントとしております。
「水産商事」は、水産物の買付及び加工、販売を行っております。
「冷凍食品」は、冷凍食品の製造及び販売を行っております。
「常温食品」は、缶詰・海産物珍味の製造及び販売を行っております。
「物流サービス」は、冷蔵倉庫業を行っております。
「鰹・鮪」は、カツオ・マグロ等の漁獲、養殖、買付及び加工、販売を行っております。
「その他」は、保険代理店業等を行っております。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成において採用している会
計処理の方法と概ね同一であります。なお、報告セグメント間の取引は、市場価格等に基づいてお
ります。
― 13 ―
株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
連結
物流
水産商事 冷凍食品 常温食品 鰹・鮪 その他 計 調整額(注) 財務諸表
サービス
計上額
売上高
外部顧客への売上高 124,952 82,405 18,976 994 28,442 378 256,151 ― 256,151
セグメント間の内部
34,300 5,139 287 1,732 3,574 1,228 46,262 △46,262 ―
売上高又は振替高
計 159,253 87,545 19,263 2,727 32,017 1,606 302,413 △46,262 256,151
セグメント利益
2,444 932 482 265 737 △148 4,713 △882 3,831
又は損失(△)
セグメント資産 46,483 38,011 8,705 1,184 19,974 1,318 115,676 △1,002 114,673
その他の項目
減価償却費 76 723 148 91 644 17 1,700 193 1,894
持分法適用会社への
592 ― ― ― 93 ― 686 ― 686
投資額
有形固定資産及び
無形固定資産の 67 955 46 297 539 18 1,924 282 2,207
増加額
(注)1.調整額は以下の通りであります。
ア.セグメント利益又は損失の調整額882百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用1,061百
万円が含まれております。全社費用は主に親会社本社の総務部門等管理部門に係る費用であります。
イ.セグメント資産の調整額1,002百万円は、主に親会社での余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金
(投資有価証券)、管理部門に係る資産等及び連結調整におけるセグメント間消去であります。
ウ.減価償却費の調整額193百万円は、主に管理部門の電算機及びソフトウェアの償却額であります。
エ.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額282百万円は、主に本社管理部門の設備投資であります。
2.セグメント利益又は損失は連結損益及び包括利益計算書の営業利益と調整を行っております。
3.減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、長期前払費用とその償却額が含まれてお
ります。
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株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
連結
物流
水産商事 冷凍食品 常温食品 鰹・鮪 その他 計 調整額(注) 財務諸表
サービス
計上額
売上高
外部顧客への売上高 127,104 84,946 19,370 988 29,658 452 262,519 ― 262,519
セグメント間の内部
33,981 5,309 295 1,771 4,005 1,255 46,618 △46,618 ―
売上高又は振替高
計 161,085 90,255 19,665 2,759 33,663 1,707 309,138 △46,618 262,519
セグメント利益
1,750 949 705 315 213 △48 3,885 △966 2,918
又は損失(△)
セグメント資産 39,791 38,245 8,551 1,299 20,944 1,291 110,123 1,061 111,184
その他の項目
減価償却費 79 772 153 69 596 14 1,686 234 1,920
持分法適用会社への
656 57 ― ― 100 ― 814 ― 814
投資額
有形固定資産及び
無形固定資産の 137 1,281 217 104 1,211 11 2,963 192 3,155
増加額
(注)1.調整額は以下の通りであります。
ア.セグメント利益又は損失の調整額966百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用1,104百万
円が含まれております。全社費用は主に親会社本社の総務部門等管理部門に係る費用であります。
イ.セグメント資産の調整額1,061百万円は、主に親会社での余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金
(投資有価証券)、管理部門に係る資産等及び連結調整におけるセグメント間消去であります。
ウ.減価償却費の調整額234百万円は、主に管理部門の電算機及びソフトウェアの償却額であります。
エ.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額192百万円は、主に本社管理部門の設備投資であります。
2.セグメント利益又は損失は連結損益及び包括利益計算書の営業利益と調整を行っております。
3.減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、長期前払費用とその償却額が含まれてお
ります。
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株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
【関連情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:百万円)
日本 その他 合計
230,005 26,145 256,151
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額
の10%未満であるため、記載を省略しております。
3 主要な顧客ごとの情報
特定の外部顧客への売上高が連結損益及び包括利益計算書の売上高の10%以上とならない
ため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:百万円)
日本 その他 合計
233,135 29,383 262,519
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額
の10%未満であるため、記載を省略しております。
3 主要な顧客ごとの情報
特定の外部顧客への売上高が連結損益及び包括利益計算書の売上高の10%以上とならない
ため、記載を省略しております。
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株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
物流
水産商事 冷凍食品 常温食品 鰹・鮪 その他 全社・消去 合計
サービス
減損損失 ― ― ― ― 156 ― ― 156
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
物流
水産商事 冷凍食品 常温食品 鰹・鮪 その他 全社・消去 合計
サービス
減損損失 ― 253 ― ― 39 ― ― 292
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
物流
水産商事 冷凍食品 常温食品 鰹・鮪 その他 全社・消去 合計
サービス
当期償却額 ― ― 11 ― ― ― ― 11
当期末残高 ― ― ― ― ― ― ― ―
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
物流
水産商事 冷凍食品 常温食品 鰹・鮪 その他 全社・消去 合計
サービス
当期償却額 ― ― ― ― 0 ― ― 0
当期末残高 ― ― ― ― 9 ― ― 9
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)及び当連結会計年度(自 2019年
4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
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株式会社極洋(1301) 2020年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 2,941.26円 3,046.26円
1株当たり当期純利益金額 269.63円 188.53円
潜在株式調整後
261.09円 ―
1株当たり当期純利益金額
(注)1.当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため
記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下の
とおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 2,914 2,037
普通株主に帰属しない金額(百万円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する
2,914 2,037
当期純利益(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 10,810 10,806
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益調整額(百万円) ― ―
普通株式増加数(千株) 353 ―
(うち新株予約権付社債(千株)) (353) ―
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり
―
当期純利益金額の算定に含めなかった潜在株式の概要
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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